井上真偽のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
すごい都市だな、と思ったのも束の間、地震に脆すぎるでしょと驚いた。どこもかしこも崩壊してて怖い。
地下都市の素晴らしさからの落差が凄かった。
お兄さんの死に囚われた主人公が解放されていく物語であり、映画のように展開が早く、描写がとてもリアルな本だと感じた。
お兄さんとのやりとりはジーンときた。
幼いながらに自分のせいだと思う体験は本当に辛かっただろうな。失ったことだけでも辛いのに。
「無理だと思ったら、そこが限界だ」という言葉が、勇気にもなり、枷にもなっているというのがぐっときた。
要救助者の3障害を持つ女性は
幼馴染とその妹の存在はちょっとつけ足した感があったかな。必要なんだけど、うーん -
Posted by ブクログ
ネタバレ前作に続き、串真佐三姉妹と木暮四兄弟が謎の解決に挑む。
今回の謎は、銀波のプリンセスと彼女が配った5枚の見立て絵について。
童話をモデルにした5つの見た絵がプリンセスの入院とともに同時多発的に見つかる。そのため、兄弟はバラバラにその謎に挑み、絵の見立てを紐解いていく。そして、その見立てがハマったところで、どんでん返しが待っている。銀波のプリンセスと5枚の見立て絵の真実とは…!
小中学生が解く謎にしては難しくないか?と思いつつ、三姉妹と四兄弟の距離も縮まったし、エピローグには四兄弟の母である怜のエピソードも収められており、母の温かさにも触れることができる。
なお、表紙には福太と都久音の背中だけ -
Posted by ブクログ
前々から割と評判になっていた小説で、なにより帯の「一生モノのどんでん返し」の謡い文句に惹かれた部分もあり読んでみました。
地震が発生して地下施設に置き去りになったしまった盲目、難聴、聾唖という三つの障害を抱えた人物をドローンで安全地帯まで誘導していく話。
正直、そこまでのどんでん返し感はなく、かなり身構えていた分、オチに対して拍子抜けしてしまった感はある。
ストーリーを丁寧に追っていって、起こった出来事の必然性を考えると、消去法でオチの選択肢は限られてくる感じがした。
YouTubeやSNS、ドローンと近年のトレンドとなる内容が話の中心に組み込まれていることもあって、文章は読みやすくて、 -
Posted by ブクログ
BROTHER編を読んで片足突っ込んだので、これはSISTER編も読まないと!でしょう、ということで読んでみました。
立場が違うと、一つの物事でも見える角度が違って見えるのですね。
それもそのはず、まず入ってくる情報の質と量が違うのです。
キーパーソンとなる神山(宝石店の女主人)とどれだけ仲良くなるかも肝になっています。
そう、商店街の生き字引とも言える彼女の口を開かせることが、事件解決の近道なのです。
それにしてもすごい……井上真偽さん。
本屋で目にすると絶対に要チェックしてしまう作家の一人です。
多くの人が「物事は立場によって見え方、感じ方は異なる」というのは理解していると思うので