小手鞠るいのレビュー一覧

  • 本をめぐる物語 一冊の扉

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    最近お気に入りの中田永一さん、宮下奈都さん、宮木あや子さん等の作品が含まれた短篇集だったため、迷わず手に取りました。

    やはり中田永一さんはおもしろかった!
    朱野帰子さんの作品は初めてでしたが、他の作品も読んでみたいと感じました。

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    2014年10月13日
  • 本をめぐる物語 一冊の扉

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    タイトル通り、本にまつわる短編のアンソロジー。
    中田永一の作品が読みたかったのと、他の作家が著作を読んだことのない名前ばかりだったので、新規開拓のため読みました。
    表紙のイラストを見るに若い読者がターゲットかと思いましたが、話のキーとなる本は二次創作の同人誌から戦争に関わるものや官能小説まであり、全体として不思議な一冊。
    お目当ての中田永一「メアリー・スーを殺して」に関しては、メアリースーという言葉は知っていましたので、オタク趣味で中高生の時分そういった部活に所属こそしなかったものの周囲に部員の友人がたくさんいた自分としては、なんかもう胃が痛かったです。創作活動は簡単なことじゃないぞという内容

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    2014年10月04日
  • 早春恋小路上ル

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    乙女の春は、六畳と四畳半の修学院荘別館で始まった。京都を舞台に、恋に仕事に、泣き、笑う!オトナになる切なさを描いた青春小説。(BOOKデータベース)

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    2014年09月29日
  • 本をめぐる物語 一冊の扉

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    本をテーマとしたアンソロジー。

    それぞれ「本」「読書」に対するアプローチが様々なので、飽きずに楽しんで読みました。

    中田永一「メアリー・スーを殺して」は、オタク趣味の少女が二次創作小説を書くようになるが、いわゆる『メアリー・スー』(ファンが二次創作の中に登場させた自己投影したキャラクターのこと)に悩まされ・・・という話。
    小説を書くことで現実と向き合った結果、小説から離れてしまった少女が、世界を広げていったその先でまた小説と出会うという、本好きにはたまらない素敵なお話でした。

    小路幸也「ラバーズ・ブック」はノスタルジックな雰囲気が印象的。
    この世界観でもっと続きを読んでみたい。

    宮下奈

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    2014年09月29日
  • 本をめぐる物語 一冊の扉

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    二作目の「栞は夢を見る」はSFっぽいけれど、この作品は現実的でどの話もあり得そうで面白かった(^^)ほとんど読んだことのある作家さんだったので読みやすかった!一番好きなのは宮下奈都さんの「旅立ちの日に」かな♪「校閲ガール」も読みたい本の一冊です(^^)

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    2014年09月01日
  • 欲しいのは、あなただけ

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    こんなに好きで、こんなに落ち着いて、こんなに相性もよくて、こんなにこんなに…と思うのは、きっとずっと一緒にいられない相手だからなんだろうな
    男らしい人も優しいひとも、そうだからね
    ずっと一緒にいられる人と普通の恋愛&結婚がしたい

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    2014年03月15日
  • 永遠

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    ネタバレ

    憧れである親友の前で、そして親友の恋人に、壊されたいと願う主人公•由樹。
    同じ女の視点で見ると、地味でパッとしない印象を掲げているのに反して、なかなか強かな人間だと思う。

    一冊を通して、純粋無垢を貫こうとする由樹の、けれどそうではない姿が生々しい。
    政治家の狡賢い性質を孕んでいる惇や真山が「らしく」振る舞うことよりもなお、本当はタチが悪い人物だと思う。

    由樹が求めていたものは、何だったのか。
    相手がいると知りながら、自ら踏み込まない「良い子」な恋愛に一喜一憂し。
    自分の友人が恋人と付き合っていると知りながら、彼女もまたかつて自分を壊した人を求めていることに気付き。
    そうして、清算を試みる。

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    2014年01月26日
  • お菓子の本の旅

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    表紙があまりにもかわいらしかったので手にとる。

    手作りの一冊のお菓子の本が
    ひとりの少女、ひとりの少年の背中を押す。

    本をなくしてしまったところで、ああ、そっちに話が繋がるのかあ、とは
    思ったのだけれど、
    まさかそこまで時間がかかるとは。

    にしてもやはりおいしいものは人を幸せにするなあ。
    思わずそのレシピのものをつくりたくなってしまう。

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    2013年12月05日
  • あなたにつながる記憶のすべて

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    友達というほど近しくはないけれど、人生の様々な場面で出会い、その後会うことのない人たちを想う短編集。
    どの短編からも死の香りが漂うけれど、暗く悲しい物語ではない。
    一期一会、出会いに感謝する私小説。

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    2013年11月13日
  • お菓子の本の旅

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    ネタバレ

    どのお菓子も、文章だけでもとっても美味しそう。
    再現した写真や映像で見てみたい!
    ほのぼのとした中学生の物語かと思いきや、
    最後の最後は世界規模での恋の話に繋がるところが、小手鞠さんの小説らしいなと思った。

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    2013年07月17日
  • 猫の形をした幸福

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    この作家の表現はいつも関心させられる。表現力が豊さすぎる。
    結婚と猫。猫の一生が家庭での幸福につながっている、単純
    なストーリーなのに。  小手鞠に脱帽である。


