小手鞠るいのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
まずは、「パイロットフィッシュ」「アジアンタムブルー」の著者、
大崎善生氏の解説を抜粋されたい。
読む側の空想の空をどこまでも広げてくれる、物語の中に入り込み考える
自由を与えてくれる、そしてわたしたちはコンテナのように小説という広
大な海の中に浮かんでいればよい。
小手鞠るい氏のことを、自由を与えてくれる作家、だと賞賛している。
考える余地を、そっと、置いてくれているのだと喩えている。
恋愛小説なのに、恋愛小説のような感じがしない。
そもそも、恋愛とは何なのか。評者はわからない。
燃え滾る欲望を持つことなのか、
何かも捨ててしまっていい気持ちになることか・・・。
ある場面で、 -
Posted by ブクログ
07年7月。
支配欲をむき出しに、時に力で組み伏せる「男らしい人」と、家庭をもちながらもひたむきに愛してくれる「優しい人」。
主人公かもめは言う。「私は不完全な死体として生きている。二つの恋を思い返すときだけ、私はつかの間の生者となれた。」と。
何が欲しかったの?
自由でもなく、後悔でもなく。孤独感を逃れるための束縛かい。
第12回島清(シマセ)恋愛文学賞受賞作 。
☆印象に残った文章。
わたしたちはホテルの一室にチェックインした。
「こういうところに来たからといって、何かしなきゃならないってことはないんだよ。服を着たまま、ふたりでこうして横になっているだけでも、僕は安らぐし、あなたがい -
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Posted by ブクログ
「早川書房ラジオ ダメでもともと!」って番組知ってますか?
編集として入社した5年目男女の2名での番組
書評家のラジオとかはよくあるんですけど、出版社の社員のラジオってなかなかないと思うんです
どれくらいの人が聞いているのか知らないですけど、ゲラ読みで面白いと思った作品とかまだ世に出ていない新作の特に推したい作品を熱く語ったり、と思ったら早川書房近くのうまい店の紹介したりと、月1放送ですけど僕毎月楽しみにしてるんですよ
(Spotifyから聴けますよ)
でこのラジオ女性の方が金元さんって方なんですね
金元さんがこのガラスの森を幼少時に読んで感動し心の本になってたんです
そこに友達が最近フィギ