越谷オサムのレビュー一覧
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ネタバレ王道な恋愛小説かと思いきや、、、
読み始めると止まらず、先の見えない展開から、予想もできない終盤の結末には目が離せない。真緒の秘密が明らかになった瞬間、鳥肌がゾワっときて、散りばめられた伏線を含め全てが腑に落ちた…。
人によって物語の解釈が違って、受け入れ難い結末ではあると思います。ただ、形は違くても2人の関係は決して変わらない。ここからまた幸せな日々がスタートするのだと、2人の幸せを願わずにはいられない!
悲しく切ないはずなのに心温まる話には、読み終えてから思わず目頭が熱くなった…
作品を通して、寄り添い合える存在の大切さについて考えさせられました。たまには、キュンキュンする作品に触れ -
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ネタバレ相馬いと
青森県北津軽郡板柳町に住む高校三年生。地元でも「は?」と聞き返されるほどの濃厚な津軽弁を話す。列車で一時間もかかる青森市のメイドカフェでアルバイトをしている。祖母譲りの津軽弁を話す。
福士智美
幸子曰く、「青森一のバカ」。店の看板を描いた。本物の二十二歳。フクシサトルのペンネームで月刊青年誌の奨励賞を獲った。漫画家志望。合浦の実家からスクーターで通勤している。いと曰く「心にオヤジば飼っでる」。月刊コミックラプターで大賞を獲り、メイドを辞めて東京へ行った。
工藤優一郎
津軽メイド珈琲店の店長。外ヶ浜町蟹田の出身。東京のカフェで働いていた。オーナーの成田に声をかけられ、「津軽メイド珈 -
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単身赴任のサラリーマンの元に現れた不思議な魔法少女アリスと小動物「まるるん」、次の満月の日までに一人前の魔女になるという願いのもと二人と一匹の奇妙な擬似家族生活が始まる。
となるとなんとファンタジーな話なのだろうと思うが、そこにはサラリーマンとしての苦労、離れて暮らす妻と息子、勤め先に現れるネグレクト気味の少年、近隣を襲う不審火などさまざまな現実の事件があり、現実にうまいことファンタジーを溶け込ませた世界観が広がっていた。
「魔法少女アリス」とはどういう存在なのか、この話の肝となる部分が明かされる山場だけで話が盛り上がるだけでなくそこからも先ほどあげた現実の問題が繋がりながら解決に向かっていく -
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今年の目標は100冊読むこと、それを目標に読み進め99冊まで来て、記念の一冊。せっかくだから自分が大学生のころくらいに本を読むようになったきっかけの一冊をと思い、本棚の「陽だまりの彼女」に手を伸ばした。
素晴らしい本というのは何度読んでも浸れるのと、何度読んでも新しい発見があること。主人公浩介が久しぶりの再会した真緒はかつての姿とは別人の魅力的な女性となっていた。
かつて気になっていた人との運命的な再会、そこから広がる甘酸っぱい生活といった恋愛小説らしさと真緒の過去、記憶のない彼女の真相といったミステリー小説らしさを併せもち、色々な人がほっこりと読み進められる2人の日常がとても愛おしく感じた。 -
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読むのを楽しみにしてた。好きな書き手の人が私が好きな料理をつくることをテーマにアンソロジーって…!
いやー、どれもおもしろかった。ほんとに。さすがでございます…
西條奈加さんの『向日葵の少女』は舞台設定で上品が雰囲気が漂いながらもミステリーっぽい話の進み具合で、大きなテーマを複数かけあわせてまとまったひとつの話にできるのすごすぎるし結末には心があたたかくなった
千早茜さんの『白い食卓』は主人公がいけ好かないやつすぎるのだけど話が進んでいくごとに料理の恐ろしさというか、食事を他者に委ねることってそういうことだよなあ…生きるための手段のひとつを他者へ委ねるというのは尊いとされたり愛情の証左とされた -
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いとの成長する姿 これ一点だね。おばあちゃん50音図はやっぱりウケるわ、いとが答えられることが愛情の気がするけど。今回も急に冷ややかな態度を取られるとか早苗と喧嘩とか気にし過ぎる性格が、自分も同じ直ぐに気にしたり言われて傷ついた言葉がずーっと頭の中に残るとか、あるから分かるよ、自分が嫌になるのも、相手がそれほど考えていないちっぽけな悩みだという事も知ってる。ほんと歳取れば変わるのかと思ったが、こんな性格は変わらないんだよ。言われた相手に言い返そうしか考えない脳みそがほんと嫌になる。あっ脱線しているし、智美の東京行きはお店の大ダメージだと思うけど、でも店長以下ほんと良い店っ 今回も大事件あるけど