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Posted by ブクログ
恋人を交通事故で亡くした女性が、死んだ恋人の子供を身ごもる為に、ブラジルの高級病院へ旅立つことに。何やら胡散臭さがプンプンするところを、同乗の飛行機で友人になった同じような境遇の韓国人女性、日本語で意志疎通できる日系二世の産婦人科医達が手を組んで陰謀が見えてくる・・・、
全700ページという大作で、ブラジルというお国柄、風土、食べ物、、、といったあたり、自分も含めて一般人にはほとんど知られていないであろう情報も満載。このあたりをじっくり楽しむのか、ストーリーには関係無しとして読み飛ばしてしまうかで、評点の分かれるところ。
陰謀の内容については、巻半ばあたりから、30年ほど前に読んだ、アイラ・レヴィンの「ブラジルから来た少年」を思い起こして、最後には、やはりなぁ・・・の感でした。
ちなみに、この初版本(定価1200円、カバー、帯あり、ほとんどキズなし)はまだ所有していますが、現在の中古品価格は ¥2,000 コレクター商品価格 ¥7,980 だそうです(誰か買ってくれぇ!)。
(2010/11/9)
Posted by ブクログ
最愛の恋人を事故で亡くし、悲しみに包まれていた舞子。
かつて二人で訪れたことのある山を再度訪ねた際に偶然出会った老僧に、亡くなった恋人との子供を授かることが出来ると持ちかけられた。
それはブラジルにある病院で叶えられると聞き、迷わず向かう。
そこで、同じ境遇の韓国人の寛順と出会い、二人は固い絆で結ばれていく。
そして、そこでは亡くなった恋人に会え、彼の子供を身籠れるという幸せな日々を送れるはずだった。
しかし、そんな日々は長くは続かなかった。
ブラジル行きに隠された恐ろしい秘密と大切な友人との日々が少しずつ崩壊していく。
最初から何か胡散臭いと思っていたことが、明らかになっていく過程はハラハラの連続だった。
2019.9.11
Posted by ブクログ
作家が医師というのはよくあるようで、お医者さんって物書きになりたかった人が多いのかしら。
遺伝子医学がまだそれほど進んでいない時に書かれた作品にも拘らず、なかなか真実に沿った仕上げになっている。恋人を事故で亡くした女性に恋人の子供を生ませてあげようと誘って集める。最愛の人を亡くして悲しみに理性が曇っていても、夢心地で会った彼が実在する肉体として妊娠を可能にするかどうか、薬を飲まされたわけではないのに考えないところ。そして夢見心地ではない医師のほうは、支給された冷凍精子がその恋人のものと疑わない。今時ごく一般の男性が特に主義も理由も宗教もないのに、精子を保存するとお思いか?この2点がどうも説得力に欠けるところ。皆の目を覚まさせるきっかけとなる女性(同じ理由で来院し、妊娠中)の死、胎児が奇形だったので、遺伝性の病気を研究するために女性を集めているのかと思いきや、実はネオナチの話だった。現実でもユーゲントのメンバーだった今は老人となった子供たちはノーチェックなのだろうか。恋人を事故を装って殺すところまで計画するのはちょっと不思議だった。彼女たちにヒトラー2世の母としてどのようなクォリティがあったのだろうか。
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