帚木蓬生のレビュー一覧
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紀元一世紀ごろの日本。漢の国から移民して来たらしい「あずみ」一族は、九州各地の小国家で異なる文字(阿住、安曇、安澄)を当てながら使譯(通訳)を務めていた。その内の那国出身の安澄を九代にわたって描いた歴史小説です。
最初の主人公は那国の使譯として「漢委奴國王」印を得た使節団で働き、その子孫たちも伊都国、弥摩大国(邪馬台国)で活躍します。時に女性が主人公になり、その時は日御子(卑弥呼)に仕える巫女です。
最近の帚木さんらしく悪人はおろか、品性卑しい人さえも登場しません。全べての登場人物が前向きの善人という設定です。様々な苦難もありますが、その原因は時代背景や自然です。
そのせいか、やはり少し物足 -
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繋驢桔(けろけつ)=ロバが繋がれた杭の周りを回って動けなくなる様=心配事をじっと考えて動かないこと。
それよりも、身を忙しくして目の前のやらなければならない仕事にとりあえず手を出す。休んで考える間なないほど日課を組む。小事を疎かにして大事ができるはずがない。
禅僧の修行=座禅、掃除、禅問答
本人の心理は無視=外相を整えれば内相も整う
朝から晩まで勤勉かつ簡素な生活をし続ければ、心が邪悪になるはずがない。
健康人のふりをしていれば健康になる。
素直な心、の反対語は頑固、ではない。言い訳が反対語。言い訳は進歩の芽を食いつぶす。
いいわけ=嘘をつく、責任転嫁、事態を過小化する、正当化、でも~。 -
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顔移植について短編、戯曲、解説と3部構成になっています。
短編では散弾銃で顔を撃たれ眼と鼻、頬
上顎と上唇を失った女性のお話
顔の中で残されたのは額、上瞼、下唇、左目のみ上の歯は
すべて吹き飛ばされ口蓋もなく口で息ができないため
喉に穴が開けられる。半年の間に受けた手術は25回
頬を造るために肋骨が切り取られ、上顎は足の骨
それでもそれは顔の最低限の形を保つだけの役目
しかし彼女は顔と引き替えに命拾いしたと前向きに生きていきます
事故から7年後、彼女は顔移植を受ける。
彼女は口から息ができ、コップから飲み物を飲め、
食べる事ができる、匂いも戻ってきている
そして何より一番うれ