ヒトラーの防具(上)

ヒトラーの防具(上)

869円 (税込)

4pt

東西の壁が崩壊したベルリンで、日本の剣道の防具が発見された。「贈ヒトラー閣下」と日本語で書かれ、日本からナチスドイツに贈られたものだという。この意外な贈り物は、国家と戦争に翻弄されたひとりの男の数奇な人生を物語っていた――。1938年、ベルリン駐在武官補佐官となった日独混血の青年、香田光彦がドイツで見たものとは、いったい何だったのか? 『総統の防具』改題。

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ヒトラーの防具 のシリーズ作品

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  • ヒトラーの防具(上)
    869円 (税込)
    東西の壁が崩壊したベルリンで、日本の剣道の防具が発見された。「贈ヒトラー閣下」と日本語で書かれ、日本からナチスドイツに贈られたものだという。この意外な贈り物は、国家と戦争に翻弄されたひとりの男の数奇な人生を物語っていた――。1938年、ベルリン駐在武官補佐官となった日独混血の青年、香田光彦がドイツで見たものとは、いったい何だったのか? 『総統の防具』改題。
  • ヒトラーの防具(下)
    869円 (税込)
    父の国であるドイツの現実に、次第に幻滅を覚えてゆく香田。ついに成立した日独伊三国軍事同盟も、彼の思い描いた祖国の進路ではなかった。迫害に怯えるユダヤ人女性・ヒルデとの生活にささやかな幸福を見いだしたのも束の間、居合術をヒトラーの前で披露する機会を与えられたことをきっかけに、香田の運命は大きく狂いはじめた……。清冽なヒューマニズムで貫かれた大作ロマン。※『総統の防具』改題。

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ヒトラーの防具(上) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年11月12日

    居合いの剣でヒトラーを魅了し、護衛に選ばれた日独混血の駐在武官補佐官。だが、祖国・日本は、そしてもう一つの祖国・ドイツは彼の思いとは別の道を歩んでいた。第二次大戦下のドイツを舞台に描く、ヒューマン・サスペンス。

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    Posted by ブクログ 2017年05月07日

    理性の眠りが怪物を育てる、第二次世界大戦のドイツを舞台に期待を裏切らない一冊。歴史と事実は違うからこそ、魅せられる。

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    Posted by ブクログ 2014年03月22日

    ドイツ物だからなぁ・・・私の採点は甘い!だなんて思わないでくださいまし~。
    本当に感動しました! 上・下巻に分かれているものの、あっという間に読むことができますよん。
    戦争中のドイツの残虐な行為についても書かれていますし、それに対抗しようとしていたアンダーグラウンド組織のこともでてきます。もう涙・涙...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2011年10月10日

    昔剣道をやっていたことがあり、表紙の剣道防具の絵にひかれて購入した本。
    第2次世界大戦中のドイツで、日独混血の青年、香田光彦の、誇りを失わない力強い生き方に感動した。
    戦争の愚かしさというものを改めて考えさせられた。

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    Posted by ブクログ 2010年04月06日

    ベルリンの描写が素晴らしい。
    ヒトラーという狂気の持ち主に翻弄されてしまったドイツ国民と
    ベルリンという悲劇の都市、そして
    誇り高く生きた日本人武官。
    歴史の波に流されつつも、自らを貫き通した人々を讃える、
    壮大な叙事詩である。
    感服しました。

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    Posted by ブクログ 2009年10月23日

    ドイツ物だからなぁ・・・私の採点は甘い!だなんて思わないでくださいまし~。本当に感動しました! 上・下巻に分かれているものの、あっという間に読むことができますよん。
    戦争中のドイツの残虐な行為についても書かれていますし、それに対抗しようとしていたアンダーグラウンド組織のこともでてきます。もう涙・涙で...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    ドイツ物だからなぁ・・・manaの採点は甘い!だなんて思わないでくださいまし〜。本当に感動しました! 上・下巻に分かれているものの、あっという間に読むことができますよん。戦争中のドイツの残虐な行為についても書かれていますし、それに対抗しようとしていたアンダーグラウンド組織のこともでてきます。もう涙・...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年05月07日

    私の、初めての、帚木蓬生。
    二次大戦中のドイツが舞台。
    帚木蓬生の、歴史小説のなかでは、私的1番かも。

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    Posted by ブクログ 2017年11月16日

    作品中にも出る「正義は弱者にある」そういう視点から書かれた小説です。
    相変わらず帚木さんらしい抑えたれた丁寧な文体で、ナチスによる迫害や戦争の悲惨さが次々と冷静に語られていきます。声高でも押し付けでもないヒューマニズムです。
    近年発見された日記という形式で語られるのも、リアリティを生み出すのに成...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年10月01日

     妻の薦めで読んだ。1938年,ベルリンに赴任した日本陸軍大尉の目から見た,戦争の一部始終。主人公は日独混血の青年。ヒトラーや大島浩をはじめとする日独の高官や一般の市民だけでなく,ユダヤ人・精神病患者等とのかかわりも深く,小説を通してナチスドイツの戦争を多面的に辿っていくことができる。
     上巻は,三...続きを読む

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