越谷オサムのレビュー一覧

  • この部屋で君と(新潮文庫nex)

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    作家8名によるアンソロジー。
    ひとつの部屋で暮らす、いろんな二人の物語。

    ひとつ屋根の下というと、ルームシェアか同棲がイメージしやすかったのですが、妖怪とか少女とか変わった関係も多くて。
    初読みの作家さんも多かったのですが、個人的には徳永圭さんの『鳥かごの中身』がせつなくて、少しあたたかくて好きでした。

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    2019年07月22日
  • 房総グランオテル

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    愉快軽快爽快。
    いつもながら、感情のストレートさがいい感じ。

    ちょっと読書疲れ(?)気味になったときに読もうと
    思ってました。大正解(^^)

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    2018年09月14日
  • いとみち 三の糸(新潮文庫)

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    いや〜、泣かされました(^ ^;
    最後の方なんて、ず〜っと涙を拭いながら読んでた(^ ^;

    私は意識しておりませんでしたが、
    「いとみち」は三部作だったらしくて。
    これまでの二冊も楽しく読ませていただきましたが、
    今作においては、いとの成長っぷりがまぶしくて(^ ^;
    つい「お父さん目線」で読んでしまったような(^ ^;

    ざっくり断言してしまうと、テーマは挑戦と成長かな。
    主人公だけではなく、周辺人物の「生活」も丁寧に描き、
    それぞれがそれぞれなりに前向きに、新しいことに挑戦し、
    成長していく姿が微笑ましくも力強い。

    もちろん、多くがまだ成長の途中で、
    「確かな成功」を収めている訳ではな

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    2018年05月21日
  • いとみち 三の糸(新潮文庫)

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    今回も期待を裏切らない無い様で楽しめました。主人公いとをはじめ、キャラはますます立ってるし後半のサプライズも気が利いてます。内心、メイド喫茶には抵抗感があるけどフィクションの中でのメイド喫茶には行ってみたいと感じるところがあります。
    最後の旅立ちのシーンは今までのエピソードを総括してとてもよい感動の幕切れです。
    純粋でひたむきな人が周りの人も巻き込む良い結果につながると信じたくなりました。

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    2017年09月10日
  • いとみち 三の糸(新潮文庫)

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    結果泣いたなぁ。。。
    みんなすごい良い人で愛おしいキャラクターたちだった。
    いとちゃんと鯉太郎くんのその後が気になるけど、これでホントに終わっちゃうのかなぁ??

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    2017年07月09日
  • いとみち 三の糸(新潮文庫)

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    『いとみち』三部作、素晴らしい物語だった。 
    感無量と言っても過言ではない。 
    主人公、相馬いとの成長物語。青春物語。友情物語。淡い恋物語。     
    繋がる家族の絆。     
    紡ぐ人と人の絆。      
    受け継がれる魂。        
    人は痛みを経験しながら未来へ進んで行く。 
    彼女たちの物語はまだまだ続いていく。

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    2017年01月15日
  • ボーナス・トラック

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    越谷オサムのボーナス・トラックを読みました。

    ハンバーガーのチェーン店に勤務する社会人3年目の草野は車で真っ暗な道を帰宅する途中、ひき逃げの現場に遭遇します。
    そして加害者の黒い車は逃走してしまいます。
    被害者の大学生亮太は即死でしたが、草野にはなぜか亮太の幽霊が見えてしまうのでした。

    亮太は草野の勤務先について行き、そこでアルバイトの大柄な大学生南と出会います。
    南は幽霊が見える体質なので亮太を認識し、草野・亮太とひき逃げの犯人を捜すことになります。

    陽気な幽霊亮太、生真面目な草野、幽霊嫌いだけど亮太の手伝いをすることになる南など登場人物の掛け合いを面白く読みました。
    エンディングでネ

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    2016年12月25日
  • いとみち 三の糸(新潮文庫)

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    越谷オサムのいとみち 三の糸を読みました。
    津軽三味線を弾く高校生のメイド相馬いとがヒロインのいとみちのシリーズ3巻目でした。

    ヒロインの相馬いとも高校3年生になり、津軽メイド喫茶のアルバイトもねぶた祭までで大学受験の勉強に力を入れます。
    とは言え、ハツヱばあさんが三味線のコンテストに出場して審査員特別賞を受賞したり、初恋の相手石郷鯉太郎の自宅にひょんなことから泊まることになったり、後輩メイドの態度の悪さにキレてしまったり、オープンキャンパスで東京に出たら言葉が通じなかったり、元先輩メイドの智美のところに泊まって現実の厳しさを知ったり、大学受験の大事な日に風邪を引いてしまったり、イベントも盛

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    2016年11月19日
  • いとみち 三の糸(新潮文庫)

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    いとっち。おめでとう。

    なんか言葉にならないくらい 
    シリーズ3冊で 濃密な時間を
    過ごさせてもらいました。

    とりわけこの3作目からは
    すごいパワーをもらえたように
    思います。

    アニメチックな登場人物たちの
    青春物語は 
    作者の丁寧な日本語と冷静な文体に
    かえってそのはちゃめちゃぶりが
    ひきたっていました。

    越谷さん 文章が男前です。
    長い間 ありがとうございました。

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    2016年11月16日
  • いとみち 三の糸(新潮文庫)

