あらすじ
軽音楽部の廃部を取り消せ!優柔不断が玉にキズの神山啓人は、猪突猛進型幽霊部員の九十九伸太郎に引きずられて行動を開始する。目指すは文化祭での一発ドカン!!のはずが…。周囲の冷たい視線、不協和音ばかりの仲間達、頼りにならない顧問。そこに太ももが眩しい同級生への恋心も加わって―。啓人達は見事にロックンロールできるのか。
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匿名
青春!とても楽しく読ませていただきました。
こんな仲間と過ごせる青春て最高です!
知らないバンドとか調べて聞いてみたりしました。自分もバンドの演奏を見てるみたいにワクワクしました。
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青春ものが大好きな私にとって最高の1冊だった。
その場面場面で出てくる曲を流しながら読んでいたけど、特に屋上のドアを開け放ったあのとき、、、鳥肌止まらなかった。職場にも関わらず泣きそうになった。感動とはまた違って、青春のきらめきともう戻れない切なさに泣きそうになったよね、、、
「感情」が伝わってすごくすごく良かった。。。
巻末に曲目リストがあるのも粋だね
Posted by ブクログ
学園祭に行きたくなるような爽快な青春ストーリー。好きな事に前向きになって進んでいく姿に心打たれます。高校生だからとか大人だからとかは関係なく、憧れや夢はとても厳しいもので一筋縄ではいかないけど、そんな厳しい状況を自ら変えてこその叶った時の感動は全身から魂が抜けるくらいの爽快さがある事を教えてくれた本。顧問のカトセン、何か隠し持ってるかも?と思って読み進めたら最後にくっそカッコイイとこ持ってきて心臓が高なった!カッコよすぎ♡
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全くの偶然ですが、先日読み終えた伊坂幸太郎さんの「砂漠」でもラモーンズが所々に登場して「ガバガバヘイ」のフレーズがまだ頭にこびりついています。
ラモーンズは、70年代にアメリカで結成されたパンクロックバンドで、この本でも登場します。ラモーンズの他にもグリーン・デイやオフスプリング、クイーン、KISSも出てきて懐かしいあの頃を思い出しながら楽しく読めました。70年代の中高生の男子なら半数は「バンドやってみたい!」と考えたことがあるのではないでしょうか?
やはり青春小説はいいですね。汗臭い内容でも読んだ後は清々しい気持ちにさせてくれますし、彼らを応援したくもなります。そしてあの頃に無性に戻りたくなります。
「ガバガバヘイ」に代わり「ヘイ・ホー・レッツゴー」が頭から離れない...
今までに読んだ青春小説の中でも特におススメの1冊と思います!
Posted by ブクログ
約4ヶ月振りの小説だった。梅雨もそろそろあけるじめじめとした季節の中、爽やかな青春の物語を読んで夏を心待ちにしたいと思って、この小説を選んだ。一度は廃部になりかけた軽音部であるが、校長先生や友達のおかげでもう一度チャンスを与えられ、時には友達、先生とぶつかりながらもみんなで大好きなことに打ち込む姿はまさに青春であった。恋愛や学校の制度に縛られた先生、悪、鬼教師など小説をよりリアルで面白くする様々な要素が散りばめられており、ラストもスッキリとする内容だった。
