井上真偽のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「その可能性はすでに考えた」の続編に当たる作品。
相変わらずマンガチックな推理合戦のお話であるが、今回は物語の展開が見事。
前作は登場人物の自己紹介的な意味合いがあったのもあり、キャラクターの個性を活かしきれてなかった感じがあるが、今作は見事に活かしている。それぞれの役割、行動が違和感なく、読んでいて楽しい。
物語は大きく前半部分と、後半部分に分かれている。
前半部分は、田舎で行われた結婚式の風習で、大杯に注がれた酒を親族でまわし呑む行事の最中に、なぜか男性陣だけが死んでしまうという事件が発生する。花嫁をはじめ、親族の女性たちも大杯の酒を飲んでいるのに、死んだのは男性だけという不思議。一体犯 -
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Posted by ブクログ
「推理」でなく「検証」。
始めは「?」でしたが、読み進めていくうちに、なるほどと唸りました。
解説にも書かれていましたが、数式とか出てきて、ド文系の僕からしたら「うっっ」ってなりかけましたが、それでも読み進めていくうちに、ちょっとずつ分かるようになりました。
そして何より面白い。
難解なトリックを見破ると言うのがミステリの王道で本書も同じですが、アプローチの仕方が今まで読んできたミステリと全然違う。
数理論理学的に矛盾する部分を分かりやすく、整理して数式にしているのがすごく面白い。
硯さんに惚れました。
井上真偽さんの作品はまだ『その可能性はすでに考えた』を読みましたが、すごく作者の頭の