帚木蓬生のレビュー一覧

  • 香子(三) 紫式部物語

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    源氏物語のあらすじは、おおかた頭に入っているので、巻ごとの合間に挿入された紫式部のつぶやき、思いを感じとれてとても楽しいです。

    紫式部物語なので、当然といえば、当然なのですが。実際はどうばのか、想像することもできるし、大河ドラマも見ているので、時代を超えて思いを馳せられるっていいです。

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    2024年09月28日
  • 生きる力 森田正馬の15の提言

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    改めて森田療法のお勉強。以下メモ。
    ・見つめよ、逃げるな。
    ・悩みや心配は5分以上頭の中でこねくり回さない。
    ・ハラハラドキドキこそ平常心。寒がったり暑がったりするのと同じ。
    ・心の正直な動きの事実を認めない時必ず起こってくるのが「ねばならない」⇒「はからい」「思想の矛盾」
    ・解決方法は「あるがまま」⇒いろいろ生じてくる不安を起こらないように工夫したり克服しようと努力はせず「あるがまま」に放置する。
    ・ハマった時の脱出方法
    ①身近な日常の継続⇒「外相整えば内相自ずから熟す」
    ②身体を動かす⇒これは実感として効く。悩んだら酒より筋トレ

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    2024年09月08日
  • 国銅(下)

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    この本を読んでから奈良時代が気になって仕方がない。
    改めてすごく影響を受けたことに気づき、⭐︎5へ変更。
    ーーー
    源氏物語のことを調べていて帚木蓬生さんを知り、ネガティブケイパビリティという考え方も気になっていたので興味を持った。
    書かれてるジャンルは精神科医としてのものからく小説だけでも色々あるようで、直感でこちらを選択。

    奈良の大仏を作る人足(肉体労働者)の話。
    歴史小説、にしては古すぎて文献などはほとんど残ってないだろうから、ほぼ創作だと思われる。
    が、本当にこんなだったんだろうなというリアリティがあり、エンタメとして読みやすくて上下ともどんどん読み進められた。
    とても面白く、他のもの

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    2024年08月26日
  • 白い夏の墓標

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    ネタバレ

    黒田という人間が尊く、その生に魅せられました。

    本書には、細菌学全般の知識を全く持ち合わせずとも、そのテーマの中で描かれるキャラクターの心理描写や人間ドラマが数々あり、思わず涙するシーンもありました。

    その主な要素となるのは、やはり本書の主人公である黒田武彦です。
    恐らく、誰もが彼の光の当たらない暗い闇の中で生きる様に共感をした場面が少なからずあったのではないでしょうか。
    彼の生はあまりにもリアルで酷いものでしたが、私はそこから生まれる黒田の人間らしさに共感し、より彼を好きになりました。

    本書の狂言まわしである佐伯も語っていましたが、黒田には、いわゆる「知らない方が幸せ」とされる世の中の

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    2024年08月22日
  • 国銅(下)

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    20年ぶりに再読。帚木蓬生さんの小説の根底に流れるものは「優しさ」だと思う。
    奈良登の黒虫や吹屋頭、都の池万呂や島万呂や二見。何度もその優しさに涙する。
    何年後かにまた読もう。

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    2024年07月30日
  • 香子(一) 紫式部物語

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    大河ドラマの描かれ方との違いを比較しながら読め、楽しかった。

    源氏物語の下地には、紫式部の漢籍の素養があり、本当に偉大な文学なのだなぁ。

    漢詩が多く出てきていて、一度で理解するのは難しかったので、再読して味わえるようになりたい。

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    2024年07月22日
  • 三たびの海峡

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    広島や長崎の原爆での被害のことばかりが耳に入るが、日本も同じように侵略や強制労働を強いてきた歴史をなかったかのように振る舞う
    もちろん主人公も人としての道は外れているが、そういう時代であったとはいえ、こんな酷いことができるのかと言うくらい出てくる日本人は鬼畜だった。

    読み応えのある1冊。

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    2024年06月14日
  • 水神(上)

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    目の前を悠然と流れる筑後川。だが台地に住む百姓にその恵みは届かず、人力で愚直に汲み続けるしかない。助左衛門は歳月をかけて地形を足で確かめながら、この大河を堰止め、稲田の渇水に苦しむ村に水を分配する大工事を構想した。その案に、類似した事情を抱える四ヵ村の庄屋たちも同心する。彼ら五庄屋の悲願は、久留米藩と周囲の村々に容れられるのか。

