越谷オサムのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
海辺の民宿に季節はずれのお客さんが運んできたのはーー
二泊三日の素敵な奇跡!
~ようこそ、わが愛しのグランオテルへ! ~
東京から特急列車でわずか一時間二十分、青い海と月色の砂浜が美しい南房総・月ヶ浦。
この町で生まれ育った私、藤平夏海は十七歳の高校二年、民宿「房総グランオテル」の看板娘だ。
相棒は、すさまじい美少女なのに中身がアホすぎる従姉妹のハルカ。
私たちの楽しみは、オフシーズンにしかできない客室でのお泊まり会だった。
明日は休校、空室ありの絶好のチャンス! のはずだったのに、今日のお客さんたちはどこか様子がおかしくて……。
海辺の民宿を舞台にとびっきりの奇跡が起きる、最高にキュート -
Posted by ブクログ
桐島や何者の朝井リョウさんとビブリアの三上さんに惹かれて購入。自分の中ではキャラ文芸と小説の間くらいを攻めているというイメージの新潮文庫nexってこともあって読んでみたけど、まさしく印象の通りだった。
小説というカテゴライズがしっくりくる話から、これはもはやラノベだろって言いたくなるような話まで盛りだくさん。どれもこれもきっと作者の個性がありありと出ているに違いない。最初から最後まで様々なメニューを楽しめるお店に入ったような感じでした。個人的には「それでは二人組を作ってください」「ジャンピングニー」「月の砂漠を」「冷やし中華にマヨネーズ」の4作がお気に入り。
こういうアンソロジー系って、作家さ