【感想・ネタバレ】ネガティブ・ケイパビリティ 答えの出ない事態に耐える力のレビュー

あらすじ

臨床40年の精神科医が、最も関心をもつネガティブ・ケイパビリティとは何か。せっかちに答えをもとめ、マニュアルに慣れた脳の弊害……教育、医療、介護でも注目されている、共感の成熟に寄り添う「負の力」について、初の著書。

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Posted by ブクログ

ネガティヴケイパビリティとは、容易に答えの出ない事態に耐えうる脳力。キーツが発見をし、精神科医のビオンが再発見し、発展させた。

教育や医療の現場ではポジティブケイパビリティ、つまり即時の問題解決能力が求められ、この事象はわたしの生活でも同じ。実際小学校中学校でも、質問と問いが二項対立にあり、その速度を求められる。またビジネスも同じように事象に対して、過去の経験やフレームワークから解決策を落とし込むことが推奨される。前提として、ビジネスは提供できるサービスの幅や品質などに制限があるため、すべての目の前の患者、目の前の人へ向き合い、一人一人に目を向け耳を貸すことは不可能は部分もあるかもしれないが、ただフレームワークに落とし込みすぎてしまい、それ以外の部分を見落とすないしは見ないようにしてしまっているのは確かに寛容ではない。本書においては、寛容や共感、まさに相手の心を読もうとする力であったり、相手の立場に立って考える力といったものが求められたりと本読んでみて、謙虚さであることの重要性っていうのを感じた。また世の中にはポジティブケイパビリティで解決できないことばかりであり、その際にはその問題に対して辛抱強く耐えることが求められる。

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2025年09月07日

Posted by ブクログ

すぐに答を安易に出そうと自然にしてしまう自分に、そういう風に他人にも接してしまう自分に、ずっと課題を感じていたので、ネガティヴケイパビリティやトリートメントはとても響きました。そして思い出しました。学生の頃に自分の好きな音楽を聴いていて、その声が、少し離れた隣で黙っていてくれるともだちみたいだと思い、そういうものを自分が求めているのだと感じたことを。
何もしないしてくれないことの気持ち良さをもっと考えてみたいと思います。

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2026年07月28日

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教育の過程では、問いに対し早く正確に回答することが求められますが、世の中の問題はそうはいきません。 どうなるか不安になったり、モヤモヤしたりしながらもその宙吊りに耐えるネガティブケイパビリティが必要と感じました。

0
2026年06月14日

Posted by ブクログ

ネガティブケイパビリティという
すぐには解決できなくても
なんとか持ちこたえていける能力。

これは本当に大切な力だなぁと
よく理解できました

本の中では
このネガティブケイパビリティの力が
高い方々として
ジョン・キーツ
シェイクスピア
紫式部
といった歴史上の方々が紹介されているのですが

勉強不足の私は彼らのお名前は存じ上げているものの、その作品についてはあまり知らず…

それらを著者さんがわかりやすく
作品内容の紹介もしてくれていたり
その方の生涯も少し紹介してくださっているので

1冊を読んだというよりも
途中、「私、今、3冊くらい読んだ?」
…と、まるで各著書を読んだ気持ちになりました!

そして精神科医をされている
帚木さんの元を訪れた8人の受診者さんの
身の上話と、それに対してどんな対応になるのか
というお話への共感。

プラセボ効果
や
メディシンマン
についての説明もなるほど、、としか
言いようがないです

「意味付け」と「期待」があれば
脳は希望を見出して、影響を与えるのだということが沢山の実例で起きている。凄いことで…

そして書籍のおわりに締めくくられたお言葉。

精神科医として1番大切なのは親切だと。
親切こそが、共感への入口。

そして人間の最高の財産はEmpathy共感

娘たちのこれからの成長に際して
彼女たちの中に共感の力が育ってくれる様、
ネガティブケイパビリティをもって親として伴奏し続けたいなと思いました

本の締めくくり…には号泣してしまいました。

ルワンダ内乱後の孤児院にいた子どもが
アメリカの子どもからの寄付文具と共にあった
お手紙を読んでもらい、
それを胸に抱きしめて泣いたという姿…。

他の誰かが自分の事を思ってくれていると知ること。
それは世界中の人々が必要としていること。
本当にそう思います

共感の力があれば
戦争が起きるわけないし

人生も少し生きやすくなるはず

学び大き1冊でした。
本当に良書過ぎて…読めてよかったです

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2025年12月16日

Posted by ブクログ

ケイパビリティというか、キャパビリティっていうと理解しやすい、
ネガティブに対する許容量って感じでしょうか。

著者は患者の話を聞くたび、してあげられることがない、という思いがあった。
できることは、
目薬(見て話を聞いてあげること
日薬(時間経過で状態が良くなることに期待する
ぐらいとのこと。

