小手鞠るいのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
施設で出会った一組の男女が大人にであって再会し、別れ、
再びつながりの糸をたどる物語り。
心の扉を相手に向けて開けたと思えても、
じつはその中には鍵のかかった小さな扉があったり。
人は簡単に「自己開示」というけれど、開け方がわからない、
そもそもどうすることが「開ける」ことなのか分からなかったりする。
そんな自分に気づいていながらも、どうしようもなくて、
一人でいること、誰にも束縛されず孤独でいることを「自由」とよんで
自分の内側に鍵をかけてしまう。
なんだかアラシの気持ちが良く分かる気がしました。。
そんなアラシが二人をモチーフに書いた「泥棒猫と遊牧民」は
心の悲鳴が聞こえてきそうなほ -
Posted by ブクログ
・・・生きている人を愛するように、亡くなった人を愛し、亡くなった人のことを書きたい。死んでしまった人のことを「今」によみがえらせたい。
死者と過去を、生者と現在のように、見つめたい。なぜなら、わたしとあなたの時間は、過去に向かって流れているのだから。過去に向かってしか、進んでいけないのだから。過去が、わたしたちの現在であり、未来なのだから・・・
生者の驕りを廃して、過去に愛した今は会えない者への真実を追い求め、亡くなること、亡き人への想いを歌い上げる賛歌です。
職場の後輩だった女の子、はじめての仕事をくれた編集者、何通もの手紙をやりとりして別れた人、若くして逝った詩人、亡き祖母、大好