越谷オサムのレビュー一覧

  • いとみち 二の糸(新潮文庫)

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    ネタバレ

    2022/7/19
    楽しい!
    最初ちょっと人間関係に悩むいとちゃんからスタートしたから手こずったけど、後半ずっと楽しい。
    新登場の鯉太郎もめっちゃかわいいんだもん。
    今回はおばあちゃんの出番少なかったのが寂しかった。
    あとボーナストラックの智美、諦めかけてるのかハラハラしたけどそんなことなくてよかったけど静かで大人で現実でちょっとスンとしてしまった。
    3巻も楽しみ。

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    2022年07月19日
  • いとみち(新潮文庫)

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    ネタバレ

    2022/6/9
    これは映画化でしょう。
    表紙の絵にもなってるけどビジュアルがすこぶるいいじゃない。
    ちっちゃいメイドの魂の津軽三味線。
    トドのオーナーまで悪い人ゼロのあったかストーリー。
    仲良くなった同級生と何かトラブルがあるのかと邪推しちゃったよ。
    すっぱりさっぱりみんないい子でした。
    ダメな大人ですいません。
    ばあちゃんの津軽弁でひと笑い取れるし、三味線のロック聴きたいやん。
    ヴァンヘイレン。
    映画化やろ。

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    2022年06月09日
  • 階段途中のビッグ・ノイズ

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    「ばでぃよらぼーいめいかびっのーいぷれいんだすとぅりーごなびあびっまーんさむでい・ ゆがっまどーんよふぇいすっ・よびっでぃすぐれいすっ・ききんよーきゃーんのーおばだぷれいす・しんぎんっ」

    兄の時代には黄金期だった軽音部、啓人くんの時代は暗黒期。
    先輩の不祥事で廃部に追い込まれそうになりながら文化祭田高マニアで演奏するために奮闘する、汗と涙、友情と努力、恋とロックンルールの青春小説。

    困難に立ち向かう若人たち。いやーいいですねぇ♪( ´▽`)
    最後演奏するときは読みながら音楽が聴こえるような感じに没入してました。
    でも、ぶっちゃけWe Will Rock Youしか知らなかったので読み終わっ

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    2022年06月02日
  • 階段途中のビッグ・ノイズ

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    これぞ読みたかった青春小説!
    男中心に繰り広げられるストーリーの中にちょっとした恋愛要素のある本は大体面白い。

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    2022年05月26日
  • いとみち 三の糸(新潮文庫)

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    ネタバレ

    いとみち三部作完結編、じつは「二の糸」からの一気読み。

    前作では、店長とメイド長幸子さんが結婚したり、メイドチーフの智美さんが上京したりと「3作目どうすんの?」と思ったが、本作は2作目以上に物語が動く。前作のレビューで「ちょいとひびを入れる」と書いたのだが、本作はひびはさらに大きく…、どころか、ヒビから皮向いてツルンツルンのゆで卵にしてしまう的展開。

    1作目からすれば、いとちゃんの成長はすごいもので、そのあたりさすが青春三部作小説なんやけど、成長するのが、主人公だけじゃない、いやもうほぼ全員成長して進化して、まだまだ未来へ向かって進もうという意欲にあふれ切った展開をラストまで維持してくれる

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    2022年04月03日
  • いとみち 二の糸(新潮文庫)

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    ネタバレ

    いちみち2作目。

    おぼこくて、ドジっ娘で、津軽三味線バカテクのいとちゃんも高校2年生。学校では友人と写真同好会を立ち上げ、後輩にほのかな恋心を抱き、大親友とちょっと行違いのケンカをして…。

    バイト先のメイドカフェでは、1作目で初披露した三味線ライブが定期的なものとなり、それなりに活躍しはじめたものの、店長もメイド長幸子さんもチーフ智美さんも、なぜかいとちゃんへの当たりが今までより空虚になり…。

    前作で築いた良き関係に、少しヒビを入れてみる。予定調和をちょいと崩すとこから物語は転がっていくねんなぁ。いやぁ、その転がし方が越谷オサムの上手さであり、読ませどころ。

