井上真偽のレビュー一覧

  • ぎんなみ商店街の事件簿 Sister編

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    BROTHER編を読んで片足突っ込んだので、これはSISTER編も読まないと!でしょう、ということで読んでみました。

    立場が違うと、一つの物事でも見える角度が違って見えるのですね。
    それもそのはず、まず入ってくる情報の質と量が違うのです。

    キーパーソンとなる神山(宝石店の女主人)とどれだけ仲良くなるかも肝になっています。
    そう、商店街の生き字引とも言える彼女の口を開かせることが、事件解決の近道なのです。

    それにしてもすごい……井上真偽さん。
    本屋で目にすると絶対に要チェックしてしまう作家の一人です。

    多くの人が「物事は立場によって見え方、感じ方は異なる」というのは理解していると思うのです。
    それをまさかの分冊(BROTHER編、SISTER編)で表現するとは!!

    彼の作品を読んで毎回驚かされるのですが、その驚きはどれも共通していて。
    既にあるトリックやストーリーを“バージョンアップ”させるのが非常に上手い。
    「こうするともっと面白いのでは?」を、新しい形で表現する作家だなぁと思いました。

    それにしても、事実は一つなのに、見る角度が違うだけで浮かび上がる真実がこんなにも違うのかと、思わずにはいられません。
    現実でもそうですよね……。

    多分、どっちが良くてどっちが悪いとかではなく。
    人間は必要な情報が必要な分だけ集まってきて、それを整理して推理して、辿り着いた答えがその人にとってのベストである――そういうことなのかもしれません。
    そして、それがその人にとっての幸せでもある。

    神山もこのように言っています。

    「それにね、これはまあ一般論ってやつだけど、世の中ってのは見かけ以上に複雑でね。表と裏の連中が、お互い持ちつ持たれつ、薄皮一枚挟んで騙し騙し暮らしてんのさ。
     そんなごった煮の世の中だから、どこかにきな臭さを感じても、わざわざ出所を探して嗅ぎ回る必要なんてありゃしない。そんなときゃぴしゃりと窓を閉めて、匂いがこっちに入ってこないようにすりゃあいいのさ」

    所感ですが、ガッツリ謎解きしたい&スリリングな体験をしたい人は、BROTHER編の方が好みかもしれません。
    SISTER編はサブストーリー的な要素が多い感じですかね。
    (BROTHER編から読んだせいか、そのように感じました)

    個人的には、特別収録の「名付けの理由」が好きです。
    いちばん愛情を感じるストーリーでした。

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    2026年02月06日
  • ぎんなみ商店街の事件簿 Sister編

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    Brother編に続けて読んだSister編!

    こちらは商店街の焼き鳥屋さんの三姉妹がメインのお話。
    Brother編では何だかスッキリ解決されなかった部分がこちらで描かれていて、新しい読書体験でした。

    最後の解説で、Sister編1話読んでBrother編1話読む→Sister編2話読んでBrother編2話読む…の読み方がオススメですって書いてあって、それ前書きで教えて欲しかったぁ…。。。

    続編では串真佐三姉妹と木暮四兄弟が一緒に出てくるみたいなので、文庫化されたら読みたいと思います♪

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    2026年02月01日
  • ぎんなみ商店街の事件簿 Sister編

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    Brother編に引き続き、Sister編を読み終えました。個人的にBrother編を一話読む→Sister編を一話読むスタイルが良さそうと感じます♪

    ■勝手に予告編
    「佐々姉ちゃん!!」
    とあるツアーに参加した姉が誘拐?!

    ぎんなみ商店街の焼き鳥屋に住む長女、佐々美が意味不明なメッセージを残して音信不通。
    これって誘拐されたの?と気になる次女の都久音は、小5ながら頭の回転が早い桃を引き連れて、姉の捜索に飛び出す。

    佐々姉ちゃんは無事なのか?
    このぎんなみ商店街で何が起きているのか?

