越谷オサムのレビュー一覧

  • いとみち 二の糸(新潮文庫)
    いとの成長する姿 これ一点だね。おばあちゃん50音図はやっぱりウケるわ、いとが答えられることが愛情の気がするけど。今回も急に冷ややかな態度を取られるとか早苗と喧嘩とか気にし過ぎる性格が、自分も同じ直ぐに気にしたり言われて傷ついた言葉がずーっと頭の中に残るとか、あるから分かるよ、自分が嫌になるのも、相...続きを読む
  • 陽だまりの彼女(新潮文庫)
     越谷オサムさんの著書は約1年前に「階段途中のビッグ・ノイズ」を初めて読んで、青春時代に戻れたのがすごく嬉しくて、いつかまた他の本も読もうと思ってました。
     「陽だまりの彼女」は甘々の恋愛小説なんでしょうけど、二人の生活や行動に好感が持てて、読んでいても愛情100%のバカップル特有の嫌な感じは皆無で...続きを読む
  • 金曜のバカ
    青春とはバカなのかも。
    そっちに行くか!? とのバカ話もあれば、一途に熱いバカさを抱えたものもあれば、若さ故のバカな暴走もあり、そんなバカに巻き込まれることもある。そのどれもが愛おしい。
    かっこよくはないが素敵な青春バカ話。悶えて足掻いて一歩進もう。
  • 陽だまりの彼女(新潮文庫)
    映画を先に観てしまったんだけれど、映画もめちゃくちゃ良くて、感涙。
    本で読んでも、コレまた感涙。
    良き良き。
  • 陽だまりの彼女(新潮文庫)
    もうなんど読み返したかわからない。

    浩介と真緒のやり取りは甘々かもしれないけど、周りを不快にさせない甘さ。
    真緒には浩介に言えない大きな秘密を抱えているけど、言えないんだろうし、信じてもらえないだろうなぁ…
    しゅう君を助けたあと、帰途の際の真緒の告白は、真緒の気持ちを考えると「物凄く切ない」気持ち...続きを読む
  • 陽だまりの彼女(新潮文庫)
    ページ数も少なく。読んでいて楽しくなる文字選びが感じられた。

    恋愛小説は読み慣れていなかったが、2人の掛け合いを自然と想像できた。

    ただイチャイチャを見せる訳ではなく、幸せに終わりがあるかのような不穏な空気を漂わせたり、現実では有り得ないことが起こっている世界。つまりSFやミステリーの要素もあり...続きを読む
  • 魔法使いと副店長
    本厄年の41歳単身赴任の藤沢副店長の家の窓ガラスを割ってやってきたのは魔法使い見習いのアリスと中年の男の声で話す謎の小動物。奇怪な出会いから始まる共同生活。困って、笑って、苦しくなって、驚いて、喜んで、ちょっと切ないとあるひと月のお話。