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「ばでぃよらぼーいめいかびっのーいぷれいんだすとぅりーごなびあびっまーんさむでい・ ゆがっまどーんよふぇいすっ・よびっでぃすぐれいすっ・ききんよーきゃーんのーおばだぷれいす・しんぎんっ」
兄の時代には黄金期だった軽音部、啓人くんの時代は暗黒期。
先輩の不祥事で廃部に追い込まれそうになりながら文化祭田高マニアで演奏するために奮闘する、汗と涙、友情と努力、恋とロックンルールの青春小説。
困難に立ち向かう若人たち。いやーいいですねぇ♪( ´▽`)
最後演奏するときは読みながら音楽が聴こえるような感じに没入してました。
でも、ぶっちゃけWe Will Rock Youしか知らなかったので読み終わった後、YouTubeで他の曲Check‼︎
で、も1回最後の所読みました(笑)
この本を紹介くださったポプラ並木さん、ありがとーございました(๑˃̵ᴗ˂̵)
とても面白かったです。
うぃー・うぃーる・うぃー・うぃーる・ろっく・ゆー♪
Posted by ブクログ
さいっっっっっっっっこーーーーに気持ちいい小説でした。田舎の学校で行われる真夏の文化祭。田高マニア出場に向けて四苦八苦する高校生たちの姿は本当に気持ちよかった。内からも外からも揉みくちゃにされて、それを若さ故の活気と、若さ故の未熟さで少しずつ乗り越えていく。規則やルールを守ることは大事だけど、それ以上に大事なものもあるかもしれないと思いました。それと作中に出てくる音楽を聴きながら読むと最高に浸れる。
Posted by ブクログ
ロックだねー。
青春モノって感じもあり、良い意味での裏切りもあり、とても良かったです。
あとは自分の勉強不足が欠点だなって思いました。
もっと洋楽を聴いておけば良かったって思いました。
ただ、全部の曲じゃないけど、読みながら頭の中で音楽も流れたので良かったと思います。
Posted by ブクログ
ザ、青春って感じ!
部活の立て直し、文化祭、教師とのいざこざ、恋愛、バンドという高校生活でしかできないことづくしの一冊。
あと登場人物のキャラが全員濃いのがいい。
Posted by ブクログ
最高、最高、最高!!!
本当に、青春の全てが詰まった一冊。
友情、挫折、成長、ロックンロール!!
廃部危機の軽音楽部を取り戻すお話です。
音楽が、好きな人にもそうでない人にも
ぜったいにオススメできる
自分が一番必死になってやってきたことを
思い出すと思います
出会えて良かったと思える愛しすぎる作品。
越谷さんを知った作品。
勇作がだいすきです
漫画も最高です
余韻が止まらない 寝られない
夏になったら、ぜったい
グリーン・デイ爆音でかけてまた読む
Posted by ブクログ
スカッとする!まさに青春!まさにロックンロールです!高校生のパワーに中年の私が元気づけられてしまいました。だれか映像化しないかなあ。体制に反抗したくなるこの気持ち。これがロックンロールなんだなとか、勝手に解釈して元気になってます。
Posted by ブクログ
久しぶりに越谷オサム!軽音楽部の先輩2人の逮捕(マリファナ、喫煙)により、部の廃部が決定するが、校長へのチャレンジにより条件付きで活動を認められる。「予算支援なし」「高校教諭の監視の下に活動せよ」「成果を出せ」。ギター・啓人、ギター・勇作、ベース・伸太郎、ドラム・徹が、高校の文化祭の「田高マニア」でライブをで成功させ、部の存続を勝ちとるべく活動をする。4人で教員、嫌がらせ同級生と対峙して、最終的には高校全体のハートをキックした軽音部。そこには顧問でキノコカット・加藤が鮮烈のロックンロールが泣かせるぜ!!
