越谷オサムのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
相馬いとちゃん物語の続きです。彼女のアルバイト先のメイドカフェは存続の危機を乗り越え繁盛していますが、人間関係に微妙な変化が…表紙のイラストにもある学生服の君も登場して更に彼女の心にも今までにない変化が表れます。バイト先の仲間、学校の友だちとの交流、親友との些細なケンカ、様々な局面を経て、津軽弁の抜けないメイドカフェでの挨拶は変わらずとも、自信を持って自己主張する場面も出てきます。そして、頼っていた先輩メイドがプロの漫画家目指して東京へ行くことになり、この先の活躍が期待されるといったところで今回は終わります。
この先輩の東京での暮らしの様子がちょっと最後にあるので気になる方には嬉しいオマケです -
Posted by ブクログ
ネタバレ津軽メイド喫茶物語の続編。アルバイトを一年続け、相変わらず「お帰りなさいませ、ご主人様」は言えないものの、だいぶ慣れてきた主人公・いと。しかし半年ほどバイト仲間から避けられているような気がするという悩みを抱える。学校では写真部に入り、一年生の元相撲部員や仲良しの友達と写真ライフを過ごす。
元相撲部員との淡い淡い恋もいい感じ。なかなか恋を自覚しないところが、とても初恋っぽい。バイトメンバーもいとに対し含む思いはなく、それぞれの進路で悩んでいただけだった。いとちゃんは優しいから、きっとあれこれ思い悩んじゃうんだね。アルバイトを始める前の、人見知りでもじもじして気後れしているいとちゃんはまだ残って -
Posted by 読むコレ
青春系の作家さんとして注目されつつありますね。
未読だったデビュー作。日本ファンタジーノベル大賞
の優秀賞受賞作なんですね。それに恥じないほっこり
する秀作です。幽霊の登場する「相棒」ものですが
登場人物がどこにでもいそうなのに、それぞれの性根の
良さが厭味なく書けているのが好感度高し。
幽霊の登場する作品はもうその時点で非日常で
やり方によってはなんでもありになってしまいますが
その程良い、許容範囲の設定が難しそうです。今作は
割と自然にその設定を作れたのが功を奏しているんでしょう。
ミステリ要素は極薄味ですがそれが逆にこの作家さんの
いいところなのかもしれませ