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小説 18位
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「2017本格ミステリ・ベスト10」第1位。今、最も読むべきミステリ!! 聖女伝説が伝わる里で行われた婚礼の場で、同じ盃を回し飲みした出席者のうち、毒死した者と何事もなく助かった者が交互に出る「飛び石殺人」が発生。不可解な毒殺は祟り神として祀られた聖女による奇蹟なのか? 探偵・上苙丞(うえおろじょう)は人の手による犯行可能性を数多の推理と論理で否定し、「奇蹟の実在」証明に挑む。
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Posted by ブクログ
前作が面白かったから、似たようなシチュエーションだったら二作目から失速とかありえそうだよなぁ。と思っていたら。 面白いー! 元弟子くんが頑張ったりするところに王道少年漫画味があったり、まさかのフーリン視点!!!フーリンタソがだいぶ丸くなったねぇ!と上苙さんもニッコリ私もニッコリな感じ、良かったです!...続きを読むシーリーちゃんも可愛い!!! オチ自体はまぁまぁ、そうか〜くらいの感じでしたが、キャラクターたちの違う一面が見られたところが良かった!
個人的にはこれの1つ前の作品「その可能性はすでに考えた」よりも断然好きな作品だった 途中少し面白い展開やイラッとする場面があり抑揚がある所が特に自分に刺さった 私情ではあるが風邪の時スマホを見ないようにと思って買ってあったこの本を読ませて頂いたがその日は気づけば読む手が止まらず有言実行できてしまった...続きを読む 話は難解な部分もあるけれど、予想しえない様なミステリー小説が読みたい!という人には強くおすすめ致します!
前作より圧倒的に楽しめた。傑作! 前作を読んだ際に、ちょっと「物語」として弱いな、と感じたのは、推理バトルの単調さを防ぐための展開にやや漫画的な展開が見られた(例えば探偵役が負傷するなどの状況下でその命のタイムリミットが設定され、推理バトルをして彼を救い出そうとするなど)からで、「まあ助かるだろう...続きを読むしな」と思ってしまったからだった。また、探偵が謎を解き続ける目的も、終盤まで焦らされた割には、とくに驚かされるものではなかった。 だが本作は漫画的な展開がより誇張されてちゃんとドキドキ感が生まれているし、第1部の最後か ら物語の加速度が凄まじく、探偵のロジック以外にも「結局この物語はどう畳まれるのか」が読めなくてページを捲る手が止まらない(と言うのはさすがに嘘で、ちゃんと立ち止まって反芻しないとトリックを楽しみきれないと思ったから)。なんならこれ以降続編が出ていない状況下で読んでいたわけで、「こりゃこいつらの誰がが……?」くらいのハラハラが最後まで持続する。読み終わった後も満足感がたまらない。1日で読んでしまいました。
【短評】 特定の物語を「摂取」したいと渇望することがある。 文章なのか、キャラクタなのか、はたまた巧緻に富んだトリックなのか、私の脳髄を心地良く刺激するものが何かは判然としないが、井上真偽の「その可能性はすでに考えた」シリーズが、私にとって、そうした何かを有する作品であることは間違いないようだ。 浸...続きを読むるように、飲み干すように、貪るように一気読みである。嗚呼、大好き。 青髪の探偵・上苙丞(うえおろじょう)は、とある事情から「奇蹟」の存在を実証せんとしている。今回の事件は「飛び石殺人」。聖女伝説が残る地で行われた婚礼において、同一の盃を回し飲みした者のうち、3名(および犬1匹)が毒死した。全員が酒盃に口を付けたという状況において、標的のみを毒殺することが可能なのか。 様々な推理仮説が乱立する中で、探偵は告げる。さあ、皆様ご唱和ください。 「その可能性はすでに考えた」 前作と比較して、エンターテインメントとして一段階上にあったと思う。 特に「第一部」から「第二部」に至る鮮やかな転換がお見事。横溝正史的な日本家屋から一転する新たな「舞台」に目を見張るとともに、探偵の「奇蹟」に縋らざるを得ない状況を作り出す技巧に舌を巻いた。キャラクタの動かし方も心得たものであり、私のお気に入りであるフーリンも含め、各人に見せ場が用意されており、見応えがあった。本筋と殆ど関係ないが、リーシーの踵落としは美しかった。 前作の不満点であった「難解さ」もある程度改善しており、ある種の共通認識を前提に、如何に毒を飲ませるかに収斂することで、パズル的な面白さを出せていたと思う。 