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Posted by ブクログ
猫と共に生きる女性の話。
独身でも猫と家さえあれば、彼女は幸福で、そのほかには何もいらないという。
世間一般では幸せと呼ばれる色々。
でもその幸せは誰にとっても平等に幸せかといわれるとそうではない。
守りたい価値観があって、好きな生き方があって、拠り所にしているものがある。
そんなものたちに、普遍的な幸せは敵わない。
幸せは排他的なようでいて、暮らしがそんな幸せを遠ざけていたり。相性が悪いね。
私にもそんなものがある。
それを失うくらいなら、世間一般のいう幸せはいらない。
誰にも理解されないだろうから、誰にもいわないけど。誰にも奪われたくないし。
とはいえ、さすがに主人公ほど、仕事中もかかわらず四六時中、猫のことを思うほどではないけど……笑
仕事関係者からの、将来を見据えた誘いに対し猫を理由に断るシーン。そのシーンを読んだとき、私はとある飲みの約束のためにバス停でバスを待っている時だった。
それがあまりにもこのストーリーとリンクして、笑ってしまった。
私は私の幸せを選びたい。
迎合はしない。妥協もしない。
しかし最後のシーンは痺れた。
幸せが別の幸せを呼んで、
幸せは雲みたいに形を変えていく。
幸せはみんな違って、良くて
幸せはいつも違って、良い。
それがもし叶うなら
瞳に映る幸せはひとつじゃなくたっていいのかもしれない。
Posted by ブクログ
普通の恋愛小説と一味違う。
人と人との恋愛ももちろん描かれているけれど、これは紛れもなく猫と人の恋愛本です。
猫好きさんにとってはぶっ刺さる言葉がたくさん詰まっていていて、途中から他人事じゃない気持ちで読みました。(逆に、猫を実際に飼ったことがない人には理解しがたい本かもしれません。笑)
(以下引用)
・あなたが猫の主人なのではない。猫があなたのご主人様なのです。
・小判でも、真珠でも念仏でも、いくらでもあげる。
・猫と暮らす喜びは、召使になる喜び。
・幸せは猫に始まり、猫に終わる。
・猫は生きて動いている愛。猫を飼ってるんじゃなくて、愛を飼っている。
最後の最後、あと書きを読んで、著者の猫愛の深さにぼろ泣きしました。是非あとがきまで読んでほしいです!(あとがきを読むまでは、本作の中に出てくる猫の飼い方に少し疑問があったので、作者さん猫を飼ったことないのかな?とちょっと思ったのですが、そんなことなかったです。)
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