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    最高という表現がふさわしい一冊だった。いとがチハルに対して当たっていく様や、東京での朋美とのやり取り、受験に向けたストーリーなど、今までの2巻を読んでいるとどんどん成長していくいとの立派な姿に心打たれるシーンが多く、ラスト以外にも感動で涙ぐんでしまうことが何度もあった。
    津軽弁で、田舎娘で、メイドで、三味線弾きで、という意図の設定にばかり焦点が当たりがちだが、高校生活をとらえた青春小説としても本当に文句のない出来栄えになっている。一冊で二度おいしいとでもいうべきだろうか。

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    2016年11月13日
  • いとみち 三の糸(新潮文庫)

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    訛がひどく人見知りする小さき相馬いとがメイドカフェのバイトを始めて3年。受験を、そして旅立ちの季節を迎える。恋に進路に後輩に。成長したいとの卒業までのお話。

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    2016年10月31日
  • いとみち 二の糸(新潮文庫)

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    越谷オサムのいとみち 二の糸を読みました。
    津軽三味線を弾く高校生のメイド相馬いとがヒロインのいとみちの続編でした。

    いとも高校二年生になり、高校の仲間たちと写真部の活動を始めます。
    写真部に一年生の部員として相撲部出身の大柄な石郷鯉太郎が入ってきます。

    沢で水に流されてしまい鯉太郎に助けられたり、先輩メイドの幸子さんの結婚式で三味線を演奏したり、先輩メイド智子さんがメイドをやめて上京することになったりと、いろいろなイベントの中でいとは鯉太郎が気になるようになります。

    物語がどのように展開するのか、続編が気になります。

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    2016年04月03日
  • 金曜のバカ

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    越谷オサムの金曜のバカを読みました。
    高校生のバカさを暖かく描いた短編集でした。

    表題作の「金曜のバカ」は女子高生と引きこもりの男の対決の物語でした。
    設定がバカなら、彼らの行動もバカです。
    しかし、それが暖かく描かれていて楽しく読みました。

    「僕の愉しみ彼女のたしなみ」は恐竜が大好きなオタク高校生片岡が主人公です。
    片岡は、気になるクラスメイトの黛さんを恐竜イベントに誘います。
    恐竜オタクであることがばれて2週間でふられてしまったという暗い過去を持つ片岡は、自分が恐竜オタクであることを悟られないように慎重に黛さんをエスコートするのでした。
    しかし、黛さんにも隠れた秘密があったのでした。

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    2016年03月29日
  • いとみち 二の糸(新潮文庫)

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    ◎津軽弁にほんわか、ドタバタ
    メイド喫茶でバイトする三味線弾ける高校生相馬いとの物語第二弾。
    メイド喫茶のみんなが冷たい!?今までみんな仲良くしてくれたのに。
    そしていとが表紙の男子に…!?
    みんなが応援したくなる、いと。テンポの良い津軽弁でいととまわりの繰り広げるドタバタ劇が今回も楽しい。

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    2016年01月16日
  • くるくるコンパス

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    最近読んだ本の中で一番面白かった。同じ経験をしていなくてもどことなく懐かしく感じてしまう。青臭い感じが強いけど結構ハラハラドキドキしてしまった。

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    2015年06月12日
  • くるくるコンパス

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    意外と最近こういうストレートな中学生もの読んでなかったような気がした。修学旅行のときの冒険譚とその後の話もちゃんとあるところが好感持てる。
    なんて事はない話のはずなのになぜかホロッとくる不思議なストーリー

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    2015年05月27日
  • ボーナス・トラック

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    全く期待せずに読んだら、これが面白い。悲惨な話なんだけど、すごくほっこりするんだよねえ。こう云う人ばかりだといいのになあ~ この作者の本、ちょっと読んでみよう。「陽だまりの彼女」の作者なのか・・・

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    2015年04月05日
  • ボーナス・トラック

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    ついてない大学生が夜車に轢かれて死んでしまい、たまたま居合わせた男にくっついて犯人を見つけようと遠回りしながら頑張る話。出てくるひとがみんないいひとで個性的で楽しいです。もうちょっと大切に日々を過ごそうという気持ちにさせてくれるお話でした。最後はありきたりかもしれないけれど感動です。

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    2015年01月22日
  • 階段途中のビッグ・ノイズ

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    ネタバレ

    舞台は主人公の通う県立大宮本田高校の軽音楽部を中心に
    繰り広げられていくんですが、初っ端から上級生二人が
    不祥事で退学処分となる・・・不祥事の内容もまぁ
    ロックつながりとはいえぶっ飛んでますwww。
    その先どんな展開になるかと思っていたんですが、
    個性のあるキャラクターが続々と出てきて、
    文化祭に開催される「田高マニア」のライブを出て成功
    させることを目標に突っ走っていきます。
    忘れていた高校生の時のあの独特な雰囲気や
    やりたいことへの熱すぎるくらいの熱意。
    忘れていた何かを思い出したような気がしましたwww。
    読んでいて「田高マニア」のライブシーンはこっちも
    鳥肌が立ち、作中に出ていた曲も久

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    2020年10月27日
  • ボーナス・トラック

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    主人公が幽霊というファンタジーのような設定の反面、実は意外と人間味溢れたお話。
    登場する魅力的なキャラクターたちで展開も純粋に面白く、世界観に引き込まれて一気に読めてしまう。
    越谷オサムの作品は心境変化の描写が上手くて、登場人物が成長していく様子が楽しい。
    読み終わったあともスッキリとした気持ちにさせてくれる越谷オサム作品の特徴もあり素敵。

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    2014年06月09日