井上真偽のレビュー一覧

  • ミステリー小説集 脱出

    Posted by ブクログ

    「罪喰の巫女」が一番良かった。人間二人の一人称をどちらも「私」にし、所々回想を挟むことによる撹乱。これから犯す罪まで見通し、実行されなかったことにしてしまう巫女の能力。
    「鳥の密室」も拷問の描写がピカイチですね。もちろん褒めてます。

    0
    2025年05月13日
  • 探偵が早すぎる (下)

    Posted by ブクログ

    みんな漫画みたいなキャラで魅力的
    事件を未然に防ぐ探偵という設定で、そんなにうまくいく?とは思いつつ、おもしろかった
    橋田の活躍もっと見たかったな

    0
    2025年04月19日
  • 探偵が早すぎる (下)

    Posted by ブクログ

    テンポが早すぎる。けど、早すぎて面白い。
    斜に構えて読むと、いろいろ整合性とかご都合感とかツッコミ始めたらキリがなさそうだけど、自分好みのバカバカしさで、いろいろ考えずに楽しめた。
    シリーズ化してほしい作品。

    0
    2025年04月01日
  • 聖女の毒杯 その可能性はすでに考えた

    Posted by ブクログ

    婚礼の儀で男性3人と犬はどのようにして毒殺されたのか。
    少年探偵八ツ星くんがいいキャラ!
    そして後半がそうつながるのかと…
    可能性を消していく推理、論理的だけど偶然とか誰かに罪を被せようとする行為が働かなかった場合は、こんなにうまくはいかなさそうだよなーと思ったり。
    でも面白かった!!

    0
    2025年03月23日
  • 探偵が早すぎる (下)

    Posted by ブクログ

    非常に読みやすくて、あまり考えずに読める楽しい作品でした。ピンチでも多分大丈夫なんだろうなと想定して読めるのでハラハラする感じは少なかった印象です。短編集向きの探偵像なので、殺人以外の日常の謎系で活躍するのも見てみたい。

    0
    2025年03月08日
  • ミステリー小説集 脱出

    Posted by ブクログ

    若手作家陣による豪華読みきり短編集。全てのお話がタイトル通り「脱出」を軸に据えたミステリーです。なんとなく暗い、難しいイメージを持って読み始めたのですが、予想よりは読みやすく読後感も悪くなかったです。
    「屋上からの脱出」阿津川辰海
    天文部の屋上観測で起こった閉じ込め事故。それは事故なのか?
    故意だとしたらだれが何の目的で起こしたのか?
    高校生の話なので、思惑はあるにせよ殺人などもなく読み心地良好です。
    「名とりの森」織守きょうや
    民族学的昔話を調べるのが好きなノキ。皆が恐れる森に夏の探検に行こうという。しかも最も入ってはいけないという時に。そんなノキを探しに森に姉と入ったタネチン目線で話は始まる。さあ、この森の持つ条件をクリアーしてノキを見つけて、タネチンは森から出られるのか。そもそも、今何が正常なのかわからずハラハラします。
    「鳥の密室」斜線堂有紀
    魔女狩りの時代(のような設定)、ベネデッタは聖女として教会に住み、働いていた。魔女への拷問や仕置きはデルンバッハ司教が行っていたが、いつしか手伝うようになり、措置に疑問を抱く頃マリアが捕らわれる。ベネデッタはマリアに心を寄せるようになり、救済を願い出て悪魔つきと判断され、さあ、どう脱出するのか?しないのか?マリアの命運は?
    「罪喰の巫女」空木春宵
    戦後すぐくらいの時代設定。古語のような言葉で流れるように押し積められた文体で怪しい世界が描かれる。某県S郡の深山にある籠守神社にいる罪喰様の存在にひかれた私。そこは神域であり、罪を犯した者しか潜れない場所にある。
    罪喰様がどういうものか、私は何を犯し、何を求めて神域へと向かうのかを、恐ろしく感じながら読み進めました。
    「サマリア人の血潮」井上真偽
    目を覚ますと記憶はないし、輸血されている?トオルはゾンビのような人たちがたくさんいる建物から脱出しなくてはならない状況下で、スピーカーから聞こえてくる僕の親友カズトの誘導により逃げ道を探す。その中でわかってくるトオルのおかれた状況とカズトとの関係が特殊。

    0
    2025年01月15日
  • 聖女の毒杯 その可能性はすでに考えた

    Posted by ブクログ

    登場人物の殆どかキャラ立ってて読んでて飽きなかった
    『恋と禁忌の述語論理』を読んでからだと、上苙の推理が如何に論理的か
    わかる
    論理的なんだけど、そこに人間ならではの感情があるのもクる
    結末は切ないけど、しっかり締めてて流石だと思った
    続編出ないかな

