次の電車が来るまえに(新潮文庫nex)

次の電車が来るまえに(新潮文庫nex)

693円 (税込)

3pt

4.4

列車はいつも、僕らの日々を運んでく。出会いも別れも、伝えたかった言葉も――。祖母と豊橋を訪れた美羽。「路面電車に乗りたい」という祖母の秘められた思いとは(「二十歳のおばあちゃん」)。故郷への新幹線で想起する父の記憶(「やまびこ」)、貨物列車をめぐる六年生の小さな冒険(「名島橋貨物列車クラブ」)など、心のつながりを描く人生のスケッチ、全5話。『四角い光の連なりが』改題。

...続きを読む

次の電車が来るまえに(新潮文庫nex) のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年10月12日

    これまた優しい小説ですね。登場人物も場面場面も電車にまつわるものでしたが、女子高生の夢に出ていたおばあちゃんの話はどこまで現実だったのかな、会いたい人がいて本当の目的があるから豊橋旅行を選んだのかなって思う。とはいえ長生きすると思いますいや思わないとってこと 生意気盛りの雰囲気だったけど、優しい孫だ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2022年08月15日

     この人の書く小説は、読んでいる間中ずっと温かい光に包まれているような感じがする(^ ^ 「金曜のバカ」みたいにどたばたした作品でも、である。きっと作者が優しくて、温かい心の持ち主なのだろうことが、行間から滲み出ている印象(^ ^

     本作も、そんな「ほっこりする」作品ばかりを集めた短編集である。い...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2022年07月24日

    2022/07/22
    電車が話の主軸に絡む中編くらいの5つの話。どの話にも電車が絡んでくるのですが、それぞれのジャンルの話しで、電車から見える風景だったり、電車そのものの姿だったり電車の音だったり、それらを通じて人々の想いが色々と変化していく様子がとても読んでいて面白いなと思いました。
    この本の中に...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2023年03月08日

    日常生活から元気になるストーリー。
    様々な年代・立場のショートストーリーですが、いずれも日常的な口調の中に、書かれていない明るい明日を予期させる内容でした。

    自分の中で、共感できるキャラクターが10,20,30代と遷移してきたことが、改めて感じられました。

    0

    Posted by ブクログ 2022年08月22日

    列車はいつも、僕らの日々を運んでいく。出会いも別れも、伝えたかった言葉も…。胸に沁み入るハートウォーミングな全5話。
    独特な感情を醸し出すのが列車。そのフォルムなのか、走行音なのか。人生の節目に列車の存在があると、自分が物語の主人公になったかのようだ。本作の物語も全ての情景が美しい。

    0

    Posted by ブクログ 2022年08月01日

    電車を巡る短編集

    ■やまびこ
    一足先に帰った妻の待つ故郷へ向かう新幹線。
    男は、現在、過去、未来に想いを馳せる。

    ■タイガースはとっても強いんだ
    甲子園球場で大好きな女性と待ち合わせて、試合を見る予定が、車内で道に迷ったホーランドの老夫婦と出会う

    ■二十歳のおばあちゃん
    愛知県の豊橋で、東京で...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2022年07月29日

    越谷オサム先生らしい,優しくて少しコミカルな5編からなる短編集.

    「タイガースはとっても強いんだ」で,中井さんの「なんでタイガースは打てへんの」がいっちゃんウケた.そうですねん.みんーな疑問に思ってるんです.

    0

次の電車が来るまえに(新潮文庫nex) の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

新潮文庫nex の最新刊

無料で読める 男性向けライトノベル

男性向けライトノベル ランキング

越谷オサム のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す