越谷オサムのレビュー一覧

  • 金曜のバカ

    Posted by ブクログ

    妄想や思い込みでつっぱしれた青春時代を懐かしく思える作品。
    いろんなタイプのおばかさんのやり取りに思わずクスッと笑ってしまいました。

    0
    2020年04月14日
  • 房総グランオテル

    Posted by ブクログ

     ちっぽけな人間が考えることなんて、まず正解はないと思う。人生の途中で迷ったり、失敗したと後悔したり、沢山経験をしたほうが、他人(ヒト)の気持ちが分かったり、優しく接したりできるとも思う。そんな登場人物たちの少しハラハラする物語。

    0
    2020年03月27日
  • この部屋で君と(新潮文庫nex)

    Posted by ブクログ

    「二人の部屋での同居生活」を物語の共通点とした、複数作家のアンソロジー。

    純愛をテーマにした作品だけでなく、なかなか複雑な事情を持った境遇や二人にフォーカスをあてた作品だったりするので、バラエティーに富んでいる。

    同居生活から見えてくる隣人との距離の取り方というかなんというか。妖怪や神様が登場する話(!)含め、考えさせられた。

    0
    2020年02月15日
  • ボーナス・トラック

    Posted by ブクログ

    好きな作家のデビュー作。なかなかタイミングが合わなかったがようやく読めた。   
    デビュー作から人の心に染み入る良い話を書くなぁこれ。   
    あんまり多作じゃないのが残念ではあるが、一作一作がとても良い話。   
    『ボーナス・トラック』、良いタイトルだ。

    0
    2020年01月25日
  • 房総グランオテル

    Posted by ブクログ

    海辺の民宿に季節はずれのお客さんが運んできたのはーー
    二泊三日の素敵な奇跡!

    ~ようこそ、わが愛しのグランオテルへ! ~
    東京から特急列車でわずか一時間二十分、青い海と月色の砂浜が美しい南房総・月ヶ浦。
    この町で生まれ育った私、藤平夏海は十七歳の高校二年、民宿「房総グランオテル」の看板娘だ。
    相棒は、すさまじい美少女なのに中身がアホすぎる従姉妹のハルカ。
    私たちの楽しみは、オフシーズンにしかできない客室でのお泊まり会だった。
    明日は休校、空室ありの絶好のチャンス! のはずだったのに、今日のお客さんたちはどこか様子がおかしくて……。

    海辺の民宿を舞台にとびっきりの奇跡が起きる、最高にキュート

    0
    2019年09月21日
  • ボーナス・トラック

    Posted by ブクログ

    やっぱり越谷オサム作品は爽やか青春だね!
    作品の中ここかしこに散りばめられたロック節もロック好きにはニヤリとさせられてグー!
    最後はちょっぴりおセンチ気分になれるのもまた良いね。

    0
    2019年07月29日
  • くるくるコンパス

    Posted by ブクログ

    今回のお話は、なんだかあちこちむず痒くなってしまいました。
    中学校の修学旅行。
    私本人は、どっちかというと高校の修学旅行に思い出が多いですが。

    0
    2019年07月19日
  • いとみち(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    激しいストーリーの展開はないけれど、新しい環境に飛び込んで行く時に 誰もが感じる戸惑いとか、周りにとけこめない寂しさとか、共感できるところが沢山。
    主人公のいとちゃんは本当に可愛くて 応援してあげたくなってしまう。

    0
    2019年07月17日
  • ボーナス・トラック

    Posted by ブクログ

    物語のテンポが良く読み進めやすい。特に良太のキャラクターがコミカルで面白い。がっつりミステリーかと思ったが、人間模様を描いている部分が多い。どの登場人物も個性的で、一度登場したらイメージが出来上がり忘れない。魅力的だった。

    0
    2019年05月15日
  • 房総グランオテル

    Posted by ブクログ

    越谷オサムさんの作品も、有川浩さんの作品と負けず劣らず読んだ後に清々しい気分にしてくれる。
    所々含みを持った記述も、読んでおしまいではなく、その後のストーリーを読者に与えてくれるので嬉しい。
    また、登場人物に対する愛情も感じさせてくれるところも大好き。

    0
    2019年05月03日
  • 房総グランオテル

    Posted by ブクログ

    民宿 房総グランオテルの娘
    夏美と 偶然 同じ日に宿泊した3人の交わりを
    楽しく 読みました。
    読みやすさもあり 一気に通読でした。
    越谷オサム氏らしいなあって
    読後 感じる 楽しい本でした。

