小手鞠るいのレビュー一覧

  • 幸福の一部である不幸を抱いて

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    良かったです。思いの外良かったです。不倫の話。序盤はよくある不倫のノー天気さが書かれてますが、作品の(不倫話の)楽しさはやはり終盤ですね。小説ですから綺麗な物語となってますが実際なら気持ちが持たないでしょう。

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    2025年04月17日
  • イズミ

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    二つの時代の生きざまが描かれる。
    一つは第一次世界大戦に日本赤十字社の欧州派遣救護班としてフランスに看護の仕事で赴いたイズミ。
    一つは小説を書いている海外在住の沙羅。今回は、イズミの物語に取り組んでいるということで、書くことに悩んだり、日本にいる父の危篤で一時帰国し、うまく関係を保てなかったあれこれとも直面するところが描かれる。
    物語ふたつがかなり交錯して描かれていくので、少し入り込みにくかった。もっとイズミの方のお話をしっかり読みたかったと思った。
    心情が大人よりなので、中学校以上。

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    2025年04月11日
  • ごはん食べにおいでよ

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    三島由紀夫に村上春樹の文学。エレカシの音楽…こんなクラシックな中学生、いるかぁ?とツッコミながら読んだ。作者の趣味ダダ漏れ。
    ちょっとファンタジー寄りかも…

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    2025年03月17日
  • 空から森が降ってくる

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    アメリカの森の中での暮らし。なにもかも日本とはちがうね。読んでいるだけだとすごく楽しそうだけど、苦労も多そうだ。

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    2025年03月07日
  • つい昨日のできごと

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    サブタイト?「父の昭和スケッチブック」に惹かれて手に取る...

    著者の父親のスケッチを通して昭和の時代(=著者の父の)を振り返る?構成??

    感想は...ちょっとコメントしにくいなぁ〜

    スケッチ、写真...
    こういうもので生きた時代を振り返るってこともいいのかな...と思った。

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    2025年02月23日
  • お母ちゃんの鬼退治

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    以前は著者のお父さんのエッセイを読んだので今度はお母さん。不運にも失明したことで夢を諦めたが、再び色々なことに挑戦し資格や賞を取る話などはまさに挑戦者。戦前に生を受けたとは思えないほどバイタリティに溢れている。

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    2025年01月30日
  • 望月青果店

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    この世で大好きなようで大嫌いなようでもある、母という存在。母娘の距離感や喧嘩がリアルで、ちょっと読んでてテンション下がる場面もありました。

    誠一郎さんとの恋愛ものかと思いきや、その要素はあまりなく。海外暮らしも嫌な現象が多く描かれていたので、もう少し読んで楽しめる場面が欲しかったなあ。

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    2024年12月15日
  • 情事と事情

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    面白かったです。女のドロドロ大好きですが、これは度が過ぎる。体力が要りますね。気分的にもう少しライトな感じのが読みたかったので、これは再読する事にします。

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    2024年12月15日
  • 川滝少年のスケッチブック

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    この本の元になった本を先に読んだので被るところはあるが、こちらは子ども用に読みやすくされている。子どもでも読んでほしい、平和について考えてほしいと強く思う。

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    2024年12月09日
  • つい昨日のできごと

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    予想とは少しイメージが違う内容でしたが 激動の昭和を生き抜いた お父さん凄い人生でしたね。
    悲惨な時代もあったのでしょうが イラストがどこかユーモアがあって なんだかホンワカしてしてしまいました。とにかくイラストがお上手。
    お子さんにはイラストのほうがわかりやすいですね。

    同年代の亡き父 もっとたくさん話を聞けばよかったなと思いました。

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    2024年11月12日
  • つい昨日のできごと

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    戦中を生き抜いた1人の軍国少年だった父親が残した絵日記。イラストも上手で戦争中のことや、戦後の世界のことなどよく分かる。こういうその当時のことが知れる生の資料が絵付きであるなんて素晴らしいなあと思う。

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    2024年11月03日
  • つい昨日のできごと

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    筆者の父ちゃんが描きためていたイラストでみる戦中戦後の日本。
    これがなかなか味がある。
    他人の日記って興味あるので、これはこれで楽しく読めたよ。

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    2024年10月23日
  • わたしの猫、永遠

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     本書に登場する「メイミー」こと「花森真美絵」は、時代設定も年齢的にも小手鞠るいさん自身と似通った様が、まるで私小説のようにも思われた、それは小手鞠さんが1992年からニューヨーク州在住であることや、彼女の側に14年間ずっと居た猫の存在が、彼女の人生に於いて、いかに大切でかけがえのないものであったのかを物語っていて、しかも猫をテーマにして書いた長編小説は本書で四作目になるという、この猫に対する拘りは、愛し続けることが如何に幸せなのかということを、自ら実践しているようにも思われた。

     しかし、その反面、たとえ愛する猫がこの世からいなくなったのだとしても、人は変わらずにその幸せを見出して生きていけるのか? ということも、自らに絶えず問い掛けているような、そんな相反する複雑な気持ちのやり取りには、本書の『幸福とは常に、諸刃の剣』の言葉が染み入るようで、猫好きにとって愛する猫とは、他のそれでは代替できない程の特別な存在であることを、小手鞠さん自身の人生を通して教えてくれたようでもあった、その内面でずっと燻りながら燃え続ける想いというのは、おそらく本人にしか分からない。

