井上真偽のレビュー一覧

  • 聖女の毒杯 その可能性はすでに考えた

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    「その可能性はすでに考えた」二作目

    今作も事件を解決に導くため推理に対してことごとく反証をしていき実現可能性を一つ一つ潰していくという形式

    事件自体は酒の回し飲みで一人ずつ隔てて死んでいくという書くだけなら大して差もない内容
    だがそこから繰り広げられる仮説の多さに驚きつつ頭が付いていけなかった
    ラスト付近ウエオロの仮説にに対する反証の多さで頭がパンク
    自分には難しかった

    ただ物語の中での説明はすごく丁寧なためただ単純に自分の力量不足

    そういう意味ではすごく読み応えのある一冊だと感じた

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    2023年01月30日
  • 探偵が早すぎる (下)

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    ネタバレ

    四十九日当日。
    いや何回命狙われるんだってくらい次々と暗殺計画が仕掛けられては未遂に終わる。
    お金持ちだとトリックの幅が広いね。空気砲とか。
    回転ドアのはほんとにできるのかなぁと言う感じだったが、あれもまた伏線だったとは。

    橋田の正体がわかったり、一族も最低過ぎて最終的にはざまぁという感じだった。

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    2023年01月25日
  • 探偵が早すぎる (上)

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    ネタバレ

    事件が起こる前に解決できる探偵。
    ミステリーはともかく、現実世界でこれ以上に頼もしい探偵はいないだろう。
    推理の糧にされちゃ困るよこっちは。

    膨大な遺産を相続し、その命を強欲な一族に狙われるお嬢様。お嬢様にしては言動は一般のJKだが。
    家政婦橋田に紹介されたのは「トリック返し」の探偵。仕掛けられたトリックをそのまま相手に返すという。
    子どもたちの分はなー、計画が最低すぎていい気味って思った。

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    2023年01月25日
  • 謎の館へようこそ 黒 新本格30周年記念アンソロジー

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    ネタバレ

    『白』に続き『黒』。結構どれも特殊だった。以下、印象に残ったお話。
    ◆はやみねかおるさんのが一番好きかな。一番平和でした。初読みだったけど、『ディリュージョン社~』は読んでみたいと思った。
    ◆恩田陸『麦の海に浮かぶ檻』。死の味のキス。◆高田崇史さんの『QED~』もなかなか面白いと思った。へ~なるほど、と。
    ◆白井智之さんのはなぜかスラスラ読めてしまった。そして作者さんがこんなお話をサラッと普通に書いているように感じがして凄く怖い。好きだけど嫌いなやつ。いや、個人的にはあまり好きな話ではない。「本当に気持ち悪い」

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    2023年01月14日
  • 謎の館へようこそ 黒 新本格30周年記念アンソロジー

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    新本格30周年記念アンソロジー…アンソロジーってあまり手に取ることはこれまでなかったけど、どうしても読みたかった恩田陸先生の 『麦の海に浮かぶ檻』を読むために手にしました。やっぱりいいなぁ…『麦の海に沈む果実』の番外編、主人公はあの人!だから、今そうなんだぁ~と納得できました。読めてよかったです!

    他の作品では、綾崎隼先生の『時の館のエトワール』:時間が狂う館、「時の館」に修学旅行で宿泊することになった女学生…時間が狂うとはどういうことなのか…。
    井上真偽先生の『囚人館の惨劇』:兄妹の乗ったバスが転落事故を起こす…生存した他の乗客と一緒に近くにあった館で救助を待つことになったが…その館は囚人

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    2022年12月30日
  • ナゾノベル 数は無限の名探偵

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    子供が数学に興味持ってくれるといいなと思って購入しましたが、どうでしょう。
    トピックとしては循環少数が、読み物としては引きこもりねーちゃんのお話が好きな私は、来年2023年が7x17x17に因数分解出来る事に気がついて、割とシンプルな形に嬉しくなっています。素数っぽいと思ったのに。

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    2022年12月27日
  • 探偵が早すぎる (上)

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    父の遺産を狙う叔父伯母7人に命を狙われる女子高生。頼りは、身の回りの世話をしてくれる家政婦と事件を防止してくれるという探偵。小麦アレルギー、毒蜘蛛、ハロウィーンイベント、空気砲、ホテルの仕掛けなど、トリックをいかに見破ったか。

    事件が起きなければ探偵の出番もない、はずが、周到なトリックとその準備・いかに発覚するか、が語られる。人が死なないミステリーっていいですね。

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    2022年11月06日
  • 恋と禁忌の述語論理

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    「数理論理学」という理論を用いて事件を解決していくミステリー。
    短編が数本あって最後まで読むと…という形式で進んでいく今では珍しくない構成になっている。
    事件の解決に一役買う数理論理学は、ざっくり言うと高校数学で習う「AならばB、BならばA、これは真か偽か?」みたいなやつの進化系だが、これを事件に落とし込んで理解するのが難しい。一応数理論理学をあまり知らない登場人物も存在していて、その人のために解説する体で読者にも説明がなされているが難易度は高い。
    ミステリーとしては変わり種なので、合わない人もいるかもしれない。

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    2022年10月28日
  • 恋と禁忌の述語論理

    購入済み

    すごくすごく疲れました…。理論やなんやかんや…。読み飛ばしてしまいましたが難しくて疲労困憊です。でも読み終わってみるととても面白かったです。

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    2022年10月13日
  • 恋と禁忌の述語論理

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    すずりさんのような真をもった女性、、、憧れます。頭が良いのに、、、ギャップが愛されキャラなのかなぁと。

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    2022年10月09日
  • 探偵が早すぎる (下)

