井上真偽のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
前作のぎんなみ商店街の事件簿brother編、sister編では四兄弟と三姉妹がそれぞれ行う推理から違う真相が暴かれるというものだった。その中でお互いの作中で、対になる作品と繋がる描写があり新鮮な作品だった。
本作では1冊の中に四兄弟と三姉妹が織りなす推理劇が上手い具合に掛け合いながら進んでいく様は面白かった。
特に「くりとくら」と良太の子供3人の推理パートはとにかく可愛くて読んでいてニヤニヤしてしまった。
良太の「元太兄ちゃんだって、もう立派な大人だ。オレがついてなくても、たぶん一人で帰れる。」が一番のお気に入り。
学太と桃は恋愛の関係になったが、元太と佐々美・福太と都久根も恋愛でなくと -
Posted by ブクログ
ネタバレ災害により地下に閉じ込められてしまった盲ろうの女性を救助するまで___
中盤から浮かぶある疑惑に関して、そういうことだったのか!と紐解けた瞬間が気持ちよかった。
また、高木の口癖である
「無理だと思ったら、そこが限界」
という言葉は、自らに〝無理と思ってはならない〟または、〝無理と思ったら諦めよう〟という呪いをかけるような言葉だと思った。
これを言われた韮沢の気持ちには共感した。
そしてその疑惑について…
韮沢の妹・碧(みどり)は失語症をかかえている。
碧が行方不明になった後、盲ろうの中川さんと同じ空間に閉じ込められてしまう。
終盤になると、碧が中川さんを助けようと奮闘していたことが判明 -
Posted by ブクログ
ノンストップ・パニックストーリー。
バリアフリー、ユニバーサルデザイン、最先端のIT技術。
それらを駆使して建ち上がった“未来都市”。いわゆるスマートシティ。
岩盤の脆弱さに不安を抱えつつも、市長の思惑をのせて地下5階までのそれは完成した。
そして、こけら落としのその瞬間——街を巨大地震が襲う。
最新都市は、呆気なく崩壊した。
地下にただひとり残された女性・中川博美。
市長の姪である博美は、見えず、聞こえず、話せない。
人の進入が不可能と判断した救助隊は、ドローンでの救助誘導を決断する。
見えない目へ、聞こえない耳へ、意志を届ける。
火災、浸水、漏電、余震、時間…。
多くの障害が迫る -
Posted by ブクログ
ずっと気になっていた作品が文化に!!嬉
そしてYouTubeのほんタメMCのお二人が帯に!嬉
sister編はたくみさん
----------------------------------
あなたは、どちらから読む?
書き出しに惹かれ、
この本を絶対に読もうと
心に決めました。
----------------------------------
焼き鳥屋の三姉妹、
佐々美、都久音、桃。
次女の都久音をメインに、
ぎんなみ商店街で起こる事件を解決します。
佐々美が危なっかしいのと、
桃がしっかりしてるので、
とてもバランス良く、
楽しく読めました。
最後の話は本格的に事件で、
三姉妹も