     物語の内容は、私の人生とかけ離れた世界観で共感しにくかったものの、世界でどんなことが起ころうとも、自らの人生がどんなに苦難に陥ろうとも、猫が私を幸せにしてくれることだけは確かなことだということを実感できたことが、私にはとても嬉しかったことから過去の三作品も読みたくなり、小手鞠さんがどのようにして、それと向き合ってきたのかを知りたくなった。

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    2024年10月17日
  • 初恋まねき猫

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     まさに、理想の世界でした。猫を通じてお手紙をやりとりするお話。こんな文通してみたいなと思いました!私のマンションのベランダに昔、猫が入ってきたことがあったのですが、あのこはもしかして私の初恋まねき猫だったのかなと思うととてもどきどきしてしまいました!私もこんな恋愛してみたいです。
     

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    2024年09月19日
  • 鳥

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    ネタバレ

    アメリカに住む千歌と日本に住む絵里奈はステップファミリー。二人の関係がなんとも良い。野鳥が好きな二人のメールには鳥の話題がたくさん出てきて、鳥好きには楽しめる。鳥の英名と和名の紹介もおもしろい。
    渡り鳥で季節の巡りを感じ、子育ての姿に感動する。鳥の囀りの不思議。
    『野鳥の魅力は、人の手で触れないこと。偶然、ほんの一瞬しか。だから見ることができた人は、幸運に恵まれた人』うん、分かる分かる。

    千歌は、夏休みに動物の保護団体にボランティアで参加し庭鳥の世話を体験し、指導者ボブの影響を受ける。『庭鳥は友だち。友だちは友だちを殺して食べない。これがやさしくて美しい人間のすること』と。千歌はチキンを食べないと決める。
    う〜ん。このセンテンス、
    この本を読む多感な思春期の子どもをある方向に導いてはいないか?とても不安になる。

    『全ての命に意味がある。意味と存在意義と存在価値が』
    心に沁みる大切なフレーズが散りばめられている。
    その中に『食べない』が自然に入り込んでいることがこわい。
    成長期の子どもに動物性タンパク質は必要だし、人間として自然な事だと思う。

    親を理解しようとする姿や、恋への憧れ、愛犬の死へと話が進む。なんだか盛りだくさんだな。あれ野鳥の話は?

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    2024年09月18日
  • 見上げた空は青かった

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    戦争って誰しもが忘れてはいけない、いや、忘れられない大きな大きな出来事だと思わせてくれる1冊です。もっと戦争のことを知りたいなって思いました。二度とこんなことが起こらないように…。

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    2024年06月26日
  • 窓

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    親子の深い深い関係性にグッと来ました。こんなにお母さんと娘の関係って大きいのか、と驚かされる1冊です。

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    2024年06月26日
  • 女性失格

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    ネタバレ

    とんでもない女の話なのだろうと読んでみたけど、共感できる所も多かった。
    いつも寂しいような、結婚した時にもう寂しさを感じなくていいと思った、結局男も女も自分が可愛い…
    小さい時から人間不信だった葉湖が良夫と結婚して幸せそうな描写は、微笑ましかったけどな…
    裏切りは本当に心を殺しますね…
    葉湖さんは、実在されてて、もうお亡くなりになられてるのかな?
    作家にはなれなかったけど手記が世に出た事は彼女にとってよかったのではないかな。

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    2024年03月19日
  • 望月青果店

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    母と娘って上手くいかないんだよね…と妙に納得。会いたいけど会いたくないという気持ちが雪で閉ざされてどんよりしている感じや、停電してバタバタハラハラしている心境とかですごく伝わってきた。心が落ち着かない感じ。考えなくなくてもバタバタしている間にふと浮かんでしまうような。それでも何にかのタイミングで母の本当の思いとか今まで気づけなかったものにハッとさせられたりするのかな

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    2024年03月12日
  • 永遠

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    永遠に忘れられない「過去」と
    永遠に続いてほしい「現在」に 生きる女性。
    39歳、離婚歴あり、英語短大講師。
    「過去」の男は、高校時代の友人の彼。レイプのような一夜だけの男。
    「現在」の男は、新進気鋭の政治家。妻子あり。
    むろん不倫、仕事でもブレーンとして、物分かりの良い愛人として、均衡の取れた大人の関係。
    そこに、一枚の葉書が届く。母となった高校時代の友人の現況を知らせる便り。
    まるで過去からの葉書に 過去と現在の永遠の不確実さに動揺する。
    小手鞠さんに慣れてきて、小気持ちの悪さが気持ち良くなってきた。
    恋愛サスペンスという紹介だったけど、ラストにあんまりな事件はあるが、二人の男性の見えない部分がサスペンスかなあと思ったりしている。
    参考文献に、代議士秘書関係の書籍がたくさんあったから、こんな事もあるかもねと楽しめました。

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    2024年02月11日