井上真偽のレビュー一覧

  • 謎の館へようこそ 黒 新本格30周年記念アンソロジー

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    館をテーマにしたミステリアンソロジー。さまざまな読み心地だけれど、どの作品に登場する館も魅力的です。
    お気に入りは恩田陸「麦の海に浮かぶ檻」。やはり大好きなあのシリーズ路線なので。この雰囲気がたまらなく素敵です。
    井上真偽「囚人館の殺人」も凄かった! オカルト路線かと思いきや、最後まで読むとしっかり本格。ものすごく伏線がいろいろとあって、やられたなあ、と。事件の凄惨さと真逆の静かな読後感も印象的でした。
    そしてこれまたある意味凄すぎるのが白井智之「首無館の殺人」。よくぞこれほど鬼畜でグロテスクなトリックを考えつくものだなあ……真似できません。

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    2018年06月29日
  • アリアドネの声

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    大震災における、見えない・聞こえない・話せない、の三重苦を抱える女性の救出劇を描いたミステリー。未来型の地下都市や、ドローン操縦のつぶさな描写が、ワクワク感をそそり、一気読みしてしまった。

    この作者の小説を初めて読んだが、冗長な表現や無駄なサブストーリーの展開が無いので、途中で失速せずスピード感ある話の運びで、せっかちな私には好みの作風だった。

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    2026年08月30日
  • アリアドネの声

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    これは映像化してほしい。困難や障害から前が見えなくて、それでも何かに縛られたように頑張っている人に読んでほしい。でも、頑張れなくて辛い人には、少し苦しいかもしれない。ただ、それでも最後には感動があります。

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    2026年08月30日
  • その可能性はすでに考えた

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    単なる事件解決でなく、ライバルの推理を否定して事件でなく奇蹟と証明する、新鮮すぎるフォーマット。加速度的な展開も魅力的。
    個人的には、中華系に寄せる必要があったのか疑問。ただでさえ繊細なロジックなので、理解しやすい日本語でもよかったのでは。

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    2026年08月30日
  • アリアドネの声

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    ネタバレ

    博美さんが無事に助かって良かったっていうのが真っ先に出てきた感想です。
    目も見えない、耳も聞こえない、話せないという自分からしたら絶望的な状態の中、地下5階から地下3階のシェルターまでドローンの誘導のみで移動するという読んでてハラハラする物語でした。
    また、読者の視点からは博美さんが救出されるまで博美さんの様子がわからない状況が続いていたので救出された時に五体満足な状態だったらどうしようと終始ドキドキしっぱなしでした。

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    2026年08月28日
  • アリアドネの声

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    途中まではヒューマンドラマが続くのかと思っていたけど、終盤はしっかりスリルを感じさせるミステリー作品だった。とても楽しめた。

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    2026年08月26日
  • アリアドネの声

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    設定が興味深かったので手にとった。「どうやって救助するのか」と煽り文句だったが、こうなると紐で引っ張っていくしかないよなぁ。そして最大のどんでんポイントは、タネがまかれた瞬間に気づいてしまった。そして、完全一致でそうだった。ボリュームのいくつかはドローンやシステムの説明。
    ヒューマンドラマ要素の、三重苦のマインドセット、デジタルが進化しても最後は人間、無理と思ったら無理、と言うのはよくわかったと思う。

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    2026年08月24日
  • 白雪姫と五枚の絵 ぎんなみ商店街の事件簿2

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    前作のブラザー編、シスター編が面白かったため今作も購入しました。
    やはり、前作同様に読みやすい小説で登場人物どれもが魅力的な作品となっていました。
    個人的には第3話の赤い靴が印象的に残りました。

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    2026年08月23日
  • アリアドネの声

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    とても読みやすく、ページをめくる手が軽かった。展開の速さが丁度良く、没入感たっぷりで読み終えることができた。
    ラストの衝撃も魅力的だったが、個人的には兄の言葉を巡る数多ストーリーが好きだった。
    兄に限らず、作品の全体で言葉の力について考えさせられた。

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    2026年08月23日
  • その可能性はすでに考えた

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    めちゃくちゃクセがあるミステリ。そもそも登場人物が若干大袈裟というか漫画ちっくなのでその世界観に慣れなきゃいけない。推理自体はとても興味深かった。ひとつの事件のさまざまな可能性の話。希望が持てる話は好きだ。

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    2026年08月16日
  • 恋と禁忌の述語論理

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    サクッと読めていいです。
    数理論理学とミステリを融合させているのが本作の魅力です。私は数学アレルギーなので、この本を読まなければこういった命題論理に触れないまま一生を過ごしたと思います。
    そういう意味では、とても意義ある本だったと思います。

    安楽椅子探偵もの…といっていいのかな。
    章で分けられており、クラシックな事件が続くので、数理論理学で解くことを主題としてるからこうなるのかなーと少し退屈に読んでましたが、最終章で一気に捲られました。ちゃんとミステリとして面白いし、分割されていた章がまとまって行く瞬間を味わって欲しいです。