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ここんとこ、ド直球な青春小説の傑作に巡り合う機会が多いのかな?この本も胸元エグりの直球青春ロケンロール小説。
とにかく、疾走感がよい。ノリと勢いとスピード感。まさにロケンロールはこうでないと!っていう、よいお手本。そして、ロケンロールにはハイスクールが良く似合う。文化祭が良く似合う。
主人公各の4にんは当然のことながら、脇を固めるキャラクターの味が良い。特にヒール?役の森先生も実にいい。つまりは彼女だってロックやねんなぁ。その他脇を固める連中みな愛しい。こんだけキャラを愛しめる小説もそうそうないと思う。これも作者の力量だろうな。
洋物ばかりのコピーバンドが主人公たちのバンドやけど、対バンにしてもおもろかったかもなぁ。相手は日本バンドのコピー。ヒロト、マーシーを中心にキヨシローや渋く頭脳警察、村八分までカバーしてるような(笑
越谷オサム、陽だまりの彼女を読んでから気になってたけど、この本でさらに魅惑された。刊行されている作品漁って行こうと思う。
あと、聞き流していた、オフスプリングとグリーンデイは改めてきちんと聞き直す。あぁ、もっとちゃんと音楽やってたら良かった…
Posted by ブクログ
とっっても面白かった。
前半の廃部騒動から始まった問題の数々にどきどきして、それを一つずつ解決して何度も良かったねと安心し……。そして後半から少しずつ少しずつ彼らの演奏が楽しまれて期待されていくのが、読んでいる自分まで嬉しくなってしまう。完全に物語に取り込まれている。
田高マニア本番は何とかなるはず、失敗しないでくれと祈らずにはいられない。途中では「大きな失敗こそしないものの、来年にうまく繋ぐのかもしれない……」とすら思ってしまっていた。
しかし実際は読んだ通りだ。月並みだが、会場の歓声が聞こえてくる。ほとんど分からないはずの音楽が何故か聞こえた気がする。凄い。
久々に読み終わって「面白かった!!!!!」と叫びたくなるくらいだった。
そしてやはり、カトセンずるい。ずるいよ、あんたずるい。最高。
Posted by ブクログ
舞台は主人公の通う県立大宮本田高校の軽音楽部を中心に
繰り広げられていくんですが、初っ端から上級生二人が
不祥事で退学処分となる・・・不祥事の内容もまぁ
ロックつながりとはいえぶっ飛んでますwww。
その先どんな展開になるかと思っていたんですが、
個性のあるキャラクターが続々と出てきて、
文化祭に開催される「田高マニア」のライブを出て成功
させることを目標に突っ走っていきます。
忘れていた高校生の時のあの独特な雰囲気や
やりたいことへの熱すぎるくらいの熱意。
忘れていた何かを思い出したような気がしましたwww。
読んでいて「田高マニア」のライブシーンはこっちも
鳥肌が立ち、作中に出ていた曲も久しぶりに
聞きなおしてみようかと思いました。
ロックな青春小説って感じな作品でした。
<田高マニアで啓人達がやった曲>
1曲目:ウイ・ウイル・ロック・ユー/クイーン
2曲目:ブリッツクリーグ・バップ/ラモーンズ
3曲目:オール・アイ・ウォント/オフスプリング
4曲目:リダンダント/グリーン・デイ
5曲目:バスケット・ケース/グリーン・デイ
6曲目:ロックン・ロール・オール・ナイト/KISS
Posted by ブクログ
先輩からおすすめされた本。
内容は普通っちゃ普通の話なんだけど、こんなやついるわ〜ってなっちゃう感じ。
あと主人公たちがばっちばちに青春してるのね。
ザ・青春小説。
登場する音楽聞きながら読むと楽しさ倍増だから
全力でオススメします!!!
主人公たちのクイーンのどんどんぱんっ!で始まるステージ、ぞくぞくします。
GreenDayは前から好きだったから嬉しかった。
Posted by ブクログ
うおー!青春…!!登場する曲のプレイリストを同時に作って聴きながら読んでたら、物語に入り込みすぎて非常に楽しかった
読み終わった今はそのプレイリストを流すだけで各シーンを思い出して泣けます…
部段にいるような蒸し暑さを肌で感じられる夏に読んでよかった
Posted by ブクログ
越谷オサムの長篇小説『階段途中のビッグ・ノイズ』を読みました。
越谷オサムの作品を読むのは初めてですね。
-----story-------------
軽音楽部の廃部を取り消せ! 優柔不断が玉にキズの神山啓人は、猪突猛進型幽霊部員の九十九伸太郎に引きずられて行動を開始する。
目指すは文化祭での一発ドカン!! のはずが…。
周囲の冷たい視線、不協和音ばかりの仲間達、頼りにならない顧問。
そこに太ももが眩しい同級生への恋心も加わって―。
啓人達は見事にロックンロールできるのか。
解説・藤田香織
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2006年(平成18年)に刊行された作品です。
舞台は埼玉県立大宮本田高校の軽音楽部……部の2人の上級生が不祥事で退学処分となり、軽音楽部も廃部の危機に立たされていた、、、
唯一残った部員の神山啓人も部の存続を諦めていた時、幽霊部員の九十九伸太郎が現われ、校長に直談判した結果、条件付で部の存続を認めさせることに成功……その条件とは部の活動に一定の制限をかけることと、半年以内に何らかの成果をあげること。
啓人と伸太郎は文化祭「田高マニア」でライブを成功させることを目標に活動を再開する……太ももが眩しい同級生・大野亜季への恋、国語教師で頼りにならない顧問・加藤(カトセン)、そして新しく入部した天才的な演奏技術を持つ美少年の嶋本勇作、吹奏楽部でティンパニーを演奏していたものの高圧的な顧問・林原に反発してドロップアウトした岡崎徹等の不協和音ばかりの仲間たち、、、、
四面楚歌の状況で、啓人は「一発ドカンと」やれるのか!? 振り返れば、すべてが懐かしく、愛しい……爽快、痛快、ときどきニヤリ! ラストは涙の傑作青春小説!