答えを決めずに、考え続ける、受け止め続ける、
哲学的な考えでもある。

メディシンマン
- 占い師と病魔退治の祈祷師
「精神療法科は医学教育を受けているものも、そうでいないものも、伝統的占い師の継承者と見なすことができる」
「現代精神医学の勝利は薬理の領域内のみである。社会的境遇の面では、伝統的治療師の方がよく実践している」

つまり、オカルティックなメディシンマンに、目薬では敗北しているということ。

山の向こうのキノコを取りに行かせるのは、そのキノコならきっと治るという思いにさせれるから。
日薬で自然治癒の可能性もある。

万が一亡くなられても、やることはしたと、残された家族の慰めになる

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2025年12月13日

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読んで、スッと心が楽になった。
「ネガティブ・ケイパビリティ」、なかなか説明しづらいけど、私の中では「寛容さ」という表現が最もしっくりくるかも。
寛容でいることは難しいけど、ちょっとでも心の間口を広げられれば、世界はもっと良くなるかも。

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2025年10月26日

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仕事上で、外的要因によって業務内容が変化し、不安や億劫さを感じていたときに、その対処のヒントを得ようと思い本書を手に取った。しかし、読み進めるうちに、本書が扱うネガティブケイパビリティは、仕事に限らず、もっと広い人間の在り方に関わる概念であることを知った。

この言葉自体は以前から聞いたことがあったが、原典は詩人キーツが詩作の苦しみの中から生み出したものであり、その170年後に精神分析医ビオンが医学的観点から再評価した概念であることを知り、背景の深さに驚いた。また、著者である精神科医が語る臨床現場や終末期医療における「答えの出ない事態」に直面する実例は、ネガティブケイパビリティの必要性を実感させるものだった。

自分自身を振り返ると、子育ての中で思い通りにいかない場面で、この概念の大切さを感じることがある。また、仕事においても、未知のことを未知のまま受け止められず、知っているふりや知った気になってしまうことで、かえって不安が増していくことがある。キーツが言う外界に対して開かれた詩人の態度という視点で考えると、未知のことに対して、創作過程での必然性として、状況と真摯に向き合えそうな気がした。

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2025年10月07日

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昨今、友人と話していて思うのが、ネガティブな事象に対するアレルギーを持つ人がなにかと多いなということ。
なんにでもポジティブを見出そうとしなくていいと思う。希望に結びつく答えがなくても、ただその状態で耐える。その感性がないと、痛みに寄り添える希望の存在にはなれない。

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2025年09月16日

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ネタバレ

急がず、焦らず、耐えていく力
ネガティブ・ケイパビリティ

問題解決型の教育で育ってきて、
仕事もマニュアル・手順型で
だんだんとそういうのに違和感を感じてる中よんで、腑に落ちた本。

芸術家が芸術家に発見した力なのは驚いた。

源氏物語の説明はちょっと長く感じた。

本にでてくる事例は、戦争や病と直面してる問題がかなりハードなもの。
わたしの日常のネガティブ・ケイパビリティってなんだろうな。

キーツの、シェイクスピアの人生や作品から、相反する2つの視線が含まれるところはすごく伝わってきた。

イマイチ、ネガティブ・ケイパビリティの説明と、事例のつなぎに
すっと理解が及ばずだったので、折に触れてこの考え方にふれたり考えたいなと思う

【2026.5.9再読】
この考え方を大事にしたいなと再読。

その後部下を持つようになったので、ネガティヴケイパビリティや、日薬、目薬の考え方は、部下育成や、組織の変化にも言えるのかなと思いながら読んだ。自分の目の前のことならどうとでもなるけれど、やはり対人に関してはすぐに結果は出ないし、報われないなと思うことも多くて。

