ネガティブ・ケイパビリティ 答えの出ない事態に耐える力

ネガティブ・ケイパビリティ 答えの出ない事態に耐える力

作者名 :
1,400円 (税込)

7pt

作品内容

臨床40年の精神科医が、最も関心をもつネガティブ・ケイパビリティとは何か。せっかちに答えをもとめ、マニュアルに慣れた脳の弊害……教育、医療、介護でも注目されている、共感の成熟に寄り添う「負の力」について、初の著書。

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ネガティブ・ケイパビリティ 答えの出ない事態に耐える力 のユーザーレビュー

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年11月21日

    ヒトの脳には、「分かろう」とする生物としての方向性が備わっている。さまざまなしゃさいじょうきょや自然現象、病気や苦悩に、私たちが色々な意味付けをして「理解」し「分かった」つもりになろうとするのも、そうした脳の傾向が下地になっている。目の前の、わからないもの、不思議なもの、嫌なものが放置されていると、...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年11月03日

    宙ぶらりんな状態に耐えうる力、ネガティブケイパビリティ。治療の中でも人生の中でも必要性を根幹をなす力だと思った。それを幹とした共感、親切が、人生や世界をより良くするものだと感じた。
    自分のしてきたこと、世間とずれていると感じたことが分かった気がした。答えを急ぐ世界ではあるけど、子どもたちには、寛容で...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年11月02日

    生きている中で、白でも黒でもない状態に身を置くことって沢山あると思う。このような状態を維持する力って実は撮っても大切だと思う。

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    Posted by ブクログ 2023年09月28日

    いい本だった。もやもやしてたのがすとんと納得できた感じだ。
    ついでに源氏物語のあらすじをはじめて知った。

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    Posted by ブクログ 2023年09月23日

    わからないことをわからないまま耐える、というネガティブ・ケイパビリティは、「気づき」「言語化」「見える化」などの、現代の主流の思考法(フレームワーク)を逆に行くものである。
    その概念と重要性を説いた数少ない著書として貴重。作家でもあって文章も読みやすい。

    本書では述べられていなかったが、「育児」の...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年03月29日

    容易に答えの出ない事態に耐えうる能力が、ネガティブ・ケイパビリティ。
    それが持てない人達が争いを生み、戦争に突き進んでいく。
    これがあるとされるのは、シェイクスピア、紫式部、詩人のキーツ、メルケル首相。
    この能力が必要なのは、精神科医、教育者、現代人。
    素晴らしい概念だと思う。

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    Posted by ブクログ 2023年11月05日

    ユリイカのヤマシタトモコ特集で、桜庭一樹が『違国日記』を評するために「ネガティブ・ケイパビリティ」という概念を援用していたので、この本に興味を持った。

    「不確かさの中で事態や状況をもちこたえ、不思議さや疑いの中にいる能力」を指すネガティブ・ケイパビリティ。

    ここ1年、学問、就職、人間関係全てにお...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年10月22日

    ネガティブ・ケイパビリティとは、どうしようもない事態に陥ったとしても、すぐに答えや理由を求めずに不確実さや懐疑の中で宙ぶらりんでいられる力。

    これは自分に今一番足りない能力。
    モヤモヤもイヤだし、なんで?とすぐに調べて、とりあえず簡単な答えを出してしまったり…
    でもこれは人に本来備わっていて、脳は...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年10月22日

    「ネガティブ・ケイパビリティ」とは、「事実や理由をせっかちに求めず、事態や状況を持ちこたえ、不確実さ、懐疑の中にいられる能力」あるいは「論理を離れ、どのようにも決められない、宙ぶらりんの状態を回避せず、耐え抜く能力」
    古くは詩人のキーツがシェイクスピアに備わっていると発見した「負の力」である。第二次...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年06月07日

    ネガティブ・ケイパビリティとはどうにも答えの出ない、対処しようのない事態に耐える力で、『ハッピークラシー』を読んで派生的に考えたくなったテーマ。VUCAな人生100年時代には重要な能力だがレジリエンスのように個人の能力としてだけ考えるよりも、相手の話を聞く中で、あるいは聞いてもらうことで発揮されてい...続きを読む

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