    《本文より》
     心地よく私の体に染み通ってくるような、関西の言葉を話す人だった。

     未知男は泣いていた。その泣き声が山を越え海を越え、大陸を越えて、わたしの耳まで響いてきた。

     その瞬間、猫の魂が体から抜けて、どこかに飛んでいくのがわかった。
     それは、助走なしでダイニングテーブルの上に跳ね上がっていた、若か  りし頃の跳躍を思わせる軽やかな旅立ちだった。

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    2013年06月14日
  • 猫の形をした幸福

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    号泣しました。読まなければよかった。
    喪失がどんな感情をもたらすのか。想像すらしたくなかった。
    どんなに愛し合っていても悲しみは共有できない。1人で抱えていくしかない、ということ。

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    2013年04月20日
  • 空と海のであう場所

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    るいさんらしいタイトル。
    ストーリーもるいさんの作品だと知らなくても
    読めばわかる、とても”らしい”作品。

    イラストを描く木葉と童話を書くアラシ。
    偶然の出会いが二度あればそれは運命、
    なんてことを聞いたことがあるけれどふたりはまさに運命。
    木葉の大きくあたたかな心、強さ。
    アラシの弱さを太陽にあててふっくらした毛布で包むかのよう。

    あいだにはさまれる童話、
    アラシ作「泥棒猫と遊牧民」がとてもよかった。
    続きは?続きは?と気になってしまう。
    そして泥棒猫が遊牧民から盗んだものは何なのか。
    遊牧民のようなおおらかで外へ向けて解放しているような
    自然体な姿勢に憧れる。

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    2013年04月18日
  • 空と海のであう場所

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    自分は今まで猫だと思っていた。でも遊牧民なんじゃないかって。じゃあ、猫はだれ?よー太は待っていてくれたのだろうか、待っていてくれるのだろうか…?
    いずれにしても、傷付けたよー太の気持ちを少し感じたきがした。

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    2013年04月06日
  • 私を見つけて

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    日本人女性+アメリカ国籍男性、
    という5組のカップルたちの短編集。
    「私を見つけて」という物語はなくて、
    5つの短編集も以っての表題となっている。
    どのお話も「愛に国境はない」というコンセプトなのだろうけど、
    お国が違えば文化や生活が大きく違うし、
    そんな簡単にはいかないという持論が私にはあるので、
    それほど共感はできなかった。
    しかし、それを克服できる愛があるということも認めているので、
    とりあえずの★3つ。(笑)

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    2013年02月06日
  • 私を見つけて

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     アメリカ国籍の男性を好きになった話(短編集)。女性はすべて日本人。
     文化の違いや言語の違いによる伝わりにくいニュアンスから起こること、
    芽生えることがうまく描かれている。
     分かり合えない文化の違いは平行線で、そうなると心も通い合うことが難しくなるのだろうと思う。
     同じ国で生まれ育っても、生活のなかで”当たり前”とすることが違う。
    いくつもそんなことが起きて性格の不一致という理由で別れるカップルも少なくない。そう思うと国境を越えての結婚は、続いていくことが奇蹟に近いとさえ思えてくる。
     けれど原点に戻って考えると、人と人との気持ちの行き交いで、
    知らないうちに生まれる気持ちに国の違いなん

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    2013年01月31日
  • あなたとわたしの物語

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    ホテルを舞台に描かれる恋愛たち。そこには女性の欲望があり、性に対してもさまざまな形がある。恋愛の激しく狂おしい部分が強く描かれていて、時折苦しい気持ちになったりした。

    2013.1.23

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    2013年01月24日
  • 早春恋小路上ル

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     るいさんがどんなふうに進学し、恋をして、働いていたか。そういう日常生活が
    たっぷりとつまっている。
     「そこまでいいんですか?!」というぐらい書かれている。

     るいさんは「生きるエネルギー」に満ちている。

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    2013年01月20日
  • 欲しいのは、あなただけ

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    うーん。ちょっと唸ってみたくなる恋愛小説でした~。
    主人公のかもめが学生時代につきあってた「男らしい人」との関係と、かもめが結婚してから「優しい人」との不倫関係を描いた2つの大きな柱から成ってる小説です。

    私はこういう恋愛はしたことがないのでちょっと現実離れした感じはしたんだけど、
    1人の人をずーっと独り占めにしてずーっといたい。
    って言う気持ちはちょっと理解できました~。

    「男らしい人」との関係は、かなりSMの関係なんだけど、なぜそこまでしてそこまでされても「男らしい人」を愛してしまうのか、私には理解できなかった。ま、それがかもめのM的な性格なんだろうけど。。。

    結局、二つの愛、かもめ

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    2012年11月27日
  • 猫の形をした幸福

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    男と女、そして一匹の猫の、悲しくも心温まるお話しです。
    お見合いをして、互いに一目惚れ、心惹かれあい、すぐに結婚した二人。どちらにも離婚歴があり、とくに夫の方は、孤児として育った、不幸な生立ちをもつ日系アメリカ人です。いまは弁護士として、それなりに豊かな暮らしをしていますが、胸の中には誰にも埋められない空洞があります。また、妻は事情があって、子供を産むことができません。これまで生きてきて、けっして無傷ではいられなかった二人でした。
    新婚早々アメリカで暮らし始めた二人は、猫を飼い始めます。ペットショップで手に入れたのではなく、捨て猫を保護する施設から貰い受けてきた仔猫でした。運よく新しい飼い主が

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    2012年08月30日