小手鞠るいのレビュー一覧

  • 庭

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    初めてのハワイ生活。英語もままならないけど、なんとか会話し、通じる心。うちに閉じこもっていた生活から、広い外の世界を見る。自分をとり巻く環境を変えることが、自身を見つめ直すきっかけに。

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    2022年11月16日
  • 乱れる海よ

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    私は作者と同じ年代です。
    テルアビブ空港乱射事件は、TVでもセンセーショナルにとりあげられたので記憶に刻まれています。
    50年経った今、ノンフィクションとフィクションの間だとする本文を読んで、やっと「なんであんな事をしたんだろう」という長い間の疑問に答えをもらった気がしています。
    あとがきに作者の母校であり、奥平剛士の母校でもある高校の校長先生が全校生徒を前に「奥平さんの為した行為は間違っていたが、平等な社会、差別のない社会を作ろうとした彼の思想は、間違ってはいなかった」という趣旨の話をしたとあります。
    凶悪犯罪とは違って、意志を持ってした行為には、しっかりした考えがあっての事だと思います。そ

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    2022年11月05日
  • まほうの絵本屋さん ようこそ海へ

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    ぼくと、ペットの犬のマリン。マリンは天国に旅立ったけど、不思議な絵本屋さんで、マリンの好きだった絵本を読むと…想い出や夢が交錯するような展開と、綺麗な絵が合っていて、爽やかな読み応えのある絵本でした。

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    2022年10月22日
  • 見上げた空は青かった

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    子どものために買った本。ただ小学生の子どもが読むには非常にきつい内容もあったが、これが戦争なんだ、こんなことは絶対にダメなことだと心から思える本だと思う。子ども向けの本かもしれないが、大人でも十分に読み応えのある本だった。
    (最近、子どもが成長してきたので同じ本を同じタイミングで読めて楽しい。)

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    2022年09月29日
  • 私の何をあなたは憶えているの

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    『あなたはわたしの何を憶えているのでしょう?』

    あなたは、そんな風な問いかけを受けたとしたらそこに何を思うでしょうか?何と返すでしょうか?私たちは日々生きる中で、日々新しい経験をし、新たに記憶として刻んでいきます。一方で私たちの記憶容量には限りがあり、日々過去の経験の記憶は損なわれてもいきます。生きるということは新たな記憶を刻む一方で、古い記憶を失っていくこと、そう考えるとなんだか切なくもなります。

    そんな中で、かつていっ時深い関係を築き、その後離れ離れになった二人がいたとして、その後そんな相手と久々に関係するかもしれない瞬間があったとします。そんな時、あなたはその人に何を思うでしょうか

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    2022年06月29日
  • 私たちの望むものは

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    “恋愛小説が嫌いという人に限って、恋愛への欲望が実は深い”。

    そうなのかもしれない。

    偶然でもいい
    必然でもいい
    目標でもいい
    野望でもいい
    これしかない
    これだけができる
    これだけが好きだ
    そう思えることをひとつだけ見つけられたら
    一生を通してそれを追求する


    私は一生かけて英語を好きでいるんだと思う。

    祖父を亡くして思ったことは、
    お通夜もお葬式も四十九日も一周忌も、
    そして日々のお参りも、
    残された人にとって大事な過程だということ。
    繋がれる、喜んでる、個人の希望を叶えたい、
    全てそう思わざるを得ない残された人のためでもあること。
    遺品処理もそうだとこの本から気付かされた。

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    2022年05月31日
  • ラストは初めから決まっていた

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    大学の授業で書いている恋をテーマに小説に、現実がリンクしていく。
    途中からドキドキが加速していき、一気に読み進めた。
    純愛ものは久しぶりに読んだけど、やっぱりいいなと思った。

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    2022年04月28日
  • ラストは初めから決まっていた

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    小鳥と熊の互いの小説がパラレル?リンク?したあたりから一気に読んでしまった。主人公たちより20年ちょっと歳を重ねている私でもキュンとしてしまう展開と文体に酔いました。
    一人の作者が小鳥と熊のそれぞれの小説を書き分けていて、それぞれの思いや性格や視点、人生までをもありありと感じられたのがスゴイなと。呻吟と推敲の賜物なのか?観察力と想像力・創造力と文章力。小説を書く講義を通して私も勉強になったし、そう言う視点でこの物語を読み進めてみても面白い。
    恋愛小説って久しぶりに読んだけど、設定年齢が年下でも結構楽しめるんだな、と。読まず嫌いにならないように、ビビッと来て出会った本はどんどん読もうと思います。

