帚木蓬生のレビュー一覧

  • 薔薇窓の闇 下

    Posted by ブクログ

    タイトルが「薔薇窓」であった旧バージョンを読みました。19世紀から20世紀にかけてのフランスで日本趣味のある精神科医師と、その周辺で起きる事件や人間模様を描いています。下巻はラストに向けて怒涛のたたみかけ。ハッピーエンドでほっとしました。医療ものかと思っていましたがそうではなく普通の小説でしたが面白かった。

    0
    2024年01月13日
  • エンブリオ 下

    Posted by ブクログ

    生殖医療はどこまで医学、科学が介入してよいものか。

    自分の邪魔をするものには容赦がない岸川には、恐怖さえ感じる。

    だが、いつか未来では本当に起こり得るような気がして興味深い。

    0
    2024年01月07日
  • 白い夏の墓標

    Posted by ブクログ

    最後の最後でそういうことか
    行ってよかった
    わかってよかった
    フォアに行きたくなった

    40年以上前に書かれた本作が現代のcovid19に大きく関わりがあるように思える

    昔から言われていたことが現実化。。?
    なわけないか

    0
    2024年01月06日
  • 生きる力 森田正馬の15の提言

    Posted by ブクログ

    「あるがまま」の大切さを改めて認識できた。 
    不安はあるものとして、日々のやるべきことを淡々とこなしていこう。
    何かに行き詰まったときは沈思黙考ではなく、手足を動かして突破口を見つけよう。
    生きていく上で、心に留めておきたい考え方がいくつもあった。

    0
    2024年01月02日
  • 臓器農場

    Posted by ブクログ

    ーー「母がよくききます。茂、赤ん坊のとき死んだほうが良かったか、それともこうやって生きているほうが良いかって」藤野茂はそこまで言って初めて表情を緩めた。「ぼくは、死んだほうがいいと思ったことは一度だってありません。頭が弱くても、毎日ケーブルカーに乗れるから、やっぱり生きていて良かった」(8)

    0
    2023年10月12日
  • エンブリオ 下

    Posted by ブクログ

    ーー手足を曲げ、身体の半分を占める大きな頭部を俯き加減にして身を縮めている。この姿勢を眼にするたび、岸川は祈りの形だと思う。いわばエンブリオは子宮の中にいる間、ずっと祈り続けているのだ。この世に無事に生まれ出ることをひたすら願っているのに違いない。(21)

    0
    2023年10月03日
  • 沙林 偽りの王国(下)(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    和歌山砒素カレー事件を題材にした『悲素』は18年に読んだ。本作も、語り手は九州大の沢井教授。冒頭は、『悲素』のサリン事件回想の場面とほぼ同じ展開。現実の事件を基にした物語とは言え、テーマが変わったからといって関連する場面を変えたりしない、作者の姿勢が見えた気がする。
    インチキ宗教に、高等教育を受けた優秀な人材が嵌まり込み、大量殺人を起こしたこと。その、状況的に真っ黒な、しかも前代未聞の凶悪犯罪を起こしたと思われる組織の広報担当が連日TVに出て、空疎な反論を吐き散らしたこと。それを視聴率が稼げるからとTV局が連日放送し、我々もそれを半ば面白がって見ていたこと。オウムも十分に異常な組織だったが、そ

    0
    2023年09月23日
  • 沙林 偽りの王国(上)(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    一連のオウム事件が起きたのは、高校生の時。上巻の大部分を占める第三章、地下鉄サリン事件発生~教祖逮捕の過程を読んで、当時の事を思い出した。

    0
    2023年09月19日
  • 聖灰の暗号(上)

    Posted by ブクログ

    2010初読
    2023/8再読
    〈十字軍〉はイスラム勢力と戦ったものだけでなく、ヨーロッパ内でも、“異端”と決め付けたカタリ派の迫害に関わったものもあったことを知った作品。一体、ローマ教皇庁は、過去の総括をしているのだろうか? 

    0
    2023年09月07日
  • 聖灰の暗号(下)

    Posted by ブクログ

    2010初読
    2023/8再読
    〈十字軍〉はイスラム勢力と戦ったものだけでなく、ヨーロッパ内でも、“異端”と決め付けたカタリ派の迫害に関わったものもあったことを知った作品。一体、ローマ教皇庁は、過去の総括をしているのだろうか? 

