井上真偽のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ下巻も引き続き殺人を未然に防ぐ話。四十九日に一華が狙われるので、寺、墓、ホテルの三か所でそれぞれ事故死に見せかけた殺人を防ぐという内容。
どの殺人方法も、よく気づくな……という感想だった。感電死、熱湯死、自然発火など、ありとあらゆる殺人方法が計画されていたが、そのどれもがさくっと解決できる程度の内容だった。
探偵である光よりも家政婦の橋田の方が登場頻度が多くキャラが立ってるなと思ってたが、最終的に橋田が光を育てていて、橋田の方が格上だったということが明かされる。これには少しがっかりだった。探偵が早すぎるというタイトルで、探偵以上に有能な人間がいるんだ……という落胆だった。せっかくなら最後まで光 -
Posted by ブクログ
ネタバレ「すべての可能性を否定できたとき、奇蹟が姿を表す」
「すべての可能性なんか無限に考えられるのだから否定しきれるわけがない、よって奇蹟は存在しない」
この物語では終始この対立構造を成していた。
しかし最終的に、その2つの視点をもって初めて見えてくる仮説辿り着くのがアツかった。
また、一つの事件に対して4つの仮説が登場し、それぞれ検証していくというのがミステリーでも新しいと思った。
ミステリーって探偵が得意げに結論だけを語るものが多いけど、これは探偵と一緒に謎を解いてる気分になったし、こんなに発想を広げられる作者もすごいなと思った。
個人的に、一人目のおじいちゃんがキャラクターとして好みだっ -
Posted by ブクログ
ネタバレぎんなみ商店街の事件簿シリーズもの。3冊目。
昔美しくて、商店街の男たちが夢中になった八百屋の八百谷雪子には取り巻きがいるほどだった。今は認知症で施設に入っている。
かつて。取り巻きたちがそれぞれ彼女にもらった絵が木暮元太、福太、学太、良太の母で絵本作家の怜の作品。しかもその絵は「みたて絵」で、何かを示しているらしい。
魔女がリンゴをもって、白雪姫と向かい合っている絵には「毒林檎だよ気をつけて」と
三匹の子豚がトラックを走っている絵には「ひぃひぃ、はぁはぁ」「いつまで走るの,兄ちゃん」
赤い照明の中赤い靴でターンをしている「赤い靴」を思う絵には
「踊れ、踊れ、もっと早く」
ご馳走を囲んで賑 -
Posted by ブクログ
ぎんなみ商店街近くに住む元太・福太・学太・良太の兄弟。母親は早くに亡くなり父親は海外赴任中だ。ある日、馴染みの商店に車が突っ込む事故が発生。運転手は、食べていた焼き鳥の串が喉に刺さり即死した。唯一の目撃者は末っ子の良太。だが、弟が何かを隠していると直感した福太と学太は調査に乗り出すことに(第一話「桜幽霊とシェパーズ・パイ」)。
中学校で手作りの楽器が壊される事件が起きた。現場にはぶちまけられた墨汁と、「井」の形に置かれた焼き鳥の串が。学太の所属する書道部に疑いがかかり……(第二話「宝石泥棒と幸福の王子」)。
長男で料理人の元太は商店街主催の「ミステリーグルメツアー」に随行している。学太が偶然脅 -
Posted by ブクログ
ぎんなみ商店街に店を構える「串真佐」の娘、佐々美、都久音、桃。ある日、近所の商店に車が突っ込む事故が起きた。運転手は、食べていた焼き鳥の串が喉に刺さり即死。詮索好きの友人を止めるため、都久音は捜査に乗り出す。まずは現場で目撃された謎の人物を捜すことに。(第一話「だから都久音は嘘をつかない」)
交通事故の謎を解いた三姉妹に依頼が。中学校で起きた器物損壊事件の犯人を捜してほしいという。現場には墨汁がぶちまけられ、焼き鳥の串が「井」の字に置かれていた。これは犯人を示すメッセージなのか、それとも?(第二話「だから都久音は押し付けない」)
「ミステリーグルメツアーに行く」と出掛けた佐々美が行方不明に!?