    ■読後の感想
    Brother編でも気になっていた神山という癖が強いキャラクターは、本作でも絶妙なタイミングで登場してくるのですが、神山の謎は深まるばかり…。これは次回作に期待ですね♪

    そしてSister編の主役となる三姉妹ですが、それぞれに良い個性を持っていて、Brother編の4兄弟より三姉妹が個人的に好きですね!(覚えやすいし笑)

    元々の目的であった「ほんタメ」のたくみさんとあかりんの解説も読めたので満足しましたが、神山が気になるので、購入済み(誤って2冊買ってしまった笑)の単行本を読ませば♪

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    2026年01月31日
  • ぎんなみ商店街の事件簿 Brother編

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    この4兄弟すごくいい子達だな、と思いながら内容的にはそんな興味そそられる感じではなかった。
    一応sister編も読んでみたいなと思う。

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    2026年01月27日
  • ナゾノベル 引きこもり姉ちゃんのアルゴリズム推理

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    この作者のぎんなみ商店街シリーズが面白かったので、この作品も読んでみた。
    主人公のマモルは小学生で、マモルの姉は引きこもりなのだが、アルゴリズムを使ってマモルの身近で起こった事件を解決してくれるというストーリー。
    推理にはなかなか着いていけなかったが、サクサクと読めて面白かった。
    マモルと姉ちゃんのやりとりや関係性に好感が持てた。

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    2026年01月27日
  • ぎんなみ商店街の事件簿 Brother編

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    〇〇の事件簿
    みたいなタイトルに惹かれがちなので手に取った作品。
    はじめましての井上真偽さん。

    普段、東野圭吾さんや湊かなえさんを好んで読む私にとっては少し物足りなさを感じました(ごめんなさい)。

    Sister編と両方読んで初めて完結します!みたいな内容だったので、Brother編だけだと「え、あれどうなったの?」ってまま終わった感じです。
    Sister編も一緒に購入したので楽しみに読もう♪

    木暮4兄弟のキャラはすごく好き。
    三男の学太くん、中学生なのに賢すぎだわ笑。

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    2026年01月25日
  • 特選 THE どんでん返し

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    『神様』秋吉理香子
    『青い告白』井上真偽
    『枇杷の種』友井羊
    『それは単なる偶然』七尾与史
    『落差用心棒・乙吉の右往左往』谷津矢車
    上記が収録されてた、どんでん返しアンソロジー。

    本文内でもあるけど、タイトルに「どんでん返し」とあるのは、ちょっとしたネタバレ笑。
    読者の想像を上回る「どんでん返し」を盛り込まなければいけないのかもしれないと思うと、作家さん方も大変だなと思いました。

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    2026年01月24日
  • ぎんなみ商店街の事件簿 Brother編

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    ネタバレ

    短編小説的なのはやっぱり好かないと感じた。
    母親の過去の事件がだんだんと解けていくのは面白かったと思う。brother sister一冊にまとめても面白いのではと思った。

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    2026年01月20日
  • ぎんなみ商店街の事件簿 Sister編

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    半分流し読みのため真ん中の評価。
    結末が異なるのは面白かったがどっかで答え合わせとか伏線回収とか2冊をまとめたようなものがあったら嬉しいと思った。
    別の結末にたどり着くのは面白かったが個人的にはやりきれない思いでした。

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    2026年01月20日
  • ぎんなみ商店街の事件簿 Brother編

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    四人兄弟(メインは次男と三男)が事件を解いていく話。
    Sister編とセットで読むのが良いと思う。
    別冊を読まないとスッキリしないという構成は推理モノとしてどうなんだ?とも思った。

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    2026年01月11日
  • ぎんなみ商店街の事件簿 Brother編

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    ぎんなみ商店街の近くに住む四兄弟が商店街や学校に起きた事件を解決するために奔走する。病気で亡くした母親につけてもらった名前に恥じぬよう、みんな腐らず、商店街に愛されている兄弟で良かった。
    先に読んだのはBROTHER編で、一緒にSISTER編も買っているので続けて読もうと思う。

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    2026年01月07日
  • ぎんなみ商店街の事件簿 Sister編

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    続いてSister編を。こっちのほうがわかりやすかったかな。焼き鳥屋の三姉妹の次女、都久音(つくね)目線で語られていて、彼女の成長物語としても楽しかった。井上真偽さん、初読みの作家さんでした。

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    2026年01月02日
  • ぎんなみ商店街の事件簿 Brother編

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    『ほんタメ』MCのたくみとあかりんの帯を見かけて、2冊とも購入。先にこちらのBROTHER編を。ざーっと流して読みましたが、ま、そこそこ楽しくやはり4兄弟が可愛らしかったです。事件のエピソード自体は、なんとなくごちゃごちゃしてたような…。

