小手鞠るいのレビュー一覧

  • 空から森が降ってくる

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    夜、寝る前に少しずつ読み進めていたエッセイ。
    あぁ…、私もこんな暮らしがしてみたい。
    読みながら何度もそう思いました。

    ニューヨーク州ウッドストック在住の著者。
    「森」としか言い様のない大自然のなかでの夫婦二人暮らし。

    小鳥たちのさえずりによる目覚め。家の池にやってきて水浴びをして帰っていく黒熊。池の睡蓮の葉を食べてしまう鹿。
    出会うのは野うさぎ、きつね、たぬき、ビーバー、カナダグース、フクロウ、リス…と、いかに自然豊かな土地なのかがうかがえる。

    森林での暮らしは、雪深い冬の厳しさなど自然の驚異はあるものの、都会の喧騒から離れ、穏やかでゆったりと流れる時間はとても心地よさそう。
    野草が咲

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    2024年08月30日
  • 野菜畑で見る夢は

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    おすすめされて
    まず可愛らしい。野菜と恋と愛と、、、幸せしか実らない組み合わせ。

    ただ文章がスッとはいては来なかった。良くも悪くも短編でテンポが速いからかな。今度は長編をゆっくりやで見ようと思います。

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    2024年08月10日
  • 川滝少年のスケッチブック

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    素晴らしいスケッチブックを紹介してくれてありがとうって思った

    丁寧に書いてあって、それを元に創作して小説を
    ってすごい

    物語もいいけど
    スケッチブックが本当に素晴らしかったです

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    2024年08月07日
  • ある晴れた夏の朝

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    はじめてこの作家さんの作品を読んだ。
    驚いたのは、文章の読みやすさ。
    本書を朗読することがあったのだが、何ページも続けて朗読しても、つっかえることなく読み終えることができる。
    こんな作品はあまりない。

    アメリカの学生による、太平洋戦争をめぐるディベート小説というと、赤坂真理さんの『東京プリズン』を思い出す。
    あれは読んでいてつらかった(作品の価値はしかし、そこにあるのだろうが)。
    そんな読書経験があると、ちょっと身構えてしまうが、本書での高校生たちは、原爆投下を肯定するか否定するかの立場を超え、みな真摯で純粋だ。
    全員が「戦争を肯定するつもりはない」という考えを持っていることが、ある種の安全

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    2024年08月03日
  • 私を見つけて

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    アメリカ人だから、日本人だから、男/女だから、マジョリティ/マイノリティだから。そういう風に単純に区別して、そこに全ての理由を求めてしまえば楽なのかもしれないけれど、そうじゃないことを思い出させてくれた。

    異人種でも深く分かり合える人はいるはずだし、同じ言語を話していても心の距離はずっと遠いままの人もいる。どこに行ったってヤバい人はいるし、優しい人もいる。

    国際結婚をした知り合いの話を聞く度に、母国語でない言葉で感情を擦り合わせていくのは本当に大変そうだなぁ…と思っていたけれど、言語が違うからこそ、一層の慎重さをもってその作業に当たったり、一定の諦めがあるから期待し過ぎずに住むという利点も

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    2024年07月31日
  • ある晴れた夏の朝

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    良書。多くの人に読んでほしい。 アメリカの高校生8人が夏休みに、原爆について賛成派と反対派に分かれて公開討論するという話。彼らは非常に多くの時間を割き、綿密な調査や資料、シナリオを準備した上で討論していて、私自身、知らない内容もあった。原爆の是非だけではなく、人種差別の話や、立場による解釈の違いなど、色々と考えさせられる。  読みがなも振ってあるので、小学校高学年でも読めるかと。

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    2024年06月22日
  • ある晴れた夏の朝

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    広島と長崎への原爆投下。アメリカ人の学生達が肯定派と否定派に分かれて討論するという内容。
    児童書に分類される本なんですかね?とても分かりやすくて読みやすかったです。
    登場人物を色々なルーツをもつアメリカの学生達にしたのも良かったと思います。
    日系人部隊第442連隊の事は全く知りませんでした。読んでいて胸が苦しくなりましたが、知れて良かったです。
    読後感は良かったのですが、最後の核に関する出来事の年表を見ているとわたしは悲観的な方に気持ちのベクトルが向かいました。なんでだろ?
    まだ一度も広島も長崎も行った事がないので、行ってみたいと思いました。

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    2024年06月12日
  • 望月青果店

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     キョンキョンが解説していたので読んでみた。母親と娘との関係が複雑でもどかしいということが伝わった。自分にも娘と息子がいるけれど2人への想いは全く違うものだと自覚しているから自分が特別ではなかったんだとも思った。言葉では説明しがたいことが物語を通じてストンと落ちたようだ。それにしても果物を通して全盲の夫との現在の生活、青果店で育った鈴子の過去が行ったり来たりでラストは未来への続くという半生を体感できた。

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    2024年05月25日
  • ある晴れた夏の朝

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    広島・長崎の原爆についての肯否にを8人の若者たち、そしてそれぞれの人種たちの議論繰り広げられるお話。
    あの恐ろしい原爆から今年で79年。戦争すら知らない私たちが、もし、また戦争が起きたらどうなるのか…この本の中に、それぞれの若者たちが調査し、言葉の戦いがヒートアップ!
    広島や長崎、ハワイの真珠湾戦争など争いも学校でさらりとした勉強していないため、私の知識も乏しく、改めてネットで調べたり勉強になった。
    文章もルビが付いているので、小中学生さんにもおすすめしたい。

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    2024年05月18日
  • 幸福の一部である不幸を抱いて