    0
    2025年01月03日
  • ミステリー小説集 脱出

    Posted by ブクログ

    SFから怪異、現実的な話まで多様な世界観だったので様々な状況下での脱出が楽しめ、最終的にどうなるのかよめないものが多くて面白かった。

    0
    2024年12月29日
  • 探偵が早すぎる (下)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    どこでどんな仕掛けが出てくるのか、ワクワクしながら読む手が止まりませんでした。
    終わり方も綺麗で、続きがあれば是非読みたいと思う作品です。

    0
    2024年12月09日
  • 恋と禁忌の述語論理

    Posted by ブクログ

    なるほど分からん!
    数理論理学難しい

    上苙丞シリーズかと思いきや上苙が登場するのはほんの一部分
    主人公は天才論理学者の硯さんと詠彦
    詠彦が解決済事件の内容を硯さんに話、硯さんはその事件の真偽を判断するという安楽椅子探偵さながらの推理をしていく
    またその推理の過程に数理論理学を用いるという一風変わった物語の展開がされる

    が数理論理学の内容が難しすぎて、さながら詠彦と同じ状態だった
    巻末資料もなんのことやらさっぱり笑
    ラスト付近にどんでん返しもありで物語自体は面白いので記号や符号の羅列が苦じゃないよという方はおすすめ

    0
    2024年12月09日
  • 謎の館へようこそ 黒 新本格30周年記念アンソロジー

    購入済み

    つまみぐいにアンソロ

    母がフォローしている恩田陸を少し読んでみようと思ったのですがこういう方向性は求めてなかったなあ…という感じ。ファンタジーはちょっと。
    しかし高田さんの作品だけかなり刺さったのでシリーズ読みたくなりました。こういうのと出会えるから良いのよね。

    0
    2024年10月23日
  • ミステリー小説集 脱出

    Posted by ブクログ

    阿津川辰海さんの屋上からの脱出。悪意なき犯罪者。
    織守きょうやさんの名とりの森。ファンタジーの一種かな。
    斜線堂有紀さんの鳥の密室。中世の魔女裁判の残酷なお話。無実の人達を無惨に拷問死させたキリスト教。
    空木春宵さんの罪喰の巫女。怖い!で、最後にどんでん返し。ひゃ~。
    井上真偽さんのサマリア人の血潮。極秘の研究施設からの脱出劇。吸血鬼の要素が物語を盛り上げる。そこに主人公の揺れ動く心情。短いながらもよく考えられてると思います。

    0
    2024年10月19日
  • 新世代ミステリ作家探訪~旋風編~

    Posted by ブクログ

    近年、活躍が目覚ましいミステリー作家10名へのインタビューをまとめた作品。

    私にとっては著作を読んだことがあったり、積んでいたりする作家さんが大半。そんな彼らの作家としてのバックボーンや創作に関することは、とても興味深く読めました。

    これらの面白く読めたのも、インタビュアーの若林踏さんが持つ話を引き出す力に依ると感じています。氏のきらりと光る分析力、古今の作品に対する理解力あってのクオリティ。

    このインタビュー集はシリーズ2作目とのことで、1作目も気になるところです。

    0
    2024年09月23日
  • 探偵が早すぎる (下)

    Posted by ブクログ

    いよいよ下巻です。
    一華を狙うのは、四十九日での3箇所。
    お寺、お墓、そしてホテル。
    どこでどの様に仕掛けて来るのか?

    百花繚乱の完全犯罪トリック、対、事件を起こさせない探偵の対決とは?

    最後の最後に現れる本当の犯人とは?
    そして、最後に、お手伝いさんの橋田の正体が明らかに?
    エンディングは、希望が見える形で良かったです。

    0
    2024年09月22日
  • ベーシックインカムの祈り

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ありえない話ではなく、近い未来起こり得りそうな技術革新をテーマにしており没入して楽しく読めた。テンポ良く読めるので普段本を読まない人にもおすすめ。
    話の構成としては、どんでん返しの似たようなパターンが多く、途中で「またどんでん返しか」という気分になったことは否めない

    0
    2024年08月31日
  • 探偵が早すぎる (下)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    下巻。
    いよいよ本家の人々が本格的に命を狙ってくるであろう一華の父の四十九日法要の様子。寺→墓→ホテルの3ヶ所で一華殺害のための色々な仕掛けがなされるが、ことごとく探偵・千曲川が事前に阻止する。
    最後はまさかの家政婦・橋田が「タリオ」と呼ばれる特殊な技術を持つ者で千曲川の師だった、ということで千曲川が見逃した仕掛けも暴き、一華たちを救ってめでたしめでたし。