この本での病、芸術家、医者たちの環境ほどハードではないものの、自分も日々の仕事や生活でストレスはある。【急がす、焦らず、耐えていく力】を大事にして過ごしたいと思った。

早急な課題解決やルーチンの真っ只中にいるのでバランスは難しいけれど。

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2026年05月09日

Posted by ブクログ

曖昧さを引き受ける、という考え方に非常に惹かれたので手に取った本。どちらかというと白黒はっきりさせたいタイプなので、学ぶべき点は多かったように思う。
「ネガティブケイパビリティ」という言葉を知っているだけで踏ん張れる場面がある、という指摘になるほどな、と思った。確かにそうかもしれない。
ただ、中弛みは結構あった。

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2026年08月15日

Posted by ブクログ

「ネガティブ・ケイパビリティ」
すぐに答えを出そうとせず、わからないこと・割り切れないこと・不確かなことを、そのまま抱えていられる力のこと。

「諦める」とは違う、ここが面白いところ。
諦める→「もう考えても仕方ない」
ネガティブ・ケイパビリティ→「まだ答えは出ない。でも、もう少しこの問いと一緒にいてみよう」
という違い。

小説を読んでいて、登場人物の気持ちや出来事の意味が最後まではっきりしないときにも、この力が関係する。
「つまりこういうことね」と早く答えを決めるのではなく、わからなさや複雑さを抱えたまま感じる。
最近読んだ『カフネ』のような、登場人物の表面だけではわからない思いや、簡単には割り切れない出来事を描いた作品とも、すごく相性のいい考え方だ。
そして個人的には、これは「弱さ」ではなく、むしろかなりの精神的な強さだと思う。
「答えを出さない」というのは、実は「答えを出す」より難しい。
すぐに白黒つけて、前進したい性格の自分には、とても厳しい考え方だな。

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2026年08月05日

Posted by ブクログ

ネガティブケイパビリティとは、元々は詩人がシェイクスピアの創作活動から抽出したものだった。

タイトルの通り
ネガティブケイパビリティとは、

答えの出ない事態に、耐える力
なんとか持ち堪える力

のこと

多くの症例や
戦時中の遺書や歴史
源氏物語
教育現場等を例に引きながら
ネガティブケイパビリティを説明する

胆力

とも言えるかもしれない。

答えを急がず、
投げやりにならず、
簡単にキレず、
諦めず、

持ち堪える力

これは、親切、共感の土台にもなるとのこと。

非存在の存在
言語以前の感覚

これは、
中原中也の言うところの「名辞以前」のことのような気がする

ここに止まり続けること。
そこから何かが立ち上がってくるのを待つこと。

自分自身、結構すぐ投げ出しがちなのでネガティブケイパビリティ身に付けたい。

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2026年06月27日

Posted by ブクログ

取り組んでいることがなかなか結果が出なかったり、思う方向に行かなくて焦りやフラストレーションを感じていた時にふと手に取った本。
もっと「ネガティヴ・ケイパビリティとは何か」を説明する新書のようなものをイメージしていたが、精神科医で作家の筆者らしく、医学生・医師時代のエピソードや、詩人ジョン・キーツや紫式部といった作家のエピソードを交えながら、ネガティヴ・ケイパビリティの輪郭をなぞり出していくような本だった。
どうすれば曖昧さを受け入れ、ネガティヴ・ケイパビリティを身につけられるかというハウツーは述べられていない。それでも結局は親切や共感といったヒューマニティが根幹にあるというメッセージが今の私にはすとんと腹落ちし、まずは人に親切にしたり共感できるための心の余裕を整えることが大事なのかな?と納得することができた。
折に触れて読み返したい一冊。

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2026年05月08日

Posted by ブクログ

『ネガティブ・ケイパビリティ』を読み、「答えを急がないこと」の大切さについて深く考えさせられた。

現代はすぐに答えや解決を求めがちだが、本書では、あえて「わからないままにしておく力」が人にとって重要だと説かれている。特に、精神科医の役割としての「共感」や「寄り添い」は、問題を解決すること以上に価値があると感じた。

また、ポジティブ思考が常に良いわけではなく、無理に前向きになろうとすることで苦しくなることもあるという視点には強く共感した。ネガティブな感情を排除するのではなく、そのまま抱えることが必要な場面もあるのだと思う。

