井上真偽のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
多重解決ミステリというジャンルを初めて読みました。過去の集団自殺の生き残りである少女の依頼で事件の真相解明をする探偵、というのはありがちな設定なのに、ありがちではない展開になっていて読み応えがありました。「奇蹟」の存在を証明しようとする探偵。ふつうは逆では?と思うし、「奇蹟ではない」ことを証明するほうがよっぽど簡単だろうに、まさに修羅の道を進む難儀な人だ。でもフーリンの気持ちもなんだかわかる、探偵の行く末をわたしも見たいと思いました。最後に示した探偵による事件のストーリーがうつくしく、希望に満ちててよかった。
ややゴテゴテしてる語り口だとかキャラクターが強すぎてそこがすこし読みにくかったかなあ -
Posted by ブクログ
ミステリーからホラーやSF…5人の作家による様々なシチュエーションからの脱出劇。
「屋上からの脱出」阿津川辰海
中学時代の仲間の結婚式。『一ノ瀬』は二人のなれそめとなった出来事に想いを馳せる。天文学部の合宿中、極寒の屋上に閉じ込められたことを。
一番現実的で想像しやすい舞台。脱出方より理由を解く方が本題。青春物の皮を被っていながら少し後味はよろしくない。ミスリードを狙っているのだろうが、2歳差を歳の差婚というのはちょっと違和感。
「名とりの森」織守きょうや
夏至から十日の間に入ると出られなくなると言われている町はずれにある森。名前を忘れてしまうらしい。一人で森に入り行方不明になってし