井上真偽のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ違和感は感じながらも、詠彥くんの全体の動機、この小説の全体構造は思いもよりませんでした!面白かった!
硯&詠彥の出てくる、数理論理学大系の参考書としての続篇がほしいかも。きっと楽しいです。
20年近く前に隈部正博先生著の「数学基礎論」を一辺通りだけ齧り、「ゲーデルの不完全性定理」の存在意義の上っ面に辛うじて触ったことがあるだけの僕が書いても誤解だらけの生意気な評にしかならないだろうけど、硯さんみたいな家庭教師がいてもあの程度しか数理論理学の存在意義と守備範囲についての理解に踏み込めないセンスの詠彥くんは、学習能力的に人物像設定ミスかも?
セリフではおバカで地の文では賢い。硯さんがいて、詠彥くんに地の文でのあの知能があったらもっと上達するよね?
僕の理解の浅さもあるんだろうけど、硯さんが数理論理で詠彥くんの物語の欠陥を突く論理はどれも完璧として、そこから違和感なくスムーズに真相修正の物語に繋がってたのはウエオロの事件だけに感じれちゃいました。あとのとこは、ほんのり、メタ的な動機的な意味で数理論理学を引っ張りだす事自体について、存在意義的説得力に欠けるシチュエーションというかオチに見えちゃったかも?プロット的には絶対要るやつなんだなってのは分かってて読みすすめはしたんですけども。
まあ、でも着地的にはちゃんとゴールに連れてきてもらえた感じで楽しかったです。
詠彥くん&硯さんお幸せに♬ -
Posted by ブクログ
サクッと読めていいです。
数理論理学とミステリを融合させているのが本作の魅力です。私は数学アレルギーなので、この本を読まなければこういった命題論理に触れないまま一生を過ごしたと思います。
そういう意味では、とても意義ある本だったと思います。
安楽椅子探偵もの…といっていいのかな。
章で分けられており、クラシックな事件が続くので、数理論理学で解くことを主題としてるからこうなるのかなーと少し退屈に読んでましたが、最終章で一気に捲られました。ちゃんとミステリとして面白いし、分割されていた章がまとまって行く瞬間を味わって欲しいです。
かなりライトノベル感がありますので、読む人にとってはそこが引っかかるかも。おじさんは少し照れながら硯さんみたいな親戚いたらやべえよなぁと思いました。
中高生にオススメ。特に男子。 -
Posted by ブクログ
2026年17冊目
「その可能性はすでに考えた」が好きで、聖女の毒杯と合わせて購入しました。
「その可能性はすでに考えた」を初めて読んだ時は、現実離れした展開に面食らいましたが、「恋と禁忌の述語論理」はまだ展開が落ち着いていました。
他の方もコメントしてるように、キャラクターの設定がライトノベルっぽいっていうのはすごく感じました。ただ、作中に難しい話題が出てくる所が結構あるので、良い感じに中和されてたのでは?と思います。
飽きることなく最後まで読むことができて楽しかったです。
難しい数理論理学の言葉が沢山出てきて、斜め読みしたが、ちゃんと一個一個調べながら時間かけて読むと、それはそれで違う楽しみ方もできそうだと感じた。
とは言え、個人的には早く上苙丞の推理を硯が引っくり返す論理対決を見たいと思っていたので、ちょっと導入長い!と感じてしまいました。
※以下、人によってはネタバレと感じるかもしれません
半分ちょっとほど読んで、ようやく上苙丞が登場しました。流石の推理!!と思いながら読んでいましたが、最後の最後で、、、、
残念だなぁと感じた後、すぐに、あぁそういうことか!とひと安心。僕にとって上苙丞はあらゆる全ての可能性を否定する論理の頂点に立つ者という印象があるので、これが覆ってしまうと残念な気持ちになってしまいます。
個人的には、上苙丞と硯の推理バトルをひたすらやっててほしかったと、少し物足りなさを感じて読み終わりました。
あんまり書くとネタバレになってしまうので、ここまでにしておきます。