青春ですねー 少年たちの成長が描かれている好きなジャンルの作品です! 恋もすれば、喧嘩もするし、悩みもする……起こって、笑って、泣いて、そして突っ走っていく、大人への一歩手前の高校生活、、、
読んでいて、彼らの仲間に入りたくなりましたね……面白かった!
グリーン・デイやラモーンズ、クイーン等々、紹介されるバンドや楽曲も良いんですよねー 爽やかな気持ちになれる物語でした……ぜひ、続篇を描いて欲しいですね。
Posted by ブクログ
先輩2人がマリファナと覚せい剤で逮捕され、連帯責任で背部を言い渡された本田高校の軽音部。入部して1年のギターの啓人とベースの伸太郎は、部室を追われて屋上の前の階段で細々と練習をしていたが、いかんせんドラムもヴォーカルもいない状態。啓人は2年に在籍しているうちに、文化祭で行われる田高マニアで演奏するのが夢だったため、軽音部の廃部が受け入れられなかった…。
あらすじを書いただけでもわかる青春小説である。本田高の軽音部で、洋楽の主にパンクロックやメロコアを演奏する。しかも幻冬舎文庫には珍しく、実在の曲、実在の楽器メーカーにお菓子の名前まで出てくるという、大盤振る舞い(何が?)である。
話としては、漫画やアニメ向けのような、大きな引っ掛かりの少ない流れていくストーリーであるが、そうは問屋がおろさないという部分も当然存在しており、ストーリーのフックとして作用している。良いね。
Green Dayから始まり、Kiss、Ramones、Queen、Offspringと、越谷オサムの趣味丸出しな部分が見ていて楽しい。そういえば別作品でAndrew WKを引用してたなあ。
また、ギターの演奏にもそれなりに一家言あるようで、パーツ名や演奏手法など、少し前に読んだ別の作家のスーパーギタリストの話には見られなかった表現があるのも面白い。ただ、テクニック至上主義の人が、パワーコードばかりの曲を弾く葛藤は、ちょっとわかりにくいかもしれない。
一方で、青春というとお決まりである恋愛については、なんら苦境に遭遇しないし、やたらと厳しい大人(教師)と高校生の対決軸もわかりやすいものである。
まあ、漫画かアニメになるんだろうなと思っていたが、案の定漫画化もされている模様。
今の高校生にとっては、曲がせいぜい1993年のもので、いくら何でも古いよと思うところはあるかもしれない。でもね、最近のヨルシカとかもこういうことをやってうまくなっていったんですよ。
歌詞が全部ひらがなで書かれているのは、越谷オサムらしいがちょっと鬱陶しかったかな。
Posted by ブクログ
主人公•神山啓人は高校2年生。五つ歳上の兄と同じ県立大宮本田高校に通っている。兄が活躍した文化祭「田高マニア」に魅せられて入部した軽音楽部だったが、先輩達のしでかした不祥事のせいで廃部の危機に追い込まれてしまい…。
青くて眩しい青春グラフィティ。一人一人集まってくる仲間たち。顧問になってくれる教師を探す苦労。同級生から向けられる白い目。そして、分かり合えたときの喜びと共感。
何もかもがベタで甘々で予定調和。だが、そこがいい(笑)日本の高校生には、この自由を謳歌する世界を未来永劫続けていってほしい。そう願う。
…ベース担当の伸太郎が"ひらがな"で口ずさむKISSの名曲の数々。わかる、オッさんにはわかるぞ。全部歌えるぞ(笑)
Posted by ブクログ
神山啓人
県立大宮本田高校二年六組。軽音楽部。サイド・ギター、ボーカル。
九十九伸太郎
県立大宮本田高校二年六組。軽音学部に入部したが四月のうちに顔を出さなくなった。KISSのベーシスト、ジーン・シモンズに心酔している。ベース。
嶋本勇作