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    2024年06月03日
  • 白い夏の墓標

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    この作家さんの話は専門的だけど好きなんです。今回もまるでコロナが以前から知っていたような感じをさせる物語であるともいえる。まぁ所々専門すぎて読み飛ばしたものはありますが(笑)

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    2024年06月03日
  • 三たびの海峡

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    耐えられない苦労の一言では表せない人生。
    時代に翻弄されながら、生き残って生きていくことの重さを感じさせられた。
    もう一度じっくりと読みたい。

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    2024年04月24日
  • 国銅(下)

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    広国 国人 『国銅』 
    主人公と本の題名が読み進むにつれて どうしてそういう名を付けたのかが繋がりました。

    漢詩において、おそらくこうだろうなと拡がる風景心情など、余韻に浸る素晴らしさを実感しました。漢詩 本当に良いですね。 

    色んな場面で考えてさせられる優れた本です。

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    2024年04月17日
  • 国銅(上)

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    長門の国から石を切り出し銅を造り都に運ぶ。
    大仏様をどうやって造りあげていったのか。
    詳しく描かれた工程を読みながらもっと知りたい事は検索しながら読みました。
    奈良の大仏様をこの本を読み終えてから、又この都を造りあげた関わった人々に対して参拝したいですね。感慨深い本です。

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    2024年04月16日
  • 閉鎖病棟

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    自分も精神疾患を持っていて、精神科のデイケアとか閉鎖病棟とか実際に訪れたことがあって、その時のことをさまざまと思い出した。何度も読みたい作品

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    2024年04月08日
  • 臓器農場

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    面白かった!!!
    いのちとはどこに宿るのか、深く考えさせられました。
    欠陥を持った藤野くんが、一番地に足を着けていて、だからこそ最後の言葉がとても印象に残りました。
    的場先生の手記がとても切なく、悲しかったです。

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    2024年03月09日
  • 三たびの海峡

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    騙されて強制連行された炭坑で辛く苦しい仕事をさせられていた。殴る蹴るは当たり前、亡くなっても何とも思わない日本人。そんな時代があったのかと苦々しい思いだ。
    やっと逃げ出し戦後愛する妻と韓国へ行くも敵対している両国。妻は父に連れて行かれ別れなければならなかった。
    辛かったねの一言では言い表せない大きな歴史があった。
    ドキュメンタリーのようでした。

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    2024年02月13日
  • 白い夏の墓標

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    「この本、本当に凄いぞ!!」の帯に衝動買い。45年前とは思えない現代的内容の医学ミステリー。

    アメリカで客死した学友の痕跡をおって行くうちに辿り着く細菌研究所。細菌兵器の研究に従事する医学者たち。逆立ちした科学。人体実験やウイルスなど、COVID19の出自を預言しているかのような内容。

    書店員のオススメのとおり大当たりでした。

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    2024年02月11日
  • インターセックス

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    サンビーチ病院に勤務することになった翔子。そこでは性同一性障害やインターセックスの患者達への治療が行われていた。翔子は絶望の淵にいた患者達のために奔走するが、岸川院長の周辺に不可解な変死が続いていると気づき…。

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    2023年11月12日
  • ヒトラーの防具(上)

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    居合いの剣でヒトラーを魅了し、護衛に選ばれた日独混血の駐在武官補佐官。だが、祖国・日本は、そしてもう一つの祖国・ドイツは彼の思いとは別の道を歩んでいた。第二次大戦下のドイツを舞台に描く、ヒューマン・サスペンス。

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    2023年11月12日
  • ヒトラーの防具(下)

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    居合いの剣でヒトラーを魅了し、護衛に選ばれた日独混血の駐在武官補佐官。だが、祖国・日本は、そしてもう一つの祖国・ドイツは彼の思いとは別の道を歩んでいた。第二次大戦下のドイツを舞台に描く、ヒューマン・サスペンス。

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    2023年11月12日
  • 三たびの海峡

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    一度目は戦時下の強制連行、二度目は愛する日本女性との祖国への旅。そして、戦後半世紀を経た今、私は三度目の海峡を越えねばならなかった…。“海峡”を渡り、強く成長する男の姿と、日韓史の深部を誠実に重ねて描く。

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    2023年11月12日