小手鞠るいのレビュー一覧

  • 早春恋小路上ル

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    何かの紹介文に過去の赤裸々な告白という風に書いてあったが、著者にそのような気負いはないだろう。
    時に周囲に翻弄されながらも、懸命に人生を切り開いていこうとする姿に、感情移入せずにいられなくなる。
    元気をもらえる一冊だ。

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    2014年04月14日
  • 野菜畑で見る夢は

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    3人の女性の恋模様と一緒に
    野菜やお料理のことが
    たくさん書かれていた。

    自分でも恋や野菜を育てたり、
    料理してみたくなった。

    こんなふうに、
    読むと何かをしたいという
    意欲がわいてくる小説が私は好き。

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    2014年03月26日
  • 早春恋小路上ル

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    自伝と思えないくらいの濃い内容で、ほんとうにこんなことあるの?という内容ばっかり。
    ぐいぐい話に引き込まれておもしろかった!!

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    2014年03月19日
  • お菓子の本の旅

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    心の中に甘いものを
    お菓子は人生にとって絶対必要なものではない。
    しかし、その存在があることで自分が変化したり救われたりすることがある。
    甘いことは幸せなこと。
    不思議な本の旅が始まる。

    主人公は遥と淳。
    遥が人生で初めて立ち向かった困難。
    それに打ち勝つ勇気をくれたのは、遥の亡き母が残した『お菓子の本』。
    一方淳は、亡くなった祖父がずっと守ってきたパンとお菓子の店を閉めることに悲しみを覚えている。
    そこで彼を助けたのが『お菓子の本』。
    二人を結びつけるもの、二人だけではなくてあらゆる場所にいる人たちと結びつけ合うきっかけが『お菓子の本』だったのだ。

    真っ白な頁に夢を描く。
    皆同じ小麦粉だ

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    2015年03月18日
  • 私を見つけて

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    小手鞠 るいさんの本初めて読みました。
    異国での国際結婚を垣間見れて、楽しく読めた。
    生活習慣の違い以前に、考え方の違いの大きさにも
    驚かされつつ、入り込んで読めました。

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    2014年01月09日
  • 空と海のであう場所

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    施設で出会った一組の男女が大人にであって再会し、別れ、
    再びつながりの糸をたどる物語り。

    心の扉を相手に向けて開けたと思えても、
    じつはその中には鍵のかかった小さな扉があったり。
    人は簡単に「自己開示」というけれど、開け方がわからない、
    そもそもどうすることが「開ける」ことなのか分からなかったりする。
    そんな自分に気づいていながらも、どうしようもなくて、
    一人でいること、誰にも束縛されず孤独でいることを「自由」とよんで
    自分の内側に鍵をかけてしまう。
    なんだかアラシの気持ちが良く分かる気がしました。。


    そんなアラシが二人をモチーフに書いた「泥棒猫と遊牧民」は
    心の悲鳴が聞こえてきそうなほ

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    2014年01月02日
  • お菓子の本の旅

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    お菓子を作って食べたくなる…そんな本でした。
    これは、高学年の女の子〜大人まで軽く楽しめて、すいすい読めてしまうほんわかしたお話。

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    2013年11月06日
  • あなたにつながる記憶のすべて

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     ・・・生きている人を愛するように、亡くなった人を愛し、亡くなった人のことを書きたい。死んでしまった人のことを「今」によみがえらせたい。
     死者と過去を、生者と現在のように、見つめたい。なぜなら、わたしとあなたの時間は、過去に向かって流れているのだから。過去に向かってしか、進んでいけないのだから。過去が、わたしたちの現在であり、未来なのだから・・・
     生者の驕りを廃して、過去に愛した今は会えない者への真実を追い求め、亡くなること、亡き人への想いを歌い上げる賛歌です。

     職場の後輩だった女の子、はじめての仕事をくれた編集者、何通もの手紙をやりとりして別れた人、若くして逝った詩人、亡き祖母、大好

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    2013年10月12日
  • お菓子の本の旅

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    大人向けの書籍ではないのかもしれないけれど、すごくホカホカして、優しいお話でした。全てのお話が繋がった時に、お菓子が焼けたような、そんな気持ちになりました。

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    2013年10月06日
  • 空と海のであう場所

