越谷オサムのレビュー一覧

  • 陽だまりの彼女(新潮文庫)

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    こんなにも純粋な気持ちで恋愛小説を読むことができたのは初めて。幸せな生活が失われてしまうかもしれないという不安感と最後の場面が心苦しく、しかしながらある種の救いはあったのだろうか。ピュアな愛だと思った。

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    2025年12月02日
  • 陽だまりの彼女(新潮文庫)

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    ネタバレ

    王道な恋愛小説かと思いきや、、、
    読み始めると止まらず、先の見えない展開から、予想もできない終盤の結末には目が離せない。真緒の秘密が明らかになった瞬間、鳥肌がゾワっときて、散りばめられた伏線を含め全てが腑に落ちた…。
     人によって物語の解釈が違って、受け入れ難い結末ではあると思います。ただ、形は違くても2人の関係は決して変わらない。ここからまた幸せな日々がスタートするのだと、2人の幸せを願わずにはいられない!
     悲しく切ないはずなのに心温まる話には、読み終えてから思わず目頭が熱くなった…

    作品を通して、寄り添い合える存在の大切さについて考えさせられました。たまには、キュンキュンする作品に触れ

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    2025年11月27日
  • いとみち 三の糸(新潮文庫)

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    ネタバレ

    相馬いと
    青森県北津軽郡板柳町に住む高校三年生。地元でも「は?」と聞き返されるほどの濃厚な津軽弁を話す。列車で一時間もかかる青森市のメイドカフェでアルバイトをしている。祖母譲りの津軽弁を話す。

    福士智美
    幸子曰く、「青森一のバカ」。店の看板を描いた。本物の二十二歳。フクシサトルのペンネームで月刊青年誌の奨励賞を獲った。漫画家志望。合浦の実家からスクーターで通勤している。いと曰く「心にオヤジば飼っでる」。月刊コミックラプターで大賞を獲り、メイドを辞めて東京へ行った。

    工藤優一郎
    津軽メイド珈琲店の店長。外ヶ浜町蟹田の出身。東京のカフェで働いていた。オーナーの成田に声をかけられ、「津軽メイド珈

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    2025年11月11日
  • 魔法使いと副店長

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    単身赴任のサラリーマンの元に現れた不思議な魔法少女アリスと小動物「まるるん」、次の満月の日までに一人前の魔女になるという願いのもと二人と一匹の奇妙な擬似家族生活が始まる。
    となるとなんとファンタジーな話なのだろうと思うが、そこにはサラリーマンとしての苦労、離れて暮らす妻と息子、勤め先に現れるネグレクト気味の少年、近隣を襲う不審火などさまざまな現実の事件があり、現実にうまいことファンタジーを溶け込ませた世界観が広がっていた。
    「魔法少女アリス」とはどういう存在なのか、この話の肝となる部分が明かされる山場だけで話が盛り上がるだけでなくそこからも先ほどあげた現実の問題が繋がりながら解決に向かっていく

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    2025年11月08日
  • 陽だまりの彼女(新潮文庫)

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    ネタバレ

    やさしい小説。
    最後は少し悲しいけど、また出会えたし、あたたかくお互いを思い合う恋愛小説が読みたい時にはぴったりだった。
    また2人、1人と1匹で仲良くしてね。

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    2025年11月02日
  • 陽だまりの彼女(新潮文庫)

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    恋愛小説だと思って読み進めていたが、終盤になると「これは恋愛小説ではないのかもしれない」と感じる展開になった。それでも、物語の中で描かれる愛情は深くて温かく感じた。とくに真緒が浩介に向ける愛情の表現は、素直で率直で強く印象に残った。

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    2025年10月29日
  • 陽だまりの彼女(新潮文庫)

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    今年の目標は100冊読むこと、それを目標に読み進め99冊まで来て、記念の一冊。せっかくだから自分が大学生のころくらいに本を読むようになったきっかけの一冊をと思い、本棚の「陽だまりの彼女」に手を伸ばした。
    素晴らしい本というのは何度読んでも浸れるのと、何度読んでも新しい発見があること。主人公浩介が久しぶりの再会した真緒はかつての姿とは別人の魅力的な女性となっていた。
    かつて気になっていた人との運命的な再会、そこから広がる甘酸っぱい生活といった恋愛小説らしさと真緒の過去、記憶のない彼女の真相といったミステリー小説らしさを併せもち、色々な人がほっこりと読み進められる2人の日常がとても愛おしく感じた。

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    2025年10月25日
  • 階段途中のビッグ・ノイズ

    匿名

    購入済み

    青春!とても楽しく読ませていただきました。
    こんな仲間と過ごせる青春て最高です!
    知らないバンドとか調べて聞いてみたりしました。自分もバンドの演奏を見てるみたいにワクワクしました。

    #ドキドキハラハラ #胸キュン #アツい

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    2025年08月26日
  • 陽だまりの彼女(新潮文庫)

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    この本が映画化されたころ、私は中学生だった。
    本気の恋なんて、まだ遠い存在。
    恋愛小説なんてそっちのけ。

    だが、「今」の2人を
    ちょっと追い越したくらいの年齢になった私は
    思うのだ。

    あのころ、この本を手に取って
    人を愛する気持ちに
    生き物を慈しむ気持ちに
    触れていたら、と。

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    2025年08月07日
  • 魔法使いと副店長

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    これ好きー‼︎
    優しい。ふわっと包まれるような物語。
    アリスによって副店長の周りが変わっていって、
    少し素直になるだけで人と人は変わるんだよ。すこしだけ、勇気が出た。

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    2025年06月25日
  • たんぽぽ球場の決戦

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    すごくよかった!!!!
    全員大なり小なりなにかしら野球で挫折したことのあるダンデライオンズ。

    最初はばらばらのメンバーだけど、徐々にチームになっていく過程がおもしろい。
    主人公の鉄舟の葛藤や成長も見ていて気持ちが良かった。

    野球の描写が細かくて、あまり野球に詳しくなくても読めると思う。

    最後の奏音ちゃんのシーンはちょっとうるっときてしまった。すごい、すごいよ!

