帚木蓬生のレビュー一覧
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第二次大戦中のドイツを軍の駐在員の視点から描いた話。
実際にどんなことが起き、市民の生活はどうだったのか、という描写が生々しい。
総統の最後が少し迫力が足りないような気もするが全体的には読み応えがある。Posted by ブクログ -
宗教には関心がないがキリスト教も複雑な。勿論仏教もイスラム教も然りだが。外(全く異質のもの)に対しては一丸となり勝敗が明確だが内部抗争となると、止め処ない執拗さが継続する。会社という組織も同様だ。Posted by ブクログ
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「水神 下」
感動した!
無事に堰ができて水路に水が各村まで流れた時には感動しました!
今の私たちってこうやってなんでも人間の手で作り上げてきた昔の人たちの土台があってこそなんですね。
つくづく感心しました!
途中何度も危うい目に合うけど最後はハッピーエンドで本当に良かったです!Posted by ブクログ -
フランスの地名もわからないし、キリスト教やカタリ派もよくわからないので、冒頭部分は読むのがしんどかったが、パリを出る頃から加速して面白くなった。読んでいるうちに、フランスの情景や、カタリ派の苦しみが見えてくるようだ。
まだ、敵?の気配しか見えていないので、ここからどうなっていくのかが楽しみ。Posted by ブクログ -
医学の世界がリアルに書かれてて、お見事!の一言。派手に知識をひけらかす訳でなく、基礎がどっしりしていて、医学を学んだ者でも納得しながら読める。
なおかつ、故人を訪ねて死の謎を追っていくミステリーの要素もテンポよく進んでいく。最後の手紙で、エンターテイメントとして丸く収まったか?Posted by ブクログ -
ついこの間ノーベル賞が発表になり、日本人が受賞したことは喜ばしいニュースであるが、この作品はそのノーベル賞が背景の医療サスペンス。恩師の死因を探るため主人公は、疑惑の受賞者や関係者を訪ねて、ヨーロッパ各地を巡り歩く。疑惑追及の旅ではあるが、旅情豊かな景色の描写に、爽やかな読後感となっている。Posted by ブクログ
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那国時代から、漢の国を志向していた歴史と、通訳の家柄「あずみ」の交流を、邪馬台国時代まで俯瞰した物語。馬車や船の歴史や鉄の歴史について触れながら、卑弥呼のありようを丁寧に語った物語だと思った。通訳達の祖先からのつながりを「あずみ」と「3つの掟」で表現したところがうまいなと思った。Posted by ブクログ
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パチンコ・スロットはゲームであってギャンブルではないというのは無理があるだろう。宝くじがギャンブルと言われるとなんだかなぁ~と思わないこともない。
ギャンブル中毒患者がこんなにいるとは驚き。Posted by ブクログ -
ドイツでヒトラーに贈呈された剣道防具が発見された。贈与に関わった日本人武官を通して激動のドイツを描く。
題材は最高。文章力・表現力がどこか拙く残念。Posted by ブクログ -
『エンブリオ』の続編。『エンブリオ』を読んで以来、読みたいと思っていた本がやっと読めました。
続編だけど、単体で読んでも違和感なく読めそうです。
maleかfemaleに無理矢理分類させようとしない、というのは眼からウロコでした。Posted by ブクログ