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    「好きな人のために、空っぽの器になりなさい。そうすれば、その人とずっと、死ぬまで、愛し合っていける。最初から中身がぎっしり詰まった器には、もうそれ以上、何も入らないでしょう?心の中に愛がぎっしり詰まった状態だと、本人も相手も苦しくなってしまうの。絵を描く時には、最初からたくさん色のついた紙じゃなくて、まっ白な紙を選ぶでしょう?愛も、それと同じなのよ。白いところがあるから、それは絵になるの。器も同じ、中が空洞だから、使い物になるの。」

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    2013年09月21日
  • 野菜畑で見る夢は

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    短編集。でも読み進むうちあれ?と思う。これはかぼちゃ、いんげんまめ、とうもろこしのスリーシスターズのように、絡み合って伸びていく物語なのだということに気づいた。3人の女性の、愛する人への想いが、野菜を通じて語られていく。分量は書いてないけど、具体的なレシピの記述が、とてもおいしそう。作ってみたくなる料理もたくさんあった。野菜、料理好きにはとても楽しい。物語はとても清らかで、でも女性の意思の強さやかわいらしさ、いじらしさが出ていてとても好感が持てる。きっと、作者のお人柄なのでしょう。

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    2014年12月23日
  • お菓子の本の旅

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    なんてかわいい本!なんて素敵な本!
    この本にとても愛情がわきました。

    ちいさな子から、おとなまで。みんなに読んで欲しい素敵な本です。

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    2013年05月13日
  • お菓子の本の旅

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    ネタバレ

    松倉さんのイラストつながりで読んだ本。

    中学生時代からのハルカとジュン 二人の視点から書いてある話。

    世界に一つの手書きのレシピ本 『お菓子の本』
    ハルカの亡くなったお母さんが書いたもので
    そこに書かれているレシピが みんなを幸せにしたり
    元気づけたりして。

    ハルカが失くしたと思ったら ジュンが持っていて
    いつか返そうと思いながら
    旅をして レシピを追加していく。


    最後は 偶然のめぐりあわせで 本が戻り、
    いろんな国の言葉で出版されることになって。
    本の旅は続いていくんとー。

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    2012年12月01日
  • ありえない恋

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    親友の父親、松川を好きになってしまった女子大生、理名。しかし、松川はメールのやり取りをきっかけに、まだ見ぬ恋愛小説家、まりもに恋してしまった。まりもは二度と会うことができない元恋人。真人をわすれられずにいる。真人はその頃・・・。叶わぬ恋、一目ぼれの恋。八人の男女が織りなす六つの恋物語。

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    2012年11月23日
  • ありえない恋

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    巻末にファンレター掲載☆7番目はこの私のファンレター❤小手鞠先生の恋愛本は、若草物語のような雰囲気もある、綺麗なストーリーで、秋にはピッタリな1冊になることでしょう。

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    2012年10月04日
  • 海薔薇

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    とにかく描写がきれい。好きでした。
    終わり方がなかなか素敵。

    備前焼とか見たことないのに、どういうものか想像できたし、ぜひ実際にみたいと思った。
    この年代の方の恋愛観に触れられてよかったなぁと思えた。

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    2012年09月26日
  • シーツとシーツのあいだ

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    全てのお話に「迷える子猫」という名のバーが登場する短編集。バーテンダーの人柄から、ハッピーエンドを期待するが、そうでもないところが残念。笑うセールスマンを思い出してしまった。さらっと読めるところは◎

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    2012年08月07日
  • 空と海のであう場所

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    ネコ好きにはたまりません。あまり感情移入できずに読んでいましたが、ネコが登場してからいつの間にか物語に引き込まれてしまいました。

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    2012年07月29日
  • 欲しいのは、あなただけ

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    ただ、そばにいたい、理屈じゃなくいたい。そんな恋愛が苦しくて引き込まれた。現実的な彼の考え方を越える、ほんとにただ、そばにいたい気持ち。その時間だけでも激しく幸せなところが。。。切ないなぁと。

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    2012年07月18日
  • シーツとシーツのあいだ

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    男と女の狂気の物語。

    カクテルをテーマとして繰り広げられる短編集。
    毎回「まいごの子猫」という不思議なバーが登場し
    その人の願いをかなえるカクテルをバーテンが出してくれる。

    久々の小手鞠るい、よかったな。

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    2012年07月08日