小手鞠るいのレビュー一覧

  • つい昨日のできごと

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    予想とは少しイメージが違う内容でしたが 激動の昭和を生き抜いた お父さん凄い人生でしたね。
    悲惨な時代もあったのでしょうが イラストがどこかユーモアがあって なんだかホンワカしてしてしまいました。とにかくイラストがお上手。
    お子さんにはイラストのほうがわかりやすいですね。

    同年代の亡き父 もっとたくさん話を聞けばよかったなと思いました。

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    2024年11月12日
  • つい昨日のできごと

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    戦中を生き抜いた1人の軍国少年だった父親が残した絵日記。イラストも上手で戦争中のことや、戦後の世界のことなどよく分かる。こういうその当時のことが知れる生の資料が絵付きであるなんて素晴らしいなあと思う。

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    2024年11月03日
  • つい昨日のできごと

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    筆者の父ちゃんが描きためていたイラストでみる戦中戦後の日本。
    これがなかなか味がある。
    他人の日記って興味あるので、これはこれで楽しく読めたよ。

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    2024年10月23日
  • わたしの猫、永遠

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     本書に登場する「メイミー」こと「花森真美絵」は、時代設定も年齢的にも小手鞠るいさん自身と似通った様が、まるで私小説のようにも思われた、それは小手鞠さんが1992年からニューヨーク州在住であることや、彼女の側に14年間ずっと居た猫の存在が、彼女の人生に於いて、いかに大切でかけがえのないものであったのかを物語っていて、しかも猫をテーマにして書いた長編小説は本書で四作目になるという、この猫に対する拘りは、愛し続けることが如何に幸せなのかということを、自ら実践しているようにも思われた。

     しかし、その反面、たとえ愛する猫がこの世からいなくなったのだとしても、人は変わらずにその幸せを見出して生きてい

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    2024年10月17日
  • 初恋まねき猫

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     まさに、理想の世界でした。猫を通じてお手紙をやりとりするお話。こんな文通してみたいなと思いました!私のマンションのベランダに昔、猫が入ってきたことがあったのですが、あのこはもしかして私の初恋まねき猫だったのかなと思うととてもどきどきしてしまいました!私もこんな恋愛してみたいです。
     

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    2024年09月19日
  • 鳥

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    ネタバレ

    アメリカに住む千歌と日本に住む絵里奈はステップファミリー。二人の関係がなんとも良い。野鳥が好きな二人のメールには鳥の話題がたくさん出てきて、鳥好きには楽しめる。鳥の英名と和名の紹介もおもしろい。
    渡り鳥で季節の巡りを感じ、子育ての姿に感動する。鳥の囀りの不思議。
    『野鳥の魅力は、人の手で触れないこと。偶然、ほんの一瞬しか。だから見ることができた人は、幸運に恵まれた人』うん、分かる分かる。

    千歌は、夏休みに動物の保護団体にボランティアで参加し庭鳥の世話を体験し、指導者ボブの影響を受ける。『庭鳥は友だち。友だちは友だちを殺して食べない。これがやさしくて美しい人間のすること』と。千歌はチキンを食べ

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    2024年09月18日
  • 見上げた空は青かった

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    戦争って誰しもが忘れてはいけない、いや、忘れられない大きな大きな出来事だと思わせてくれる1冊です。もっと戦争のことを知りたいなって思いました。二度とこんなことが起こらないように…。

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    2024年06月26日
  • 窓

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    親子の深い深い関係性にグッと来ました。こんなにお母さんと娘の関係って大きいのか、と驚かされる1冊です。

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    2024年06月26日
  • 女性失格

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    ネタバレ

    とんでもない女の話なのだろうと読んでみたけど、共感できる所も多かった。
    いつも寂しいような、結婚した時にもう寂しさを感じなくていいと思った、結局男も女も自分が可愛い…
    小さい時から人間不信だった葉湖が良夫と結婚して幸せそうな描写は、微笑ましかったけどな…
    裏切りは本当に心を殺しますね…
    葉湖さんは、実在されてて、もうお亡くなりになられてるのかな?
    作家にはなれなかったけど手記が世に出た事は彼女にとってよかったのではないかな。

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    2024年03月19日
  • 望月青果店

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    母と娘って上手くいかないんだよね…と妙に納得。会いたいけど会いたくないという気持ちが雪で閉ざされてどんよりしている感じや、停電してバタバタハラハラしている心境とかですごく伝わってきた。心が落ち着かない感じ。考えなくなくてもバタバタしている間にふと浮かんでしまうような。それでも何にかのタイミングで母の本当の思いとか今まで気づけなかったものにハッとさせられたりするのかな

