小手鞠るいのレビュー一覧
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3.4年。物語の中の一つの要素として出てくるのではなく、全面的に説明的なので図鑑読んでる感覚。ストーリーを楽しみたい子よりは、生き物好きへ渡す本。Posted by ブクログ
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ベイカリーカフェを開店した主人公が
中学生だった頃のお話。
夕飯の献立を考えることすら嫌になっている私にとって
料理の楽しさを教えてくれるような作品だった。
主人公は中学生ながら、文学にも精通しており
自分自身が中学生の頃に読めば、揺れ動かされるものがあっただろう。
2時間程度でサクッと読みや...続きを読むPosted by ブクログ -
女性達の情事が、主人公を変えながら目まぐるしく展開していく。
そのスピード感につられて一気読み。
今まで読んだ小手鞠さんの作品とは異なった雰囲気で、これはこれで面白かった。
が、登場人物の心情はわかるようなわからないような。
こういう世界に自分が疎くなっているせいかも。Posted by ブクログ -
始業式、一学期と学校のように最後の章では作家になるためにというページがありたくさんの本が紹介されていてきっと悩みながら答えを探す人たちの道標となるのではと思いました。Posted by ブクログ
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カフェをオープンした店主の中学生の頃のお話。
最後まで読んで最初にまた戻って、ただのお店じゃなくて沢山の想いが詰まったお店だという事に気付いた。
本当にあったら行ってみたいな。
最後にレシピも載っていたから作ってみようかな。Posted by ブクログ -
中学、高学年向け。大人の方が好きだと思う。私的に⭐︎4だけど、児童的には、文章の繊細な言葉の巧みさや美しさに浸る時間の流れはまだ早いのかという気がしたので小学生視点で3。著者の好みの現代作家の読みたくなる作品から古い本まで紹介されている。Posted by ブクログ
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子供向けなのに、結構しっかり死についてはっきり書かれているんだなと思った。読んでいて子供がどこまで感じ取れるものなのか気になった。これを読めるくらいの年齢の子なら響くものなのかな。Posted by ブクログ
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タイトル通り、一冊の本、もっと言うと、主人公たちにとっての大事な「一冊目の本」との出会い、一冊の本で繋がる人間関係、なんかが軸にあるアンソロジー。さすがは「ダ・ヴィンチ編集」といった感じ。すでに知ってる話もあったが、原田マハ「砂に埋もれたル・コルビュジエ」・小路幸也「ラバーズブック」がお気に入り。そ...続きを読むPosted by ブクログ
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オープンしたカフェの話かと思っていたが。。。
あら、違った。
違ったことに気づくまでは、少し混乱。
しかし。。美味しそうなご飯達だなー。。
オープンしたカフェのパンも食べてみたい。
きちんと引き継がれる物。
引き継いだ者も、引き継がれた者も、幸せだな。。と思う。
お昼ご飯を食べずに読んだのを...続きを読むPosted by ブクログ -
作者の小手鞠さんが50年の想いのがこもった作品。お話し悲しいな。あの時代に生きた人々の思いが伝わる。でもたくさんの人々が亡くなるテロは、悲しい。テロがテロを生むのはやりきれない思いでいっぱい。Posted by ブクログ
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小手鞠るいさんの恋愛小説といえば、「エンキョリレンアイ」のイメージが強かったので、この作品はそれに比べるとあっさりした感じで物足りなかったです。
さらさらと流れるような展開。
私はトキオがひどい男すぎて嫌でした。この人との話がメインではないのでいいのだけど、因果応報で何か報いがあればいいのに、こんな...続きを読むPosted by ブクログ -
詩吟じゃないの、呻吟。
意味は、苦しんで、呻くこと。
うんうん唸ること。
小説家の仕事は、ほとんどこれだけに終始すると言っても、過言ではない。
しかも、できあがった作品には、呻吟のあとを、ほんの少しでも残してはいけないの。
苦しんで、苦しんで、その苦しみが透明になるくらいに苦しむの。
だけど、読者に...続きを読むPosted by ブクログ