井上真偽のレビュー一覧

  • ミステリー小説集 脱出

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    想像していたミステリーとは違ったけど、ジャンルが幅広くて、自分では絶対に選ばないジャンルを読むことができたので良かった。

    阿津川辰海「屋上からの脱出」★★★★★
    学園ものミステリー。
    自分の好きなミステリーで、やっぱり阿津川さんは面白かった。
    学校の真冬の屋上に閉じ込められるスリルもあり、最後の1行まで楽しめる。さすが阿津川さん。

    織守きょうや「名とりの森」★★★★★
    ジャンルはホラーなのかな?
    没入感が高く、ゾッとするセリフが上手い。何度も驚いた。普段読まないジャンルだけどすごく面白かった。

    斜線堂有紀「鳥の密室」★★☆☆☆
    魔女狩りの拷問の様子が辛かった。
    人が身体的に苦しんでいる様

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    2024年06月16日
  • ミステリー小説集 脱出

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    「屋上からの脱出」阿津川辰海
    「名とりの森」織守きょうや
    「罪喰の巫女」空木春宵
    「鳥の密室」斜線堂有紀
    「サマリア人の血潮」井上真偽

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    2024年06月15日
  • ミステリー小説集 脱出

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    バラエティに富んだ脱出ミステリー短編。
    サマリア人の血潮、の記憶喪失且つ閉鎖空間という
    シチュエーションが良かった。
    正直他はあまり好みではなく、、

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    2024年06月09日
  • 探偵が早すぎる (下)

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    ネタバレ

    一応手がかりはしっかり示されているのでフェアではあるのだが、探偵が事件を防ぐまではそれが唯一の方法なのか分からない(後期クイーン的問題?)はずなのでややモヤモヤ感が残る。
    家政婦が元探偵(というより謎の組織だったが)ということは、同じことを2回言う癖からかなり早い段階で読めた。

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    2024年05月26日
  • 探偵が早すぎる (上)

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    まず、好きか嫌いかで言えば、嫌いじゃない。事件が起こる前に解決しちゃう探偵なんていいじゃん!…と思って読んでみたら、トリックの中身は二の次で、設定とかキャラクターで個性を出そうとしているタイプのミステリー、でした。ミステリーというよりラノベか。
    トリックとかは正直「正気か?」レベル。いくら素人が人を殺そうとしてるって設定だとしても、それはないでしょー…!!

    登場人物の名前が奇天烈すぎる、一般人なのにリアリティのない大金や組織と関わる、常識のない行動を取ることが個性!みたいなキャラクター…そういうのはストーリーに集中する妨げになるし、物語を薄っぺらくしてしまうのでもったいないなぁ…と常々思って

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    2024年05月08日
  • 探偵が早すぎる (下)

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    事件を未然に防ぎ、そのトリックを計画者に返す新感覚ミステリ小説。
    莫大な遺産を相続し親戚から命を狙われる女子高生を全てから守る探偵。
    能天気な女子高生と姿を現さない裏方の探偵、クールな家政婦のコントラストが面白い。最後のトリックも唸る面白さ。

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    2024年03月14日
  • 聖女の毒杯 その可能性はすでに考えた

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    「その可能性はすでに考えた」の2作品目。
    盃を飲んだ人がなぜか飛び飛びで死んでしまう。。1作目同様、あらゆる可能性を考え、反証していく流れはとてもおもしろい。
    ただ個人的には1作目よりも難しいと感じた。

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    2024年03月02日
  • 探偵が早すぎる (上)

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    莫大な遺産を相続し、一族から殺害計画を次々に立てられる女子高生。そんな女子高生を探偵が守るお話。
    タイトル通り、探偵が早すぎて笑ってしまった。
    依頼人(女子高生)と会う前から事件解決しまくっちゃってる。

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    2024年02月24日
  • 謎の館へようこそ 黒 新本格30周年記念アンソロジー

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    アンソロジー。

    『思い出の館のショウシツ』はやみねかおる
    『麦の海に浮かぶ檻』恩田 陸
    『QED~ortus~―鬼神の社―』高田崇史
    『時の舘のエトワール』綾崎 隼
    『首無舘の殺人』白井智之
    『囚人館の惨劇』井上真偽

    麦の海シリーズの入っているというので読みました。
    当時の謎の一部がわかったので、満足です。
    QEDシリーズは、蘊蓄が楽しかった。
    囚人館は、やられましたぁ~(^◇^;)

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    2024年02月04日
  • ナゾノベル 数は無限の名探偵

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    よくあるアンソロかなと思ったら居並ぶ作家がだいぶガチだなと読んでみました。結構ちゃんと想定読者層に分かるレベルの算数の知識が謎を解くカギになってるのは好感。あまり見ない感じの数学知識を使ってきた井上真偽「引きこもり姉ちゃんのアルゴリズム推理」が面白かったかな。

