帚木蓬生のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
恋人を交通事故で亡くした女性が、死んだ恋人の子供を身ごもる為に、ブラジルの高級病院へ旅立つことに。何やら胡散臭さがプンプンするところを、同乗の飛行機で友人になった同じような境遇の韓国人女性、日本語で意志疎通できる日系二世の産婦人科医達が手を組んで陰謀が見えてくる・・・、
全700ページという大作で、ブラジルというお国柄、風土、食べ物、、、といったあたり、自分も含めて一般人にはほとんど知られていないであろう情報も満載。このあたりをじっくり楽しむのか、ストーリーには関係無しとして読み飛ばしてしまうかで、評点の分かれるところ。
陰謀の内容については、巻半ばあたりから、30年ほど前に読んだ、アイラ -
Posted by ブクログ
前々から読みたいと思っていて、ラオスで出会ったJICA職員の方から頂いた(奪った?笑)一冊。
アフリカの現状についてとてもよく調べられているというのが、節々で感じられた。所々に織り交ぜてあるたとえ話(たばこ一箱で子どもの一日分の蛋白質が奪われるとか、高速道路5kmの費用=アフリカ人100人の1年の食費とか)が、自分の中でイメージを想起しやすくてよかった。
誘拐事件のくだりからスピード感は出てきたけど、現実感ないし、何事もうまいこといきすぎやし、ちょっとだれてきたのは否めないな。
ただ、ラストは感動的やし、締めとしてふさわしいラストやし、自分の好きな一冊。
HIV感染の問題につい -
Posted by ブクログ
いや、おもしろかった。HIV薬害(と呼んでいいと思う)について内面から真っ向固く書き連ねているにもかかわらず、ストーリー展開もキャラ立ちも極上の筆力でああっという間に読める。私はまだ前作「アフリカの蹄」を読んでいないのだが、ぜひとも読まなければ、という気にさせられた。
それにしてもキャラたちのすべて魅力的なことよ! 悪者がまったく出てこない(出てきてもそれは深く書かれない)のは物足りない気もするが、テーマがはっきり浮かび上がって、むしろマンガ的にはしない、読者に「こう感じて欲しい」という作者の狙いが前面に出ていて、ドキドキはするが、エンタティンメントというよりは実録ものをどう面白く読んでもらえ -
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半年近く前に上巻は読み終えていたのだが、だいぶ間が空いてしまった。
上巻をもう一度読み直さないとダメか…と思ったが、いきなり読み進めることが出来た。おそらく自分が思っていた以上に、人物の設定・ストーリーの展開などが、自身の記憶には印象的だったのだと思う。
後半の展開は、文章に余韻がありすぎて(NANAのいつも巻頭に書かれるようなセリフ口調を思い浮かべてもらうと良い)先の展開が、読めすぎてしまった。
最後のオチもなんかスッキリしなかったので、星4つ。上巻の方が引き込まれた、。それだけ新鮮だったのだろう。
ヒトラーの防具は実在しているというのが驚き。そして、それは今現在、日本にあるらしい。 -
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『聖灰の暗号(下)』(帚木蓬生、2010年、新潮文庫 )
キリスト教がテーマ、謎解き、謎解きと並行して起こる殺人事件。小説の設定としては『ダヴィンチ・コード』と似てます。
『聖灰の暗号』では、中世にローマカトリック教会から異端とされたカタリ派に関する世紀の大発見をした日本人歴史学者スガイとフランス人医師らとともに、物語が進んでいきます。
謎解きが進むにつれ、追手がいることが明らかに。それはスガイの発見を阻害しようとします。それがため、殺人事件にまで発展してしまいます。
追手が迫るなか、スガイらは謎解きと完成することができるのか。
(2009年12月31日) -
Posted by ブクログ
『聖灰の暗号(上)』(帚木蓬生、2010年、新潮文庫 )
キリスト教がテーマ、謎解き、謎解きと並行して起こる殺人事件。小説の設定としては『ダヴィンチ・コード』と似てます。
『聖灰の暗号』では、中世にローマカトリック教会から異端とされたカタリ派に関する世紀の大発見をした日本人歴史学者スガイとフランス人医師らとともに、物語が進んでいきます。
謎解きが進むにつれ、追手がいることが明らかに。それはスガイの発見を阻害しようとします。それがため、殺人事件にまで発展してしまいます。
追手が迫るなか、スガイらは謎解きと完成することができるのか。
(2009年12月27日) -
Posted by ブクログ
インターセックスから読んでしまったので、スターウォーズ的な感じになりました。
岸川の技術で人生が救われる人もいれば、簡単に命をとられてしまう胎児。
これは簡単に善悪の判断ができないなーと思った。僕の意見は学会に来ていた日本人の医師たちに似ていると思った。倫理とかを話合うべきなのではと。
まだ子供を持ちたいと思ったことないし、身近に想像できないガキだからそう思うのかな。身近な問題の人にとって話合いなんて待ってられないだろうな。
親と見ていたテレビの番組で、先天的な治療しないと命にかかわる難病にかかった幼児が、痛みで泣きじゃくっている姿を見た自分の親が、
「あんなに苦しい思いをさせるくら