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    誰かを好きになるということは、誰も制限することはできない。好きになっちゃいけない人なんてこの世にはいない。恋は自由。だからこそ不自由。
    何も気にせずあの人の胸に飛び込むことができたらどれだけ幸せだろうか。理性なんて今すぐ捨てたい。でも、できない。
    だから。だからせめて。ちゃんと返すから。だから今だけはどうか。
    そう願わずにはいられない。

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    2024年05月15日
  • ある晴れた夏の朝

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    様々な出自を持つアメリカ人8人が、原爆の是非についてディベートを行う構成。

    話として上手く纏まり過ぎているきらいが感じられ、星ひとつマイナス。

    日本人としての一番のハイライトは、原爆慰霊碑の
    「安らかに眠って下さい。
     過ちは繰り返しませんから」
    の解釈の部分。

    まさか、日本人の反省と捉える解釈が有り得るとは。
    フィクションだから、と思いたい。
    衝撃の展開であった。

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    2024年03月25日
  • 空から森が降ってくる

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    爽やかな本に出会ったという感想が読書中も読み終わったあとも続いています。森林浴のような心地良さを感じる小手鞠るいさんのエッセイ集です。
    ウッドストック という、北海道の富良野のような美しい自然の中に移り住んだ著者の、四季折々の自然から受ける恩恵が綴られています。

    森の中で 著者は、季節の移り変わりは空から降ってくるのだと捉えます。
    季節ごとの光が、生き物の声が、植物たちの息吹が、あるいは枯れていく彩りが、見ているものの心を治療していくと。

    自然の中で生活することは楽なことばかりではないし、日本も大好きだけど、それ以上に、ここが自分に一番あった場所だと言える著者を心から羨ましく思います。

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    2024年03月21日
  • いちばん近くて遠い

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    ままならない男と女。
    正直に生きれば生きるほど、堕ちていく。
    帯の紹介は、こんな感じ。
    多少、ねちっこいと思うところはあるけれど、先が気になって優先的にに読んでしまう、昼メロ的中毒性がありますね。
    三組のカップル+一人のバリキャリ50代美貌起業家女性が、絡み合う恋心と身体。
    一組目は、長い交際の末にようやく婚約にたどり着いた若いカップル。女性は、真面目で仕事も頑張るんだけど、なぜか彼以外の優しさを必要としてしまう。
    次は、結婚8年、子供はまだいない。ご主人は奥様大好き、妻は不安定な夫婦。ご主人に充分愛されても、若い頃の元彼の奔放さに振り回される妻。
    そして、バリバリの不動産マンから子供の交通事

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    2024年02月04日
  • 空から森が降ってくる

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    森で暮らす筆者とそこに生きている動物や生き物のありさま。
    優しい文体と自然の情景が鮮明に浮かびました!

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    2023年12月24日
  • 放課後の読書クラブ

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    読書離れしている中高生向きの、本の紹介、
    あるいは、小説家を目指す若者向けの案内書、
    のような感じ。

    誰しも、運命の出会いの本はあると思う。
    それによって、考え方、生き方が、一気に変わることがある。

    村上春樹さん、やなせたかしさんは、
    私も大ファン!
    20代の頃読んだ、やなせたかしさんの詩集は、
    落ち込んだ時の癒しの一冊だった。
    今でも大切に本棚に保管している。

    ウッドストックのマイホームでの✕を見て、
    森と動物たちにも、毎回癒されている。

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    2023年12月06日
  • 欲しいのは、あなただけ

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    感想
    誰か別の人を見つける。生涯をかけられるような趣味を見つける。今まで好きだった人を忘れる。だけどどこまで行っても逃避行でしかない。

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    2023年12月01日
  • ラストは初めから決まっていた

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    自分の体験したことを
    そのまま書いていけば、
    自然と小説になる。

    いつしか魔物が起きて
    自ら物語を語り始める。

    それなら私にも書ける


    いやいやそんなに簡単
    ではない。

    数学と違い正解がない
    世界。

    だから苦しいし楽しい。

    それが書くということ。

    現役作家が説く小説の
    書きかた。

    フムフムの連続でした

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    2023年10月17日
  • 川滝少年のスケッチブック

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    アメリカで暮らしている小5年の男子、深青(みお)が夏休みに母の祖父を訪ねて岡山に行く。そこで同じ年頃を戦争中にすごした祖父のスケッチブックに記された毎日と向き合い、追体験していくお話。まずアメリカで第二次世界大戦がはじまる前の祖父の生活を絵日記のように記したスケッチブックを見つけるところからスタートする。
    絵が多いので当時の生活がよく理解できる。岡山なので原爆の後に被爆者が運ばれてきたのを見る様子や、空襲の後の死骸がたくさんある状況に慣れていく様が心に残った。マンガ的なイラストだけでなく、深青が語る文章を並行して読まないといけないので、多少の読解力は必要。
    戦争中の生活が現代とかけ離れてしまっ

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    2023年09月13日
  • 川滝少年のスケッチブック

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    へー『海軍めしたき物語』なんかを思い起こす軽やかで上手いイラスト、なんと著者のお父さんなの、この上手さでプロではないんだ!? と段階的にびっくりしました。戦争中や戦後のことの記録は資料的な価値が高いでしょうが、巻末の楽しそうなアメリカ旅行記もよかった。

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    2023年09月10日
  • 川滝少年のスケッチブック

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    著者の父親が自分の少年時代を描いた絵日記をもとに、著者がそれを読む孫と娘の目線で描いた小説。当たり前に軍国少年として育つ戦時中の少年のリアルな日常は、戦争のない時代とあまり変わりがなく、私たちの時代と地続きなのだと感じる。戦争を知らない世代がほとんどになった今こそ、このような本が必要だと思った。

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    2023年08月26日