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    2023年12月26日
  • ベーシックインカムの祈り

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    短編集なので引き込まれ読みやすい物語もあり
    ちょっとよくわからない話もありでした。
    近未来の話なので難しい表現もあったりしたけど
    近い未来こんな事が実現するのかな?と思ったりもした。

    ベーシックインカムってこの本の造語だとおもったらほんとに世間で出回ってる言葉で自分の額のなさを痛感。

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    2023年10月28日
  • 恋と禁忌の述語論理

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    難しかった…!
    肝心要の部分は分かりやすく説明してくれているので、誰が犯人でどういうトリックを使って〜というのは分かるし、硯さんや詠彦くんのキャラも良いのでとても面白い。
    でもそこに至るまでの硯さんの講義が、理系に妙な憧れがありつつも、まったく理系ではない私には難しかった。
    きちんと理解しつつ読み進めるためには、しっかり腰を据えて、ノートをとりながらでないと無理だなと思います。
    いずれリベンジしたい。

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    2023年10月08日
  • 探偵が早すぎる (下)

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    次から次に刺客が現れ、様々な殺人方法を次々に見破り事前に食い止めていく。
    やる前に防ぐとは、早すぎる!

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    2023年10月02日
  • 探偵が早すぎる (下)

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    面白いし、テンポもいいし、さすがだと感じた。
    ただ、その軽さゆえ、読後に余韻が残されることはなかったのが残念。
    軽快な作品を読みたい時にはおすすめ。
    さくっと謎解きを味わいたい時にもおすすめ。

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    2023年09月28日
  • 恋と禁忌の述語論理

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    著者のデビュー作であり、第51回メフィスト賞受賞作。
    自分は文系の人間なので、作中に登場する大量の数式には眩暈を感じたが、しっかりと説明がなされるので、特に困らなかった(理解したとは言ってない)
    理系ミステリは多数あるけど、理系っぽさの演出を、蘊蓄などで表現するのでは無く、謎を論理学の公式に当てはめて解いていくというのは、斬新だった。
    最初2つの話は正直なところ、ビミョーな感じだったが、3話目は雪の山荘の足跡の謎という、クラシカルスタイルで、トリックも面白かった。

    そして3つの話が終わった後に判明するとある真相は驚かされました...!
    読み返すと、しっかりフェアに書かれてるんですよね〜、しっ

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    2023年08月23日
  • 恋と禁忌の述語論理

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    天才数論理学者が甥っ子の相談で、名探偵の推理によって解決された事件を検証していく話
    話の中に数論理学による検証シーンが多用されるので苦手な人は読み進めれないかも…
    文体自体は割と素直で読みやすくなっていて、トリックや話の展開も唸るほどのクオリティなので、ミステリ好きの人は一見の価値あり!

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    2023年06月22日
  • 聖女の毒杯 その可能性はすでに考えた

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     婚礼の儀式で行われた飛び石殺人。 盃を回し呑んだ者を交互に毒殺することは人間のトリックか聖女による奇跡か。 奇跡を証明する為に探偵は再びあらゆる可能性を否定する。  

    推理合戦の屁理屈は楽しい、ただ結末のトリックは気付けない程複雑な物だったのかやや懐疑的。 

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    2023年06月04日
  • 探偵が早すぎる (上)

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    「その可能性はすでに考えた」をさらに読みやすくしたラノベテイストの作品。大筋はあるものの一話完結のガリレオチックなミステリ? 事件を未然に防ぐという逆転の発想と「トリック返し」の報復はなかなか面白かった。伏線もかなりフェア。

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    2023年05月22日
  • 謎の館へようこそ 黒 新本格30周年記念アンソロジー

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    タイトルに「新本格」と銘打ったアンソロジーなのに、ミステリ的にどうかと思うような作が多くて戸惑う。メフィスト賞関係の作家さんが多いだけに、むしろこれはミステリというジャンルの拡張だと肯定的に捕えるべきなんだろう。個人的ベストはクローズドサークルの定番をツイストしてみせる「囚人館の惨劇」。恩田陸氏の理瀬シリーズの番外編はやはり愉しい。

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    2023年03月06日
  • 探偵が早すぎる (上)

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    ネタバレ

    事件が起こる前に、全てを解決してしまうという異色の探偵小説。初めてのタイプだったので、「ホントにおもしろいのか…?」という疑問を抱きながら読んだが、結果かなり面白かった!いつも探偵は事件が全て終わった後に推理を披露する。しかし、私は常々それってもう手遅れなのでは…?と密かにモヤモヤした気持ちを抱えていた。
    そんな中で本作は、未然に事件を防ぐだけで無く、犯人をぎゃふんと懲らしめる仕掛けまで施されているので、読んでるこっちがすごくスカッとした気持ちになれた!下巻もぜひ読んでみたい。

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    2023年02月05日