越谷オサムのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
浅井リョウ「それでは二人組を作ってください」
飛鳥井千砂「隣の空も青い」
越谷オサム「ジャンピングニ―」
坂木司「女子的生活」
徳永圭「鳥かごの中身」
似鳥鶏「十八階のよく飛ぶ神様」
三上延「月の砂漠を」
吉川トリコ「冷やし中華にマヨネーズ」
以上8つの短編集。
率直な感想を述べると、私には少し難しかった。
同居人との間には特別な価値観があり、そしてその形の多様さはとても素敵だと思う。
しかし、若輩者の私には実感が伴わなかった。
この物語を楽しむには私の経験が足りない。
逆に言えば、もっともっと多様な人と出会っていけば、きっとどこかで共感できることだろう。
以下は、いくつか気になった作品に -
Posted by ブクログ
人見知りでシャイな主人公「いと」が人生を掛けて初アルバイトを選んだのがメイド喫茶
しかも、メイド喫茶がある場所は青森の津軽!
田舎ならではの偏見と津軽弁が飛び交う店内、地域密着のメイド喫茶
秘密兵器として投入した「いと」は初々しさと標準語が話せなさに早くもファンクラブ設立!
しかし、親&親友に秘密にしていたバイト先がばれてしまった・・・さぁどう乗り越えるのか
突然のオーナー逮捕⁉今後のメイド喫茶の行方は如何に。。
巨漢のオーナー、しっかり者の店長、シングルマザーでアップルパイの達人幸子、お調子者の博美
派手さはないですが物語が面白い。。
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★ -
-
-
Posted by ブクログ
全部のお話に部屋の見取り図がついてて、これ見るのが楽しい♪
△それでは二人組を作ってください 朝井リョウ
主人公がヤな子で、さすが朝井リョウというか、隠れブラックだった。読後感があまりよくない。
○隣の空も青い 飛鳥井千砂
男二人でダブルの部屋に出張、という設定が笑えた。主人公より、同室の先輩がいい味出してる。日韓関係を盛り込んで、希望もあって、○
×ジャンピングニー 越谷オサム
ダメんずとズルズル同棲話。この手の話はあまり興味が持てない。私小説、リッチな日本の時代版て感じ。でも、最終話よりは、終わり方が爽やかかな。
○女子的生活 坂木司
なるほど!と -
Posted by ブクログ
憂いを湛えた表情と、幼い子供のような無防備さ。そのアンバランスな佇まいが、僕の目に焼き付いて消えようとしない。 淫売どもの肢体したいを見つめて右手を動かしながらも 護身術教室 理論の前にまず鍛錬 ロシアの宇宙ステーション 夏目漱石にさんざんディスられておいて「文学の待ち・松山」なんて胸を張っていられるその神経が俺には理解できない 道後温泉 高島屋の屋上の「くるりん」 東横線の新丸子 アルゼンチノサウルス スコアブックのマス目に 種の壁を乗り越える情熱と覚悟などあの気まぐれにあったはずがないし、アタシにだってなかった。 雌の匂いをたっぷりと振り撒きながら 所詮オギノ君はただの交尾したがりだから
-