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Posted by ブクログ
この本を読んでから奈良時代が気になって仕方がない。
改めてすごく影響を受けたことに気づき、⭐︎5へ変更。
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源氏物語のことを調べていて帚木蓬生さんを知り、ネガティブケイパビリティという考え方も気になっていたので興味を持った。
書かれてるジャンルは精神科医としてのものからく小説だけでも色々あるようで、直感でこちらを選択。
奈良の大仏を作る人足(肉体労働者)の話。
歴史小説、にしては古すぎて文献などはほとんど残ってないだろうから、ほぼ創作だと思われる。
が、本当にこんなだったんだろうなというリアリティがあり、エンタメとして読みやすくて上下ともどんどん読み進められた。
とても面白く、他のものも読んでみたくなった。
Posted by ブクログ
私は先に「水神」の方を読んでしまったが、この「国銅」があって「水神」がある、そんなことが自ずと頓悟された。
非常によくできた二昔前ぐらいの連続テレビドラマを観ているかのようだ。
主人公の国人が絵に描いたような善人の模範で、周りの人々や環境にも異様なほど恵まれる、などといったフィクションならではの好都合も随所に見られるが、本作全体を貫き通す真っ直ぐな流れは揺らぐことなく、読者の真情に迫る。
物語の中には、謎もどんでん返しもトリックも出てはこないが、“生きる”とはどういうことなのか、そんな命題に真っ向から取り組み、そのプロセスを経て得られた著者なりの答えが示されている。
「水神」同様、作中に出てくるなんでもない食べ物の数々や、また医師ならではの見地から描かれた疾病の表現などが印象に残る。
大仏建立の具体的な方法についても、ここまでよく調べられたものだと感服する。
奈良登りの掘り口や釜屋、吹屋もそうだが、登場人物たちが働いている現場の暑さ寒さまで伝わってくるような臨場感だ。
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