越谷オサムのレビュー一覧

  • いとみち(新潮文庫)
    主人公がかわいくて
    ドジなところもまた魅力的で
    周囲の人に見守られて成長していく姿がよかった

    嫌な人が出てこない
    後味のよい作品
  • 陽だまりの彼女(新潮文庫)
    ベタ甘な展開がどこまでもなのかと思えば、意味深なセリフひとつで色々と急展開に。

    だけど、本の腰帯にあった
    “それは、一世一代の恋(うそ)だった”
    “女子が男子に読んで欲しいNo.1恋愛小説”

    これらは伊達じゃないねと思った。

    読み手はただのおっちゃん、映画になってる事も知らなかったおっちゃん。...続きを読む
  • いとみち(新潮文庫)
    濃厚津軽弁、人見知り、ドジっ子、ネガティブ女子高生いとは、メイドカフェのアルバイトを始める。
    コンプレックスの塊の少女が周りに見守られながら一歩ずつ前に進み、得意の津軽三味線でお店の危機を救えるのか!? という王道青春物語展開が熱い。こういうの大好きです。
  • 階段途中のビッグ・ノイズ
     全くの偶然ですが、先日読み終えた伊坂幸太郎さんの「砂漠」でもラモーンズが所々に登場して「ガバガバヘイ」のフレーズがまだ頭にこびりついています。
     ラモーンズは、70年代にアメリカで結成されたパンクロックバンドで、この本でも登場します。ラモーンズの他にもグリーン・デイやオフスプリング、クイーン、KI...続きを読む
  • たんぽぽ球場の決戦
    元高校球児がコーチする草野球チームの話。
    メンバーは老若男女取り混ぜた寄せ集め。
    そのメンバー一人ひとりの挫折や野球への想いが描かれている。
    勝つことがベストではなく、そこに至るまでの道のりが大切だと思わされる。
    チームになっていくこととはこういうことなんだとあらためて感じた。
  • 金曜のバカ
    人から中古でもらったということでそこまで期待していなかった作品だったが、初っ端から笑いが。笑笑
    思春期ならではの極端な思考に、大人の自分はバカだなぁと主人公を俯瞰する一方、今でも思う節、共感する部分があって、今の自分も大概なバカだと自覚した

    学生というよりも、大人に見て欲しい作品かも
  • 魔法使いと副店長
    またしても越谷オサムにやられた!

    中規模スーパーマーケットの副店長の家に現れた見習い魔女と相方の小動物が起こすドタバタ劇。なんだか「魔女の宅急便」の劣化コピーを読まされているような前半中盤。

    どうした、越谷オサム?こんな小説書いてていいのか?こんなのをあと半分も読むのはツラいぞ。と思っていた矢先...続きを読む
  • たんぽぽ球場の決戦
    挫折した主人公が立ち直って成長していくよくあるお話ですが、最初から光景を思い浮かべながらホンワカした気持ちで読み終えました。
    WBCでいい試合を観戦させてもらったし、こんなチームで一緒に野球をしたくなりました。
  • 金曜のバカ
    p.237
    不思議だね、人間はどうしてこうもゆっくり歳をとるのだろう。
    〈八十年は生きるらしいわよ。飽きないのかしらね〉

    面白かったです。金曜のバカは本当に笑い、引き込まれました。ゴンとナナもよかったです。
  • 紙魚の手帖Vol.01
    22/1/14 三人書房
    22/1/15 セリアス
    初めての乾石智子。シリーズの他の作品も読んでみたい
    22/1/16 コラムいろいろ
    22/6/23 108の妻
    22/11/18 フォトジェニック
    vol.7の『ファインダー越しの、』の前日譚。順番逆で読んでしまったけど、みらいの「好きなものは撮り...続きを読む
  • 紙魚の手帖Vol.05
    22/7/6 世界の望む静謐
    犯人に感情移入すると辛い
    22/7/7 我輩は犯人である
    犯人がとてもかわいかった
    22/7/7 悪魔の橋
    23/10/27ナルマーン年代記 小瓶の魔族
    初廣島玲子さん読みやすい文体
    アラビアンナイトみたい
  • 紙魚の手帖Vol.02
    22/1/20 コラム
    22/4/12 沈黙のねうち
    言葉を失うってどういう気持ちなんだろう
    22/4/12 コラム
    22/10/13 羅馬ジェラート
    小市民シリーズを読み終え、やっと読めた
    小山内さんまたまた美味しく食べられず
  • 紙魚の手帖Vol.07
    22/10/15 ルナティック・レトリーバー
    パイプの形状がよくわからないが、ストーリーは面白かった
    選評も面白い
    22/10/18〜20 ファインダー越しの、
    これからこの2人はどうなるのかな
  • 紙魚の手帖Vol.03
    22/2/16 誰が配ったっけ?
    22/2/16 運命女神の指
    オーリエラント2作目 年表も面白い
    22/2/17 私の性自認は攻撃ヘリ
    すごい作品だったけど、SF読み慣れてなくて難しい
  • 紙魚の手帖Vol.04
    22/4/12 コラム
    22/6/30 流浪の月特集
    本編を聴き終えたのでやっと。救いの短編だった
    22/6/30 ハンブルパピー
    23/6/15 神の光 vol.11と対?
  • 紙魚の手帖Vol.05
    倒叙ミステリ特集。どれも面白かったけど、石持浅海さんの『五線紙上の殺意』が得に好み。
    『吾輩は犯人である』も他では見ないタイプ!猫かわいいし、短編として上手くできてるし面白かった。
  • たんぽぽ球場の決戦
    野球って不思議なスポーツだと思います。

    メジャーリーグのような超一流のプレーは、
    観る人を惹きつけるのは当然ですが、アマ
    チュアの高校野球や、この本の主題である
    ド素人の草野球もドラマになるのです。

    しかも野村克也氏のような金言がなくても
    人生論を語ることができてしまうという、
    不思議な競技なの...続きを読む
  • 金曜のバカ
    短編集。「金曜のバカ」はなんとも不思議な話であったがまあまあだった。「星とミルクティー」は昔の天体観測で出会った星の痣がある女の子との話と、現代の自分の赤ちゃんの話の繋がりがよかった。「この町」は松山市が舞台であり、旅行したこともあり身近に感じられ、さらには同じく地方出身として共感できるところが多か...続きを読む
  • 階段途中のビッグ・ノイズ
    約4ヶ月振りの小説だった。梅雨もそろそろあけるじめじめとした季節の中、爽やかな青春の物語を読んで夏を心待ちにしたいと思って、この小説を選んだ。一度は廃部になりかけた軽音部であるが、校長先生や友達のおかげでもう一度チャンスを与えられ、時には友達、先生とぶつかりながらもみんなで大好きなことに打ち込む姿は...続きを読む
  • 次の電車が来るまえに(新潮文庫nex)
     この人の書く小説は、読んでいる間中ずっと温かい光に包まれているような感じがする(^ ^ 「金曜のバカ」みたいにどたばたした作品でも、である。きっと作者が優しくて、温かい心の持ち主なのだろうことが、行間から滲み出ている印象(^ ^

     本作も、そんな「ほっこりする」作品ばかりを集めた短編集である。い...続きを読む