県立大宮本田高校二年二組。リード・ギターとして加入。練習での中心的指導もする鬼教官。楽器はギブソンのレス・ポール。
岡崎徹
県立大宮本田高校二年。坊主頭。元吹奏楽部。ティンパニーを演奏していたが顧問林原に失望し、演奏練習中に退部を決める。二日後、同じ吹奏楽だった長谷川里美に交際を申し込んだがフラれた。ドラム。
大野亜紀
県立大宮本田高校二ねん年六組。水泳部。
森淑美
県立大宮本田高校の体育教師。水泳部顧問。軽音楽部反対派の筆頭教諭。
加藤
県立大宮本田高校の国語教師。軽音学部の顧問。
沼尻
軽音学部に何かと絡む。
神山剛
啓人の兄で県立大宮本田高校軽音楽部OB。
林原
吹奏楽部顧問。
長谷川里美
県立大宮本田高校二年。吹奏楽部。徹が好意をよせている。
吉田
勇作の中学時代のバンド仲間。同じ高校に進学。
辻
水泳部の一年。軽音部を応援。
松山
水泳部の一年。軽音部を応援。
相沢
英語の教師。LとR両方入ってる単語の発音があやしい啓人にマンツーマンで発音練習をした。
Posted by ブクログ
いいですねぇ、これぞ青春小説、という感じで。ものすごく気分が爽快になりましたよ、ワタシは。
越谷さんは『陽だまりの彼女』を読んだ時にも感じたのだけれど、登場人物のキャラ設定がものすごく魅力的ですねぇ。まあこれはある意味小説家が持っているあたりまえの資質なのかもしれませんが、そういう個性的な人物たちが好き勝手騒いでいく不協和音がいつしかきれいで美しいハーモニーになる、という瞬間が実に見事。うわ、うまいな!と思わず膝を叩いてしまう感じ。
こういうエンターティナーの才能は素晴らしいと思いますね、物語を紡ぎ出すテクニックというか構成の巧みさも含めて大好きな作家さんです。
こう突き抜ける爽快感というのかな、写真で言うと「ヌケの良い描写」みたいな、青空がスキッと広がっているさまをそのイメージ通りに描写できるというのはじつはスゴイことなんですよね。そういう性能を持つレンズって実はそんなには無いんだよね、意外なことに。
読み進めながらそういう印象を受けました。
この本を読んでいる間はずっと、最近はもっぱらミュージックプレイヤーと化している感のあるGalaxy S2 LTEに詰め込んだ
Green Day
The Ramones
Offspring
KISS
Queen
などを何度も何度も繰り返し再生していた。
いいねロックは。やっぱ人生ロックしてロールしなきゃなぁ、と。
ガバガバヘイガバガバヘイというとRamonesのPINHEADなんだけれど、どっかでこのガバガバヘイをしつこく描写している小説があったよな、と思って記憶をたどると伊坂幸太郎さんの『砂漠』でした。あの作品も大好き。
Posted by ブクログ
高校の軽音学部を舞台にした青春小説。
ほぼほぼ想定内で、特にひねったストーリーでもないですが、それでいいんです。という小説です。
アラフィフのおっさんでもたまにこういうの読みたいんですよ。
5に近い4です。
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廃部寸前の軽音楽部を立て直す男子4人の青春ストーリー。けいおん!世代なので、廃部寸前と聞くと入部希望者がいないからかな?とか思ってたら全く違う理由で笑った。けいおん!で育ったので頭が平和ボケしている。
真面目で平和主義、ちょっぴり弱腰な主人公と強気で言いたいことはガンガン言う猪突猛進な相棒というコンビがバランスよくていいな(ヒロアカのデクと爆豪みたい)
バンドやロックの知識がない人でも楽しめるけど、知ってる人はもっと楽しめると思う。作中に出てくる曲が気になってYouTubeで検索しながら読んで楽しかった。グリーンデイのバスケットケースお気に入り。知らなくても生きていけるけど、知ってたらちょっと嬉しいみたいな、お気に入りのものが増えるきっかけをくれた。
