小手鞠るいのレビュー一覧
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ネタバレねこの町シリーズ
大好きに奥様を亡くした犬の村のジョンソンさんに
ふたごのねこのレオとルルのおかあさんのリリアさんのパンで元気づけようとします。
やきたてのパンには、かなしみの形を変えることのできる、ふしぎな力がある「パンのひみつ」
いろんなパンがおいしそう!
パンのまめちしき
作り方が発見されたのは、五千年ほどむかしのエジプトの偶然の出来事から
ある日やくのを忘れて一日ほうっておいたら生地がふくらみそれをやいてみたらふっくらとしたおいしいパンができた
日本には、およそ四百五十年前の戦国時代にやってきた。織田信長も食べていた。 -
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完全に、タイトルで選択した本。
自分がストレス過多になると、森に行きたくなる。
今がそれで、このタイトルを見た瞬間に読みたい!と思った。
植物や動物を擬人化する著者。
自分も、よくやる。
樹を「この子」って呼んだりする。
だって、植物も動物も、意思を持っているもの。
読んでいて、とても親近感。
ウッドストックの森の中。
時には過酷な世界。
でも、様々な自然と共存ができる世界。
実に羨ましくなった。
著者の名前は、恥ずかしながら初めて目にしたが、本著に出てくる様々な他の作家さんの本の話には、驚いた。
だって、ことごとく、自分も読んだことのある本なんだもん。
この方とは感覚が似ているのかも知れないなー。。。と、勝手に親近感。
ああ。。。
わたしも森に行きたい。。。 -
Posted by ブクログ
湿気をはらんだ、熱い空気。
行きかうすさまじい量のバイク。
活気あふれる若々しい国。
そう、この街には、老人が少ない。
何十年にもおよぶ長い戦いが終わって、
まだ40年しか経たない、私が見たホーチミン。
欧米人のツアー客に紛れて、見た戦争証跡博物館。
長くバスに揺られて訪れた、クチトンネルツアー。
ベトナム戦争は複雑だ。
事前に勉強していったのに、今でもさっぱりわからない。
大体の人の認識は、ベトナムは大国アメリカに勝ったということと、
アメリカは人体に甚大なる影響をもたらす「枯葉剤」を撒いた、
という2点のみ。
だけど違う。
アメリカは後から介入してきただけで、
ベトナム人はもともと、ベトナム人と戦っていたのだ。
本書、『炎の来歴』は太平洋戦争真っ只中に少年期をすごした青年と、
偶然が縁を結んだアメリカ人女性の間で交わされた
往復書簡がキーになる。
平和はどこにもないのだろうか。
祈り続ける彼らの間にあったベトナム戦争。
なぜ平和はこんなにも遠いのか。
異民族だけでなく、主義や主張の違いだけで、
同じ容貌をした人々をも残酷な刑で殺してしまうことができる。
そうだ、その後もずっと様々な国で起こり続ける、
内戦は、民族紛争は、異国間の戦いより、ずっと恐ろしい。
昨日まで親友だったとなりのおじさんが、おとうさんを殺す。
実は本当は、よく似た顔をした、違う民族だったから…。
そんなことが、世界中で起きている。
悲しいことに、今も。
日本は1945年以降、ずっと戦後である。
それ以前はそう、「戦国時代」――今でこそ歴史ロマンのようになっているが
そもそもあれは内戦ではないのか――は、
日本人も同じ民族同士で戦っていた。
わずかそれは150年前まで。
今が戦前ではないと、誰が言い切れるのだろう。
同じような顔かたちをした他民族を簡単にヘイトするその口で、
人はなぜ、戦争のない世界平和を祈れるのだろうか。
戦争は国がやることで、個人のことではないと
思っていやしないだろうか。
この物語をきっかけに、もう一度、考えたいと思う。
そして多くの人に読んでもらって、このことをよく考えてほしいと思う。 -
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小さなきっかけから、アメリカに住む平和運動家の女性と文通することになった北川。
14年間の文通期間を経て、戦時下のベトナムを訪問することになった。
文通という手段が、二人の関係を濃密にした感があると思う。
ましてや、北川にとっては異国の言語で、それを読み解くために、何度も何度と手に取っていたのだろうから尚更。
私にとっては、二人の話よりは、知識の薄かったベトナム戦争の本という意味合いの強い作品でした。
戦時下のベトナムを訪れ、病院裏の光景を見た北川が壊れてしまった結果のラストかなと感じました。
私には、まだまだ知らなければならない戦争の話が沢山あると思います。
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ネタバレこれまで読んだこの作家の作品の中では一番良かった。
子ども向けの本も書いている作家だが、これは大人向け。
1904年に岡山から移民してきた一世の幹三郎から、その孫のジュンコまで語り手を変えながら、日系人一家の戦前から現在までを綴る作品。
差別され苦労を重ねながらもアメリカ社会に溶け込み財を築いて、家族を増やした一世の努力を全て奪った戦争。
長男は真珠湾攻撃の直後、アメリカ人の集団に暴行され、家族は全財産を奪われ収容所へ。ノーノーボーイにはならなかった次男は戦死。
戦後から現在までも描かれるが、圧倒的に力を入れて描かれるのは、戦前の家族の姿で、それだけに奪われたものの大きさがリアルに伝わる。
もちろん政治的な内容もあるが、日系人一家の、写真花嫁として幹三郎と結婚した佳乃、その娘のハンナ、ハンナの娘のジュンコが主な語り手であるため、イデオロギーより感情が表現としてさきにあるので、共感できる。
日系人強制収容の小説はたくさんあるが、読むべきものの一つだと思う。 -
Posted by ブクログ
太平洋戦争時に多くの日系人がアメリカの捕虜となった。
ぼんやりとした知識は持っているけれど、詳しくは知らないし、この史実をもとにした小説や映画もまったく触れた事はない。
戦後70年を超え、徐々に戦争が風化している。
戦争からたった30年しかたっていない頃に生まれた私でさえ、戦争についての知識は乏しい。もう平成も終わるこの日本にあって、今の若者たちの戦争への意識はどんなものなのか。
改憲に向けての流れは変えられないのかもしれない。
9条の重みは薄れ、自国は自国で守るべきなのかもしれない。
でもその前に知らないといけない。
日本が最後に戦ったあの戦争で何が起こったのか。
日本で、アメリカで、中国で、マリアナ諸島で、マレーシアで。
知識こそ一番の武器だ。
この本には日系人が戦時下において、どれほどの辛酸をなめたのかが描かれている。
小手鞠るいさん、書いてくれてありがとう。
私に知識をもたらしてくれてありがとう。
アメリカ在住の作家さんならではの切り口で、日系人のリアルな生活感が伝わってきて良かった。
作品によってだいぶ評価が乱高下してしまうけれど、「アップルソング」やこの作品のようリアリティのある作品の方が性に合ってる気がする・・・。