小手鞠るいのレビュー一覧

  • おはなしSDGs 平和と公正をすべての人に 平和の女神さまへ 平和ってなんですか?

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    おはなしSDGS 平和と公正をすべての人に

    あらゆる場所で暴力死をへらす
    子供の虐待・搾取・人身売買なくす
    法律にも続く解決を全ての人が公平な司法利用
    武器の取引を減、奪われた財産を戻す組織的犯罪なくす
    (日本政府も財産を奪う=税金)
    汚職・賄賂を無くす
    説明責任を果たす公共機関の発展
    様々な立ち場の人を代表する形で物事が決められる
    国際かんの問題解決機関への開発途上国参加促進
    法的身分証明を持つ国にする
    情報への公共アクセスの確保(基本歴自由の保障)
    開発途上国紛争を解決する国際機関
    持続可能な開発の為差別のない法律政策を実施

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    2021年11月07日
  • 私たちの望むものは

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    シングルマザーの母親の年の離れた妹、ハルちゃん。ニューヨークで一人で暮らしていたが、突然亡くなり、日本に住む甥である夏彦の元に遺灰の引取主として連絡が入る。小説家を目指し、ボーイフレンドは不倫で結ばれることはなかった。夏彦は、ニューヨークのアパートを片付けながら、ハルちゃんを思う。

    ニューヨークの部屋を片付ける夏彦と、ハルちゃんの書き残したものが、交互に進む。
    ハルちゃんの思いが、静かに伝わる。

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    2021年09月19日
  • 庭

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    最近小手鞠るいさんの作品が続いている。

    つい最近読んだ「サステナブルビーチ」に続いてのハワイ舞台のお話。

    社会問題にからませるのは小手鞠るいさんのこだわりなのかと思うけど、ちょっと飽きてきた。

    居場所

    私自身「ここは私の居場所じゃない」と思ったり、「ここが私の居場所だ」と思ったけど時が経つに連れてそうじゃなくなったりを繰り返していて、今いるところもあんまり居心地良くなくなってきて、コロナが収まったら飛び出したい気持ち。

    いつになったら「居場所」が見つかるかなあ。

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    2021年09月12日
  • 本をめぐる物語 一冊の扉

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    田中栄一の作品「メアリー・スーを殺して」。

    所謂オタク女子という人物が小説を書いていて、ある人の言葉を切欠に現実と関わる。
    関わる先は大きくなっていく一方、メアリー・スーは?
    そう、メアリー・スー=中二病となっているが自らが生み出したキャラだ。
    作中のメインヒロインを理想の女性として置き、それに自分を投影していく。
    彼女の作品の中に必ず出てくる彼女の理想が、メアリー・スー。
    没頭していた時代に同じくそれらに没頭していた友人が、少し離れた時間に現れて「あなたの作品が読みたい」と。
    久々に訪れた母校、そこで転寝をした彼女の前に現れたメアリー・スー。

    キーボードを動かし始める動作で物語は終わる。

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    2021年09月11日
  • 午前3時に電話して

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    「明るくて、きらきらしてて、太陽みたいなみなみちゃん」はどうして変わってしまったんだろう、「おそろしいかいぶつ」って何だろう、と思いながら一気に読みました。

    「かいぶつ」の正体は予想と違っていたけれど、個性も家庭の事情も全く違うリレーメンバーの絆が出来すぎな気もするけれど、その違いゆえにいろいろな子に受け入れられるお話かもしれない。

    晴樹の追伸が書いてなくて、想像に任せるところが憎い。

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    2021年09月11日
  • 少女は森からやってきた

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    主人公の美幸のような少女はきっとたくさんいると思う。自分と違うものを受け入れて、違う視点から世界を見つめることで見える世界は変わる。

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    2021年09月09日
  • 海薔薇

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    最後にいろいろ詰め込んだ感は否めないけど、「はっ」とさせられるフレーズがいくつもあって、読んでよかったなと思えた。
    公と私、これからの自分の人生、ちゃんと考えて整えて進んでいきたいなと思います。

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    2021年09月02日
  • 庭

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    児童書。
    中学生の女の子が主人公。
    SNSいじめにより不登校に。
    家族が心配し、気持ちを切り替えるために1人でハワイへホームステイする。
    亡くなったパパの実家。パパの母親の家。
    使い終えたらドアは開けたまま。
    沈黙せずありがとうを言葉にする。
    植物を育てるのは心を育てること。庭を通して花たちを通して天地とつながれる。庭を整えることは心を整えること。
    曽祖母の話、ハワイにはルーツがある。
    言葉は使わないためにもある。深い。
    真珠湾での戦争。自分の祖国が今いる土地を攻撃してくる恐ろしさ。
    ハイディと暮らしていて、だんだんマナがしっかりしていくのを感じる。
    「西の魔女が死んだ」的な感じ。
    光がさすラ

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    2021年08月04日
  • ありえない恋

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    Story3と6が好きです。どうしてってくらい軽かったり重かったりして自分には理解できない部分がちらほらあるけど、まあそれは人生追々って感じなのかな。良い読後感。登場人物みんなに幸あれって感じです。

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    2021年06月27日
  • 九死一生

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    絵本作家の女性と建築家の男性の夫婦のお話
    猫絡みの内容でした
    解説によると著者の実体験が多そうな感じでした
    ペットも飼えば家族の一員なので内容には共感できます