さりとて満点評価に至らなかったのは何故か。 メタ的な観点で恐縮だが、ミステリィ好きの心構えとして、本作のようなパズル的な事件について「奇蹟でした」では満足出来ないのである。超常ではなく論理による解決をはなから期待してしまっているのである。無理を承知で「奇蹟でも良いか」と思えるような雰囲気を纏った事件を期待してしまう自分がいる。それが出来れば、前人未到の名作が誕生することを予感している自分がいる。 好意と期待が綯い交ぜとなり、やや乱文となったが、愉しい読書でございました。 【気に入った点】 ●突如として呈示される意外過ぎる「犯人」。「ほぇ!?」と声が出てしまった。そこからの怒涛の展開は、冷静に考えると結構ギャグめいているのだが、探偵物の舞台は外連味が効いている程に映えるものなのだ。 ●矢っ張りフーリンが好きなのである。彼女が語り手である限りにおいて、私はこのシリーズを継続することを止めないと確信した。地の文に癖がある方が好みなのかしらと、自分を分析すること少々。 【気になった点】 ●改善されたとは言え、難解さは否めない。図解や場合分けを駆使して整理してくれるので、脱落することはなかったのだが、要所要所において頭脳をフル回転させ続けることを強いられる(そうしないと字が滑る)というのは、本シリーズの構造的弱点の一つだと思う。 「砂上楼閣もここまで林立すれば壮観だ」とは本著を評した綾辻行人の言葉。然り。 次の作品も楽しみにしている。え、刊行されていない!? そんなご無体な!!
あらゆる可能性を考え否定した先に残るものが奇跡であるという、青髪オッドアイ赤コート白手袋の探偵。というアイコン過多な主人公の二作目。一つの事件でこれならどうだの勢いで、トリックの波状攻撃と高まる緊張感の中でドキドキしながら楽しめるミステリー。
前作「その可能性はすでに考えた」がわたしの中でもオールタイムベストに入るくらいの好きな作品だったので、気になって購読。 全てにおいて前作の方が好きではあるが、中盤から「そういう方向に舵を切るのか!!」という前作とのずらしにはしっかり驚かされたし、なによりもこのキャラクター達の続きが読みたいという...続きを読む気持ちにはしっかり応えてくれたので、読んでよかった作品の一つではある。ただ、このシリーズはこれ以上刊行するのが難しいだろうなとは思ってしまって悲しい。なんせ多重解決ものですもの。
ミステリーの王道といえば、事件の真相を追い求めることですが、この作品は提示された可能性を一つずつ徹底的に潰していくユニークな展開が面白いです。タイトルにもある通り、毒に関する雑学が豊富で、読み物としても楽しめます。 個性豊かなキャラクターたちは想像しやすく、物語にどんどん引き込まれるため、サクサクと...続きを読む読み進められます。 また作者の別作品で、美白のためにヒ素を飲むという恐ろしい風習があったことを知り、美に対する女性たちの執念にゾッとしました。
今回は味方! 懐かしの元弟子に金貸しのフーリンさん、さらにはちょっと性癖が異常なリーシーまで、今回は味方?に回って推理を繰り広げるという、もうワクワクしかない展開でした。 まさかフーリンが犯行を仕掛けた犯人とは思いませんでした。それにしても、これほどのトリック、どこから湧いてくるのか。突拍子もないト...続きを読むリックからわりと現実的なものまで、トリックの宝庫です。 最後には探偵が登場してきっちり幕引き、かと思いきやまさかの伏兵。 奇蹟の証明がいつか叶うといいなと思わずにはいられません。続編を期待します。
婚礼の儀で男性3人と犬はどのようにして毒殺されたのか。 少年探偵八ツ星くんがいいキャラ! そして後半がそうつながるのかと… 可能性を消していく推理、論理的だけど偶然とか誰かに罪を被せようとする行為が働かなかった場合は、こんなにうまくはいかなさそうだよなーと思ったり。 でも面白かった!!
登場人物の殆どかキャラ立ってて読んでて飽きなかった 『恋と禁忌の述語論理』を読んでからだと、上苙の推理が如何に論理的か わかる 論理的なんだけど、そこに人間ならではの感情があるのもクる 結末は切ないけど、しっかり締めてて流石だと思った 続編出ないかな
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聖女の毒杯 その可能性はすでに考えた
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井上真偽
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