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    相変わらず探偵が早すぎるが、犯人側も人数、手数とも大幅増。果たしてどちらが勝つか。
    いくつものトリックを連続で看破していく様は痛快でもあるが、読者はやはり置いてきぼり状態。

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    2022年10月06日
  • 探偵が早すぎる (上)

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    文字通りの探偵が早すぎる複数のエピソードで構成される。人物や語り口はコミカルに描かれるため、主人公が命を狙われている話の割にはかなり明るい雰囲気。さすがに探偵が早すぎて読者が置いていかれそうにも思うが下巻はどうなるか。

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    2022年10月04日
  • 恋と禁忌の述語論理

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    理系の教科書のような小説。
    文系の私には難しかったですが、だんだん説明も理解できるようになり、理系のおもしろさを少し知る事ができました。
    推理で止まらず、それが真相かを数理論理学で検証する。
    今までにない新感覚でおもしろい発想のミステリーです。

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    2022年07月13日
  • 謎の館へようこそ 黒 新本格30周年記念アンソロジー

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    2022.05.29

    アンソロジーとしてはアタリの方かなという感想。
    はやみねかおると白井はおちゃらけていて?読む気も起きず、数ページで読むのをやめました。

    本当にお久しぶりの「理瀬」シリーズ。
    「麦の海に沈む果実」が大好きだったので懐かしくて懐かしくて…もう一度読み返したくなった。「三月は深き紅の淵を」も好きだったー。この2作品が個人的には恩田作品の最高峰。

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    2022年05月29日
  • 謎の館へようこそ 黒 新本格30周年記念アンソロジー

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    「館」をテーマにした新本格ミステリアンソロジー。
    恩田陸の理瀬シリーズの短編が入っているので読んでみた。理瀬は登場しないが満足。
    他は高田崇史のQEDシリーズの短編があり、シリーズを読んでいるとこういうのはちょっと嬉しい。
    白井智之は安定のグロさ。一番よかったのは井上真偽『囚人館の惨劇』。加速するスプラッタとホラーの果てにどうなることかと思ったら、意外に読後感がよかった。

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    2021年10月23日
  • 謎の館へようこそ 黒 新本格30周年記念アンソロジー

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    「館」をテーマにしたアンソロジー。新本格30周年記念アンソロジー第3弾。

    はやみねかおる『思い出の館のショウシツ』
    メタブックという設定が面白い

    恩田 陸『麦の海に浮かぶ檻』
    シリーズものの外伝(シリーズ未読…)

    高田崇史『QED~ortus~ ―鬼神の社―』
    こちらもシリーズものらしき。理屈っぽい先輩

    綾崎 隼『時の館のエトワール』
    タイムリープとSFチックと思わせて、こう来るか
    うん。ヒロインの感想に同じ。

    白井智之『首無館の殺人』
    グロい。汚物方面でもグロ、トリックもグロ、例えの表現すらも。

    井上真偽『囚人館の惨劇』
    先の読めない展開

    シリーズの外伝が多いのと、ミステリー要

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    2021年05月26日
  • 特選 THE どんでん返し

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    5人の作家によるどんでん返し競演。最初の2編は、なかなかお見事、読ませる内容でもあった。あとは、まあまあか。
    秋吉理香子「神様」漂流女子たちの生態、神様というネーミングも怖い。
    井上真偽「青い告白」なるほど、最後はこう来たか。上手い!最後の決め台詞という感じ。古橋薊がなかなか魅力的な女子だ。
    友井羊「枇杷の種」、七尾与史「それは単なる偶然」、谷津矢車「札差用心棒・乙吉の右往左往」

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    2021年04月27日
  • 探偵が早すぎる(1)

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    十川一華(そがわいちか)は、大富豪の祖父の愛人のお孫さん。しかし、祖父の病床により、仮に祖父亡き後の遺産相続は、何と5兆円。

    余りに巨額すぎるその遺産に、早速、本家の7人の子供、そして4人の孫たちが、一華を亡き者とすべく動き出す。

    身の危険を感じた一華は、お手伝いさん(橋田)に相談し、事件を未然に防ぐプロ(探偵)に依頼することに...

    何と、殺害実施前の計画段階で、その計画を潰しに...そして、計画者には、きついお仕置きが。

    それにしても、事件発生前に解決するとは、凄いですね、確かに、早すぎます(笑)。

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    2020年09月15日
  • 特選 THE どんでん返し

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    2020年、8冊目は、主に隙間用にしていたアンソロジー。

    今回は、一言感想を添えて。

    秋吉理香子「神様」
    デビュー作『暗黒女子』を色んな意味で、ミニマムにした感じのイヤミス。「凝縮」じゃなく「ミニマム」ね。

    井上真偽「青い告白」
    大オチは早い段階で気付いた。どぅ、ソコにもってくのか、注目してたが、展開と伏線回収が絶妙。この中では、一番好み。

    友井羊「枇杷の種」
    残念なのは、この位置に配されたコト。次と逆の位置、または最後なら……。アレ⁉️と引っ掛かったトコが……。

    七尾与史「それは単なる偶然」
    らしいと言えば、らしい。ただ、個人的には、好みとは言えない。

    八津矢車「札差用心棒・乙吉

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    2020年02月19日
  • 特選 THE どんでん返し

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    【収録作品】秋吉理香子「神様」/井上真偽「青い告白」/友井羊「枇杷の種」/七尾与史「それは単なる偶然」/谷津矢車「札差用心棒・乙吉の右往左往」 
     「どんでん返し」と銘打たれてしまったために、意外なオチにならないのが残念。

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    2019年06月05日