星ちりばめたる旗

星ちりばめたる旗

小説・文芸
1,870円 (税込)

9pt

日本人であることが、罪になる。祖母は、母は、そんな時代を生き抜いた――日本人というルーツに苦しめられた祖母、ルーツを捨てようとした母、そしてそのルーツに惹かれる私。アメリカ在住日系人家族の三世代を描く百年の物語。太平洋戦争を挟んでの日本とアメリカの姿、時代に翻弄されながらそこに生きる人々のアイデンティティのありようを描き出し、現在の世界に巻き起こる問題をも浮かび上がらせる骨太な感動作。

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    ポプラ社
  • タイトル
    :
    星ちりばめたる旗
  • タイトルID
    :
    1051211
  • ページ数
    :
    374ページ
  • 電子版発売日
    :
    2021年12月10日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    2MB

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星ちりばめたる旗 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    山崎豊子さんの二つの祖国を思い出しました。

    子どものころは、好奇心も手伝ってか、昭和時代のことを知りたいと思って様々な情報に触れるようにしていました。
    が、大人になってからは祖国や世界の残酷な過去を知ることは恐ろしく、積極的な接触はできませんでした。

    ただ、やはり思うことは、わたしたちにできる唯一のことは、歴史を知るということです。知らないことは幸せなことですが、真実が何なのか事実が何なのか、知ることから始めなければいけません。

    0
    2023年08月30日

    Posted by ブクログ

    読みごたえはすごいけれど読むのは苦痛ではない、そんな話だった。根底に「家族とはなにか」を考えさせられる、感じさせられる。

    0
    2021年08月15日

    Posted by ブクログ

    「この旗を掲げ、この旗を守るために、いったいどれほどの人間が命を落としたことだろう」
    明治時代の棄民政策でアメリカに渡った幹三郎は、写真花嫁である佳乃を呼び寄せ、アメリカで家庭を築いていく。多くの子どもに恵まれ平和に暮らしていたが、真珠湾が攻撃され日本との戦争が始まる。幹三郎は危険人物として捕まり、家族も収容所に入れられ、日系二世である息子はアメリカ兵として戦争に参加する。
    幹三郎の時代だけでなく、日系三世である孫のジュンコの現在も書かれている。
    読むのが辛い部分も多かったけれど、読めて良かった。おすすめです。

    0
    2018年03月08日

    Posted by ブクログ

    アメリカ移民の三代に渡る記録.極貧から成り上がる強い意志と運.差別感情や戦争で翻弄されるも日本よりアメリカを選びとった人々の強い気持ち.そして母親の子供への愛,また子が母を思う気持ちに,せつなくなった.全体的に感情を抑えたさらりとした文章ながら,その言葉の背景に広がる壮絶な歴史をみせられていて,心にずっしりと響く物語だった.小手鞠氏の中で一番好きな小説になりました.

    0
    2018年01月13日

    Posted by ブクログ

    国を挙げて移民を奨励していた時代が日本にもあった。
    今や難民や移民に冷たい国なのに。

    アメリカに渡った3世代の物語。苦労してようやく手に入れたアメリカでの生活も真珠湾攻撃で激変していく。それまでも差別・排斥はあったけれど、それが露骨になっていく。どうして、戦争になると国というものに囚われてしまうのだろう。個人としてつき合ってきて、どういう人かがわかっている場合でさえも、敵対、排斥されていってしまう。本気でスパイだと思うのだろうか。本気で隔離しなくてはいけないと思うのだろうか。人は何のために戦うのだろう。どうして国のために人を殺したり、殺されたりしなくてはならないのだろう。

    私たち人間は非常事態に直面すると、集団は排除の論理に呑みこまれてしまいがち。それを乗り越えていくことはできないのだろうか。どんな時も何があっても多様性を尊重し、認め合うことができるようになりたい。

    3世代の女性が誰の話なのか、誰が誰に語っているのかが途中混乱してしまい、何度も読み返した。今、人に貸してしまって手元にないけれど、もう一度丁寧に読み返したい。

    0
    2017年12月27日

    Posted by ブクログ

    日系移民の3世代に亘る話。太平洋戦争時の日系人収容所の話が軸になるが、各世代の生き様、葛藤がよく描きこまれている。時代が飛び視点が飛んでも物語が破綻することなく、最後まで心地良い緊張感を保っている。。

