帚木蓬生のレビュー一覧

  • 逃亡(上)

    Posted by ブクログ

    憲兵視点での読み物は個人的には初めてなのでとても新鮮。戦争にはこういう側面もあるのかと。下巻に向けて逃亡も本格化しそうできたいたかまる。

    0
    2017年11月11日
  • 天に星 地に花 下

    Posted by ブクログ

    最高です。全編にわたり優しさに満ち溢れています。まさに慈愛です。
    庄十郎少年を優しく見守る父と母、鎮水先生とつる婆さん。そして立派な医師に成長した凌水先生の患者や子供達へのまなざし。九州訛りがより優しく感じられます。本当によかです。
    電車の中で読むと、涙で目が霞んで困ります。蓬生先生、素晴らしい小説をありがとうございました。凌山先生を主人公にした続編をぜひお願いします。

    0
    2017年06月29日
  • 水神(上)

    購入済み

    水神(上)

    江戸時代の百姓の生活環境が良く書かれていると感じました。

    0
    2017年06月17日
  • ヒトラーの防具(下)

    Posted by ブクログ

    ヒトラーの防具
    第二次大戦前に、ドイツを訪れた日本の剣道団体がヒトラー総統に剣道防具を贈呈するとこらから物語は始まる。側近に渡すことができればよいと考えていた贈呈団は、ヒトラー本人が表れて感激する。
    ドイツ駐在武官補佐である主人公の香田は日本陸軍中尉だが、折に触れヒトラーの関心を引く。一方で、香田自身はナチスドイツに対し、違和感を抱き続ける。それというのも、香田の周りには、両親、兄をはじめ、魅力的な人間が集まっており、やはりナチスドイツに違和感、あるいは反感を持っているからだ。通常の生活では明らかにすることができない各人の本心が、香田に対しては明らかにされていくところに、香田自身の魅力が表現さ

    0
    2017年06月11日
  • 天に星 地に花 下

    Posted by ブクログ

    享保十九(1734)年~天明三(1783)年
    医師としての技術とそれ以上の心持ち、思想を学び続ける庄十郎。独立を許され開業する。
    そして新たな増税。8歳以上一人につき払えという。裕福な者には大したことは無い。子だくさんの貧しい百姓には‥‥
    起こるべくして一揆は起きる。増税を言い出した藩は首謀者と庄屋、大庄屋を罰して事を治める。
    凌水と名乗りを変え医師として働く庄十郎は、家族の軋轢や百姓の窮状の中で自分の出来ることを少しずつでもしていく。
    彼の言葉で気に入ったのが「人生に大事なものは、はとははとははは」
    歯、母、はははと笑うこと。ホントだ、父が無いのが侘しいけどね (笑)

    0
    2017年05月31日
  • ヒトラーの防具(上)

    Posted by ブクログ

    理性の眠りが怪物を育てる、第二次世界大戦のドイツを舞台に期待を裏切らない一冊。歴史と事実は違うからこそ、魅せられる。

    0
    2017年05月07日
  • ギャンブル依存国家・日本~パチンコからはじまる精神疾患~

    Posted by ブクログ

    カジノ法案が成立してしまった状況で、この本を読んだので、日本の未来が心配だ。それにしても役人の天下りと癒着には呆れてしまう。タイトルとおりの本でとても参考になった。

    0
    2017年04月25日
  • 蠅の帝国―軍医たちの黙示録―

    Posted by ブクログ

    こんなに信頼できない『小説』があるとは。
    どう見ても『事実』、
    どう見ても『歴史』、
    どう見ても『人生』。

    0
    2017年03月16日
  • 安楽病棟

    Posted by ブクログ

    刊行されてから20年近く時間を経ているが、
    内容は色褪せないどころか、むしろ、切実になっている。

    いずれもモノローグで記述されており、読み始めは戸惑ったが、
    読み進むにつれ、全体像が掴めるようになり、
    その結末たるや、読者に大きな問いを投げかけるものである。

    高齢化してゆくのが自明である現代日本において、
    誰しもが考えるべきテーマだと思った。

    0
    2017年02月24日
  • 国銅(下)

    Posted by ブクログ

    久々にヒット!
    地味な主人公だけど、奈良時代の話が克明に描かれていてその時代が目に浮かんでくるようだ。
    箒木篷生って知らなかったけど、他の本も是非読んでみたい。

    0
    2016年11月27日
  • 国銅(上)

    Posted by ブクログ

    久々にヒット!
    地味な主人公だけど、奈良時代の話が克明に描かれていてその時代が目に浮かんでくるようだ。
    箒木篷生って知らなかったけど、他の本も是非読んでみたい。

    0
    2016年11月27日
  • 逃亡(下)

    Posted by ブクログ

    1945年8月15日、日本敗戦。国内外の日本人全ての運命が大きく変わろうとしていた―。香港で諜報活動に従事していた憲兵隊の守田軍曹は、戦後次第に反日感情を増す香港に身の危険を感じ、離隊を決意する。本名も身分も隠し、憲兵狩りに怯えつつ、命からがらの帰国。しかし彼を待っていたのは「戦犯」の烙印だった…。「国家と個人」を問う日本人必読の2000枚。柴田錬三郎賞受賞。