    0
    2023年09月03日
  • 天に星 地に花 下

    Posted by ブクログ

    幕府に翻弄される庄屋、圧政に苦しむ百姓、身命を賭して民を守る名君…。医師を志す大庄屋の次男・庄十郎が成長していく姿を通して、筑後平野に息づく、さまざまな人生の哀歓を描く。

    0
    2023年04月20日
  • 天に星 地に花 上

    Posted by ブクログ

    幕府に翻弄される庄屋、圧政に苦しむ百姓、身命を賭して民を守る名君…。医師を志す大庄屋の次男・庄十郎が成長していく姿を通して、筑後平野に息づく、さまざまな人生の哀歓を描く。

    0
    2023年04月20日
  • 閉鎖病棟

    Posted by ブクログ

    感想が難しいなぁ。
    患者が正確な描写なのかはわからない。
    描かれているのは閉鎖されてはいない病棟にいる人たちなんですよね。
    社会から一定隔離された人という意味では閉鎖空間なのかもだけど外に出る自由もあるので色々あっても割とマトモな人達が紡ぐ物語。
    マトモだと感じることを偏見が減るとなるかはわからない。語り視点の語る内容が狂っていては話として成立しませんもんね。
    だとすると『ドグラ・マグラ』みたいになるんじゃないななぁ。
    とかあるんですが、お話としてトータルの読後感は悪くありません。
    人の再起を応援したくなるいい作品です。

    0
    2024年02月21日
  • 水神(下)

    Posted by ブクログ

    江戸時代の筑後川治水工事の話の後編。難工事ではなく、一冬の間に堰渠は完成。順調に話が進むと思われたが、試験通水で戻り水が起こり、死者を出してしまう。しかし、菊竹源左衛門によって、五人の庄屋は救われた。いい話でした。

    0
    2022年11月16日
  • 水神(上)

    Posted by ブクログ

     大河・筑後川の流域でありながら、台地のために川の水の恩恵を受けられない貧しい村々。その中の五人の庄屋が、水路(堰と堰渠)を作るため立ち上がった。前編はここまで。

    0
    2022年11月10日
  • 受難

    Posted by ブクログ

    韓国、日本を舞台に個性的な人々が織り成す物語。登場人物が生き生きしていてつい読み込んでしまう。SFチックなサスペンス。

    0
    2022年09月29日
  • 国銅(上)

    Posted by ブクログ

    奈良の大仏を作るために全国から集められる人々。その中で長門から竿銅を作っていた国人がやがて奈良で大仏を作り懸命に生きる姿を描写する。
    習字や薬草についてなど探究しながらも長門に帰る日を夢見て。
    昔の建造物には奴隷のように働いた一人一人がいたんだ、東大寺の大仏見に行くぞ。古代の旅の風景も興味深い。

    0
    2022年12月13日
  • 臓器農場

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    的場医師も敵なのかな!?と最初は思っていたけど、本当に勇敢で素敵な人だった。疑ってすみません、、
    脳がなければ人権はないのか、という倫理的な問題を考えさせられる本。
    フィクション感が弱く、すごく面白かった。
    どんどん先を読みたくなる感じ。
    廃棄庫やリネン庫、研究室に忍び込んでいる時のドキドキ感が最高でした。

    0
    2022年09月08日
  • インターセックス

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    題名の通りの本。
    最後の方になるとミステリー要素が強くなってきて面白い。
    そこまでは、インターセックスや性同一性障害の方についてとても勉強になるし、色々と考えさせられました。
    ミステリーに関しては、殺人の動機が弱い、、??と少し思ったが面白かった。
    翔子が岸川に呼び出されて部屋で話してる時、どんな結末になるのだろう、、とすごく胸が踊りました。
    翔子の素性を最後に知って、驚きともに納得。

    その後のサンビーチ病院の話を読んでみたい。

    0
    2022年08月23日
  • 風花病棟

    Posted by ブクログ

    十編を収めた短編集。
    いずれも老若男女の「良医」が主人公・花が必ず登場するもので、どれもものすごく大きな起伏があるという話ではないけれど、なんだかじんわりよかったなと思わせられた。
    現役精神科医である作者によると、メディアなどで大きく名医だと取り沙汰される医者よりも、日の当たらないところに良医はいるのだと、それを伝えたかったのだと。
    たしかに作中に出てくる医師たちは、患者をよく見て、患者との関わりを常に模索している人たちが多かったな。
    1話目は個人的に導入が入りづらいなあと感じだけど、どの話も全体的にどこか印象に残る。
    あらすじには紹介されてない話だけど、藤籠、顔、アヒルおばさんという話が好き

    0
    2022年05月08日