さらに、音楽や絵のように言葉にできない理解や、人生の終末期における後悔の話も印象に残った。すぐに答えを出せない問題とどう向き合うかは、日々の生き方にもつながるテーマだと感じた。

「解決しないこと」に意味がある——そんな新しい視点を得られる一冊だった。

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2026年03月25日

Posted by ブクログ


今この概念を知れたことは恐らく私の財産になるだろうと思った。

箒木さんご本人の専攻(?)もあると思うけど、源氏物語のくだりが長かったのはちょっとこたえた、、笑
ただ言語や宗教が違えどヒューマニティというのが根本的にあるもので、それを根拠よく育てて行くことの大切さはよく理解できた。

現代社会において「ネガティブ・ケイパビリティ」という力を育てるのは、これからを生き抜く私たちには本当に大切なことだと感じている。

ネガティブケイパビリティという概念を知ったことで、何かあった時に焦ったり取り乱したりせず、一呼吸の余裕が生まれるんだろうと思う。
それだけでもこの本を読んでよかったと思うし、たとえば今後、パートナーとぶつかることがあったり、自分に子供ができて課題にぶち当たったり、そういった時にこの「ネガティブ・ケイパビリティ」を思い出すことになると思う。

違いを楽しめる、喜べる人になりたいと常々思っているので、大切な一冊になりそう。

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2025年11月03日

Posted by ブクログ

研修先に置いてあったので読んでみた

A Iを毎日使う私にとっては
結論を急がずに耐えるという考え方が
かなり苦痛の部類に入るので
出来るか不明だがこういう考え方があるのだと
知れたのは良かった


源氏物語の下りは数年前読んだ時の感動が蘇り
海外の作家も続編もなかなか良かった
源氏物語の素晴らしさを改めて味わった作品

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2026年09月25日

Posted by ブクログ

容易に答えの出ない事態に耐えうる能力、ネガティブ・ケイパビリティ。

終末期医療で、患者が感じる死への不安は当たり前。正常な不安。
ポジティブ・ケイパビリティのみを身につけた医師は、何もすることがないと考える。
一方、ネガティブ・ケイパビリティを身につけた医師は宙ぶらりんな状況を持ちこたえる。患者と対峙する。患者や家族の気持ちを理解しようとする、心配を減らす。

教育においても、解決すること、答えを早く出すこと、それだけが能力ではない。
解決しなくても、訳が分からなくても、持ちこたえていく。
消極的に見えても、実際にはこの人生態度には大きなパワーが秘められている。
持ちこたえていくうちに、落ち着くところに落ち着き、解決していく。

私は、息子の感情が豊かすぎるところ、また気にくわないことがあるとパニックになって大声で泣き叫ぶのを目の当たりにし続けて疲れた。
早くお兄さんになってほしいと思ってしまっている。

そんなときこそネガティブ・ケイパビリティが役立つのかな、と思った。違うかな?

エッセイ的な箇所が多々あり、そこを削ってくれたらもっと読みやすいのにな、と思った。

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2026年09月13日

Posted by ブクログ

“ネガティブ・ケイパビリティ”は、どうやったら身につくのか?

帚木蓬生はその著書『ネガティブ・ケイパビリティ』において、
「じっくり耐えて、熟慮するのが教養」であると説いている。

これには深く頷かざるを得ない。

だとすれば、哲学や文学に親しむことこそが、
着実に“ネガティブ・ケイパビリティ”を育む営みになるのではないかと私は思う。

哲学は、わかったようでわからない思索へと読者を放り込み、
純文学は、人間臭いじれったさの中で読者を悶々とさせる。

その積み重ねで、人は“ネガティブ・ケイパビリティ”を身につけていく。

とりあえずの答えをすぐ見つけられる時代だからこそ、
ChatGPTに頼りがちな日々に、
じっくり熟慮する読書を差し込む意味がここにある。

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2026年08月18日

Posted by ブクログ

ネガティブケイパビリティ、
私の人生を振り返ると、これがないがために苦労することになったことが多いなあ、、、としみじみ。

結論が出てない状態
どっちつかずの状態
自分に納得がいかない状態
答えがわからない状態

特に目的思考が強すぎると、これらの状態にとっても弱い。耐えられない。

目的思考の裏であり表であり、
人の器を磨いていくためには必要不可欠な考え方だなと、直近で読んだ本と重ね合わせて深く腹落ちしました。

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2026年06月07日

Posted by ブクログ

はじめにキースの手紙について書かれてあったが、どんなことが書かれてたのかがイマイチ出てこなくて、結局最後まで分からずじまい。読み終わってから、AIに聞いたら、知りたいことがすぐに見つかった。これが良くないのか。とはいえ、目薬の話は、なるほど〜となった。見てあげるだけでもいいと知って安心した。ヒトって、基本ポジティブなんだな、というのも新たな発見