    最後、後輩鯉太郎君の母君と

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    2022年04月03日
  • 金曜のバカ

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    おじさんにお小遣いを貰う代わりに、合気道の客寄せパンダがわりに参加している女子高生。その女子高生に一目惚れしてしまい、通学路で待ち合わせをする不審者。週に1度の二人の決闘が始まる…。

    越谷オサムの短編集。女子高生のあたし、星を見に行った僕、松山から一分でも早く脱出したいおれ、しまいには犬のアタシまで、一人称小説の集大成だ。

    ほとんどが高校生を主人公にした話で、悩みというのが狭くて、でも解決しようのないモヤモヤの中にあるというところがこの短編集のミソ。大人となった我々が読んでいると、つまんない悩みのようにも感じるが、女子高生、男子高生の欲望や泣きそうな葛藤が、新鮮に響く。

    いやあ、これ!と

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    2022年03月22日
  • 陽だまりの彼女(新潮文庫)

    購入済み

    熱中できたが少し無理もある

    熱中できた。なかなかよく書けていると思う。
    でも、途中の子供をだますシーンに出会って
    これはありうるかな信じられないとつまずいて
    読むのをやめようかと思った。
    少ししてまた読み始めたらまた熱中した。
    ある点『魔法少女まどか☆マギカ』に似ている。
    でも盛大に泣けたラスト、
    それと比べると、もう少し何かがあってもいいのに
    とは思った。でも、十分楽しんだりはらはらした。
    だから星4つではなく5つにしておくね。
    まとめ:その2か所が自分にはキズに思える。
    飛躍があってそううまくいくかなと信じにくい。
    そこをキズと思わせない筆力や厚みが欲しかった。
    まとめ2:でも、たとえキズに

    #切ない #ハッピー #ドキドキハラハラ

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    2022年02月24日
  • 階段途中のビッグ・ノイズ

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    さいっっっっっっっっこーーーーに気持ちいい小説でした。田舎の学校で行われる真夏の文化祭。田高マニア出場に向けて四苦八苦する高校生たちの姿は本当に気持ちよかった。内からも外からも揉みくちゃにされて、それを若さ故の活気と、若さ故の未熟さで少しずつ乗り越えていく。規則やルールを守ることは大事だけど、それ以上に大事なものもあるかもしれないと思いました。それと作中に出てくる音楽を聴きながら読むと最高に浸れる。

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    2022年01月22日
  • ボーナス・トラック

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    越谷さんらしい本でした。
    しかもこれがデビュー作なんでしょ?
    ビックリです。
    発想もおもしろいし、伏線回収もしっかりしてました。
    設定がおもしろいんだと改めて思い知らされました。
    次、また読む機会があったら楽しみな作家さんでした。

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    2022年01月08日
  • いとみち(新潮文庫)

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    ネタバレ

    映画化もされているらしい越谷オサムの代表作と言っていい1冊だから間違いないと思っていたら、やっぱり期待を裏切らない王道青春小説。

    メイドカフェに三味線、津軽三味線にヴァンヘイレンにビーチボーイス、こんな素材を組み合わせて色物感のない直球の青春小説を書けるのだから、越谷オサムはやっぱスゲーわ。

    登場人物にワルいヤツがいないのも良い。好人物ばかりなのに嫌味がないのも良い。

    凝った展開や技巧をこらした謎解きみたいなものはないけど、お手軽に読めて元気がもらえるこの本は、活字疲れした時、なんかスッキリしたい時などにぴったり。

    越谷オサム読んで元気出していこうぜ!

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    2022年01月06日
  • 魔法使いと副店長

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    魔法使いと副店長
    ちょい変わった題名
    ある日 単身赴任のスーパーの副店長に部屋に
    窓から不審者が飛び込んでくる。
    全くファンタジーというかあり得ない話だけど
    それは見習い魔法使いとその先生
    行きががり上 同居を始める。
    その魔法使いは14歳の中学生
    お人好しな副店長は我が子のように感じ始める。
    ある日 その見習い魔法使いの出生というかいきさつがわかる。
    あかん 1番琴線に触れる弱い所を突かれた。
    ファンタジーが故に書ける内容だけど
    やられた。

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    2022年01月03日
  • 金曜のバカ

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    とりあえず全ての中高生にお勧めしたいです。ぜひ読んでいただきたいです。

