井上真偽のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ面白かった!!
こんな状況もし自分が、、って考えたら肝が冷えまくるけど、懸命に命を救おうとする高木の姿には見惚れてしまうものがあった
こういう設定でもほとんど違和感なく読めるのは技術力の進化ももちろんだけど、井上さんの描写力が織りなす技でもあると思う。
ただ他の感想を見て確かにと思ったのは救助される側の心理描写があるともっと没入できるのかなとは思った。井上さんの人の心の動きを繊細に緻密に描く表現力で、中川さん側の心情を描いて欲しかったとは思う。
今ふと思ったけどそれをしなかったのも狙いなのかな〜、、韮沢の妹も中川さんも、”声”という自分の心を伝えるためのものを持ち合わせていないからこそ -
Posted by ブクログ
多少無理のありそうな設定や展開もあったが、ドローンを使った災害救助というテーマが新鮮で最後まで引き込まれた。
見えない、聞こえない、話せないという“三重苦”を抱えた要救助者を救うストーリーで、極限状態の緊張感がよく伝わってくる。テンポが非常に良く、次々とトラブルが起こるため、ページをめくる手が止まらなかった。
特に、ドローン越しにわずかな情報を頼りに救助を進めていく場面はハラハラ感が強く、映像作品を見ているような感覚で楽しめた。
細かいリアリティよりもエンタメ性を重視した作品だと思うが、スピード感のある展開や緊迫した救助シーンが好きな人にはかなりおすすめ。個人的には好みの作品だった。 -
Posted by ブクログ
「二つの毒が混在していた」「毒が毒を制した」「存在しないはずの毒が効果を生み出し、一方で存在したはずの物証を抹消した」
今回の作品は「毒殺」という犯行計画の二重進行が生み出した「奇蹟」のような事件。
そして父と娘
ー最後は父として死にたかったー
その行動が最善でないことを一平は理解していたはず
その思いが2度目の謝罪「すまん」に込められていたのではないかと感じ、娘自身も権力に抗えず我慢や自己犠牲の道を選んでいたからこそ、父の行動を認めたいと思ったのではないかと思う。
また最後の断想と冒頭の断想のつながり
生きるための毒(薬) 死ぬための薬(毒)という二面性をうまく使っているなと感じた。