帚木蓬生のレビュー一覧
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『老活の愉しみ』は、老後を「守り」に入って過ごすのではなく、動き、働き、関わり続けることこそが健康寿命を延ばすという一貫したメッセージを、医師としての知見と豊富な具体例で示した一冊である。著者の**帚木蓬生**は、超高齢化社会の現実として、医療費の増大や要介護・認知症の増加を冷静に見据えつつ、個人が取るべき実践的な指針を提示している。
印象的なのは、「精神的不調は身を忙しくして直す」「脳も筋肉も使わなければ衰える」という考え方だ。ロコモティブシンドロームやサルコペニアへの対策としての運動、歯や咀嚼の重要性、睡眠や食事の基本を丁寧に積み重ねながら、最終的には人とのつながりと知的活動の継続が、認 -
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工事が始まった。反対派の村々も公儀が決めたとあっては従うほかない。その上工事の費用は全部5庄屋が捻出すると決まっており、何かあった場合には5庄屋が命をかけるとまでいうのだ。庄屋の処刑台となる磔台も5つ設置された。
筑後川には石を籠にいれて沈めて堰をつくり、川を掘削する。周囲の台地に水を二方向に巡らせ、田畑を潤す予定である。村々は活気づき、労務に励む人々が笑顔に包まれるようになった。2ヶ月の工期しかない。裏を返せばすぐに水の恵みを享受できるのだ。反対派の村々も村人たちが活気づくのを感じて、皆でお金を出し合い150両ものお金を5庄屋に届けてきた。わだかまりはなくなった。そこに、死人がでる。鰻を取 -
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慶長13年、家康は全国の外様にイエズス教徒取締りを命じる。慶長16年、毛利家でも修道士処刑、松浦唐津肥後でも弾圧開始。一方で上秋月や柳川に教会が建つ。
慶長17年3月、切支丹禁教令。小倉中津博多甘木の教会閉鎖。天領で弾圧開始。慶長19年10月高山右近マニラ追放。
元和7年、領主が替わり取締りが厳しくなる。
寛永元年、中原ジュリアン神父来訪。各地での殉教の様子を語り、各地で弾圧による逃散も起こっている旨話す。
寛永7年、信徒ではないという証文および血判提出。
寛永8年、道蔵磔刑。
一般人はあまり死なないけれど、ペドロ岐部神父や中浦ジュリアン神父など神職の人たちはほぼほぼ処刑されてしまう。
寛文 -
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あけましておめでとうございます。
お正月に長崎に行って大浦天主堂を見てきました。26聖人の碑は怖いから見てきませんでした。というよりこの頃のキリスト教のあり方には明確な反発があります。というわけで読まざるを得ない守教。上巻から。
永禄12年。大友宗麟より毛利との戦で足を怪我して使い物になくなった一万田右衛門は、高橋の村の庄屋を任される。彼の息子はキリスト教の孤児院で育った子で大友宗麟の斡旋で養子に来た子だ。名を米助というが、元服名久米蔵をいただく。
大友宗麟の一万田にかける思いは、「小さなイエズス教の王国を築いてほしい」ということだった。農民も庄屋たちも妻も子も小作人もこぞって洗礼を受け、 -
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ネガティブケイパビリティという
すぐには解決できなくても
なんとか持ちこたえていける能力。
これは本当に大切な力だなぁと
よく理解できました
本の中では
このネガティブケイパビリティの力が
高い方々として
ジョン・キーツ
シェイクスピア
紫式部
といった歴史上の方々が紹介されているのですが
勉強不足の私は彼らのお名前は存じ上げているものの、その作品についてはあまり知らず…
それらを著者さんがわかりやすく
作品内容の紹介もしてくれていたり
その方の生涯も少し紹介してくださっているので
1冊を読んだというよりも
途中、「私、今、3冊くらい読んだ?」
…と、まるで各著書を読んだ気持ちになり -
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ケイパビリティというか、キャパビリティっていうと理解しやすい、
ネガティブに対する許容量って感じでしょうか。
著者は患者の話を聞くたび、してあげられることがない、という思いがあった。
できることは、
目薬(見て話を聞いてあげること
日薬(時間経過で状態が良くなることに期待する
ぐらいとのこと。
答えを決めずに、考え続ける、受け止め続ける、
哲学的な考えでもある。
メディシンマン
- 占い師と病魔退治の祈祷師
「精神療法科は医学教育を受けているものも、そうでいないものも、伝統的占い師の継承者と見なすことができる」
「現代精神医学の勝利は薬理の領域内のみである。社会的境遇の面では、伝統的治療 -
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仕事上で、外的要因によって業務内容が変化し、不安や億劫さを感じていたときに、その対処のヒントを得ようと思い本書を手に取った。しかし、読み進めるうちに、本書が扱うネガティブケイパビリティは、仕事に限らず、もっと広い人間の在り方に関わる概念であることを知った。
この言葉自体は以前から聞いたことがあったが、原典は詩人キーツが詩作の苦しみの中から生み出したものであり、その170年後に精神分析医ビオンが医学的観点から再評価した概念であることを知り、背景の深さに驚いた。また、著者である精神科医が語る臨床現場や終末期医療における「答えの出ない事態」に直面する実例は、ネガティブケイパビリティの必要性を実感さ -
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ネガティヴケイパビリティとは、容易に答えの出ない事態に耐えうる脳力。キーツが発見をし、精神科医のビオンが再発見し、発展させた。
教育や医療の現場ではポジティブケイパビリティ、つまり即時の問題解決能力が求められ、この事象はわたしの生活でも同じ。実際小学校中学校でも、質問と問いが二項対立にあり、その速度を求められる。またビジネスも同じように事象に対して、過去の経験やフレームワークから解決策を落とし込むことが推奨される。前提として、ビジネスは提供できるサービスの幅や品質などに制限があるため、すべての目の前の患者、目の前の人へ向き合い、一人一人に目を向け耳を貸すことは不可能は部分もあるかもしれないが -
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めちゃくちゃ好きな系統の本だった。哀しくて温かい群像劇にはこのまま終わらないで欲しいと思ったし、最後の法廷での「退院したよ!」に胸熱だったし、いつかまた読み返してチュウさんや秀丸さん、昭八ちゃんに会いたいと思ったので、文句なく星5つ!
クロちゃんの自死の心理が丁寧な描写で描かれていたのが、秀丸さんが事件を起こすための心理経過の伏線描写になっていたりして、前半の「病棟の日常風景」が組み上げられて後半のドラマにクローズアップされていく感じ。良かった。
戦時中の話も絡む時代性や、九州の言葉がガッツリ出てくる地域性なんかもとても味わい深い。
この精神病院での何十年にも及ぶ生活を送る人々のコミュニテ -
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Audible !!
25年振りの再読!
当時の記憶は重めだけど良い話しだったな〜程度でした。読み返してみて、、うん、重いけど良い話しだった!成長してね〜(-_-;
◆2行概要
精神科病棟のお話で、一人一人の生い立ちをとても丁寧に描写されていました。
◆感想
精神病患者は何をするか分からない危ない人にみられがちってのは昔から言われていることだけど、今でもだな〜って感じました。
穏やかな人もいれば、怒りやすい人もいる。そんな当たり前のことに気づけない。
そんな社会だから一時的に休む場所のはずが、ずっといすわってしまう人も多いのかなと。
ただ、病院に限らず、皆んな何かしらのコミュニティに属