井上真偽のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
BROTHER編を読んで片足突っ込んだので、これはSISTER編も読まないと!でしょう、ということで読んでみました。
立場が違うと、一つの物事でも見える角度が違って見えるのですね。
それもそのはず、まず入ってくる情報の質と量が違うのです。
キーパーソンとなる神山(宝石店の女主人)とどれだけ仲良くなるかも肝になっています。
そう、商店街の生き字引とも言える彼女の口を開かせることが、事件解決の近道なのです。
それにしてもすごい……井上真偽さん。
本屋で目にすると絶対に要チェックしてしまう作家の一人です。
多くの人が「物事は立場によって見え方、感じ方は異なる」というのは理解していると思うので -
Posted by ブクログ
Brother編に引き続き、Sister編を読み終えました。個人的にBrother編を一話読む→Sister編を一話読むスタイルが良さそうと感じます♪
■勝手に予告編
「佐々姉ちゃん!!」
とあるツアーに参加した姉が誘拐?!
ぎんなみ商店街の焼き鳥屋に住む長女、佐々美が意味不明なメッセージを残して音信不通。
これって誘拐されたの?と気になる次女の都久音は、小5ながら頭の回転が早い桃を引き連れて、姉の捜索に飛び出す。
佐々姉ちゃんは無事なのか?
このぎんなみ商店街で何が起きているのか?
■読後の感想
Brother編でも気になっていた神山という癖が強いキャラクターは、本作でも絶妙なタイミ -
Posted by ブクログ
ネタバレ「無理だと思ったら、そこが限界」
主人公・高木春生とその兄の口癖は、読み始めと読み終わりで違った意味をもつ言葉に感じられました。
限界、と線を引いた先にどうするのか。自分の意思でラインを引くことで、今の自分に出来ることを積み上げて、いつかその線を少し奥まで動かせるかもしれない。
それはハルオにとって、兄の言葉の解釈を転換するためのアリアドネの糸だっただろうと思います。
その上で描かれる最後の3ページには勇気付けられます。
そしてハルオが操縦するドローンから垂れたワイヤーは、要救助者・中川博美にとっても唯一の道標。
読みながら思わず疑ってしまった気持ちと、バックパックを拾い続けたことへの疑問が