井上真偽のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
前作、「その可能性はすでに考えた」に引き続き、奇蹟を求める探偵、上苙 丞(うえおろ じょう)再び馳せ論じる!
続刊での舞台は望まぬ婚姻による恨みから男らを毒殺し、自らも毒死を遂げた伝説が残る、祟り神であり守護神である「カズミ様」を祀る因習ある村。
そこで催された結婚式にて盃を回し呑みした親族の男3人と犬1匹が毒殺される事件から物語は始まる。
前作以上に1つの事件に対する多角的視点とそれに対する反証が綿密に描かれていて、著者のトリックアイデアノートを思う存分に取り込んだであろう内容となっています。正直読み返しながらじゃないと頭が追いつきませんでした。
今作からでも楽しめますが、前作を -
Posted by ブクログ
とある閉鎖された集落で新興宗教団体が起こした集団自殺事件、山中より救出された唯一の生き残りである少女の証言は、「首のない人間に助けられた」だった‥
主人公の探偵、上苙 丞(うえおろ じょう)は不可能犯罪と言われる事件に奇蹟の存在を求める異端の存在。成人した生き残りである少女の依頼を受け、あらゆる可能性を否定し、奇蹟を追求する。
いわゆる1つの事件に対し複数の登場人物が推理を披露する多重解決ミステリー。というジャンルであり、次々と現れる登場人物のキャラも際立っていて、主人公との論理合戦を軸に物語は進んでいく。
事件の内容は凄惨そのものですがメインは軽妙かつ博識な会話劇と仮定と推理でありグロ -
Posted by ブクログ
ネタバレ巨大地震が地下都市を襲い、「見えない、聞こえない、喋れない」女性が遭難した。ドローン会社でインストラクターを務める高木ハルオは、彼女を避難シェルターまでドローンで誘導する任に就く。迫る浸水や火災から彼女を守りながら、無事に命をつなぐことができるのだろうか。
そうね、これは絶体絶命都市!
最初にぴんときたイメージはそれだった。私がプレイした絶体絶命都市も、確か女性(彼女?)を誘導しながら災害都市をぬけていくものだったので、それもあるのかも。話が逸れたが、地下都市WANOKUNIに舞台を限定したことで、一つのダンジョンを攻略するような感じで、話題があっちゃこっちゃ散ること無く、状況整理が非常にし -
Posted by ブクログ
漫画チックなミステリ。ドラマ化したのも頷ける。
事件が起こる前にトリックを見抜き、仕掛けを無効化し、ターゲットに狙われていたことも感じさせない(主人公の一華がニブすぎるという見方もあるが)凄腕の探偵のお話。相続する遺産の額が5兆円という設定がファンタジーだし、登場人物の変テコな名前も漫画チックで、作者はドラマ化かアニメ化を初めから狙っていたのではと思わせる。
「早すぎる」解決も井上真偽ならではのロジックの積み重ねによって導かれているのでミステリ条件は備えている。
もう一つのこの作品の特徴は「タリオの法」だろう。「目には目を歯には歯を」という同害報復については「ハンムラビ法典」が人口に膾炙されて