    かなりライトノベル感がありますので、読む人にとってはそこが引っか

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    2026年08月15日
  • アリアドネの声

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    本の雑誌が選ぶ文庫国内ミステリーベスト10の2026年のベスト1に選ばれていたので購入しました。
    巨大地震に襲われた地下都市で遭難した三つの障害を抱えた女性を救うお話でとにかく展開が早くて面白い。
    この設定で300ぺージに収めたのにも感心しました。
    そして心揺さぶられるラストが素晴らしい!
    とにかく読書中はずっと映像で見たいなと思いながら読んでいたので映画化希望。

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    2026年08月13日
  • アリアドネの声

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    3.5より。コンパクトであっという間に読める。ドローンで盲ろう者を導くという題材は新しく、次々にイベントが起こるので飽きさせない。ただ、やや予定調和すぎてハラハラ感が少なかったのと、ドローンなどの説明描写が多すぎたのが欠点。最後の種明かしも予想通りだったので残念。

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    2026年08月05日
  • アリアドネの声

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    ネタバレ

     序盤はありがちなキャラとお約束な設定でやや退屈。お披露目当日に起こる大災害!事故で選手生命を絶たれてやさぐれた元クラスメートの女性!兄弟を幼少期に亡くしたトラウマ!と設定開示がしばらく続く。
     救助が始まってからは要救助者の特異性と、ドローンを使う目新しさで一気に面白くなる。周囲の反応や疑念、迷惑ユーチューバーの厭らしさもリアルで良い。
     オチも本当に予想外で一本取られた。まさかこんな圧倒的光属性の終わりとは思わなかった。良く無事だったなとか、体力的に無茶ではとも思うが、ドラマとして面白かったのでまぁいいか、になった。

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    2026年08月05日
  • その可能性はすでに考えた

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    奇蹟を否定するための推理合戦と、その推理への反駁っていうテーマが面白い!
    個人的にあんまりミステリーの推理合戦パートは得意じゃないことが多いんだけど(どうせこのタイミングで出てきたってことは誤答なんでしょ?って冷めちゃう……)、否定すること前提なら見方は変わってくる。

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    2026年08月04日
  • アリアドネの声

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    話題作かつ高評価だったので気になりすぎて購入。 序盤から結末に至るまで中だるみすることもなく、質の良い緊張感でページをめくる手が止まりませんでした。登場人物の悩みやトラウマ、性格や物事の捉え方はもちろん、ドローン技術や場面状況など大事な部分は丁寧に描かれていたため、どのシーンも映像がはっきり浮かぶ文章でした。 ただそれ故に、“無理”というキーワードは少しばかりしつこく感じてしまう部分も… オチも早々と予想できてしまいましたが、さっぱりスッキリの終わり方は満足度も高く素晴らしい◎

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    2026年08月01日
  • その可能性はすでに考えた

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    ネタバレ

    切り口好きで、ミステリこうあるべきだと思う。場合分けまで全部見せてほしいくらい。文章だけもうちょっと素敵になったら嬉しいなと思う。しっかりしたこと書いているのに安っぽい感じがしてしまうところがある。
    説を否定する時、説明があっさりしている割にみんなが引き下がってくれてちょっと驚く。全員が論理的な世界で生きてる。

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    2026年07月29日
  • アリアドネの声

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    ネタバレ

    ずっと手に汗を握って読んでいた。
    途中本当に、目も見えているし耳も聞こえて、実は話せるのではないか?と思いながら読んでいた。
    妹も、助からないと思っていた。
    だが、まさか本当に見えない聞こえない話せないという状況で、さらに人を助けようとして本当に助けたなんて思いもしなかった。
    解説も面白かった。

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    2026年07月28日
  • アリアドネの声

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    繰り返し出てくるキーフレーズ。あまりに多用しすぎて??な気持ちになりながら読み進めていくと、ちゃんと新たな解釈、衝撃の結末が待っている。壮大な場面設定だが、ストーリーはシンプルで、それゆえに沁みてくる。

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    2026年07月22日
  • 白雪姫と五枚の絵 ぎんなみ商店街の事件簿2

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    今回はぎんなみ商店街で白雪姫と呼ばれる、雪子おばあさんの配った5枚の見立て絵の謎を解く物語です。
    姉妹側、兄弟側の視点で交互に読み進めていきます。

    その中でも「赤い靴の誘拐犯」最後のどんでん返しにやられたーーっ・:*+.\(( °ω° ))/.:+と嬉しい驚きが味わえました。

    前作ではあまり交流しなかったふたつの家族が随所で絡むのが良かった!!
    そして、また桃と学太の恋愛模様も微笑ましい
    (〃ω〃)

    続編が出れば必ず読みます╰(*´︶`*)╯♡

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    2026年07月22日