井上真偽のレビュー一覧

  • 恋と禁忌の述語論理

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    ネタバレ

    上苙丞シリーズの3作目かと思っていたのですが、青髪の探偵はなかなか登場せず、新シリーズかな?と勘違い……しかけたところでようやく登場し、安心。

    しかし、1章と2章(レッスンI、レッスンII)に登場する花屋探偵とオラオラ女探偵、そして主人公格の硯さんも個性が強烈。彼らの言動を見ている(読んでいる)だけで十分面白く、上苙は元は本作からのスピンオフだったらしいので、先の3人を主人公にしたシリーズが出てもおかしくないと思うほど。

    何より数理論理学を用いての推理が新鮮で良いですね。著者が大学時代、専攻していたんですかね。他の作家には書けない内容かと。

    検証の内容は十分に理解できていない(十分どころ

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    2025年09月28日
  • 恋と禁忌の述語論理

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    ネタバレ

    ○ 総合評価  ★★★★☆
    〇 サプライズ ★★★☆☆
    〇 熱中度   ★★★☆☆
    〇 インパクト ★★★☆☆
    〇 キャラクター★★★★☆
    〇 読後感   ★★★☆☆
    〇 希少価値  ★☆☆☆☆

     論理学で「探偵」の推理を検証するという一風変わったミステリ。正確にいうと、「レッスンⅠ スターアニスと命題論理」では、探偵役の藍前あやめは、妹である藍前ゆりを納得させるために「過失」であるという強引な推理をしている。「レッスンⅡ クロスノットと述語論理」と「レッスンⅢ トリプレッツと様相論理」では、それぞれ森帖詠彦が考えた完全犯罪を検証してもらっているという構成となっている。よって、名探偵による推

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    2019年01月15日
  • 聖女の毒杯 その可能性はすでに考えた

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    ネタバレ

    〇 総合評価  ★★★★☆
    〇 サプライズ ★☆☆☆☆
    〇 熱中度   ★★★★★
    〇 インパクト ★★★★☆
    〇 キャラクター★★★★☆
    〇 読後感   ★★★★☆
    〇 希少価値  ★☆☆☆☆

    〇 評価
     結婚式で、盃を回し飲みしたところ、回し飲みをした人物のうち毒死した者と、毒死しなかった者が交互に出る。また、侵入してその酒を飲んだ犬も死亡する…という不可能状況が魅力的な謎として提示される。
     序盤は、結婚式に参加したメンバーによる推理合戦。使われた毒が花嫁が持っていた砒素だったことから、花婿の姉妹は花嫁を疑う。その場に訪れたのは、結婚式に参加していた少女、双葉の依頼を受けて花嫁の嫌疑を

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    2018年12月21日
  • 探偵が早すぎる (下)

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    四十九日法要での戦い。寺にて焼香のときに1件、墓場にて納骨のときに2件のしかけ。ホテルでは、入口の回転ドア、エスカレーター、廊下の配管工事、水槽前、換気ダクト、エレベータ、会食の料理、そして、最後の大仕掛け。ドラマでのトリックをはるかに上回る大量の数、規模の大きさの殺人未遂。すべて未遂にするところが未然防止探偵のわざ。あまりにも忙しくてトリック返しもできず。密度の濃いミステリーでした。

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    2026年01月12日
  • 探偵が早すぎる (上)

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    犯罪が起こる前にトリックを暴く最速の探偵、千曲川光。事故に見せかけて女子高生の相続人を殺そうとする親族たち。次々と仕掛けられる、完全犯罪――アレルギー、毒蜘蛛、ハロウィンゲームはすべて未然に防がれる。しかも、神のものは神に、カエサルのものはカエサルに、という聖書の御言葉の引用とともに行われるトリック返し。ドラマで観たコミカルな調子はそのままに一気読みさせられる原作。秀逸でした。

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    2026年01月12日
  • 謎の館へようこそ 黒 新本格30周年記念アンソロジー

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    白井智之さんの「首無館の殺人」が、もう飴村行さんのグロミステリの感じで、発想にビックリ。
    全部がそれぞれ特徴のある館で面白かった。

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    2018年11月04日
  • 謎の館へようこそ 黒 新本格30周年記念アンソロジー

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    ネタバレ

    アンソロ

    はやみね先生は懐かしのあの子が出てくるし、恩田先生はまさかの「麦の海に沈む果実」のあの方の話だし、高田先生は安定のQ.E.Dだし。

    昔のミステリ好きな人なら垂涎のシリーズに加えて
    綾崎先生、白井先生、井上先生と若手の野心的な作風の人たちも集まり短編集ながら本当に面白いも野ばかりだったのでお勧めです。

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    2017年12月27日
  • 謎の館へようこそ 黒 新本格30周年記念アンソロジー

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    予備知識なしに読みました。
    はやみねさん、恩田さん、高田さんの作品は前提となる本を読んだ方がよかったかもしれないですが、楽しめました。
    綾崎さんの作品は青春を感じさせる良い話でした。時と時計の作品も書かれているので読んでみたいです。
    白井さんの作品は好みが分かれるかも。かなり強烈な印象です。インパクトが強すぎて忘れられない作品となること間違いなし。
    井上さんの作品は少し前の事故をモチーフにしたのでしょうか。ちょっと怖い話でした。まさに館ミステリー。ラストが良かったと思いました。
    白編もあるので、そちらも読みたいです。