    0
    2016年10月06日
  • 逃亡(上)

    Posted by ブクログ

    1945年8月15日、日本敗戦。国内外の日本人全ての運命が大きく変わろうとしていた―。香港で諜報活動に従事していた憲兵隊の守田軍曹は、戦後次第に反日感情を増す香港に身の危険を感じ、離隊を決意する。本名も身分も隠し、憲兵狩りに怯えつつ、命からがらの帰国。しかし彼を待っていたのは「戦犯」の烙印だった…。「国家と個人」を問う日本人必読の2000枚。柴田錬三郎賞受賞。

    0
    2016年10月06日
  • 国銅(下)

    Posted by ブクログ

    東大寺盧舎那仏坐像造立に関わった仕丁の人生物語。「感動した!」・・・。行き切るとは如何なることか、自らの自堕落な生活が情けない。合掌?

    0
    2016年06月11日
  • 水神(上)

    Posted by ブクログ

    再読です。
    ややドロドロした本が続いたので、真っ直ぐな物語が読みたくなって。
    江戸時代、両側を川に挟まれながら台地ゆえに水が回らず、困窮する村々。そこの五人の庄屋が立ち上がり、私財をなげうって筑後川に堰を設けて村に水を引くまでの物語です。
    彼らの無私な熱意は藩を動かし、最初は反対をした他の庄屋や町の商人をも巻き込み突き進んでいきます。
    悪人が一人も出てこない、真っ直ぐな話です。真直ぐゆえに、ストーリーの曲折は少ないのですが、それを十分にカバーする力があります。
    でも、地図くらい付けて欲しかったなぁ。どうも水路の構造が理解できずに、話が見えなくなるところがありました。

    ============

    0
    2016年06月05日
  • 水神(下)

    Posted by ブクログ

    筑後川の流域にありながら高地なため水に恵まれない土地.久留米藩の財政も苦しい中.5庄屋が全財産と命までも投げ売って筑後川大石堰の工事に乗り出す.武士,農民.商人たちの協力のもと大事業は成し遂げられる.3度は泣ける.この物語に悪人は一人も出てこないのが読後感を良いものにしている.

    0
    2015年11月27日
  • 聖灰の暗号(下)

    Posted by ブクログ

    登場人物がフランス語(やらオキシタン語)やらで話しているせいなのか、著者の癖なのか、とにかく一文が長く、接続も多い。しかし、それが翻訳のような雰囲気を生んでおり、外国文学を読んだような後味がある。
    カタリ派から見た歴史も、あるひとつの見方にしか過ぎず、全てを肯定的にとらえてよいのかはわからないが、少なくとも人殺しに神の名を借りる者に、神を説く資格はない。どのような宗教であろうが、罪を犯したり他人を害したわけでなもないのに、特定の思想を持たなければ救わないような狭量な者は、神でなくただの王ではないか。

    0
    2015年11月17日
  • 風花病棟

    Posted by ブクログ

    2015/11/05
    NHKラジオである土曜日の朝に朗読された「かがやく」をきいて涙があふれ、サイトで帚木蓬生さんの作品だと知り本書を手にした。読み進めるのが惜しく一話読むたびに時間を置いた。ほんとうに良い本だった。

    0
    2015年11月05日
  • 安楽病棟

    Posted by ブクログ

    初めてこの人の本読んだけど、この人すごい!と思った。
    痴呆老人、介護士の客観目、安楽死。
    日本がこれから直面する問題であろう題材をミステリー仕立てに仕上げられている。

    最初の語りあたりは、正直気怠くて、ずっと最後まてこんな調子かなあ。。だったらこの本海外小説並みに分厚いし、途中で挫折しようかなと思ってたんだけど、途中からドンドン面白くなっていって引き込まれていった。

    直近未来に痴呆になる可能性がある親を持つ私には、小説の話だけとはいかず、かなり学びの感覚で読んでいった。

    それにしても、登場人物の看護士の着眼点は見事としかいいようがない。
    途中涙あり、笑いあり、驚きあり、で読み終わったらな

    0
    2015年09月04日
  • ギャンブル依存国家・日本~パチンコからはじまる精神疾患~

    Posted by ブクログ

    精神科医だけど、文学賞を受賞した作家でもあるらしく、文章が上手い。

    日本全国どこにでもあり、お手軽に行けるパチンコ・スロットマシーンなどの娯楽がいかに危険か、具体的な統計データや、最近の刑事事件などを引用しながら、論理的に説明していて、非常に説得力がある。

    パチンコ業界の利権に群がる警察の実態と、その利権から得られる莫大な金についても冷静に明晰に説明されている。

    日本の新聞やテレビは、パチンコ業界と警察の癒着を追及できない。
    なぜなら、パチンコ業界から莫大な広告収入を得ているから。

    記者クラブでの馴れ合いといい、広告スポンサーへの弱腰といい・・・。
    日本のマスメディアの腰抜けぶりは、想

    0
    2017年08月21日