【感想・ネタバレ】くるくるコンパスのレビュー

あらすじ

中学将棋部の男子三人、カズト、シンヤ、ユーイチは、京都行きの修学旅行について、危険な計画を立てた。それは、転校してしまった部活仲間の佳織に会いに、自由行動時に抜け出して大阪へ行くというもの。恐ろしい体育教師や非協力的な班の女子、迷路のような大阪の街……三人は無事に佳織の家にたどり着いて、戻ってこられるのか? 人生に一度きり、熱くて特別な、長い長い修学旅行。ラストに感動が訪れる爽やかな青春小説!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

中学校将棋部の中学校将棋部の男子3人組、修学旅行先の京都から抜け出し、大阪に引っ越していった同級生の元部員に会いに行く冒険譚。

1980年代の大阪や中学生の風情が懐かしく、越谷オサムお得意の読みやすくリズムを刻んだ文章でスイスイグイグイ読ませる。こりゃいいジュブナイルだなぁ、最近流行りの「エモい」ってヤツやなぁ…と思っていたら。

最終章で、一クセ入れるところがさすが。このクセでジュブナイルどころか、中年、それも50代泣かせの青春小説に仕立て上げている。一つだけ哀しい出来事があり、読み方によっては、余計と思えるのだが、この余計が「オールOKハッピーエンド」だけじゃない苦みと深さを付け加えて俺らを泣かせにかかってくる。

越谷オサム、油断ならない小説家。リズムとビートにのってたら思わぬところでタタラを踏ませよるわ。

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2022年09月21日

Posted by ブクログ

僕と将棋部の仲間三人は修学旅行先で密かな野望を計画していた。それは大坂に引っ越してしまった幼なじみの女の子に会いに行くこと、そして粗暴で高圧的な学年主任の田沼の鼻を明かすことである。
班での自由行動時間に決められた範囲をこっそり抜け出すだけのつもりがとんでもない大冒険になってしまう。中学生という若さがどれだけ無力で無謀なのかを思い出させてくれる青春小説である。

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2021年09月09日

Posted by ブクログ

越谷作品の「愛すべきバカ」炸裂してますね!

安全圏を広げすぎず、自分で計画して、未知の体験して、考えて、、、そんな冒険を子供達にもっとさせてあげられたら良いなぁ。

いろいろ難しい世の中だけど、そんな気持ちは持ち続けていたいものです(笑)

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2019年12月21日

Posted by ブクログ

最近読んだ本の中で一番面白かった。同じ経験をしていなくてもどことなく懐かしく感じてしまう。青臭い感じが強いけど結構ハラハラドキドキしてしまった。

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2015年06月12日

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意外と最近こういうストレートな中学生もの読んでなかったような気がした。修学旅行のときの冒険譚とその後の話もちゃんとあるところが好感持てる。
なんて事はない話のはずなのになぜかホロッとくる不思議なストーリー

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2015年05月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

カズト
佐藤和人。三年一組。将棋部。修学旅行委員。

シンヤ
中村信哉。三年一組。将棋部。

ユーイチ
小野寺祐一。三年一組。一年生とまちがわれるほと小柄で童顔。将棋部。

田沼
学年主任。体育担当。学生時代はレスリングの選手だった。

ゴリ
二組の担任。五井。国語教師。将棋部顧問。

水谷佳織
月まで同じ西中将棋部に所属していた。父親の仕事の都合で、春休みのうちに一家揃って大阪に引っ越した。

深田
修学旅行の同じE班。女子。リーダー格。修学旅行委員。

鈴木寛子
修学旅行の同じE班。女子。

的場
修学旅行の同じE班。女子。

デコ傷おじさん
三人の選んだ数字で万馬券を当てる。

柳田
宅配便のドライバー。

岡崎陽菜

菅原

増田

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2025年08月01日

Posted by ブクログ

笑えますね。
中学時代の淡い青春が書いてあって、愛すべきバカたちの大冒険がウケました。

アホらしい話をコミカルに進めていくのがうまい作品です。

伏線回収がわかりやすく面白い作品です。

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2021年09月20日

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今回のお話は、なんだかあちこちむず痒くなってしまいました。
中学校の修学旅行。
私本人は、どっちかというと高校の修学旅行に思い出が多いですが。

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2019年07月19日

Posted by ブクログ

越谷オサムのくるくるコンパスを読みました。

将棋部の中学三年生、カズト、シンヤ、ユーイチは関西方面の修学旅行を途中で抜け出す計画を立てます。
二年生の学期末に大阪に転校していった佳織に会いに行こうと考えたのでした。

何とか先生の目を盗んで修学旅行を抜け出した三人は複雑な地下鉄の乗り換えに迷ったり、不良高校生に絡まれたりしながらも何とか佳織の通う中学にたどり着くことが出来たのでしたが...

エピローグで語られる後日談が感動的です。

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2017年01月18日

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青春だなぁ……。  
携帯電話が普及してない時代に中学生が見知らぬ土地へ行くのは大冒険だよなぁ。  
大阪怖いなぁ近寄らんとこ。

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2015年09月22日

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越谷さんらしい、日常にちょっと非日常を混ぜたお話。
学生が読んでも、大人が読んでもそれぞれの視点で楽しめるのが越谷さんの作品だなぁと思いながら読み進めた

正直、今回は心に残ったフレーズ等はなく、昔を思い出したり、大人サイドの気持ちに共感したりして楽しむ話だった
その為話は面白いけど、なにか得るものや考える事が無かったから個人的には星3かな
お話自体は面白いです!

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2023年11月29日

Posted by ブクログ

階段途中のビッグノイズ が面白かったもので、この著者の別作品を読んでみようかと。。。
京都への修学旅行で3人組がとった行動は。

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2019年07月09日

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東京の中学生が繰り広げる京都修学旅行の冒険譚。
中学生男子ならではの心情がとても上手く描かれている楽しい作品でした。

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2017年06月11日

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なんとなく「青春もの」が読みたくなって。修学旅行を抜け出した中学生三人組、軽い「冒険譚」になるのかと思ったら、思いがけずちょっとハードな展開でびっくり。最後はきちんと気持ちよく(ちょっとしんみり)終わって、よい読後感が残った。

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2017年03月18日

Posted by ブクログ

思っていたよりも後半が深い。
それぞれの人生を決めた冒険譚。

なんだか懐かしさとあったかい匂いが
そこにある…そんな本でした。

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2015年06月02日

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