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    2017年12月26日
  • 謎の館へようこそ 黒 新本格30周年記念アンソロジー

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    新本格30周年アンソロジー。
    こちらも新しい作家さん探しのために購入。
    ちょっと好きな作家さん見つけたので満足。
    栞ガチャは綾辻先生

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    2017年12月04日
  • 謎の館へようこそ 黒 新本格30周年記念アンソロジー

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    初読みで、シリーズの雰囲気を掴めていないものがちらほらあったけれど、それを抜きにしてもなかなか楽しめた。高田さんは蘊蓄のハンパなさに圧倒された。白井さんは相変わらずヤバいくらいぶっ飛んでいたけど、オチが少しわかりづらかった。井上さんには完全に予想を外された。まさかあの流れからあんなラストに繋がるとは思いもよらなかった。

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    2017年11月07日
  • アリアドネの声

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    話題になっていたし、ブックチューバーのけんごさんが絶賛していたので手に取った。読みやすいし最後に感動できる良い本だったと思う。

    意思疎通が困難であり、他者からは理解されにくい障害者の内面が、本作では近未来的技術によって言語化される仕組みが採用されている。
    視覚・聴覚・発話の三重の制約を抱える博美が、それでもなお前向きに生き、主体的に行動していることが伝わってくるのは、やはりその内面が「言葉」として明確に提示されている点が大きいように思われた。

    物語設定上、博美の思考を読者に鮮明に届ける必要があったのだろう。また近未来という舞台設定を踏まえれば、バリアフリー技術の進展が描かれないことの方が不

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    2026年03月22日
  • アリアドネの声

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    最初なかなかイメージがつかなくて読むのに時間がかかったけど、設定に慣れてくるとすらすら読めた。話題の本だし、期待しすぎてたかなと思ったけど面白かった。

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    2026年03月22日
  • アリアドネの声

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    【短評】
    スマートシティを標榜する地下都市WANOKUNIにおいて、巨大地震が発生した。広大な地下空間に只一人取り残されたのは、「見えない、聞こえない、話せない」障害を抱える女性であった。ドローン操縦士のハルオは、最新型救助用ドローンを駆使し、女性を安全な区画まで誘導することになる。その途上、次々と予期せぬトラブルがに立ち現れーーという物語。

    お気に入りの作家な井上真偽。実に唆る導入である。
    パニック物の成否は、如何に魅力的な環境を示すかに掛かっていると思う。本作は粗筋を一読したただけで「これは買いだな」と思わせる程に誘引力があった。ヘレン・ケラー×ドローンという発想は何をどうすれば思いつく

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    2026年03月21日
  • その可能性はすでに考えた

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    うーん、率直にいってあまり好きな作品ではなかった。同じ作者で言えば「恋と禁忌の述語論理」の方がミステリーとしても物語のどんでん返しとしてもよっぽど面白かった。

    作品の結末は物語の趣旨上ああなって然るべきなところはあるのでそこは否定しないけれど、その内容自体が特に衝撃的というものでもなくその上中途半端に御涙頂戴な展開にしようとした感が否めない。

    もっと言えば、現実離れした中国マフィア同士の因縁やら師匠を止めようと探偵のかつての弟子が推理勝負を挑んできてどこぞの少年漫画かという展開で一つ一つの謎解きが実際より陳腐に思えてしまったのが残念である。

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    2026年03月21日
  • アリアドネの声

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    ドローンを使っての救助活動の描写は、新しくワクワクしながら読めたがミステリーとしてみると肩透かし感がある。途中でYouTuber?が盗聴するシーンは、ツッコミどころが多々あるような…

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    2026年03月20日
  • その可能性はすでに考えた

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    謎解き部分は微妙。逆転裁判というゲームに似ているけど、僅かな可能性も全て否定するという観点でかなり無理のある推理が多かったり、結構あっさり相手側が引いたりしていて、ご都合主義を感じてしまった。
    また、逆転裁判チックと書いたが、掛け合いのテンポが微妙だったり、キャラが全体的に毒気の少なく、会話部分での面白さも無かった。
    後、推理の答え合わせの部分がなく、憶測で物語が終わってしまったのも残念。
    推理の風呂敷を畳みきれていないけど、世界観はやけにこじんまりしているというか、登場人物が少なくて、淡々としてしまっていたと思う。
    あまり人には勧めないかも。

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    2026年03月18日
  • アリアドネの声

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    もう少しひりつくような物語を想像していたが(いや状況的には大変過酷ではあるのだが)、ストーリー思ったより随分あっさりしていて、終わり方も想像以上に優しい結末であった。この結末を知った一般市民は何を考え反省するだろう。きっと何も響かないんだろうなあと思ってしまった私は、ネットに毒されているのかも…

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    2026年03月18日
  • アリアドネの声

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    ドローン救助の話。
    見聞きしない話で、純粋にストーリーが面白かった。二転三転する救助中のトラブルに晒されながら、主人公の苦悩を障害者の方の頑張りに照らしわせて光を当てていく物語。スピーディーな展開で面白い。

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    2026年03月18日
  • アリアドネの声

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    特殊設定のミステリーでどんでん返しと盛りだくさんの話やった。
    その割にコンパクトで無駄なく楽しめた感じ。

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    2026年03月17日
  • その可能性はすでに考えた

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    ネタバレ

    新興宗教の里で起きた事件だからもっとドロドロの結末を想定してたけどいい話で終わった。個人的にはドロドロしててほしかったな

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    2026年03月16日