    0
    2024年08月21日
  • ミステリー小説集 脱出

    Posted by ブクログ

    脱出
    脱出をテーマにした短編ミステリー集

    阿津川辰海 屋上からの脱出
    とあるカップルの結婚式。友人として招かれた一ノ瀬。結婚式に参加しながら、二人の馴れ初め、そして彼らと共通の部活で起きたとある事件について、同じく招かれていたハルと話しながら詳細を思い出していく。
    性格柄か、何をそんなに驚いているのか、事件の真相と隠された事実について、微笑ましいとまで読み取ったのだが、現代の読み手はこの様な事は想いがねじ曲がっていると感じるのだろうか。僕にはとある二人の行動は普通だと思うし、されたら嬉しいのだが。阿津川辰海は歴代短編も漏れなく面白いのだが、今作は登場人物のバッグボーン含めあまり楽しめなかった。
    こんな設定でも密室にできるんだなあと感心した。

    織守きょうや 名とりの森
    ノスタルジーを感じる舞台設計に森に入ると出られなくなると言うオリジナリティ。唯一、自身の名前を呼ぶ事が森の外に出る為のルール。
    現実的な要素では無いファンタジー的な要素の組み込みがうまく、あっという間に読み終えてしまった。各キャラクターがまだまだ確立されておらず、それぞれの登場人物の背景を広げながら長編でも読んでみたいと思った作品だ。(ほんの少しだけ、スパイス的にホラー要素があっても良いなぁと思った)主人公の年齢設定とそれに見合った友情が素敵だ)

    斜線堂有紀 鳥の密室
    魔女狩りをテーマにした作品は、大体が壮絶で聴くに耐えないストーリーになるのだが、今作も例に漏れず胸糞悪い背景の作品だ。
    魔女と言われ捕まえられたマリアがあれだけ多くの拷問に耐えた理由に衝撃を感じ、彼女がどの様にして密室から消え去ったのかはある意味ミスリードされたトリックだと思う。僕はそうなっているだろうと予想はしたが、動機は全く違った理由で捉えていたため、動機がわかってからも衝撃は醒めなかった。

    空木春宵 罪喰の巫女
    文体が難しく読むのが大変な作品だった。その分、雰囲気が充満しており、知らず知らず世界に飲み込まれそうになった。ストーリーも幻想的で、戦後の設定なのでそれ程時代設定が古い訳では無いはずだが異様さに満ちている。
    トリックは異様で、そして最後は驚きの結末になっており、この文体で物語を進行させた理由が読み取れる様な気がした。
    罪を犯した人々とその罪を喰らう巫女、その巫女を書こう神社と謎に満ちていたが短いなかで見事に伏線を回収している。読みやすければ長編でも面白そうな作品。

    井上真偽 サマリア人の血潮
    今作で一番面白いのはこの作品だろう。作風へ暗くヒリヒリするが、きちんと物語が完結されており、正しく短編として面白い作品だ。
    世界観は最初は理解できないが、徐々に解明されていき、それでも最後の最後まで謎を提供し続けて見事に回収までしている。トオルとカズトの関係性そのものが物語のベースだが、最後とある事実で一気に事件がひっくり返る印象だ。今後、どの様に作中の人々が生きていくのか。久しぶりに余韻に浸れた作品だ。

    0
    2024年07月20日
  • ベーシックインカムの祈り

    Posted by ブクログ

    近未来のSF短編集。
    人の善意について考えさせられた。とても読みやすく、どの話もクオリティが高くて非常に楽しめた。

    0
    2024年07月01日
  • ムシカ 鎮虫譜

    Posted by ブクログ

    最初は、何だかホラーのような、猟奇殺人のような感じなのかなと思いましたが、違いました。穏やかとは行きませんが、思ったより酷い有り様で終わらなかったのは予想外でした。
    表紙の印象が強くないですか。

    音楽で虫を操るというのが面白かったです。ただ、思わせ振りに出てきた人物の役回りが、重要すぎて、ご都合ヒーロー感があったので、仲間内で解決してほしかったなーという感想でもあります。視点が変わるところは、はらはらして面白かったです。

    0
    2024年06月02日
  • 恋と禁忌の述語論理

    Posted by ブクログ

    探偵が既に推理したトリックが実現可能かどうか、数理論理学を以て検証するという珍しい小説だった。
    テーマが難しいので、もっと読むのに時間がかかるかと思っていたけれど、地の文の軽さや、キャラクターのコメディ感でバランスが取れているのかテンポよく読めた。
    有識者が読んだらどうコメントするのかわからないが、数理論理学に興味を持つきっかけになる一冊だと思う。

    0
    2024年04月07日