井上真偽のレビュー一覧

  • 探偵が早すぎる (下)

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    四十九日法要での戦い。寺にて焼香のときに1件、墓場にて納骨のときに2件のしかけ。ホテルでは、入口の回転ドア、エスカレーター、廊下の配管工事、水槽前、換気ダクト、エレベータ、会食の料理、そして、最後の大仕掛け。ドラマでのトリックをはるかに上回る大量の数、規模の大きさの殺人未遂。すべて未遂にするところが未然防止探偵のわざ。あまりにも忙しくてトリック返しもできず。密度の濃いミステリーでした。

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    2026年01月12日
  • 謎の館へようこそ 黒 新本格30周年記念アンソロジー

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    白井智之さんの「首無館の殺人」が、もう飴村行さんのグロミステリの感じで、発想にビックリ。
    全部がそれぞれ特徴のある館で面白かった。

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    2018年11月04日
  • 謎の館へようこそ 黒 新本格30周年記念アンソロジー

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    ネタバレ

    アンソロ

    はやみね先生は懐かしのあの子が出てくるし、恩田先生はまさかの「麦の海に沈む果実」のあの方の話だし、高田先生は安定のQ.E.Dだし。

    昔のミステリ好きな人なら垂涎のシリーズに加えて
    綾崎先生、白井先生、井上先生と若手の野心的な作風の人たちも集まり短編集ながら本当に面白いも野ばかりだったのでお勧めです。

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    2017年12月27日
  • 謎の館へようこそ 黒 新本格30周年記念アンソロジー

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    予備知識なしに読みました。
    はやみねさん、恩田さん、高田さんの作品は前提となる本を読んだ方がよかったかもしれないですが、楽しめました。
    綾崎さんの作品は青春を感じさせる良い話でした。時と時計の作品も書かれているので読んでみたいです。
    白井さんの作品は好みが分かれるかも。かなり強烈な印象です。インパクトが強すぎて忘れられない作品となること間違いなし。
    井上さんの作品は少し前の事故をモチーフにしたのでしょうか。ちょっと怖い話でした。まさに館ミステリー。ラストが良かったと思いました。
    白編もあるので、そちらも読みたいです。

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    2017年12月26日
  • 謎の館へようこそ 黒 新本格30周年記念アンソロジー

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    新本格30周年アンソロジー。
    こちらも新しい作家さん探しのために購入。
    ちょっと好きな作家さん見つけたので満足。
    栞ガチャは綾辻先生

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    2017年12月04日
  • 謎の館へようこそ 黒 新本格30周年記念アンソロジー

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    初読みで、シリーズの雰囲気を掴めていないものがちらほらあったけれど、それを抜きにしてもなかなか楽しめた。高田さんは蘊蓄のハンパなさに圧倒された。白井さんは相変わらずヤバいくらいぶっ飛んでいたけど、オチが少しわかりづらかった。井上さんには完全に予想を外された。まさかあの流れからあんなラストに繋がるとは思いもよらなかった。

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    2017年11月07日
  • アリアドネの声

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    ドローンでの障害者救出という奇抜なアイデアや先の読めない展開による「ワクワク感」が大きな魅力である一方、リアリティの面でやや没入感を削がれてしまう部分があった。

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    2026年10月29日
  • アリアドネの声

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    王道で読みやすい。障害を持つ人に対する固定観念を取り払う結末にはっとさせられる。中川さんの人によって限界は異なるし「無理」だと思うことを受容するという考え方の前向きさや軽やかさが好きだった。

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    2026年10月26日
  • アリアドネの声

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    巨大地震が地下都市を襲い女性が遭難した
    女性は視覚、聴覚に加え話せないという3つの障害を抱えていた
    女性の救出のために駆り出されたのがドローンの操縦士ハルオだった
    遠隔操作で要救助者を発見し、安全地帯まで誘導するという作戦を任される
    浸水までの猶予は6時間…
    ・
    救えるはずの事故で兄を亡くしたハルオは贖罪の気持ちからドローン操縦士になっていた
    『無理だと思ったらそこが限界』という言葉がキーワードになっている
    専門用語も多いし、ミステリーとしてもいまいち緊迫感が感じられず…
    あまり共感はできなかったなぁ
    が、ラストはおお!となった
    同級生の妹も行方不明になるが、それが伏線だったとは!
    ラストでの伏線回収は中々良かった

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    2026年10月26日
  • その可能性はすでに考えた

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    ストーリー ⚫︎⚫︎⚫︎⚪︎⚪︎
    キャラ   ⚫︎⚫︎⚫︎⚪︎⚪︎
    文章力   ⚫︎⚫︎⚫︎⚪︎⚪︎
    読みやすさ ⚫︎⚪︎⚪︎⚪︎⚪︎
    トリック  ⚫︎⚫︎⚫︎⚪︎⚪︎

    導入はすごい良き。
    安楽椅子探偵と言うのかな?
    中国語がめっちゃ出てきて少し読みずらいかも。

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    2026年10月25日
  • 探偵が早すぎる (下)

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    下巻は一華暗殺の最大の山場、四十九日法要
    寺→墓→ホテル
    次々と刺客が!
    とにかく全部事前に防いじゃうので本人は何にも気付いてないところが可愛い。
    あまりに連続の仕掛けが襲ってくるのでトリック返しがちゃんとできないの、なんかスッキリしないなぁw
    そして橋田…すごすぎ…何者…
    せっかく事件を未然に防ぐ探偵という珍しいコンセプトだからそういうシリーズが続けられそうな気もするけど、最後は一華と橋田の物語だからもうないかな

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    2026年10月22日
  • その可能性はすでに考えた

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    登場人物たちが次々に仮説を披露する、トリック当て勝負のような珍しいミステリーでした。