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「ーーやるぞお前ら。ドカンとやるぞ!」
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実質3人の軽音楽部に所属する啓人。ある日他の2人がクスリで逮捕され、軽音楽部は廃部の危機に。そこで立ち上がったのは口が悪くて勢いのある幽霊部員の伸太郎で…
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あらすじをみて面白そうだなと思って手にした本。高校生の青春ににやついた。いいなぁ。音楽が周りを変えていく力もすごい。(最近ヒロアカを読み始めたので優しげだがちょっと無茶しぃの主人公とグイグイ大暴れ系の相棒っていうのは通ずるものがあってフフっとなった。)軽音楽部メンバー以外も、"カトセン"は名脇役だと思うし、軽音楽部の支えになる亜季ちゃんや、キツめな森先生まで、キャラクターも個性的で楽しく読める作品
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さすが越谷オサム。
さわやかだ。
映画化してほしい。
ファンタジーとかナシで、高校生という狭い枠の中でよくぞこれだけキャラクターを動き回らせることができるなあ。
気に入ったのは伸太郎。
猪突猛進っぷりが単純で好きだ。
軽音部の練習場所は屋上までの階段で、規則に厳しい森先生によって屋上のドアの開放は禁じられている。
そのため、真夏のそのスペースはひどい暑さになってしまう。
メンバーの間でケンカが起こってしまったとき、伸太郎は「何もかも、ここがあっついのが悪いんだよ!」と突然走り出して校長に直談判しにいく。
そして、意外とあっさり許可をもらえてしまう。
そこでよせばいいのに、伸太郎はわざわざ森先生にまで「どういうことだよ屋上のドア!」とケンカを吹っ掛けに行くのだ。
邦画によくある突然走りだす主人公は嫌いだが、たかが屋上のカギ一つで校内を走り回るヤツはそうそういない。
「うおおおおおおお!!」っていう、何も考えていない、がむしゃらっぷりが好きだ。
もうひたすら青春。
私の嫌いな展開で、出てくる楽曲を偉そうに語るということをしないし、紹介もせずに名前だけ挙げていくということもない。
キャラクターたちの「この曲が好きだ!」っていう熱意とか、その曲に関する思い出とかがちゃんと見えてくる。
素直にYouTubeを開いてみることができた。
私は普段洋楽は全く聞かないが、グリーン・デイのバスケットケースはいい曲だな。
さわやかで、この作品と啓人たちによく合っていると思う。
漂う夏っぽさもいい。
亜季が必要以上に出しゃばらないのもいい。
文化祭を目標に、バラバラだった部員がまとまっていくという単純な構造だが、エンターテインメント作品としては初めから終わりまで文句の付け所がない。
校長かっこいい!とか、
森うぜえ!とか、
カトセン!!!!とか、
登場人物たちと一緒に一喜一憂できる小説。
Posted by ブクログ
うん。青春だ。
表紙も青春って感じで良い。
ギターが弾きたくなった、ような気がした。
思春期に読むと良い。
思春期じゃなくても読むと良いんだが。
☆3.8といったところ。
Posted by ブクログ
10年以上前に話題になってた"ウォーターボーイズ"を彷彿とさせる青春小説。部活の存続をかけて、様々な壁にもひたむきに立ち向かう姿…。青いねー、良いねー。