    副店長で色々と辛い立場、その辛さは家族で癒されるため早く単身...続きを読む
  • 陽だまりの彼女(新潮文庫)
    ありがちな展開かと思いきや予想外な展開に。
    最後は儚いと思ったが、とてもいい終わり方だなと思った。
    読みやすくめ素晴らしい作品。
  • 陽だまりの彼女(新潮文庫)
    初めて読んだのは高2のとき、2回目は26になる年に読み終えた。内容は何となく覚えていたが、結婚が身近に感じられるようになった時に読み直すと、読み終わった後の切なさが倍増していて普通に泣いた。特に真緒の反省と感想を浩介が見つけた場面が一番きつかった。
    最後は、実は真緒が戻ってくるみたいなことを期待して...続きを読む
  • いとみち(新潮文庫)
    三味線を弾く場面での感謝する回想はなかなか良いです。ページ捲るとハツエ五十音出てて笑った。カプチーノの発音完璧も、翻訳してまた笑った。三味線壊れても耕一とハツエとグッジョブ。税理士の経営学に津軽三味線にキチンとリサーチする結果だと思う素敵でした 青木さん山本さんと同級生に家族の様な従業員にしっかり残...続きを読む
  • 階段途中のビッグ・ノイズ
    青春ものが大好きな私にとって最高の1冊だった。
    その場面場面で出てくる曲を流しながら読んでいたけど、特に屋上のドアを開け放ったあのとき、、、鳥肌止まらなかった。職場にも関わらず泣きそうになった。感動とはまた違って、青春のきらめきともう戻れない切なさに泣きそうになったよね、、、
    「感情」が伝わってすご...続きを読む
  • 次の電車が来るまえに(新潮文庫nex)
    これまた優しい小説ですね。登場人物も場面場面も電車にまつわるものでしたが、女子高生の夢に出ていたおばあちゃんの話はどこまで現実だったのかな、会いたい人がいて本当の目的があるから豊橋旅行を選んだのかなって思う。とはいえ長生きすると思いますいや思わないとってこと 生意気盛りの雰囲気だったけど、優しい孫だ...続きを読む
  • ボーナス・トラック
    房総グランオテルの次ですね。これがデビュー作なのか、最初から砕けた発想豊かさある、めちゃくちゃ面白いって事、これからどんどん読んで行くだろう自分。涼太と草野と奇妙な出会いから始まり、成仏する幽霊も出ている、車のドアを開けるが実際には残像だけが残るとかラーメンを美味そうに啜るとかアイデアが溢れてる、首...続きを読む
  • 陽だまりの彼女(新潮文庫)
    いやあ二冊目ですが、あったかい心がポカポカになる安心安全な物語でした。要所要所に謎が散りばめられ、あの札束も実の両親に支払うのかとか腐った人間がそのまま大人になった同級生とかどんどん出てくるのかと思っていたが、不治の病でもなくて、消えるの?と思いきやいつもの朝に消える。そして猫って 10年を取り戻す...続きを読む
  • 魔法使いと副店長
    いやあ〜素敵でした。ドロドロの醜い内面の刺激的な事件とか自分には無用なので、尚更思い入れがありました。鵺が喋る時点でファンタジー小説だけど、ちゃんとした電車に乗るとか生活に合ってるし 伏線回収も良い、2歳で死んだアリスの話もタイミング良かった。奥村もアリスに会えて良かった筈。お父さんと言うアリスが魔...続きを読む
  • 階段途中のビッグ・ノイズ
    学園祭に行きたくなるような爽快な青春ストーリー。好きな事に前向きになって進んでいく姿に心打たれます。高校生だからとか大人だからとかは関係なく、憧れや夢はとても厳しいもので一筋縄ではいかないけど、そんな厳しい状況を自ら変えてこその叶った時の感動は全身から魂が抜けるくらいの爽快さがある事を教えてくれた本...続きを読む
  • 紙魚の手帖Vol.12
    書籍のSFアンソロジー「Genesis」が雑誌になったようです。今後は書籍のアンソロジーは出ないのは少し寂しくもあるが、代わりに雑誌を購入するいいきっかけになるのかもしれない。収録作品はどれも面白かった。話が止まっていそうで進んでいる「ローラのオリジナル」(円城塔)、なんとも切ないSFラブストーリー...続きを読む
  • 陽だまりの彼女(新潮文庫)
    実家にあったので読んでみたのだけど、いやー、もう、良い!!!
    いわゆるラブロマンスで正直あまり読まないジャンルなんだけど、構成が上手くて全然引き込まれてしまった。つまり隣に真緒がいなくて泣いているのは浩介だけじゃないってワケ。

    オチは読めてたけど(あの日の猫が真緒なら一貫性がありすぎた)、ちょっと...続きを読む
  • 陽だまりの彼女(新潮文庫)
    恋愛小説。
    なんと心地の良い恋愛、こんな恋愛がしたかった、そう思わせる小説。恋愛ものでありがちな浮気や無理矢理といった描写が一切なく、全く不快にならなかった。
    最後の最後に畳み掛けるように「承転結」が進んでいくので、読んでいる途中はいつになったら展開が前に進むんだ...とハラハラ焦ったかった。
    記憶...続きを読む
  • 陽だまりの彼女(新潮文庫)
    正直、恋愛小説はあまり好きではなかったのですが最後でわかる彼女の秘密に仰天しました。交際関係や結婚をしてハッピーエンド!という結末でなかったので、どうなるんだろう…と常にハラハラしながら楽しく読むことができました(°_°)
    結末が予想できないようなストーリーをお好みの方におすすめしたいです!