帚木蓬生のレビュー一覧

  • アフリカの蹄

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    小説の中での「この国」とは南アフリカのことでしょう。あえて国名は明記していない。

    この国に心臓移植の外科医として留学した若き医師がアパルトヘイトに衝撃を受け、黒人たちと共に撤廃の活動をしていく様子を描いています。

    アパルトヘイトとはどんなものなのか、知識だけの理解が恥ずかしい。その知識も現実感がない。若いときに、十代にこのような世界を見ておく必要性がありますね。

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    2009年11月30日
  • 国銅(下)

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    華やかな奈良の都で、大仏造営に携わった国人が主人公の物語。

    銅の産出から、大仏造営と奈良時代の社会、風俗良く描かれていて大変興味深く読めた。

    大仏造営を底辺で支えた人々の営みが興味深かった。

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    2009年10月24日
  • ヒトラーの防具(上)

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    ドイツ物だからなぁ・・・私の採点は甘い!だなんて思わないでくださいまし~。本当に感動しました! 上・下巻に分かれているものの、あっという間に読むことができますよん。
    戦争中のドイツの残虐な行為についても書かれていますし、それに対抗しようとしていたアンダーグラウンド組織のこともでてきます。もう涙・涙ですよん。戦争の悲劇は人間を狂わせてしまうところですよね。日本国家を背負って駐在している主人公のヒューマニズムはだまってはいませんでした。しつこいですけど、満点をうなずいていただける作品だと思います。
    著者である帚木(ははきぎ)氏は元精神科のお医者様。初期の作品はお仕事柄か、精神医学ミステリが多かった

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    2009年10月23日
  • アフリカの瞳

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    これもウガンダで一気に読んだ一冊。
    アフリカをディープに読みたいなら、これ!!
    クライマックスも感動しますよ!

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    2009年10月23日
  • 国銅(上)

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    ならの大仏建立の物語です。
    銅を作り上げるまで。
    銅を流し込んで大仏にするまで。
    その過程を体験する一人の若者が苦役に耐えて成長する姿を描いています。
    人生でほんとうに大事なものは何か。

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    2009年10月07日
  • 国銅(上)

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    借本。
    著者の本はこれが初めて。
    仏像の造り方に携わる人の話が読みたくて。
    久々にいい本にめぐりあえた。

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    2012年12月29日
  • 千日紅の恋人

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    『閉鎖病棟』がすごく良かったから、
    帚木蓬生2冊目いってみました。



    こっちも… とっても良かった!
    シンプルな日常の物語なんだけれど、
    登場人物1人1人がすごく魅力的。

    父親の遺したアパート“扇荘”を管理している時子と、
    扇荘に暮らすちょっと変わった住民たち。
    ほんわりする恋の話。


    それは『閉鎖病棟』でもそうなんだけど、
    帚木蓬生さんは人をいきいきと描くのがうまいと思う。

    扇荘に暮らす人たちの描写はもちろん、
    時子と母親が通うカラオケ教室の生徒たち
    時子が働く特養ホームの同僚や高齢者たち
    みんなすごく温かい目で描かれていると思う。

    柏木のおじいちゃんのお葬式の場面がお気に入り。

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    2009年10月04日
  • アフリカの瞳

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    人間の傲慢は、知らない内に黒く広がっていくものなんだと思います。
    けど、それに立ち向かっている人もいる。
    見習えるとは思わないけど、尊敬します。

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    2009年10月04日
  • 安楽病棟

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    ハハキギって読むんだー
    「閉鎖病棟」でドはまりして、次に選んだ一冊です。今の自分にとても興味がある内容。

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    2009年10月04日
  • 受精

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    こんなことが実際あったら怖いよね、と云う感じでしょうか。現代というよりは近未来っぽいかなー…という印象を受けます。屹度、事実に気付かなければ主人公はそれはそれで幸せだったのではなかろーか。ストーリーは別として、こんな凄い医療施設があったらいいですよねぇ。

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    2009年10月04日
  • 国銅(上)