    初めて読んで7.8年近く経っていますが今でもこの本を読んだ時の心の暖かさを思い出します。
    特に「星とミルクティー」の話は、深夜に流星群を見に河川敷に行き出会った顔もわからない女の子と雑談しながら星を眺める…というシチュエーションですが、初対面、かつ恋人がいながらも女の子と2人きりという微妙な距離感から生じる甘酸っぱさも相まって、こんな初対面の出会いもいいなぁ…と思っていました。
    最後のゴンとナナのお話は、私自身吹奏楽部で人間関係に悩んだ時期もあり、「こんなふうに距離置かれてたな!笑」と自分自身と重ねて共感しながら読み進め

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    2021年11月19日
  • まれびとパレード

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    「陽だまりの彼女」がよかったので作者さんを信じて買った一冊。
    非常に面白かった。

    四話からなる短編集。
    短編といっても一話が約70ページ。50ページくらい短編が多いイメージだからすこし長め?
    各話において主人公の葛藤や心の移り変わりが丁寧に描かれていて、ストーリー展開にも無理がなかった。
    プロが書いた小説に対してこんなことを言うのもあれだけど、文章もきれい。会話文は思わずくすっと笑ってしまう箇所がいくつもあった。シリアスとコメディのバランスがよく、本当にお上手だとおもう。

    そしてなによりよかったのが、「まれびとパレード」というタイトルからも分かるように、各話においてゾンビだったり、座敷童だ

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    2021年11月03日
  • いとみち 二の糸(新潮文庫)

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    ネタバレ

    越谷オサム7冊目。高校2年生になった相馬いと。メイドカフェの若き乙女。すぐに泣く、津軽弁丸出し、でも先輩・同級生には愛されキャラ。そんな彼女がひとたび津軽三味線のバチを叩く時は大股開き、性格が変わる姿にまた会いたくて。今回のストーリーでは親友とのイザコザ、メイドカフェの客が高校の担任、高1の部活旅行で後輩に命を助けてもらう。いとの高2生活はとても激しい。さらにメイドカフェのお姉さま方(特に智美)のぶっ飛んだ展開に読んでて心地よい。いとが青春を謳歌しながらも着実に成長するキュートな姿、まだ追っていきます。

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    2021年10月30日
  • くるくるコンパス

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    僕と将棋部の仲間三人は修学旅行先で密かな野望を計画していた。それは大坂に引っ越してしまった幼なじみの女の子に会いに行くこと、そして粗暴で高圧的な学年主任の田沼の鼻を明かすことである。
    班での自由行動時間に決められた範囲をこっそり抜け出すだけのつもりがとんでもない大冒険になってしまう。中学生という若さがどれだけ無力で無謀なのかを思い出させてくれる青春小説である。

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    2021年09月09日
  • この部屋で君と(新潮文庫nex)

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    最後の短編が特に生々しくて。他のもどれも生々しかった。のぞき見している気分。同棲って何なんだろう。結婚のように契約でもなんでもなくて、気持ち次第ですぐに出て行って。また夢に見そう。

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    2021年09月04日
  • 金曜のバカ

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    初めて越谷オサムさんの短編集を読んだんだけど、笑えた。
    特に「金曜のバカ」は最高。
    人によってどれがおもしろいと思うか違うかもしれないけど、飽きない面白さがあったかな。


    「ゴンとナナ」に関してはよくある描写だと思うけど、ゴン目線の話が何となくわかる気がしました。

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    2021年09月04日
  • 階段途中のビッグ・ノイズ

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    ロックだねー。
    青春モノって感じもあり、良い意味での裏切りもあり、とても良かったです。
    あとは自分の勉強不足が欠点だなって思いました。
    もっと洋楽を聴いておけば良かったって思いました。
    ただ、全部の曲じゃないけど、読みながら頭の中で音楽も流れたので良かったと思います。

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    2021年08月16日
  • 階段途中のビッグ・ノイズ

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    ザ、青春って感じ!
    部活の立て直し、文化祭、教師とのいざこざ、恋愛、バンドという高校生活でしかできないことづくしの一冊。
    あと登場人物のキャラが全員濃いのがいい。

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    2021年08月09日