井上真偽のレビュー一覧
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主人公達は音大生!
そして戦わなければならないのは虫!?
本書を手にしたきっかけは作者が『その可能性はすでに考えた』の井上真偽氏である事と、表紙の気持ち悪さ(人による・・・)
スランプと自分の才能に悩む音大生達は音楽の神が祀られているという無人島の神社を訪れる事に?
しかしそこには、牢のような所に捉えられている巫女が?
不気味に思った主人公達を襲ったのは亀虫の大群?
蟷螂の大群?
雀蜂の大群?
何とか島を脱出しようとする、主人公達は虫を鎮める島の巫女達や、島の悪事を暴こうとするジャーナリスト達と出逢う・・・
果たして主人公達の運命は・・・?
主人公達に残された武器は・・・
音楽 -
Posted by ブクログ
ネタバレ1話1話が全く別のものと思わせて、最終話で「こんな繋がりがあったのか」と読者に思わせるだけでもはっとさせられるが、その繋がりが誤りであったと実感させられて一転。悪と思っていたものがそうではない真相で二転。被害者や正義側と思いこんでいたものがそうではなく三転。二転三転として結末後には、「もしかしたら明るい未来が訪れた彼女が未来に書いた1話1話なのかもしれない」という読後感が残る。
どんでん返しと呼ぶに相応しい一冊であっただけでなく、AIなどの無機質なものを題材としていながらも、人の温かさや熱を帯びた期待が描かれた、祈りの一冊でした。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ以下はただの私見ですが。
SFが重要な要素となる1~4話はいわば最後の章の「前振り」なのかなと。
最終話で作家である「私」が書いた作品が入れ子式に登場してくる。しかしその内容はAIやVRといった題材こそ同じものの、内容は大きく異なり、かなり絶望的な内容であったよう。わが身に降りかかった不幸、そして追い打ちをかけるように直面した恩師の「裏切り」。それらが「私」にそのような本を書かせた。
しかし教授が自ら呼んだ警察に連行される時に云った言葉で「私」は悟ることになる。教授は何も変わっていなかったと。
そして進化する技術が人間をより豊かにする世界を祈った。
おそらく1~4話はその後の世界を描いたフ -
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Posted by ブクログ
館をテーマにしたミステリアンソロジー。さまざまな読み心地だけれど、どの作品に登場する館も魅力的です。
お気に入りは恩田陸「麦の海に浮かぶ檻」。やはり大好きなあのシリーズ路線なので。この雰囲気がたまらなく素敵です。
井上真偽「囚人館の殺人」も凄かった! オカルト路線かと思いきや、最後まで読むとしっかり本格。ものすごく伏線がいろいろとあって、やられたなあ、と。事件の凄惨さと真逆の静かな読後感も印象的でした。
そしてこれまたある意味凄すぎるのが白井智之「首無館の殺人」。よくぞこれほど鬼畜でグロテスクなトリックを考えつくものだなあ……真似できません。 -
Posted by ブクログ
巨大地震によって崩落した地下都市。取り残されたのは、目も見えず、耳も聞こえず、話すこともできない女性だった。救助困難な極限状況の中、ドローン操縦士の青年が、たった一台のドローンで救出に挑む。
災害パニックや救助劇としての緊張感も高く、一気に読まされた。ただ本作が強く残るのは、「助けられるかどうか」だけではなく、「そもそも相手を理解するとはどういうことか」を問いかけてくるからだと思う。
障害を持つ人にとっては、健常者が普通だと思っている世界も、決して当たり前の日常ではない。見えること、聞こえること、話せることを前提に組み立てられた社会の中で、その前提から外れた人は、どれほど多くの不自由を日常