    0
    2019年03月16日
  • 金曜のバカ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    思春期。それは恋をして猛烈アタックしたくなったり、自分は井の中の蛙ではありたくないと野望をいだいたり、人付き合いのために自分の趣味を隠そうと躍起になったり、一時の失敗にくよくよしたり、という多感な時期である。
    長い人生のたかが3年程度であるが、そういうときにこのような”バカ”な経験をした5人の物語。

    0
    2019年02月11日
  • 「いじめ」をめぐる物語

    Posted by ブクログ

    7人の作家さんによるアンソロジー。
    いじめはきっとなくなることはない。
    大切なのはいじめてることに気付けるか。
    いじめられた時にどうやって対処していくか、その方法をひとつでも多く知っているかってことなんだなと思った。

    今、苦しんでる多くの人に読んでもらいたいと思いました。

    0
    2019年01月09日
  • ボーナス・トラック

    Posted by ブクログ

    幽霊となった主人公その2の
    自身の葬儀から逃げても揺らぐことない
    女性の着替えを覗こうとも思わない
    どこか欠けているキャラクタが面白いが
    それも含めて以前別作品に感じたと似ている種の
    NHK「青春アドベンチャー」ラジオドラマのような変な上品さが特徴
    あちらは深く入り込まないところが「上品」ぽさだったが
    こちらは雨の降らない乾いた冬空の「上品」
    ただ雨の真夜中に歩道もない道路を歩いていたら
    轢かれても仕方ないんじゃないかと思わないでもない
    そういう話ではないけれども

    0
    2018年12月09日
  • 金曜のバカ

    Posted by ブクログ

    短編集で5作品が収録されています。連作ではなく、それぞれがちょっと違う感じになっています。全作品を通じて、バカな登場人物が妄想や思い込みで行動するのが共通点のような気がします。そのあたりが面白く、単純に笑えます。

    0
    2018年11月29日
  • いとみち(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    越谷オサム2作目。
    ほっこりほろっとする。
    主人公いとの名前の由来と本のタイトルのなぞ、津軽弁の柔らかさ。父と娘、祖母と孫の仲。
    友だちとの関わり合い。青春。
    自分のコンプレックスを克服するために始めたバイト先のメイドカフェに来る、自分と同じような気弱なお客さんとの関わりから成長していく話。

    0
    2018年11月18日
  • この部屋で君と(新潮文庫nex)

    Posted by ブクログ

    桐島や何者の朝井リョウさんとビブリアの三上さんに惹かれて購入。自分の中ではキャラ文芸と小説の間くらいを攻めているというイメージの新潮文庫nexってこともあって読んでみたけど、まさしく印象の通りだった。
    小説というカテゴライズがしっくりくる話から、これはもはやラノベだろって言いたくなるような話まで盛りだくさん。どれもこれもきっと作者の個性がありありと出ているに違いない。最初から最後まで様々なメニューを楽しめるお店に入ったような感じでした。個人的には「それでは二人組を作ってください」「ジャンピングニー」「月の砂漠を」「冷やし中華にマヨネーズ」の4作がお気に入り。
    こういうアンソロジー系って、作家さ

    0
    2018年11月01日
  • いとみち(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    主人公相、馬いと、津軽訛りが激しく、人見知りも半端ない。
    高校入学と時を同じくし、人見知りを直すため、バイトをはじめることに。
    それが、メイドカフェ、
    ドジでおっちょこちょい、しかも、標準語が話せない・・・

    シングルマザーの幸子や、お調子者の智美らに支えられながら成長していく・・

    そんなメイドカフェに存亡の危機がせまる・・

    店長をはじめ、皆はこの危機をどう乗り切る?!

    0
    2018年10月28日
  • 房総グランオテル

    Posted by ブクログ

    両親と娘で経営する南房総の民宿房総グランオテル。
    初秋、訳ありの3人の客がやってきた。

    悪い人のいない話で、気楽に読めます。語り手が次々変わる手法が、単純なストーリーにアクセントを付けた感じで好みでした。

    パワハラ問題は少し嫌な気持ちになりましたが、佐藤さんの思い切りで、読んでるこちらもスッキリ。

    最後はハッピーエンド。
    楽しい読書でした。

    0
    2018年08月08日
  • 房総グランオテル

    Posted by ブクログ

    房総グランオテル。
    千葉にある民宿に、声が大きな男、暗〜い娘、大きな声でカメラバッグを抱えた青年が宿泊に来た。
    出迎えた宿のご主人と女将。そして将来の女将さんを目指している陽気な娘さんと従姉妹。

    それぞれが抱える悩みや希望、愛情が絡まって、笑って、転んで、海にとけていく。

    越谷オサムさんの小説は初夏の眩しさ、明るさを感じます。
    気楽に読めたショートステイの物語でした!

    0
    2018年06月23日