    野球って面白いな。
    人生って素晴らしいなって、前向きに思える作品。

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    2025年06月13日
  • 陽だまりの彼女(新潮文庫)

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    浩介もだと思いますが、こっちまで真緒には振り回されっぱなしでした(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ु⁾⁾
    賛否両論ありそうですが、個人的には大好きな小説の中に入りました!私のようにB型っぽいというのか猫っぽいというのかそんな性格がお好きな方にオススメです!

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    2025年05月14日
  • 「いじめ」をめぐる物語

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    これは胸が痛かったです。
    私は当事者でしたが、当事者でなくても刺さるものはあるはず。
    「いじめ」という言葉の存在自体が人の未熟さや弱さを表している
    そんな感想を持ちました。

    辻村深月さんの「早穂とゆかり」はすごくわかる。
    私もいじめていた人間をこう追い詰めたいと思いました。
    かわりにスッキリ制裁してくれた気分。
    越谷オサムさんの「20センチ先には」
    悩んでいる人に読んで欲しい。
    まさに私が言いたいのコレ。

    衝撃が詰まった一冊でした。

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    2025年05月06日
  • 陽だまりの彼女(新潮文庫)

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    最後の結末で「ん?」と思ってたことがつながった!相手の事をずっと思いあえる夫婦になりたい、理想の夫婦像でした♡最後ほろっとするけど笑顔で心あったまる作品でした。

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    2025年05月04日
  • いとみち(新潮文庫)

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    ネタバレ

    とても面白かった。
    青春だなぁと感じながら、普通に感動しながら読んで、泣けました。

    幸子も智美もいいお姉さんで、店長はいいお兄さん?で、オーナーは意外な優しさ。
    お客さん達の以外なら登場や、リニューアル時の協力体制など、平和な空間でなにより。
    暗い話があまりなく、読後爽やかな気分になりました。

    2.3部とあるようなので、次巻以降も楽しみです。

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    2025年01月03日
  • アンソロジー 料理をつくる人

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    読むのを楽しみにしてた。好きな書き手の人が私が好きな料理をつくることをテーマにアンソロジーって…!
    いやー、どれもおもしろかった。ほんとに。さすがでございます…
    西條奈加さんの『向日葵の少女』は舞台設定で上品が雰囲気が漂いながらもミステリーっぽい話の進み具合で、大きなテーマを複数かけあわせてまとまったひとつの話にできるのすごすぎるし結末には心があたたかくなった
    千早茜さんの『白い食卓』は主人公がいけ好かないやつすぎるのだけど話が進んでいくごとに料理の恐ろしさというか、食事を他者に委ねることってそういうことだよなあ…生きるための手段のひとつを他者へ委ねるというのは尊いとされたり愛情の証左とされた

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    2024年11月24日
  • 街角で謎が待っている がまくら市事件

    이거 추억의추리만화답네여

    仮角で謎が待っている鎌倉市事件
    これは推理漫画であり、興味深く奇妙な推理漫画です
    私もこの推理漫画は好きですが面白いです。

    #共感する #カッコいい #じれったい

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    2024年11月12日
  • いとみち 二の糸(新潮文庫)

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    小柄で、泣き虫で、人見知りで、津軽弁濃厚で、メイドカフェで津軽三味線を弾く少女・いとの、高二の日々。
    実に真っ直ぐ。親友とのすれ違いや、先輩への敬意や、気になる異性への戸惑いや、将来への想い。どれも不器用に真っ直ぐ。
    周りの人たちも真っ直ぐ。
    だから気持ちのいい読後感。

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    2024年07月13日
  • いとみち 三の糸(新潮文庫)

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    いとみち3部作読み終えた任務完了、使徒殲滅。越谷オサムさんのこんな雰囲気にさせるの好きなんだなあ。大学合格したらあとはお別れする名残の雪だなって思いながら続けたよ、大学受験の本番とか、智美の部屋での2日目とか端折ったのが読みやすいな〜って、肝心の旅立ちの新幹線ホームは事細かに山本先生の喜ぶ顔にコマと受ける。鯉くんとも進展ないけど甘酸っぱい終わり方。しかしこんなに多くの見送りに来てくれるいとって、素敵だなしっかりやって来てしっかり信頼を掴んだってこと。

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    2024年05月29日
  • いとみち 二の糸(新潮文庫)

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    いとの成長する姿 これ一点だね。おばあちゃん50音図はやっぱりウケるわ、いとが答えられることが愛情の気がするけど。今回も急に冷ややかな態度を取られるとか早苗と喧嘩とか気にし過ぎる性格が、自分も同じ直ぐに気にしたり言われて傷ついた言葉がずーっと頭の中に残るとか、あるから分かるよ、自分が嫌になるのも、相手がそれほど考えていないちっぽけな悩みだという事も知ってる。ほんと歳取れば変わるのかと思ったが、こんな性格は変わらないんだよ。言われた相手に言い返そうしか考えない脳みそがほんと嫌になる。あっ脱線しているし、智美の東京行きはお店の大ダメージだと思うけど、でも店長以下ほんと良い店っ 今回も大事件あるけど

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    2024年04月16日