【感想・ネタバレ】庭のレビュー

あらすじ

自分のルーツを探す旅に出る。

自分ではわくわく少女だと思っていた。
でも、今のあたしは、好きじゃない。
ああ、無人島へ行きたい。

学校生活に疲れたとげとげ少女が向かったのは生命力あふれるハワイ。
ハワイは、彼女のお父さんの故郷だ。
まだ会ったことのないおばあさんや親戚との出会いに、緊張しつつ、空港に降り立つ。

すがすがしい香りの花々、真っ青な空と海、雄大なハワイの景色、そして、彼女を待っていたのは・・・・・・?
自分を一人の人間として扱ってくれるハワイの人たちに囲まれて、自分につながる大切なものを見つけた。

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Posted by ブクログ

自分のルーツや自然を慈しむ、そんな生き方をしてこなかったから、こんな体験ができたら人生が変わるだろうなと羨ましくなる。読後の現実にがっかりしつつも、今日は何か1つ頑張ろうと心に小さな灯りがともる本でした。

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2024年09月02日

Posted by ブクログ

自分を守るために離れるのは“逃げ”じゃないって思ってる。
だから「逃げるなんて、、、。」じゃなくて「一回、離れるてみよかな?」って思ってほしい。
気が向いたら、また戻ればいい。

☆ひとりぼっちのサボテン
☆アロハの心と蘭の花
☆虹のシャワーとハイビスカス
☆初めての笑顔とククイの木
☆世界地図とイリマパパ
☆ホレホレ節とサトウキビ
☆パールハーバーと寒緋桜
☆フラダンスとパンの木
☆うさぎの島と天使のトランペット

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2023年09月03日

Posted by ブクログ

小手鞠るいさんの児童小説ですね。

 中学二年生の真奈は、SNSのメールのいじめにあって、引きこもりになっていた。仲良しだと思っていた友達も、そのいじめに参加しているのを知ったのが、きっかけだった。『わくわく少女』が『とげとげ少女』になってしまった、と、思っている。
 そんな時、中学最後の春休みに、お母さんとハワイに行く話が出てきた。
 真奈のお父さんは、アメリカの軍人で日系二世だったが、真奈が赤ん坊の時に、戦争で亡くなっていた。
 今のお父さんは、真奈が五歳の時に、お母さんが職場結婚した。つまり再婚。
 お父さんあたしを、かわいがってくれた。再婚して、妹も産まれた。
 引きこもりも、家族は認めてくれた、特にお父さんが。
 ハワイに行くのは、真奈の本当のお父さんの家族からの招きからだった。
 真奈は、決心して、一人でハワイに行く事を、お母さんに、うったえる。お父さんは、さんせいしてくれた。お母さんは、かならず、朝と晩にメールで連絡をする事をじょうけんに、しかたなくと、いう感じでゆるしてくれた。
 そして、真奈はハワイに行く…………!

      contents

   ひとりぼっちのサボテン
   アロハの心と蘭の花
   虹のシャワーとハイビスカス
   初めての笑顔とククイの木
   世界地図とイリマパパ
   ホレホレ節とさとうきび
   パールハーバーと寒緋桜
   フラダンスとパンの木
   うさぎの島と天使のトランペット

 真奈は、英語が得意だが、まだ中学生なのでハワイで英語をマスターしていくのが凄い。
 表題の『庭』は、ハワイのおばあちゃんの家に庭があり、そこが荒れ放題になっていたのを、真奈が整理して、花や樹木に触れて、おばあちゃんがハワイの習慣や伝説を話してくれる内に、心が『わくわく少女』に戻っていく心模様を表している。
 また、おばあちゃんの一家のルーツを写真を見ながら学んでいく。ハワイの日系の人達の話を学んでいけるのも、この本の二つ目のテーマですね。
 真奈は、ハワイが好きになり、ずっといたいと、思うけれど、母がなかなか許してくれない。お父さんが、母を説得して、「中学をちゃんと卒業したら」と、条件付きで、許してくれる事になる。
 挫折からの復帰と希望を、若い力に与えてくれる素敵な物語ですね(=゚ω゚=)

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2025年10月09日

Posted by ブクログ

初めてのハワイ生活。英語もままならないけど、なんとか会話し、通じる心。うちに閉じこもっていた生活から、広い外の世界を見る。自分をとり巻く環境を変えることが、自身を見つめ直すきっかけに。

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2022年11月16日

Posted by ブクログ

読み始めた時、「学校で嫌なことがあり不登校になっても、経済的にも環境的にも恵まれた子の話か」と、半ば「一般的に当てはまらない嫌悪感」すら感じた。でも、読み進めると どんどん心が洗われる。これはハワイの力か! すごく良かった! マナの成長や変化やハワイの魅力。 確かに 不登校から立ち直る話としてはイレギュラーだし、みんなこれはできない。でも、素敵な物語だ。

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2022年01月24日

Posted by ブクログ

最近小手鞠るいさんの作品が続いている。

つい最近読んだ「サステナブルビーチ」に続いてのハワイ舞台のお話。

社会問題にからませるのは小手鞠るいさんのこだわりなのかと思うけど、ちょっと飽きてきた。

居場所

私自身「ここは私の居場所じゃない」と思ったり、「ここが私の居場所だ」と思ったけど時が経つに連れてそうじゃなくなったりを繰り返していて、今いるところもあんまり居心地良くなくなってきて、コロナが収まったら飛び出したい気持ち。

いつになったら「居場所」が見つかるかなあ。

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2021年09月12日

Posted by ブクログ

児童書。
中学生の女の子が主人公。
SNSいじめにより不登校に。
家族が心配し、気持ちを切り替えるために1人でハワイへホームステイする。
亡くなったパパの実家。パパの母親の家。
使い終えたらドアは開けたまま。
沈黙せずありがとうを言葉にする。
植物を育てるのは心を育てること。庭を通して花たちを通して天地とつながれる。庭を整えることは心を整えること。
曽祖母の話、ハワイにはルーツがある。
言葉は使わないためにもある。深い。
真珠湾での戦争。自分の祖国が今いる土地を攻撃してくる恐ろしさ。
ハイディと暮らしていて、だんだんマナがしっかりしていくのを感じる。
「西の魔女が死んだ」的な感じ。
光がさすラスト。涙が出そうになる。
またハワイに戻ってくるという約束が希望になり、マナはまた日本で頑張れると思う。
悩んでいる生徒には「許す」という気持ちに気づくことが出来るかもしれない。
勧めたい。

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2021年08月04日

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