小手鞠るいのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
“恋愛小説が嫌いという人に限って、恋愛への欲望が実は深い”。
そうなのかもしれない。
偶然でもいい
必然でもいい
目標でもいい
野望でもいい
これしかない
これだけができる
これだけが好きだ
そう思えることをひとつだけ見つけられたら
一生を通してそれを追求する
…
私は一生かけて英語を好きでいるんだと思う。
祖父を亡くして思ったことは、
お通夜もお葬式も四十九日も一周忌も、
そして日々のお参りも、
残された人にとって大事な過程だということ。
繋がれる、喜んでる、個人の希望を叶えたい、
全てそう思わざるを得ない残された人のためでもあること。
遺品処理もそうだとこの本から気付かされた。
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Posted by ブクログ
小鳥と熊の互いの小説がパラレル?リンク?したあたりから一気に読んでしまった。主人公たちより20年ちょっと歳を重ねている私でもキュンとしてしまう展開と文体に酔いました。
一人の作者が小鳥と熊のそれぞれの小説を書き分けていて、それぞれの思いや性格や視点、人生までをもありありと感じられたのがスゴイなと。呻吟と推敲の賜物なのか?観察力と想像力・創造力と文章力。小説を書く講義を通して私も勉強になったし、そう言う視点でこの物語を読み進めてみても面白い。
恋愛小説って久しぶりに読んだけど、設定年齢が年下でも結構楽しめるんだな、と。読まず嫌いにならないように、ビビッと来て出会った本はどんどん読もうと思います。 -
Posted by ブクログ
本の話だから、まあ予想がつくけど、と侮っていたら、結構いけた。凸凹はあるが。今まで読んだことのなかった作家のものが新鮮でよかった。この作家、読んでみようかという気にさせる。
中田永一「メアリー・スーを殺して」この小説自体がメアリー・スーぽいがなあ。
宮下奈都「旅立ちの日に」期待したけどねえ。手抜き。
原田マハ「砂に埋もれたル・コルビュジェ」ピンと来ない。
小手鞠るい「ページの角の折れた本」さすが元詩人だけあって、描写が美しい。物語もいい。
朱野帰子「初めて本を作るあなたがすべきこと」察してちゃんの夫への対応に苦労する主人公が面白い。
沢木まひろ「時田風音の受難」官能小説家と編集者との対峙に笑っ -
Posted by ブクログ
杏子と幹広、そしてみずきと明典、2組の不倫カップルの恋。
女性側はそれぞれ若い時に離婚歴があり、現在独身の30代。たまたま恋に落ちてしまった相手が既婚者だったという(それを知らないうちに好きになってしまっていた)ごく普通の女性たち。
厚めの本で、わりと短いエピソードが順番に描かれているので、「不倫の恋にはこういうことや苦しみや罪悪感などがあるだろう」と思える内容がてんこ盛りで、自分自身もそういう苦しい恋をひとつ経験したような気分になった。
おしゃべりで外交的な杏子と、物静かで本の世界に浸るのが大好きなみずき。ぱっと見は対照的な2人。
杏子とみずきの間には関わりはないけれど、読み進めていくにつ