井上真偽のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレbrother編を全話通して読んでからsister編も読み始めました。
結果として、読みながら答え合わせのために反復横跳びみたいにbrother編を参照しながら読み進めることに。初見だとbrother編とsister編を1話ごとに交互に読むのがよかったのかも。
でも、brother編の3話で色々氷解するので、brother編を最後まで読んでからもう一度sister編を1話から読むと味わい深そう!
……とはいえ、あとこれまだ解消されてない伏線あるよね……?神山さんと犯罪組織関連で色々と……。
第二作も出ているみたいなので、そちらをよむとより解像度が上がるといいな。 -
Posted by ブクログ
井上真偽さんの作品を読むのは2作目です。
最近気になっている作家さんのうちの1人。
「アリアドネの声」も面白かったです(語彙力消失してますが、ここでは割愛します)。
こちらは新しいタイプのミステリーといったところでしょうか。
“奇蹟”の存在を信じる青髪の探偵、上笠丞。
奇蹟とは、神の御業としか思えない現象のことだそうです。
ある宗教団体の村で起こった集団自殺、1人生き残った少女。
少女が目を覚ました時に目にしたのは、同じ村で育った首と胴体が離れた少年の死体だった。
数年後、少女は探偵のもとに現れ、事件の真相を調べてほしいと依頼します。
少女の記憶によると、集団自殺から助け出され、首のない少 -
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"奇蹟"の存在を信じる探偵、上苙(ウエオロ)。
そんな彼のもとを訪れた依頼人は、10年以上前に山村で起きたカルト教団の集団自殺事件の唯一の生き残りである元少女だった。
彼女には当時首を斬られた少年に抱えて運ばれた記憶があり、そんな常識的にありえない事件の真相を調査してほしいと依頼する。
残っている情報は、当時の資料と依頼人が当時書いていた日記のみ。
ウエオロは、首のない状態で人を抱えて運ぶという"奇蹟"を証明するために「人知の及ぶあらゆる可能性を全て否定」しようと試みる。そんな彼の前に現れる刺客たちは荒唐無稽ともいえるようなあらゆるトリックを提示し、それ -
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街の空気ごと味わう連作ミステリー。
ぎんなみ商店街という舞台がとても生き生きしていて、読み進めるうちに「事件を追っている」というより、この街の日常に立ち会っている感覚になる。登場人物のキャラクターが本当に魅力的で、特に三姉妹の掛け合いは自然体で心地よい。それぞれの距離感や言葉選びに、家族ならではのリアリティがある。
商店街の人々との交流も印象的で、誰かが誰かをさりげなく気にかけている、その空気感が温かい。派手な展開で引っ張るタイプではないけれど、その分、人の表情や関係性がじわじわ効いてくる。
同じ出来事でも視点が変われば見え方が変わるはずで、BROTHER編を読むことで、この物語がどう広がる -
Posted by ブクログ
井上真偽さん、ありがとうございました。
こりゃ、2冊読まなきゃダメな作品ですっ。
どちらか一冊でも・・・なんて嘘っぱちじゃい!
1➕1が3にも4にもなる作品です。
連作短編が好きな人にはオススメできそうです!
sister1話からbrother1話、brother2話から
sister2話へ、sister3話からbrother3話へ
読みました。
最初と最後はこの選択でよかったです!
brother3話を読むまではsisterが良かったけど
brother3話はこれまでのモヤモヤ回収、
スッキリマックス!でbrother編も良かった!
ただ、ほんタメのお二人の解説コメント、
ほぼほぼ被 -
Posted by ブクログ
ネタバレ『ぎんなみ商店街の事件簿 SISTER 編』は、日常の匂いが染みついた商店街という舞台に、じわりと奥行きを帯びた謎を重ねることで、軽妙さの奥に確かな深みを宿した一冊だった。姉妹たちの視線を通して描かれる「同じ出来事の別の輪郭」は、読者に“真実とは何を指すのか”という静かな問いを投げかける。彼女たちの日常は素朴で温かいのに、その中に潜む気配はどこか鋭い。柔らかさと緊張感が同じ呼吸で共存するのが、この作品ならではの魅力だ。
特に印象的なのは、登場人物たちの心の揺らぎが、事件そのものと同じくらい重要な“謎”として配置されていることだ。姉妹の思考、反発、守りたいもの――そうした感情が、読後に重く静か -
Posted by ブクログ
ネタバレ(※この感想は一部「Sisters編」と重複しています)何年か前の「スーパー戦隊シリーズ」に「怪盗戦隊ルパンレンジャーvs警察戦隊パトレンジャー」というのがあった。通常、主役の戦隊と敵組織の戦いを描くシリーズだが、本作に限っては戦隊がふたつ存在し、敵組織との戦い以外に「怪盗」側、「警察」側、両方の物語が描かれるユニークな作品だった。
ひとつの"事件"に対して「怪盗」チームは「お宝奪還」がテーマになり「警察」チームは「事件解決と犯人確保」がテーマだ。
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「警察」側のメンバーたちもそれぞれの事情を抱えている。失ったもの、取り戻したいもの。密かに抱く恋心。単なる"犯人憎し"に終わることの