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    2022年04月16日
  • 午前3時に電話して

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    事情があって、誰にも告げずに転校したみなみちゃんと、前の学校の3人の物語。

    4人それぞれの視点で語られながら、真相が明らかになっていく。見返しを読んで、"その"ツールだけかと思ったけど、そうじゃないのがすごく良かったです。
    お互いへの気持ちも少しずつ記されている感じで、だんだんみんなを知ることができて楽しかった。

    中学生の物語だし、中学生におすすめしたいから、表紙をもう少し大人っぽくしてほしかったな〜...
    勧める側の腕が問われる

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    2022年02月20日
  • はじめての赤毛のアン アイスクリームのピクニック

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    モンゴメリの赤毛のアン。
    子どもには是非読んで欲しい作品です。
    乳児にはまだ長い物語だったけど、ぼんやり聞いてくれたように思う。
    挿絵も綺麗でハイジのようだった。
    自然いっぱいの絵をみてくれたかな。

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    2022年01月24日
  • 庭

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    読み始めた時、「学校で嫌なことがあり不登校になっても、経済的にも環境的にも恵まれた子の話か」と、半ば「一般的に当てはまらない嫌悪感」すら感じた。でも、読み進めると どんどん心が洗われる。これはハワイの力か! すごく良かった! マナの成長や変化やハワイの魅力。 確かに 不登校から立ち直る話としてはイレギュラーだし、みんなこれはできない。でも、素敵な物語だ。

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    2022年01月24日
  • 幸福の一部である不幸を抱いて

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    読んでいるうちにどんどん引き込まれていった。幸福の中に不幸があるからその幸福は幸福として成り立っているのか。恋愛って人の数だけ色んな形があってそれぞれに色んな思いが交錯していって、恋愛ほど単純で難しいものってないのかもしれない。

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    2021年12月26日
  • 野菜畑で見る夢は

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    すごく読みやすい。
    3人の女性達の恋のお話なのに1つに繋がる。
    色んな野菜に詳しくなれちゃう。
    そして料理がメチャクチャ美味しそう。
    花憐ちゃんの畑の授業や宿題が楽しそうで羨ましい。
    読み終えた後は温かい気持ちになれる。

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    2021年11月29日
  • 午前3時に電話して

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    内容的には、登場人物の子供にとって深刻に感じるところもあるんだろうなあと思いますが、全体を通して、ほのぼのとしていて、好きでした。

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    2021年08月25日
  • 少女は森からやってきた

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    本の世界に入り込む主人公が、外の世界に気づくお話。
    主人公とエリカの関係性が懐かしくも羨ましくもあります。文章から伝わる優しさに幸せな気持ちになりました。

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    2021年08月24日
  • お菓子の本の旅

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    本が人の人生に影響を与える時とは。本書で登場する『お菓子の本』は、世界中を旅しながら、多くの人の人生に影響し始めます。本一冊から広がる物語に、読み終わる前から感動しっぱなしでした。

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    2021年08月03日
  • 午前3時に電話して

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    「スポーツのおはなしリレー 空に向かって走れ!」のメンバーのその後。
    みんなおとなになったね…
    うっひょー!!
    ええやん!!
    「炎チーム」サイッコー!!

    …てな感じですっ
    いいなぁ…

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    2021年08月12日
  • 放課後の文章教室

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    書くことは、自分自身に向き合うこと。一生続くこと。書くことが好きだけど、文字でスッキリ気持ちを書き出すことには日々苦戦中。切磋琢磨、日々精進しまーす

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    2021年07月10日
  • 炎の来歴

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    北川が平和運動家のレターナ・ヴァイスと文通を続ける過程を、メーデー事件を皮切りに当時の世相を織り込みながら綴っていく物語だが、北川の思いが迸り出てきて楽しめた.ヴァイスの焼身自殺で文通は終わったが、圧巻は鈴本教授の誘いでベトナム戦争の最中に現地を訪問する件だ.文通の甲斐あって通訳として参加した北川.アメリカの裏面を直接見てきた彼は、最終的にヴァイスと同じ形で逝く.

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    2021年06月23日
  • 放課後の文章教室

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    作者の文章との向き合い方が真剣で好感が持てた。経験と想像する力が大切、ことばは受け取り方が個々で違う、が印象に残った。

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    2021年06月08日