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2026年04月17日

Posted by ブクログ

ネガティブケイパビリティ=どうにも答えの出ない、どうにも対処しようない事態に耐える能力

源氏物語の光源氏=ネガティブケイパビリティを体現した人物ということに関心。源氏を黒子として万華鏡のように彩る女性たちの物語ともいえる。


精神医学の現場でも切れ味の鋭い答えはなく、もんだいをホールドしトリートメントする意識である。
傷んだ髪を直すのでなく、あくまで傷んだ髪をケアしてそれ以上傷まない様にしてあげるイメージ。間に合わせの解決で帳尻合わせせず、じっと耐える。末期治療も同じこと。

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2026年03月29日

Posted by ブクログ

イギリスの詩人ジョン・キーツが、弟に当てた手紙の中で示した概念らしい(その手紙の文面自体は見当たらない)。「性急に証明や理由を求めずに、不確実さや不思議さ、懐疑の中にいることができる能力」(p.3)
精神科医でもある著者のもとにやってくる患者への接し方や、“プラセボ効果”や、シェイクスピアや源氏物語や、現代の教育現場(不登校など)や世界政治(難民の受入れや、トランプ政権の不寛容さ)へと話を展開する。自ら決定し、解決し、正解を導き出す能力・姿勢を訓練・試験され続けるのが現代社会だけれども、逆に「問題を問題として認識しつつ、解決を急がない」という能力・姿勢が、新しい発見や、問題の解消に役立つこともある、という話。
それにしても、本書の内容として、「源氏物語」に文量を割きすぎと思う(筆名を源氏の巻名から取るくらいに源氏好きの著者なのだろうなあ)。まあ、ユルスナールの書いた続編というのは、私は初めて知ったもので、面白いのだけれども。

先ごろ行われた衆院選(2026年2月8日投開票)を考え合わせると、「選挙」というのは随分と「ポジティブ・ケイパビリティ」志向の制度なのだなあ、と思い至る。有権者一人の政治的意思表示を、一人の候補者名、一つの政党名という形で、短期間のうちに決定させられる(特定の候補者、特定の政党に対して、全幅の信頼を寄せている有権者なんてそうそう居ないだろうに)。投票しないという姿勢も一個人としては可能だが、「選挙」という制度としては、そんな姿勢はただただ無視され、有効投票の中で当選者が決定され、政治ってものはずんずん進んでいく。先の選挙結果がどうこうというより、「選挙」という制度それ自体を考え直しても良い時期なのでは? と思ったりした。

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2026年03月01日

Posted by ブクログ

脳はすぐに分かりたがり、白黒つけたがり。とりあえず問題解決が早い人が評価されがち。だけど、世の中にはすぐには解決できない問題のほうが多くて、解決できなくてもなんとか抱えて持ち堪えていくってそれはひとつの大きな能力なんだよ。
解説より歴史みたいな部分が長かった。もっと実践的なものを読みたい。

悪く言えば先送り。積極的保留。
すぐ解決できるのが善、優秀ではないと認識することが大事。

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2026年02月27日

Posted by ブクログ

医療従事者です。現場では正しい答えを導き出すこと=ポジティブ・ケイパビリティが求められているシーンが大半ですし、それが得意な人が評価されやすいという側面があります。また仕事でそういった能力が必要であるため、私生活でもだんだんと不確実性に耐えられなくなり、余裕がなくなっていたと反省しました。
自分のネガティブ・ケイパビリティを高めるにはどうしたらよいのか、についてはあまり触れられていなかったように思いますが、自分にとってはとても大切な価値観を知ることができた一冊でした。

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2026年02月11日

Posted by ブクログ

【353冊目】答えの出ない事態に耐える力のことを言うようです。

 本書の中では色んな事例を出して説明してくださるのですが、私なりの解釈は、

"拙速に「答え」に見えるものに飛びついて引き換えに安心を得るのではなく、「こういうこともある」と鷹揚にかまえてことの成り行きを受け入れるチカラ"