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    2021年05月04日
  • ラストは初めから決まっていた

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    ザ・アオハルですね〜
    30年前の気持ちを味わいたくなり読んでみました。
    現実離れしたストーリーで韓国ドラマを見ているようでしたが、オバサンが恋する若者の気持ちを味わって胸キュンするのには良かったです。

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    2021年05月03日
  • ラストは初めから決まっていた

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    こういう恋のはじまりもあるか…なんて素敵!
    普段好んで恋愛小説読まない私もそう思わされた
    苦しい失恋からの大逆転、「言葉にできない三十パーセントの感情」に気づくまで、主人公たちが書く小説(物語内での現実?)の続きが気になってあっという間の読書時間だった

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    2021年04月09日
  • エンキョリレンアイ

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    運命的でキラキラとしたはじまりに、これは今のモチベーションで読むべき本ではなかったと、もっと幸せを享受したいタイミングで味わう本だったと後悔しながら読み進めたけど、読み進めていくうちに幸せだけじゃない描写が刺さって、なんだかんだ楽しく読めた。特に問答無用のハッピーエンドではない終わり方が、予想とは違ってよかった。
    あと、とにかく文章がきれいで、とっても好みの言葉運びだった。また読みたい作家さん。

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    2021年03月14日
  • ラストは初めから決まっていた

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    どストレートで、読んでいて気恥ずかしくなるような恋愛小説だった。でも余計な飾りがないシンプルさが潔く、2人の幸せを祈りたくなる。文学部の夏季特別講座「小説創作」の課題は「1週間で1作の短編小説」を書き上げるというもの。テーマは「恋愛」。主人公のことりには、つらいテーマだった……。以後、起承転結の4段階をことりと共にたどるが、この作品自体にも起承転結の罠が仕掛けられており、予想外の展開をする。読みやすい文章だし、先が気になって、一気読みした。

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    2021年02月28日
  • 君が笑えば

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    出来事と感情が同時にかかれているタイプ。

    心の中に思ってる人を一途に追いかけるっていうのはみんな同じだけど年齢とか立場によって追い掛け方も追い掛けられる限度も違うっていうのを教えられた感じ。
    フワーっとした感じが結構苦手、、

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    2021年02月28日
  • お菓子の本の旅

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    最初の方は物足りない気がしてたけど、どんどん引き込まれていった。
    このパン屋さんに行ってみたいと思ったし、この本を読んでみたいとも思った。
    自分のレシピを加えようとは思わなかったけど。

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    2021年02月18日
  • ラストは初めから決まっていた

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    知っている土地が出てくると聞いて楽しみにしていた本。
    久しぶりにピュアな物語を読みました。
    主人公の女性のきもちに、自分の中にゆさぶられるものもあり、新しい発見ができました。
    自分自身に突き刺さり、そっと寄り添ってくれました。

    きれいなお話。
    またあの土地をあるきながら今回のお話を思い出してみたいと思います。

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    2021年01月13日
  • 私の何をあなたは憶えているの

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    小説で1番多く書かれているテーマは恋や愛だと思う。
    それはやっぱり人間の動物としての本能で、人生において避けて通れない上に難関な問題だからなんだろう。
    他の生き物はより優れた遺伝子を遺すために相手を選ぶが、人間は不思議なものでそうとは限らない。そのへんが難しくさせてしまうのかな。

    本書はひっそりと帽子屋を営むつぐみと、間もなく死を迎える編集者の洋司、そして洋司が読んでいる原稿の中にいる夫を持ちながらも他の男性に惹かれてしまった由貴子の3人の視点でそれぞれの愛の物語が紡がれる。
    なんだか平凡な恋愛小説だなと読み始めたが、中盤からミステリ要素が出てきてから、ああこれは単純に愛って素晴らしいでしょ

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    2020年10月18日
  • 本をめぐる物語 一冊の扉

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    中田永一(乙一)の作品が収録されていること、そして本にまつわる話のアンソロジーということで購入。
    しかし、朱野帰子「初めて本をつくるあなたがすべきこと」と沢木まひろ「時田風音の受難」以外はすべて『ダ・ヴィンチ』に掲載されたものだった。
    『ダ・ヴィンチ』に掲載される作品は結構クセがあるので苦手だ。
    案の定、この短編集も特徴的というか・・・。


    中田永一「メアリー・スーを殺して」
    おもしろかった。しかし、終盤にかけておもしろさが加速していくような他の乙一の作品と比べると、ややしりすぼみしている。
    あと、主人公の内面の話だと思ってたら外に向き始めたことにもやや違和感があった。
    「メアリー・スー」と

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    2020年10月07日
  • 私たちの望むものは

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    ネタバレ

    ハルちゃんが死んでしまった…という事実から始まっていて、死因だけが最後まで何なのか…と付き纏うんだけど、終わりはちょっとホッとした。一つの事を突き詰めたら、周りがどう評価しようとも自分だけは確固たる己を手に入れることになる。それを体現した千波瑠は読み手からすると寂しいけど、夏彦や何も知らない娘に圧倒的な存在感を残しているのが面白かった。

    ハルちゃんの相手の魅力が、読んでいて全く伝わらなく不快だったために、ハルちゃんの手紙も少々痛かった。世代の違いなのかな。

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    2020年09月25日