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    2024年03月12日
  • 永遠

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    永遠に忘れられない「過去」と
    永遠に続いてほしい「現在」に 生きる女性。
    39歳、離婚歴あり、英語短大講師。
    「過去」の男は、高校時代の友人の彼。レイプのような一夜だけの男。
    「現在」の男は、新進気鋭の政治家。妻子あり。
    むろん不倫、仕事でもブレーンとして、物分かりの良い愛人として、均衡の取れた大人の関係。
    そこに、一枚の葉書が届く。母となった高校時代の友人の現況を知らせる便り。
    まるで過去からの葉書に 過去と現在の永遠の不確実さに動揺する。
    小手鞠さんに慣れてきて、小気持ちの悪さが気持ち良くなってきた。
    恋愛サスペンスという紹介だったけど、ラストにあんまりな事件はあるが、二人の男性の見えない

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    2024年02月11日
  • 好き、だからこそ(新潮文庫)

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    ゴンちゃんと風子の出会い、結婚、離婚を描いた「空は何色」から始まる5篇の連作短編のような感じです。作中出てくるフォークソングが懐かしい。

    ゴンちゃんと河野さんがバカ正直なほど自分の気持ちを優先しているのに対して、風子も河野さんの元妻である夏来も自分の本心は隠して生きていたのですね。河野さんが夏来の自殺の原因が自分が彼女から何かを奪い、踏みにじったと思っているのに「愛する人に歌いたい」で自殺の理由が全く別の事だった事実に驚きました。

    最後まで読むと『好き、だからこそ』というタイトルがとてもしっくりきました。

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    2024年02月05日
  • 欲しいのは、あなただけ

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    小手鞠さん2冊目。全選考委員が絶賛した島清恋愛文学賞受賞作とのことで胸がキュンとなるような純愛小説かと思ったら全然違いました。

    かもめちゃんが19歳の時好きになった「男らしい人」は支配欲が強くて暴力的。任侠映画の子供は見てはいけません!というシーンを見せられてるよう…。そして29歳の時に好きになった不倫相手の「優しい人」は妻とはもう何年もいたしてません…と言いながら妻のお腹に3人目が!!

    男性を見る目がないのか?どうしたって相手に問題あるような…。でもかもめちゃの恋は一途過ぎて狂気すら感じられるから普通の恋愛は無理なのかもしてませんね。

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    2024年02月05日
  • うさぎのモニカのケーキ屋さん ハッピーバースデイ

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    文字も大きめで1年生にぴったりの本。
    絵も可愛らしく読みやすかった様子。
    気に入っていたので、前作「うさぎのモニカのケーキ屋さん」も読んでみたい。

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    2024年01月21日
  • うさぎタウンのおむすびやさん

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    文字が大きめで一人読みを始めた1年生にピッタリの本。同じシリーズの「うさぎタウンのパンやさん」を読み終わった後、こちらも読みました。ストーリー自体は引っかかるものはないのだけど、挿絵が可愛らしいのと読みやすいのとで娘は気に入っていました。

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    2024年01月21日
  • うさぎタウンのパン屋さん

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    文字が大きめで1年生にピッタリの本。美味しそうなパンが出てきて絵も可愛らしいので、娘も抵抗なくすぐ読めてしまいました。同じシリーズの「うさぎタウンのおむすびやさん」もオススメです。

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    2024年01月21日
  • 女性失格

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    年始早々に読んで、ちょっと暗くなってしまった。
    女性版「人間失格」って感じです。

    この本の主人公は実在の人物なんでしょうか?
    告白文でストーリーが進んでいくのですが、かなり自分に酔いしれてる感じが見受けられます。
    これは重度のこじらせっぷりですね。

    彼女の根本的な考え方が”不幸”が元になっているんですよね。

    ”わたしはもっと不幸になりたかったのです。不幸には、幸福にはないような蜜の味があるのです。それをとことん味わいたい、不幸を突き詰めていったら、そこに何があるのか、何もないのか、何もなくていい、何があってもいい、男の胸の中で喉に息を詰まらせながら、わたしは不幸のもたらす快楽を貪りたかっ

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    2024年01月05日
  • ごはん食べにおいでよ

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    これから子供たちに考えてほしい社会問題がたくさん詰め込まれているのに重苦しくないような物語に仕立てられている。

    最後のレシピは分量の記載もないし難しそうな料理ばかりで不親切な感じがした。
    これなら載せない方がいいんじゃないかと思った。

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    2023年12月06日
  • まほうの絵本屋さん

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    とても色鮮やかな絵が印象に残る。ストーリーは、繋がりが分かりづらく、少しぼやけたような終わり方かな。少し分かりにく勝ったと思う。

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    2023年11月11日
  • ラストは初めから決まっていた

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    展開も先読みができたし恋に落ちるスピードも早いと思ったけど、大学生だった頃を思い出し、あの時は真っ只中で気づかなかったけど、自分も主人公達みたいにキラキラしてたのかなぁなんて振り返りながら読み進めました。
    主人公の元カレは酷い奴だなと思ったけど、自分が相手を想う気持ちと、相手が自分を思う気持ちの熱量は同じじゃない。思い出を大切にしている気持ちの深さも同じじゃない。20年経ってもそんなもんのままだったなと自分の経験を再認識して虚しい自己憐憫に浸ってしまった。
    とはいえ、この本自体は若い二人のこれからの幸せが予想されるラストなので青春万歳!と純粋に思えました。

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    2023年10月27日