小手鞠るいのレビュー一覧

  • 窓

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    幼き日に別れた母のノート。それは娘への手紙であり、取材で訪れた戦地での子どもたちの様子が書かれたものだった。
    亡き人からの言葉で蘇る想い。二度と会えなくともすぐそばにいる。想いを受け取り新たな物語を綴る。
    母の夢への一歩が促す、少女の自立と旅立ちの物語。

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    2023年05月10日
  • ごはん食べにおいでよ

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    読みやすい軽いタッチの本。父と二人暮らしの中学生、雪。男子ながら料理が上手で、土曜日以外の毎日食事を作っている。雪が作る料理や、友人のみかん、りんごとのやりとり、パン屋の成海さんとのかかわり、お隣の由月くん母子との交流などが穏やかに描かれている。ハラハラするような展開がないので、安心して読める。そして料理がとてもおいしそう。雪が中学生のわりにとても心穏やかな、お坊さんのような精神なので、ちょっと現実離れしている感じはあるけれど、続編が読みたくなるような温かいお話だった。

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    2023年05月08日
  • 放課後の文章教室

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    読んでいて今後に活かしてみようと思う考え方が多く、日常に文章を書く行為が根付いているのだと改めて感じた。

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    2023年05月02日
  • 午前3時に電話して

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    児童書。
    無邪気だった子供から、邪気に触れ少しづつ変化していく中学生の戸惑ったり悩んだりする気持ちが、子供の目線で書かれていて良かった。

    子供が中学生くらいになったら勧めたい。

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    2023年04月26日
  • 放課後の文章教室

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    10数通の文章に対する質問(ツイッターで魅力的な文章を書くコツを教えて、小説家になるには?など)に筆者が答えている内容です。文章を書くことに興味ある人、作家に憧れているひとにオススメの本。作者の考えだけでなく、色々な本からの引用を用いた解説になっており、文章はさすが文章教室と言っているだけあって、平易なのに心に届きます。私が一番印象に残った回答は第四章体験を書くの最初の投稿、小説家になりたくて投稿している人への回答です。この答え、結構辛辣。作者は「こてんぱん」と表現されていますが、いやはや、小説家になりたければこれくらいの批評は蚊に刺された程度と思わなければならないそうです。「才能、努力、運。

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    2023年04月14日
  • 放課後の読書クラブ

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    言葉の選び方に独特のセンスを感じ、内容が入ってきやすい本だった。どの部分も印象深いが、個人的に心に残ったのは国語の教科書についてで、昔の教科書を語っている場面は想像もできないような内容だった。

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    2023年04月13日
  • 放課後の読書クラブ

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    本紹介のエッセイ。58冊の本が引用文とともに(全部の本じゃないけど)紹介されていて、いくつも読みたくなった。時々創作もおり込まれていて、ちょっとおもしろい流れだった。特に、将来小説家になりたいなぁという漠然とした夢を持つ小学生は読むべき。放課後の文章教室と姉妹本のような関係らしく、そちらも読んでみなければ、と思いました。
    かなり昔の本(金閣寺とか)から、最近の本まで色々紹介されていたが、「私たちが子どもだったころ、世界は戦争だった」が一番惹かれたかな。あとは、村上春樹が好きだといいながら、いくつかの著作あげてこれは苦手だった。よくわからなかった。歯が立たなかったし、理解できなかった。とはっきり

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    2023年04月11日
  • お母ちゃんの鬼退治

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    タイトルに興味を持って読み始めた。
    親は子供を守るため、たくさんの鬼と闘う。
    子供にとって時には身動きができないくらいに。
    もちろん、自分自身の鬼との闘いも必死だ。

    離れてみて、初めて気持ちが通じ合う事もある。
    著者の母に対する憧れと深い愛情がたっぷり感じられた。

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    2023年04月07日
  • ごはん食べにおいでよ

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     パン、読書、美味しい料理、好きな要素が全て詰まった短編集だった。
    おそらく作者もそこを意図してたんだろうな。どこを読んでも優しさにあふれた作品。癒やされました。
    そしてお腹がすきました。、、、

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    2023年02月12日
  • 乱れる海よ

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    この本を読んで感じることが2つあります。

    ・「事実」をなるべく正しく伝えるべきだったのではないか?
     脚色を加えたフィクションではなく、「あの時起きた真実」が必要なのではないか?
    もうひとつ、
    ・「事実を忘れない」ためにも「物語化」して後世に伝えるべきなのか?
    現代においてなお続く悲惨なテロリズムや対立の連鎖は我々日本人にとって他人事ではなく、まさに当事者であったことを忘れないために、私たちが知るべきことは非常に重いと感じました。

    本書を出版する決定をした出版社、著者の勇気に敬意を感じます。
    大切に受け止める必要がある一冊だと思います。

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    2023年02月02日
  • ごはん食べにおいでよ

