小手鞠るいのレビュー一覧

  • あなたにつながる記憶のすべて

    Posted by ブクログ

    友達というほど近しくはないけれど、人生の様々な場面で出会い、その後会うことのない人たちを想う短編集。
    どの短編からも死の香りが漂うけれど、暗く悲しい物語ではない。
    一期一会、出会いに感謝する私小説。

    0
    2013年11月13日
  • お菓子の本の旅

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    どのお菓子も、文章だけでもとっても美味しそう。
    再現した写真や映像で見てみたい!
    ほのぼのとした中学生の物語かと思いきや、
    最後の最後は世界規模での恋の話に繋がるところが、小手鞠さんの小説らしいなと思った。

    0
    2013年07月17日
  • 猫の形をした幸福

    Posted by ブクログ

    この作家の表現はいつも関心させられる。表現力が豊さすぎる。
    結婚と猫。猫の一生が家庭での幸福につながっている、単純
    なストーリーなのに。  小手鞠に脱帽である。


    《本文より》
     心地よく私の体に染み通ってくるような、関西の言葉を話す人だった。

     未知男は泣いていた。その泣き声が山を越え海を越え、大陸を越えて、わたしの耳まで響いてきた。

     その瞬間、猫の魂が体から抜けて、どこかに飛んでいくのがわかった。
     それは、助走なしでダイニングテーブルの上に跳ね上がっていた、若か  りし頃の跳躍を思わせる軽やかな旅立ちだった。

    0
    2013年06月14日
  • 猫の形をした幸福

    Posted by ブクログ

    号泣しました。読まなければよかった。
    喪失がどんな感情をもたらすのか。想像すらしたくなかった。
    どんなに愛し合っていても悲しみは共有できない。1人で抱えていくしかない、ということ。

    0
    2013年04月20日
  • 空と海のであう場所

    Posted by ブクログ

    るいさんらしいタイトル。
    ストーリーもるいさんの作品だと知らなくても
    読めばわかる、とても”らしい”作品。

    イラストを描く木葉と童話を書くアラシ。
    偶然の出会いが二度あればそれは運命、
    なんてことを聞いたことがあるけれどふたりはまさに運命。
    木葉の大きくあたたかな心、強さ。
    アラシの弱さを太陽にあててふっくらした毛布で包むかのよう。

    あいだにはさまれる童話、
    アラシ作「泥棒猫と遊牧民」がとてもよかった。
    続きは?続きは?と気になってしまう。
    そして泥棒猫が遊牧民から盗んだものは何なのか。
    遊牧民のようなおおらかで外へ向けて解放しているような
    自然体な姿勢に憧れる。

    0
    2013年04月18日
  • 空と海のであう場所

    Posted by ブクログ

    自分は今まで猫だと思っていた。でも遊牧民なんじゃないかって。じゃあ、猫はだれ?よー太は待っていてくれたのだろうか、待っていてくれるのだろうか…?
    いずれにしても、傷付けたよー太の気持ちを少し感じたきがした。

    0
    2013年04月06日
  • 私を見つけて

    Posted by ブクログ

    日本人女性+アメリカ国籍男性、
    という5組のカップルたちの短編集。
    「私を見つけて」という物語はなくて、
    5つの短編集も以っての表題となっている。
    どのお話も「愛に国境はない」というコンセプトなのだろうけど、
    お国が違えば文化や生活が大きく違うし、
    そんな簡単にはいかないという持論が私にはあるので、
    それほど共感はできなかった。
    しかし、それを克服できる愛があるということも認めているので、
    とりあえずの★3つ。(笑)

    0
    2013年02月06日
  • 私を見つけて

    Posted by ブクログ

     アメリカ国籍の男性を好きになった話(短編集)。女性はすべて日本人。
     文化の違いや言語の違いによる伝わりにくいニュアンスから起こること、
    芽生えることがうまく描かれている。
     分かり合えない文化の違いは平行線で、そうなると心も通い合うことが難しくなるのだろうと思う。
     同じ国で生まれ育っても、生活のなかで”当たり前”とすることが違う。
    いくつもそんなことが起きて性格の不一致という理由で別れるカップルも少なくない。そう思うと国境を越えての結婚は、続いていくことが奇蹟に近いとさえ思えてくる。
     けれど原点に戻って考えると、人と人との気持ちの行き交いで、
    知らないうちに生まれる気持ちに国の違いなん

    0
    2013年01月31日
  • あなたとわたしの物語

    Posted by ブクログ

    ホテルを舞台に描かれる恋愛たち。そこには女性の欲望があり、性に対してもさまざまな形がある。恋愛の激しく狂おしい部分が強く描かれていて、時折苦しい気持ちになったりした。

    2013.1.23

    0
    2013年01月24日
  • 早春恋小路上ル

    Posted by ブクログ

     るいさんがどんなふうに進学し、恋をして、働いていたか。そういう日常生活が
    たっぷりとつまっている。
     「そこまでいいんですか?!」というぐらい書かれている。