なのかなぁ?と思いました。

 ただし、正直な感想は「なんだかよく分からん」でした笑。というのも、イヌの散歩やら、海外の作家やら、源氏物語の話やら、果てはドイツのメルケル元首相やトランプ大統領の話まで、話題が多岐に及んでしまっているのです。それぞれに絡めてネガティヴ・ケイパビリティが論じられているのですが、ちょっと強引な印象が拭えませんでした。単に筆者が書きたいことを書いて、無理矢理ネガティヴ・ケイパビリティと結びつけているような…
 学術的に深掘りされている概念ではなく、また、広く知られた一般的な考えでもないので議論が浅く広くなるのは仕方がないのかもしれません。
 ただ、そうだとしたら、筆者の専門領域である精神医学の話題に集中して深掘りしてほしかったなと思います。実際、精神科の臨床事例を複数並べた数ページは、「確かにすぐにできる解決方法がない。こういう状況を乗り越えるためにはネガティヴ・ケイパビリティが必要だ」と思わせる説得力がありました。なので、こうした説明を多くすることで読者自身にもっとネガティヴ・ケイパビリティの概念を定着させることができたのではないでしょうか?基礎を固めずに応用の話をされてしまっているように感じてしまいました。

 全体のテーマとの関連では分かりづらさを感じるものの、ひとつひとつの文章はとても読みやすく、さすが医師で作家の方が筆者だなぁと感嘆するばかりでした。入試問題に本書の文章が使われているというのも納得。


 色々と書きましたが、「そんなに焦るな。あるがまま受け入れて、気長に待ちな。なんとかなるから。」という本書のメッセージは、とても素敵だと思います。
 また、そういう姿勢は「人格」の問題ではなく、「能力=ケイパビリティ」なんだよ!と言われると、なんだか自分にも出来そうな気がしてきませんか?笑
 生まれつきの性格の悪さはなかなか治りませんが笑、逆上がりや計算のような能力であれば訓練で身につけられそうな気になってきます。

 とかく成果とスピードを求められる時代で、中間管理職をやっているとそれも仕方がないよなぁと思いつつ、「のんびり、じっくり、どっしり、ふんわり」こそが生きるために必要だという本書のメッセージに励まされる人はたくさんいると思います。

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2026年02月05日

Posted by ブクログ

答えのでない事態に耐える力。
ネガティヴ・ケイパビリティ。
何か起きた時に、曖昧な状態でい続けることはたぶんに辛いことだと思うから、はやく解決しようとするし、解決しないなら考えるのをやめてしまうかもしれない。
この概念を知ったとて、実践できるかどうかは別だが、知ってると知らないではきっと、違うだろうなと思う。

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2026年01月10日

Posted by ブクログ

ネガティブ・ケイパビリティについて知りたくて読んだ。
結果のみを急いで求めず、その過程や待ちの姿勢も大切と感じた。急がず、焦らず、耐える大切さ。
また、この本がいろいろな大学の入試問題に使われているらしい。

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2025年12月08日

Posted by ブクログ

前半、歴史的な話が難しくて退屈

後半、具体的なエピソードを交えて書いてある
考え方の参考になるし興味深い

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2025年09月10日

Posted by ブクログ

ネガティヴ ケイパピリディとは、「事実や理由をせっかちに求めず、不確実さ、懐疑の中にいられる能力」です。
この本では、そのネガティヴケイパピリディの発見、利用シーンについて書かれてます。
ネガティヴケイパピリディの発見者の詩人キーツは、シェイクスピアにはその能力が備わっていたと言っていた。なるほど、あの結論がはっきりしない感じは、まさにネガティヴケイパピリディが成せることなのかもしれない。村上春樹の作品にも似たものを感じる。

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2025年08月26日

Posted by ブクログ

うーん、もう少し実践的な話だったり、心の持ちようだったりを期待して読み始めたのですが。
ネガティブケイパビリティを歴史に合わせて説明してくれているのですがそれだとちょっと身近には感じず。
ただ、小説家でもある作者さんがどんな方なのか少し知れたので他の作品も読んでみたくはなりました。

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2025年08月21日

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