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    料理が好きで得意な中学生、雪。大人になってベーカリーカフェを開くところから物語は始まる。
    語られるのは中学生の頃。特に大きな事件もおきないのだが、日々の出来事と、雪の見る日常が語られて行く。そして、料理、読んだ本の引用、音楽。
    読み終わったらエレカシが聞きたくなること請け合います。あと、村上春樹や星野道夫、森絵都も読みたくなるはず。そして、丁寧に作られたご飯が食べたくなる本です。
    小学校高学年から。

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    2023年01月27日
  • 乱れる海よ

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     事件をリアルタイムで知らない世代からすると、混沌としすぎて正確に捉えることが難しい時代を、小説という方法で表現した作品なのだと思えた。

     この時代に自分が同じ世代で生きていたら、この政治的思想にのめり込んでいたかもしれない。そう思うほど千尋の一途さに感銘を受ける書かれ方だった。
     YA世代の極端な奉仕的思考。何かを成し遂げたいと大それた野望を抱く一方で、自分の存在価値を小さなものとして粗末に扱いがちな心理。すっかり忘れていたけど自分にそんな時代があったと思い出した。

     世の中を良くするために活動をはじめた人物が、次第に極端になり、手段を選ばなくなり、危険思想と見なされ、実際に危険人物とな

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    2023年01月23日
  • 見上げた空は青かった

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    ユダヤ人の少女、ノエミ。
    学頭疎開中の少年、風太。
    同じ戦争中に生きる少年少女たちが、
    どのように考え、生きてきたのか。
    学生さんに読んで欲しい話でした。

    特にアウシュヴィッツの話は児童書のわりに
    生々しく感じた。
    戦争を経験してない人が増える中、
    でも、世界のどこかで戦争が起きている。
    それを考えさせられた。
    自分の子どもが大きくなったら、
    読んで欲しいなー。

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    2023年01月11日
  • 乱れる海よ

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    3寄りの4。奥平剛士をモデルにしているのは分かるのだけれど、ここまで書き込むのにフィクションにする必要があったのか、そして作家が作品を書く件は要るのか...フィクションにしてもいいけどもっとシンプルに奥平剛士の心の動きを見えるような書き方をした方が強い思いが伝わったのでは..というちょっと勿体無い気がする作品。

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    2023年01月10日
  • 乱れる海よ

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    そこに至るまでの感情の醸造の過程を、人間関係を丁寧に描いていて、面白く読んだ。

    (そこはフィクションだと思うけど、出版社の社長の気持ちも分からんでもない)

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    2022年12月09日
  • ラストは初めから決まっていた

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    凛子先生の言葉に作者の気持ちが込められていると思います。
    小説を書くということは、自分の生きた人生の言葉を嘘偽りなく表現すること。
    文章の一つ一つを「呻吟」して「自分の言葉」として生み出すこと。
    「結末」があっても「結論」は必要無い、ということ。

    主人公のひとりちゃんが小説を書くプロセスで、自分の気持ちに気づき、新しい一歩を踏み出す勇気を得る「ライブ感」が素敵です。
    感受性豊かで、優しい心が伝わる心温まる物語でした。

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    2022年11月23日
  • 庭

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    初めてのハワイ生活。英語もままならないけど、なんとか会話し、通じる心。うちに閉じこもっていた生活から、広い外の世界を見る。自分をとり巻く環境を変えることが、自身を見つめ直すきっかけに。

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    2022年11月16日
  • 乱れる海よ

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    私は作者と同じ年代です。
    テルアビブ空港乱射事件は、TVでもセンセーショナルにとりあげられたので記憶に刻まれています。
    50年経った今、ノンフィクションとフィクションの間だとする本文を読んで、やっと「なんであんな事をしたんだろう」という長い間の疑問に答えをもらった気がしています。
    あとがきに作者の母校であり、奥平剛士の母校でもある高校の校長先生が全校生徒を前に「奥平さんの為した行為は間違っていたが、平等な社会、差別のない社会を作ろうとした彼の思想は、間違ってはいなかった」という趣旨の話をしたとあります。
    凶悪犯罪とは違って、意志を持ってした行為には、しっかりした考えがあっての事だと思います。そ

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    2022年11月05日
  • まほうの絵本屋さん ようこそ海へ

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    ぼくと、ペットの犬のマリン。マリンは天国に旅立ったけど、不思議な絵本屋さんで、マリンの好きだった絵本を読むと…想い出や夢が交錯するような展開と、綺麗な絵が合っていて、爽やかな読み応えのある絵本でした。

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    2022年10月22日
  • 見上げた空は青かった

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    子どものために買った本。ただ小学生の子どもが読むには非常にきつい内容もあったが、これが戦争なんだ、こんなことは絶対にダメなことだと心から思える本だと思う。子ども向けの本かもしれないが、大人でも十分に読み応えのある本だった。
    (最近、子どもが成長してきたので同じ本を同じタイミングで読めて楽しい。)

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    2022年09月29日