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     若い頃「師」と呼べるような人と出会えることは本当に幸せなことだと思う。
     この物語に出てくる主人公「国人」もそのような出会いを経て次第に成長していく。
     時には死者もでる程過酷な大仏建立の課役を務めつつ、様々な人との出会い、別れを乗り越えて「自分の仏」=アイデンティティを確立していく主人公の様子を、徐々に出来ていく大仏と平行させて描いている。
     「国人」が次第に魅力的な人間に成長していく過程を「景信」をはじめ様々な個性あふれる登場人物や、大仏建立作業はもちろん、その他にも当時の都の様子、食べ物等の細かい風俗描写を織り交ぜて描いており、全く飽きずに読み進めることができた。そして最後には本

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    2009年10月04日
  • エンブリオ 下

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    サンビーチ病院院長の岸川。不妊治療によって200人を超える自分の子供を
    人工授精児として作り出し一方では胎児を利用しつくす。
    中絶、不妊、移植、再生医療、における本質的問題を真正面から取り上げて科学の進歩と社会の変化についていけない政府の無策ぶりを鋭くつく。

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    2009年10月04日
  • 安楽病棟

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    痴呆病棟での介護の姿
    痴呆症状がよくわかる
    その病棟で相次ぐ患者の死
    香川先生の終末期医療の考え方
    こんな実験がほんとにあったら怖い・・

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    2009年10月04日
  • アフリカの瞳

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    知らなければいけない現実。
    見ようとしなければ見えない現実。
    それは、事実に裏付けられた物語だからこそ、力がある。
    病気で苦しむのも人間であるし、状況をさらに過酷にするのも人間。
    でも、希望を見いだすとすれば、それもまた人間の中にしかない。
    ペシミストでないかぎり、人は生き続けようとすることにこそ希望を見いだす。
    その希望から見放された人間、それがHIV感染ということなのだろうか。

    スケールが大きく、しっかりと練られた物語。
    山崎豊子を受け継ぐのは、この方なのだと思う。

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    2009年10月04日
  • エンブリオ 上

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    帚木さんの書く医療サスペンスが好き。本当に恐ろしいものは、悪意なんかじゃないというこを知った。岸川が行う行為は、自分の栄誉のためや金儲けのためじゃない。ただ岸川が持つものは、純粋な科学の追求。飽くなき好奇心。人間は、倫理という曖昧なものによって形作られてるって実感。それを失くした、というより持っていない岸川は、神か悪魔か。エンブリオを使った医療云々ももちろん面白かったけど、今回は岸川の人間性がまた興味深く、かなり印象深い作品になっている。岸川が行う数々の行為は倫理的にはもちろん、時に法律的にも問題を孕むけれど、彼が目指す医療の姿には考えさせることが多い。でも医療に関する法律は日々変わっているし

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    2009年10月09日
  • アフリカの瞳

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    「アフリカの蹄」続編。天然痘、アパルトヘイトからHIV、民族の自立へとテーマが以降。ラストがなんか都合良すぎるのは物語だからいいのか。現実もっと救いがないですし。国際援助とかエイズ問題とか、どう向き合って行くべきかをちゃんと語ってくれます。

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    2009年10月07日
  • アフリカの瞳

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    「アフリカの蹄」の続編。
    作者が本当の医師だけあって、医術に関連する表現が丁寧に書かれていることで、作品に重厚さを出している。
    前作がNHKでドラマ化されたので、ぜひともこちらもドラマ化してもらいたい。

    ラスト、バスの中で読んでいて号泣。

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    2009年10月04日
  • 国銅(上)

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    今ここで生きてることにありがとう!!と言う気分が無性にこみ上げるハナシでした(シラフで)。ラストの漢詩がもうね…

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    2009年10月04日
  • アフリカの蹄

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    これはNHKのドラマがやってるので読んでみたけど 
    人種差別もここまでくると地獄だよ 
    そこまで肌の色にこだわる精神はわかんないけど絶対、人種差別っていうものはどこの国にもあることだしのめり込めた 
    いや、この作品フィクションだけど 
    すっごい考えさせられた

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    2009年10月04日
  • 国銅(下)

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    棹銅を作り、都へ行き大仏を作った国人を初めとする奈良時代の人足の物語。もうほとんど語り手・国人と同じ視線で、朝から晩まで働き、山草木を愛で、字を覚え宇宙の広がりを感じてることが出来た。聖武天皇ではなく人足何十万人の労働で大仏は出来た。この小説を読まなければそう思うこともできなかったでしょう。

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    2009年10月04日