井上真偽のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
前作に引き続き、三姉妹と四兄弟がそれぞれ謎を追う話。
…いやいや。
井上真偽さん頭が良すぎてついていけないわ…となった。
見立て絵難し過ぎるし、描いた人亡くなってるし依頼した人認知症だし、謎解きしても正解が分からないじゃん。となって、そこはモヤモヤした。
ただ、今回はプロローグでの『お母さんは僕たちが邪魔だったんじゃないか』という言葉があまりにもグサッと来てしまった。
子育てが楽しくて子どもと向き合い続けるのが幸せというお母さんももちろんいるだろう。
でもそんなに簡単なことじゃない。
子どもがいると読書はもちろん家事や仕事なども集中して取り組むことが出来なかったりする。
イライラすることも -
Posted by ブクログ
ぎんなみ商店街の白雪姫と呼ばれた八百谷雪子が、認知症を患って入院中の病院先で、焼き鳥屋の三姉妹の長女が無理なダイエットで栄養失調になり運びこまれたのが偶然…となったのか⁉︎
八百谷雪子を見舞いに来た神山園子と病室で、たまたま「白雪姫」の絵を見つける。
それは見立て絵ではないか…となり。
その絵は、木暮兄弟の亡き母が描いた絵で、商店街の雪子の取り巻きたちから次々と発見される。
「白雪姫」から始まった絵は、「三匹の子豚」「赤い靴」「ヘンゼルとグレーテル」「雪女」と五つになり、この絵から四兄弟と三姉妹たちが、謎を解いていく。
商店街の人たちとの繋がりを感じながら兄弟、姉妹が交互に謎を解いていく -
Posted by ブクログ
4兄弟が銀波町で起きるミステリーな事件を解決していくという作品。
もう一つの作品姉妹編と共通している事件を扱っていることもあり、各事件にもまだ隠された謎や人物がいるようだ。
姉妹編を読むことで全てがスッキリして、この2冊の本当の答えがわかりそう。
これから、姉妹編を読むのが非常に楽しみです!
こういった新しいタイプの多重解決モノという作品に触れ、すべての出来事(ニュース、散歩中に見えるものetc.)を1つの側面から見るのは自ら世界を狭めてしまっていると感じた。多面的に見て、イメージを膨らませることで新たな気づきを得られる、そんな気がする。 -
Posted by ブクログ
あらすじを見て面白そうな事件だと思って購入。
主人公の探偵のもとに、『過去起きた事件について、一部の記憶が抜けている。真相を推理してほしい』という依頼が舞い込む。『すべての可能性が否定できればそれは奇跡だ』と言う探偵に対して、色々な可能性を突き付ける相手が現れる。探偵は見事にその可能性が実現できない理由を突き付けられるのか?
という話。どのキャラクターも可能性を突き付けてるだけなのだが異能バトルを見たような会話の緊迫感。登場人物の会話から前作があるのかな?と思ったのだがそういわけでないっぽい。1つの事件に対してあらゆる可能性が検討されていくのが新感覚で面白かった。 -
Posted by ブクログ
言葉使いが小難しく、キャラクターも漫画チックで少々厨二病っぽい設定(名前のつけ方もそれっぽい)でも中身は斬新な多重解決もの。相手の推理を否定することで奇蹟があることを証明しようとする探偵。事件の真相へのアプローチが普通と違うだけでうける印象が変わる。事件現場へは行かずに警察の調書や少女の証言のみで推理するので安楽椅子探偵でもあるか。昔の事件であり証拠は限られているので全ては可能性でしかない。そこでタイトル「その可能性はすでに考えた」になるわけだ。タイトルまで厨二病っぽくラノベみたいだけど、ミステリのジャンルの幅を広げてくれる画期的な小説である。
-
Posted by ブクログ
新感覚!
なんとなく第一話は「Brother編」から読み始めたけど、ふと「Sistar編」の第一話が気になり、解説をチラ見すると、「Sistar編」から読むのがオススメとか。ので、「Sistar編」の第一話を読み、第二話は「Sistar編」から読み始めたものの、途中で「Brother編」が気になり、第二話の途中まで読んでみる。そこからまた「Sistar編」に戻って…と、物語も然ることながら、読み方も楽しめた。
物語の鍵となる、共通で登場する人物について、2冊読んではじめて分かることもあったり、片方で登場した謎の人物の正体が、もう片方を読めば分かったり、少しずつ四兄弟と三姉妹がつながっていった