越谷オサムのレビュー一覧

  • 階段途中のビッグ・ノイズ
    とっっても面白かった。
    前半の廃部騒動から始まった問題の数々にどきどきして、それを一つずつ解決して何度も良かったねと安心し……。そして後半から少しずつ少しずつ彼らの演奏が楽しまれて期待されていくのが、読んでいる自分まで嬉しくなってしまう。完全に物語に取り込まれている。

    田高マニア本番は何とかなるは...続きを読む
  • この部屋で君と(新潮文庫nex)
    神様のやつが一番良かった。
    『そういうことか!』『そうだったんだ!』ってなるような話が好きなので。
    あとはインコのやつも良かったです。
  • この部屋で君と(新潮文庫nex)
    作家8名によるアンソロジー。
    ひとつの部屋で暮らす、いろんな二人の物語。

    ひとつ屋根の下というと、ルームシェアか同棲がイメージしやすかったのですが、妖怪とか少女とか変わった関係も多くて。
    初読みの作家さんも多かったのですが、個人的には徳永圭さんの『鳥かごの中身』がせつなくて、少しあたたかくて好きで...続きを読む
  • 階段途中のビッグ・ノイズ
    冬の高校サッカー見てると、その後ろにある「がむしゃらな青春」が見えて時々無性に感動したりするんだけど、まさにそんな感じの作品。
  • 階段途中のビッグ・ノイズ
    ザ青春!
    いや〜良かった。
    高校生活いいね!懐かしいね!
    バンド熱再開したいけど、歳がついていかない。。
    でもまたロックしたい!
  • 房総グランオテル
    愉快軽快爽快。
    いつもながら、感情のストレートさがいい感じ。

    ちょっと読書疲れ(?)気味になったときに読もうと
    思ってました。大正解(^^)
  • いとみち 三の糸(新潮文庫)
    いや〜、泣かされました(^ ^;
    最後の方なんて、ず〜っと涙を拭いながら読んでた(^ ^;

    私は意識しておりませんでしたが、
    「いとみち」は三部作だったらしくて。
    これまでの二冊も楽しく読ませていただきましたが、
    今作においては、いとの成長っぷりがまぶしくて(^ ^;
    つい「お父さん目線」で読んで...続きを読む
  • いとみち 三の糸(新潮文庫)
    今回も期待を裏切らない無い様で楽しめました。主人公いとをはじめ、キャラはますます立ってるし後半のサプライズも気が利いてます。内心、メイド喫茶には抵抗感があるけどフィクションの中でのメイド喫茶には行ってみたいと感じるところがあります。
    最後の旅立ちのシーンは今までのエピソードを総括してとてもよい感動の...続きを読む
  • いとみち 三の糸(新潮文庫)
    結果泣いたなぁ。。。
    みんなすごい良い人で愛おしいキャラクターたちだった。
    いとちゃんと鯉太郎くんのその後が気になるけど、これでホントに終わっちゃうのかなぁ??
  • この部屋で君と(新潮文庫nex)
    誰かとの同居生活についての話。
    最初に間取りがあり、いろいろ想像させる。

    面白い試みでまた他の作家さんの作品も読んでみたい。
    友人にもプレゼントしようと思っている。
  • いとみち 三の糸(新潮文庫)
    『いとみち』三部作、素晴らしい物語だった。 
    感無量と言っても過言ではない。 
    主人公、相馬いとの成長物語。青春物語。友情物語。淡い恋物語。     
    繋がる家族の絆。     
    紡ぐ人と人の絆。      
    受け継がれる魂。        
    人は痛みを経験しながら未来へ進んで行く。 
    彼女たちの物...続きを読む
  • ボーナス・トラック
    越谷オサムのボーナス・トラックを読みました。

    ハンバーガーのチェーン店に勤務する社会人3年目の草野は車で真っ暗な道を帰宅する途中、ひき逃げの現場に遭遇します。
    そして加害者の黒い車は逃走してしまいます。
    被害者の大学生亮太は即死でしたが、草野にはなぜか亮太の幽霊が見えてしまうのでした。

    亮太は草...続きを読む
  • いとみち 三の糸(新潮文庫)
    越谷オサムのいとみち 三の糸を読みました。
    津軽三味線を弾く高校生のメイド相馬いとがヒロインのいとみちのシリーズ3巻目でした。

    ヒロインの相馬いとも高校3年生になり、津軽メイド喫茶のアルバイトもねぶた祭までで大学受験の勉強に力を入れます。
    とは言え、ハツヱばあさんが三味線のコンテストに出場して審査...続きを読む
  • いとみち 三の糸(新潮文庫)
    いとっち。おめでとう。

    なんか言葉にならないくらい 
    シリーズ3冊で 濃密な時間を
    過ごさせてもらいました。

    とりわけこの3作目からは
    すごいパワーをもらえたように
    思います。

    アニメチックな登場人物たちの
    青春物語は 
    作者の丁寧な日本語と冷静な文体に
    かえってそのはちゃめちゃぶりが
    ひきた...続きを読む
  • いとみち 三の糸(新潮文庫)
    最高という表現がふさわしい一冊だった。いとがチハルに対して当たっていく様や、東京での朋美とのやり取り、受験に向けたストーリーなど、今までの2巻を読んでいるとどんどん成長していくいとの立派な姿に心打たれるシーンが多く、ラスト以外にも感動で涙ぐんでしまうことが何度もあった。
    津軽弁で、田舎娘で、メイドで...続きを読む
  • いとみち 三の糸(新潮文庫)
    訛がひどく人見知りする小さき相馬いとがメイドカフェのバイトを始めて3年。受験を、そして旅立ちの季節を迎える。恋に進路に後輩に。成長したいとの卒業までのお話。
  • いとみち(新潮文庫)
    ドジだけど一生懸命ないとがほんとにかわいい!
    出来ないことを1つずつ乗り越えていく姿や店の人、お客さん、家族、友達との絆にほろりとしたり。
    素敵な小説でした。
  • 金曜のバカ
    バカサイコー!
    人間、"ちょっと過ぎめ?"なバカくらいがいいんだきっと。
    夢中になれるってステキでサイコーだ。

    この本の表題作が他ではなくて『金曜のバカ』であることに、フィーリングがあうというかこの作者の魅力を感じております。

    越谷作品はこれが4作目だけど、どれも読みやすくて、
    いろんな感情が ...続きを読む
  • いとみち 二の糸(新潮文庫)
    越谷オサムのいとみち 二の糸を読みました。
    津軽三味線を弾く高校生のメイド相馬いとがヒロインのいとみちの続編でした。

    いとも高校二年生になり、高校の仲間たちと写真部の活動を始めます。
    写真部に一年生の部員として相撲部出身の大柄な石郷鯉太郎が入ってきます。

    沢で水に流されてしまい鯉太郎に助けられた...続きを読む
  • 金曜のバカ
    越谷オサムの金曜のバカを読みました。
    高校生のバカさを暖かく描いた短編集でした。

    表題作の「金曜のバカ」は女子高生と引きこもりの男の対決の物語でした。
    設定がバカなら、彼らの行動もバカです。
    しかし、それが暖かく描かれていて楽しく読みました。

    「僕の愉しみ彼女のたしなみ」は恐竜が大好きなオタク高...続きを読む