     るいさんは「生きるエネルギー」に満ちている。

    0
    2013年01月20日
  • 欲しいのは、あなただけ

    Posted by ブクログ

    うーん。ちょっと唸ってみたくなる恋愛小説でした~。
    主人公のかもめが学生時代につきあってた「男らしい人」との関係と、かもめが結婚してから「優しい人」との不倫関係を描いた2つの大きな柱から成ってる小説です。

    私はこういう恋愛はしたことがないのでちょっと現実離れした感じはしたんだけど、
    1人の人をずーっと独り占めにしてずーっといたい。
    って言う気持ちはちょっと理解できました~。

    「男らしい人」との関係は、かなりSMの関係なんだけど、なぜそこまでしてそこまでされても「男らしい人」を愛してしまうのか、私には理解できなかった。ま、それがかもめのM的な性格なんだろうけど。。。

    結局、二つの愛、かもめ

    0
    2012年11月27日
  • 猫の形をした幸福

    Posted by ブクログ

    男と女、そして一匹の猫の、悲しくも心温まるお話しです。
    お見合いをして、互いに一目惚れ、心惹かれあい、すぐに結婚した二人。どちらにも離婚歴があり、とくに夫の方は、孤児として育った、不幸な生立ちをもつ日系アメリカ人です。いまは弁護士として、それなりに豊かな暮らしをしていますが、胸の中には誰にも埋められない空洞があります。また、妻は事情があって、子供を産むことができません。これまで生きてきて、けっして無傷ではいられなかった二人でした。
    新婚早々アメリカで暮らし始めた二人は、猫を飼い始めます。ペットショップで手に入れたのではなく、捨て猫を保護する施設から貰い受けてきた仔猫でした。運よく新しい飼い主が

    0
    2012年08月30日
  • シーツとシーツのあいだ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ふと、生きていくなかで、道に迷ってしまったとき。
    そんなとき偶然見つけたバーで、口に含んだカクテルによって導きだされる道の続き。

    短篇。うーん、こんなの書くんだ、ふーんって感じ。
    玉手箱を読んだときの衝撃が大きいから、暇なときに読む系な話。

    0
    2012年08月22日
  • 好き、だからこそ(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    短編集かと思ったら、オムニバス形式で進んで行くいくつものおはなし。
    最初はコテコテすぎるなぁと思いながら読んでいたけど、最終的には引き込まれてしまった。
    若い恋愛と忘れられないひと。
    だれにでもある恋のはなし。

    0
    2012年08月11日
  • 好き、だからこそ(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    好きって大変。
    忘れられない恋愛が
    絡まって、けど、ちゃんと前に進む
    大人なお話。
    ズルいなって思ったりもする。男ってズルいなぁって
    解説がまたいい感じです。

    0
    2012年07月19日
  • 海薔薇

    Posted by ブクログ

    ニューヨークと倉敷に離れての1年にただ1度だけの逢瀬。逢わずに育てる愛。40代半ばから始まった恋だからと言えばそうかもしれないが、十数年の時を経て…
    男性のほうの陶芸家の意地と愛の深さには感動した。『風の盆恋歌』を彷彿とさせながらも、まったく異なる世界となった。
    こういう恋愛もどこかにあってもいいなぁ、あって欲しいなぁと思った。

    0
    2012年07月19日
  • 欲しいのは、あなただけ

    Posted by ブクログ

    男らしい人と優しい人、2人の男性の恋愛話でした。

    入り込むと言うよりは、客観的に読んでいた気がしますが
    続きが気になったのと、本が薄いと言う事もあり
    さーっと読めました。

    優しい人の方は、わかる部分もありましたが
    男らしい人の方は、私にはちょっと理解できない部分が多かったです。

    0
    2012年05月06日
  • 海薔薇

    Posted by ブクログ

    やっぱり、こういう恋愛ものは苦手だ。ここまで盛り上がれる恋愛をしたことないからピンと来ないだけかも。広島弁もそうだけど、岡山弁も文字にすると違和感があるなぁ。

    0
    2012年04月19日
  • 空と海のであう場所

    Posted by ブクログ

    物語と進行して書かれているアラシの書いた猫のお話がとても印象的でした。小手鞠さんは綺麗な文章を書くなぁ。
    木の葉とアラシの関係に目が離せない感はあったけど、なんか物語的に何かが足りない感じがしました。
    透明感があってさらっと読めちゃう感じ。
    私の一番大切なものって何だろう…

    0
    2012年04月06日
  • 海薔薇

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    不倫の恋愛
    1年に一度の逢瀬
    男の「手」がセクシーに描かれていて好きです。
    こういった関係を築くのは困難でしょうが、困難がゆえ
    少し憧れてしまう。
    ドロドロした関係はあまり表現されていなく、不倫がいいとか悪いとかではなく、一つの恋愛としてきれいな内容にも感じました。

    0
    2012年02月23日