    0
    2017年12月25日

    Posted by ブクログ

    再読。『二つの祖国』を読み、思い出して再度手に取りました。

    アメリカンドリームを夢見た大原幹三郎とその妻佳乃から始まる日系人三世代の家族の話。
    語り手は三世に当たるジュンコ。
    母ハンナはアメリカ人として生き、子供達にもアメリカン人として生きることを望んでいたが、ジュンコだけは日本を焦がれ、日本人の心を求めていた。

    『二つの祖国』ほど、アイデンティティに悩む人達の姿を感じることは無く、史実に基づいた実際にあった人種差別の、そして、母娘の話として読み進めていました。

    戦争が生んだ更なる人種差別。
    この歴史を知り、今後そんな不幸が起こることのないようにと願います。

    二羽の鶴に有刺鉄線が絡まるブロンズ像、思わず画像を検索してしまいました。
    こんな簡単なものでは無いはず…、は著者の言葉だと思いました。

    教科書で学ぶことのなかった歴史です。
    本との出会いで知れて良かった。
    まだまだ知らなければならないことは、きっとたくさんあるのだと思っています。


    2017.11.02 初読

    3代に渡る日系アメリカ人家族の物語。

    アメリカンドリームを夢見た日本人達がいた事は、無知の私は知りませんでした。
    そして、第二次世界大戦中の、日系人の苦悩もまるで知りませんでした。
    敵国の血を持つ者がどんな目に合うかは想像出来るようで、その域はきっと越えていることでしょう。
    悲しいことです。

    立場が違えば、戦争に対する見方も感じ方も変わります。
    でも、誰も幸せではない。
    戦争は、今後決して起こしてはいけない悲劇だと思います。
    興味深く、とても素晴らしい本でした。
    多くの人に読むべきものだと思います。

    0
    2019年04月27日

    Posted by ブクログ

    この時期になるとこういう本を読みたくなるんですよね

    日本でも、敵国としていた相手の人種差別は行われていたけれど、それは相手国であっても同じこと
    戦争は、何をもたらすのだろう……
    自分の国さえ良ければ、なんてそんな考え方には私は到底なれないな……

    0
    2026年08月15日

    Posted by ブクログ

    満洲国のことは日本史で学んだ。第二次世界大戦のことは毎夏、各メディアを通して目にしたり、耳にしたりして、それなりに少しは知っている。
    が、いかにそれらの「知識」が薄っぺらいものだったかと思い知らされる。そもそも「知識」ですらないのかもしれない。

    0
    2025年11月07日

    Posted by ブクログ

    アメリカ在住の日系一世、二世、三世のファミリーヒストリーでした。三世代のことが交互に語られるので、始めは少し戸惑いましたが、徐々に時代ごとに話が進んでいることに慣れて、いつのまにか夢中になって読んでいました。

    日系アメリカ人の方がどのように生きてきたのかを初めて知り、人種差別や戦争による苦労の連続に驚きました。

    日本人というルーツに悩む祖母、捨てようとした母、興味をもつ娘の三世代の時の流れは、私が初めて知った日系日本人に起きていたことでした。

    そのなかで夫婦の子どもへの思いの違いや、それぞれの子どもに対する母親としての思いの違いに、複雑な思いも感じとりました。

    この本は、日系三世の娘が自分につながる全ての人に捧げたいと思い、紡がれた、壮大な物語でした。

    読後は、星条旗の星一つ一つに生きた証のようなものを感じるようになりました。


    〈目次〉
    第1章 私たちはどこへ行くのか
    第2章 私たちはどこから来たのか
    第3章 私たちは何者なのか
    第4章 星ちりばめたる旗のもと
    第5章 私達は生きて死ぬ
    第6章 何者でもない者として


    0
    2025年08月09日

星ちりばめたる旗 の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    ポプラ社
  • タイトル
    :
    星ちりばめたる旗
  • タイトルID
    :
    1051211
  • ページ数
    :
    374ページ
  • 電子版発売日
    :
    2021年12月10日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    2MB

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  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
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