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    2026年01月02日
  • 聖女の毒杯 その可能性はすでに考えた

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    続編もの。前作が面白かったし、今回も面白かった!探偵は中盤以降にやってくる。
    同じ杯から酒を飲んだのに飛び石で死人が出た事で殺人が疑われるが、どうして?なんで?さらにどうして?と容疑者すら絞れなくなる状態で、さらに予想もしない展開が斜めから飛んでくる。
    相変わらず登場人物が個性的で、さらに面白キャラも出てくるので益々掘り下げたくなってしまう。続編もう無いんですか…?
    後、犬好きさんはちょっとショック受けちゃうかも…

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    2025年11月12日
  • 探偵が早すぎる (下)

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    ネタバレ

    四十九日の法要当日、早すぎる推理にトリック返しのパターンをみたいのに、親族の仕掛ける罠が怒涛すぎる。
    読んでいて感じたのは、私は一つの謀に対して行われる早すぎる推理とトリック返しが好みだということ。だからこそ上巻の方がひとつひとつゆっくり描かれていて、ハマったのだと思いました。
    下巻は最後まで怒涛。そして千曲川と橋田の秘密も急。
    最終的に橋田が一華によって泣かされて、一華も橋田を遺してくれた父に感謝して終わって良かったです。
    上巻のスピード感でもっとトリック返しを見たい!

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    2025年09月30日
  • 聖女の毒杯 その可能性はすでに考えた

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    前作よりも設定が面白く面白く読めた
    ただ、やはり物語りに入りきれない
    私には向いていない、ということなんだろうな

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    2025年09月20日
  • ベーシックインカムの祈り

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    AIやVRがもっと発達した近未来を題材にした、SF(?)ミステリー小説。
    最近、面白そうだなと思って読み始めた本が「井上真偽」さんの本だったことが度々ある。
    とんでもないどんでん返しは無いが、様々な知識から展開される推理は面白い。

    今回も、タイトルになっている「ベーシックインカムの祈り」は、ベーシックインカム(最低限所得保障)という経済理論がベースになったお話で、作中にも沢山の経済学用語が出てきていた。
    まさに今の日本に当てはまるような題材であり、こういう理論もあるのかと興味深く読むことが出来た。

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    2025年09月01日
  • ベーシックインカムの祈り

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    著者の小説を読んでいると、なんとなくいつも数学の証明問題を解いているような気分になってしまう。論理学とか、そういうものなのかもしれない。それが持ち味だし、それはそれで面白い。むしろどれを読んでも見事だと感じてしまう。この作品も、最後の最後にそれまでの違和感が覆る、というあまりにも見事な反転を見せる。間違いなく上手な作品だと思う。
    なのにこの気分はなんだろうか。文系思考が理系思考に感じる劣等感なのだろうか?「生理的」に何かがしっくりこないこの感覚がもどかしい。
    見事な小説ではある。

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    2025年08月27日
  • ミステリー小説集 脱出

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    脱出をテーマとした5人の人気作家によるミステリアンソロジー。
    斜線堂有紀「鳥の密室」、空木春宵「罪喰の
    巫女」がよかった。前者は魔女審判という名の拷問に携わる中でその営みに疑問を抱くに至った修道女と街に流れ着いた自称・魔女の放浪者との出会い。"脱出"のトリック含めてあまりに感情が忙しくなる。さすが斜線堂先生。
    そして、後者は因習村のような和風ホラーテイストを独特の宛字と語感を活かした用語が作品世界を作り込んでいる。ミステリ的な仕掛けも一筋縄ではいかない後味が尾を引く感じもまたよし。

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    2025年07月30日
  • ミステリー小説集 脱出

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    ネタバレ

    斜線堂有紀の本を探してたどり着いた。脱出をテーマとした5編のアンソロジー。ミステリー小説集とあるけど、正直全部ミステリーではないと。いや最初の阿津川辰海「屋上からの脱出」はまぁミステリーか。織守きょうや「名とりの森」はファンタジーだし、斜線堂有紀「鳥の密室」は魔女狩りについての話でかなりグロい。空木春宵「罪ばみの巫女」もよく分かんなかったし、井上真偽「サマリア人の血潮」も何か人物像が二転三転してあんま好みじゃなかった。初読みの人が多かったけど、あんまはまんなかったな。名とりの森だけ最後ちょっと泣きそうになったわ。これは良かった。

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    2025年07月26日