    キャラクターは濃いのですが、独特な呼び名や設定がかえって邪魔をして、なかなか人物が頭に入ってきませんでした。全体的に厨二病バトルのような雰囲気で、更にはサロメやコナン・ドイル、独特な比喩から作者から教養バトルをさせられている様相で、中学生の頃に読んでいたらハマっていたかもしれません。

    依頼人の正体は予想外ではありつつ、明かされてみると納得。終盤の複雑な推理合戦はほぼ雰囲気で楽しみました。

    最終的な真相は、それまでの仮説よりはよかったと思います。時折出てくる独特な比喩や言い回しが面白く、そこは結構好きでした。

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    2026年10月20日
  • アリアドネの声

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    ネタバレ

    救えるはずの事故で兄を亡くした青年・ハルオは、贖罪の気持ちから救助災害ドローンを製作するベンチャー企業に就職する。業務の一環で訪れた、障がい者支援都市「WANOKUNI」で、巨大地震に遭遇。ほとんどの人間が避難する中、一人の女性が地下の危険地帯に取り残されてしまう。それは「見えない、聞こえない、話せない」という三つの障がいを抱え、街のアイドル(象徴)して活動する中川博美だった――。
    崩落と浸水で救助隊の侵入は不可能。およそ6時間後には安全地帯への経路も断たれてしまう。ハルオは一台のドローンを使って、目も耳も利かない中川をシェルターへ誘導するという前代未聞のミッションに挑む。


    地震で地下都市に残された女性をどう救うか、という話。ドローンの説明部分が多かったり、地下巨大都市がいまいちイメージしにくくて読み進めにくいなと思う部分があったかな。

    主人公も、被害者の女性も、なんとなく綺麗すぎるというかもっとドロドロしていてもいいと思う。言いたいことは分かるけど、あまり感情移入できなかった。ラストの展開に驚きはあったけど、それだけかなぁ。

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    2026年10月19日
  • 探偵が早すぎる (下)

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    トリックの乱れ撃ち、進み方が一辺倒で少し辟易してしまい、途中読み進めるペースが落ちてしまった。
    トリック返しもなくなってしまったので、上の方が楽しめた。
    最後の方でオチも含め、少し持ち直した。

    ドラマになった作品とのことで、確かにドラマとかだとバタバタ感があっておもしろいかもしれないと思った。

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    2026年10月18日
  • その可能性はすでに考えた

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    ネタバレ

    面白かった。
    キャラが単純で、ラノベ臭い感じ。展開的にも単純で、推理→それの否定という同じパターンを(特にパターンを変えずに)いろいろ場面を変えて繰り返しているだけ。ミステリのトロの部分?を集めた感じ。一回否定されただけですぐに敵が負けになるのは、盛り上がりにかける(最後の展開に繋がるとしても)。
    ただ、一つの事件にいろんな推理と論理が出てくるのは、すごいし、やはり面白い。
    語り手が同じようなことを繰り返すのをやめて、テンポ感をあげてもっと応酬をしたら、更に良かったのかも。

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    2026年10月16日
  • 探偵が早すぎる (上)

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    ドラマを見ていたので内容的にはわかってるし、キャストの顔をあてて想像して読んだ。
    昼休みに細切れで読んだからかもしれないが、ドラマの方がテンポよかったかなぁ…
    それに刺客の一家の名前が独特すぎて全然頭に入ってこないw
    話は面白いんだけどこれは漫画やドラマで視覚の方がより楽しめると思った。
    下巻も楽しみます。

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    2026年10月15日
  • アリアドネの声

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    ごめんなさい、帯で期待値を上げ過ぎてしまいました。普通に良い話です!半分くらいから展開が読めました。

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    2026年10月12日
  • その可能性はすでに考えた

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    ネタバレ

    山奥の集落で発生したカルト宗教団体の集団死。唯一の生き残りを名乗る女性は、当時親しかった少年が首無しの状態で自分を事件現場から連れ出してくれたという記憶があると言い、その真相を調べるため探偵・上苙丞を訪れる。しかしこの探偵はこの謎が奇蹟であることを証明しようとする探偵だった。
    一見して不可解な状況である事件のあらゆる可能性を排除していって、それが奇蹟であることを証明するという、これまでのミステリとは一線を画する内容がかなり興味深かった。いわゆる悪魔の証明というやつで、どれほどの可能性を除去していけば奇蹟だという結論になるのかを楽しみに読んでいたけど、実際は3つの説を否定しただけで終わってしまっていて、しかも結局有力の仮説が示されて終わるという、ちょっと期待外れの内容だった。ただ最後の仮説の根幹にあったのが、贖罪する罪を持っていない子供を救うために教祖が協力したという内容で、それまでの説で「それは考えにくい」とか「行動の論理に合わない」と濁されたところを説明できる説であったのはなるほどと思った。論理の面白さはあったと思うけど、MECE的に可能性を排除していく過程もなく、ストーリーとしては期待していたものではなかったという点で微妙だった。

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    2026年10月12日
  • アリアドネの声

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    ネタバレ

    「無理だと思ったらそこが限界」
    言葉の捉え方って色々あって、解釈によって全く別のことになるというのが、後半のキーになっていたのが面白かった。

    中盤で浮上した救助対象の女性は実は目が見えているんじゃないかという疑惑、少しずつ張られていた伏線が最後に綺麗に回収されてまとまっていて読後ちゃんとスッキリだった。

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    2026年10月11日
  • アリアドネの声

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    タイムリーと言ったら不謹慎かもしれないけれど、最近の事故報道で見たドローンによる現場映像を思い出し、救助の難しさや技術の意味を以前よりリアルに感じながら読んだ。ラストは思わず涙が出た。

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    2026年10月09日