井上真偽のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
サクッと読めていいです。
数理論理学とミステリを融合させているのが本作の魅力です。私は数学アレルギーなので、この本を読まなければこういった命題論理に触れないまま一生を過ごしたと思います。
そういう意味では、とても意義ある本だったと思います。
安楽椅子探偵もの…といっていいのかな。
章で分けられており、クラシックな事件が続くので、数理論理学で解くことを主題としてるからこうなるのかなーと少し退屈に読んでましたが、最終章で一気に捲られました。ちゃんとミステリとして面白いし、分割されていた章がまとまって行く瞬間を味わって欲しいです。
かなりライトノベル感がありますので、読む人にとってはそこが引っかかるかも。おじさんは少し照れながら硯さんみたいな親戚いたらやべえよなぁと思いました。
中高生にオススメ。特に男子。 -
Posted by ブクログ
2026年17冊目
「その可能性はすでに考えた」が好きで、聖女の毒杯と合わせて購入しました。
「その可能性はすでに考えた」を初めて読んだ時は、現実離れした展開に面食らいましたが、「恋と禁忌の述語論理」はまだ展開が落ち着いていました。
他の方もコメントしてるように、キャラクターの設定がライトノベルっぽいっていうのはすごく感じました。ただ、作中に難しい話題が出てくる所が結構あるので、良い感じに中和されてたのでは?と思います。
飽きることなく最後まで読むことができて楽しかったです。
難しい数理論理学の言葉が沢山出てきて、斜め読みしたが、ちゃんと一個一個調べながら時間かけて読むと、それはそれで違う楽しみ方もできそうだと感じた。
とは言え、個人的には早く上苙丞の推理を硯が引っくり返す論理対決を見たいと思っていたので、ちょっと導入長い!と感じてしまいました。
※以下、人によってはネタバレと感じるかもしれません
半分ちょっとほど読んで、ようやく上苙丞が登場しました。流石の推理!!と思いながら読んでいましたが、最後の最後で、、、、
残念だなぁと感じた後、すぐに、あぁそういうことか!とひと安心。僕にとって上苙丞はあらゆる全ての可能性を否定する論理の頂点に立つ者という印象があるので、これが覆ってしまうと残念な気持ちになってしまいます。
個人的には、上苙丞と硯の推理バトルをひたすらやっててほしかったと、少し物足りなさを感じて読み終わりました。
あんまり書くとネタバレになってしまうので、ここまでにしておきます。 -
Posted by ブクログ
「その可能性はすでに考えた」を読んでから読むことをお勧めします。登場人物の関係などは本作でも説明が入りますが、前作を読んでいる方がよりわかりやすく話が頭に入ると思います。
面白いです。
事件的には前作よりライトなので、すんなり読み進められるし、説明上手の探偵二人が途中途中で推理をまとめてくれるので、とてもわかりやすいです。ミステリ入門にもってこいです。
前作同様、反証が基本的なテーマです。
犯人を暴くのではなく、推理を反証するというのがこの作品の魅力です。犯人を暴くことと、推理の反証をすることが近いようで遠い。その感覚が意外と新鮮です。
事件事態は平々凡々なよくある事件です。
しかし、この反証という要素で事件をさまざまな角度からみて楽しむことができます。
物語構成も山場が前中後で綺麗に割り当てられ、飽きずに読めます。
ミステリ好きはもちろん、ディベート好きも楽しめるのではないでしょうか。